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Riders on the Storm

Posted by 高見鈴虫 on 31.2015 今日の格言
ここ数日、夢の様な真夏日の続いたニューヨーク。
日曜の午後になって雷雲が立ち込めたかと思うと、
いきなり土砂降りの雨が降り始めた。

という訳で雨の日曜日の午後。
読むともなしにまたじじ臭くも歴史物の小説を読み散らしていると、
ふと思うと犬の姿が見えない。

近年になって雷を怖がるようになった犬。
いつの間にか窓から最も遠い、玄関のドアの前で身体を丸めている。
その珍しくも情けない様に思わず苦笑していると、
そろそろと近寄って来た犬が身体をすり寄せて来ては、
さかんにへらへらと照れ笑いをしては、浅い呼吸を繰り返している。

とそんな時、ちょっと気になる記述を見つけた。

通常人間は、空が晴れていることを前提として生きているらしく、
よって、
歴史上の大番狂わせ、
桶狭間の戦い、関ヶ原、鳥羽伏見の戦い、
ほとんどが雨の日に起こっていると言う。

織田信長はその勝負に雨の日を選んでいたようだ。
つまりは、劣勢の中で、雨を利用したのだろう。

雨を利用する男。まさに嵐の使者である。

そう言えば、ガキの頃は台風が来る度に海に向かっては、
轟く雷鳴と荒れ狂う海の姿をいつまでも恍惚として眺めていたものだ。
摩天楼の空に走る稲妻を見ながら、
いつまでも雷の好きな男であらねばな、と思ってみたりする。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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