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どうです?生きていて楽しいですか?

Posted by 高見鈴虫 on 18.2016 嘗て知った結末


改めて、
人間、美味いものを食いたい、ってな欲望を、
端から諦めて単食系に徹してしまえば、
それほど金を必要としないのでは、と思う。

或いは、
オンナ、なんてのも、もうどうでもいいや、
俺は一生オナニーで十分、
ってことになってしまえば、
それほど社会の軋轢で鬩ぎ合う必要もなし。

そう、人間諦めが肝心。
贅沢は敵だ。大切なのは諦めること。
さああなたも諦めなさい、諦めることこそ美徳です、
なんて感じでまたあの馬鹿なマスゴミがさんざん囃し立てれば、
みんな割りと、そうだよね、あぁ、やめた、やめた、
とあっさり諦めてしまったり、
なんてことにもなるのかな。

食事と言えば毎度毎度上手くもないシリアル。
一日一本のペットボトルと、ベッドひとつだけの部屋。

来る日も来る日も同じことばかりをやらされても、
なんとなく、ぼーっとしていられるのは、
空調に乗せられた幸せホルモン、オキシトシンの効果か、
あるいは、このペットボトルにシャブかモルヒネでも入っているのか。

で、そう、諦めることだよ。全ての欲望を諦めてしまえば、
生きていくことはさほど辛くもなく、と同時に、
死んでしまう、こともそれほど大したことでもなくなる。








とまあそんなわけで、あらためて、
欲望こそは資本主義の原動力であり、
あるいは、快楽こそが富める者の特権。

欲望を煽り、まだ見ぬ快楽の幻想を増幅させることで、
なんとか体裁を保ってきたこの資本主義というペテンが、
ついになんとなく、飽き飽き、といううか、
化けの皮がぺろりと剥がれてしまって、
というのがいまの状況なのだろう。

遅れてきた共産主義者たちが
そんな古き良き資本主義の幻影に狂騒するする姿が、
つくづく馬鹿馬鹿しく思えてしまう通り過ぎた人々。

もうあんたたちにできることと言えば、
諦めること、それ以外にはないのだよ、
と言われている気がする今日このごろ。

がしかし、どれだけバカバカしいと思いながらも、
辞めるにやめられないこの生活という轍。

働けど働けど、給料はバカ高い家賃とそして税金にほとんど全てが消えてしまう訳で、
余ったなけなしの金で買える食料は、最早徹底的に保存料と人工甘味料漬け。
ただただ、生きるために働き、働くために生きさせられてる、ただそれだけ。

まるでそう、どこかの映画で観た、
身体中に管をくっつけられて養分を吸い取られるイモムシにでもなった気分だろ?

どうです?生きていて楽しいですか?

という訳で、そう、必然的にうつ病が大流行で、
医者に処方された抗鬱剤を飲んでいたら、すっかりバイポラ・ディスオーダー。
とそのうちに、痛み止めと騙されて処方されるのがなんとヘロインですっかりジャンキーさん。
で、その末路?
そう、死ぬことだよ。
つまりは、使い捨てにされただけ。棄民されただけの話だろうと。


さあ、みなさん、こんな世の中、いったい誰が望んでいるんですか?
と誰も言わないのは果たしてなぜなんだろう。



プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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