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最近の音楽がなぜつまらないか、の究極的な解答を得た

Posted by 高見鈴虫 on 11.2015 音楽ねた

かつてのイケイケ野郎どもの集まった週末のBBQ、

だから、TPPがどうの、安全保障うんたらがどうの、
シリアのドンパチがどうの、中国株の暴落がどうの、
次期大統領選がどうの、
なんてことよりは、

やっぱ、そう、最近の音楽業界、どうなってんの?なんてことの方がずっと興味があるのは当然のこと。

という訳で、名うての辣腕プロデューサー氏なるものに、思わず心の底を明かしてみた。

なあ、プロデューサーのおっさん、マジ言って、なんで最近のTOP40、こんなつまらねえ曲ばかりなんだ?

そんなこと当然だろ、と大物プロデューサー氏。

つまりだ、時代がどうの、テクノロジーがどうの、と言ってるのは下っ端のアホ。
ポップミュージックなんてのにうつつを抜かす知恵足らずのガキどもの理屈は、
俺たちの頃とはなにも変わってないんだよ。

それがなにかと言えば、親の好みの逆を打つってことだ、と。

親の好みの逆を打つ?

そっ、それが俺のポリシー、と辣腕プロデューサー。

俺らだってそうだっただろ?
ガキが親を疎ましく思ってるってのは、どこの国でもどんな世代でも同じなんだよ。

で、つまり、そんな知恵足らずの浅知恵のガキどもは、
音楽性が云々やら、テクニックが云々やら、将来性がどうの、なんてそんなことは二の次三の次。

まずは、親の一番嫌う物を、これ見よがしにぶちまけるってのがすべてに優先すんだよ。

つまり?

そう、だから、俺達の世代が一番胸糞の悪くなるものこそが奴らの求めているもの。

つまり、徹底的に俺達の美意識の逆を打てばそれはそれなりに当たるってことだ。はははは。

って訳で、俺たちの世代って一体何だったんだ、と考えて見るに、

友愛、自由、平等、解放、抵抗、自意識、オリジナリティ、アイデア、冒険主義、奇抜な発想、クリエイティビティ、そして反商業主義。

そんなものを片っ端から鼻で笑って後ろ足で泥をぶっかけたものってのが、
つまりは、現代の文化な訳だろう、と。

なああああああんだああああ、そういうこと?

そう、端的に言ってそういうこと。判った?とウインク。

つまり、友愛も自由も平等も屁ともせず、冒険も抵抗もせず解放を求めず、
徹底的にオリジナリティに欠け、悲しいぐらいにアイデアがなく、
ヘドが出るぐらいなまでにクリエイティビティさのまるでないまま、
ただただ金銭的成功のみを追い求めるチープな音楽。

な?TOP40、もろに当てはまるだろ?

思わず目からウロコがボロボロ。

音楽に限らず、ガキはみんなそうさ、と言う辣腕プロデューサー。

つまり、俺たちの世代を、最も居心地の悪くさせる、むかっ腹を立たせるものってのをわざとやってるんだよ、あいつらは。
それだけ、と言っても過言ではないどころか、所詮はただそれだけに過ぎない、と思うと非常に判りやすい訳でさ。

とそんな俺達の横で、

いやあ、やっぱり、キース・リチャーズの自伝が、やら、中国株の動向の、から、
来年の大統領選の、やら、ISISとトヨタのコラボの、やら、
そんな話題に熱くなっている親父たちが、とことん馬鹿に思えても来たわけでさ。

うっし、どうせなら俺も逆を売ってやろうか、と、そんな気にさえさせられたのだが、
で、そんな醜悪なオヤジどもの逆を打つ為の現代のキーワードってのがなにかと言えば、

ぶっちゃけ、つまりは、反知性主義のマゾヒズムってことだろ?

学校にも行かずにドラッグきめて乱交セックスばっかり、なんて少女たちはまだまだ健全な方で、
少年たちはひたすらに自閉しては密室の中でひたすらに朽ち果てるってのが王道。
閉めきった部屋の中に篭りきってはチップスとキャンティーバーでぶくぶく太りながら、
夜も寝ないでセンズリとオンラインゲームに没頭しては、
自爆テロの犠牲者の飛び散った肉片に、おっと、かっちいなあ、とほくそ笑んでは、やれやれもっとやれー、と掲示板に書きこんで、なんてのが現代の美学、ということなんだろうな、とつくづく近寄りたくねえな、と思っていた。

という訳で、そう、いつの時代でも、知恵足らずのガキどもってのは、
まったくもってどうしようもない、ということだけは共通するらしいが、
そんな腐りきった当代の糞ガキどもの好む音楽?
そんなもの知りたくもねえよ、と吐き捨ててしまう、
ってのがまあ正しいオヤジのあり方、という気もする訳だ。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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