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現代の成功者達に共通する展望とは

Posted by 高見鈴虫 on 11.2015 日々之戯言(ヒビノタワゴト)
この連休中、ひょんなことからまたちょっとした集まりがあって、
その時代には世界中を震撼させたギタリストやら、
こないだまた世界的ミリオンセラーを当てたばかりの音楽プロデューサーやら、
ウォール街の悪辣弁護士やら、会社社長やら株屋やら、
ぶっちゃけフェラーリやらポルシェやらを普通に何台も持ってるような奴らとのBBQのに誘われた。

でいい加減酒が回って、昨日のメッツの試合、まったく酷かったよな、
あれがまあ、アメリカの現実だろうが、なんて話からいきなり自嘲的展開。

で、そう、現代の成功者に共通する意見。

明日の見えてる奴なんざ、どこにもいねえよ、ってことでさ、とのこと。

先がまったく予想できないっていうか、予想しようなんて気も更々ない。

ただただ、その日その日の細かい利幅で、
短期の金になりそうなものに飛びついてはすぐに売ってを繰り返すだけの、
まさにしろうとデイトレーダーのようなビジネススタイル。

ポリシーも、予想も理想もポリシーも展望も分析も好き嫌いさえもない。
金を右から左へ、動かしては利幅を稼ぐだけ、ただそれだけ。

しかもその売り買いがどんどん短期間になっている。
全てが全てその場しのぎの使い捨て、
あるいは、ボロい一発儲けばかりを狙うぼったくり商法に限りなく近くなっている。

それがアメリカという国の現実なのだそうだ。

音楽もそう、ビジネスもそう、金融もITも製造業も、
全てが全て、その日暮らし。

戦略も理想もないままに目先の小銭ばかりを追いかけた末に、
目の前に待ち受けているのが滝壺だったとしても誰にもなにも出来ないだろう、
ってのが当面の予想であって、その時?まあその時はその時だろ、と顔を合わせて苦笑い。

なんだよ、一見して業界の大物、
普段はブランド物のスーツにネクタイでこれ以上なく偉そうな面をしているであろうピラニアどもが、
実は一皮向けば、そのあたりの烏賊売りのテキ屋と大してかわらねえってのは、
まあいまに始まった話でもないんだろうがな。

ちゅうわけで、悪いことは言わねえよ。来年再来年のことを考えて、先を見ては、
今は苦労しても、将来の展望に賭ける、なんざ、やめとけやめとけ、とのこと。

今日掴める銭が全て。明日の夢なんて信じるだけ馬鹿を見るだけだぜ、と。

そんなもんかよ。

そう、そんなもんなんだよ、こそが現代を生きるキーワードであるらしい。

やれやれだなと。

ああやれやれ、食い過ぎたぜ。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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