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ヴァージニア州のリッチモンドってところに

Posted by 高見鈴虫 on 06.2006 旅の言葉
やっほー!
先週末から出張で、
ヴァージニア州のリッチモンド
ってところに行ってたのでした。

と言いながら、
いまだにヴァージニア州がどこにあるのか、とか、
ぜんぜん知ったことじゃないんだけどね。

俺、ほら、飛行機乗った途端、
飛ばないうちから寝ちゃう人でさ。
で、いつも着いてからスッチーに揺り起こされる。
あ、くそ!また、機内食、食いそこねた、って。

で、気がつくといきなり、ここはどこだ?状態。
そうそう、リッチモンド、ヴァージニア・・・
どこだそれ、良く知らねえけど、まあいいか、
ってレンタカーで走り始めたら、
なんか山合いにある盆地の町。
山々と河に囲まれて紅葉が凄く綺麗でさ。
へえ、わりと綺麗じゃん、なんていまさら関心してた。











で、ヴァージニア。

タバコの産地だけあって、
どこに行っても徹底的にヤニの匂いがするのには辟易したけど、
でも、出会う人々もまるで今にも溶けそうにやさしい顔をしててさ、
枯葉舞う芝生に白い垣根とお菓子の家々。
ああ、ため息がでちゃうほど平和な田舎の風景。
老後はこんなところで釣りでもやって暮らしてもいいな、
とか、柄にもなく変なこと考えていたんだけど、
ふと見ると、
そんな道すがら、いたるところに変な教会が建っててさ。
まあアメリカの田舎なんてそんなもんか、と思ってたんだけど、
それがあんまり続くんで、だんだん気味悪くなってきた。
んだよ、ここは街中がジーザスフリークかって(笑
で、メルヘンチックな町並み・・
そう、この芝生、この清らかさ、教会?いやいや、墓場、でしょ。

前にも言ったけど、
おれ、宗教関係、だめなんだよねえ。
別に家が仏教徒だとか、昔、ジューの女に痛い目にあって、
なんてって訳じゃないんだけどさ、
なんか昔から、
宗教系のところに行くと必ず拒絶反応が起こっちゃう(笑

あのさあ、どうでもいいけど、今のアメリカ、
やっぱね、キリスト教、一色って感じ。
特にこの街、ブッシュの親衛隊で有名になった、
パトリックヘンリーの根拠地のあるところ、だったみたい(笑
下手するとまじ、ジーザスキャンプの世界。
恐いよな、アメリカの田舎。
この無知、この偏狭、この独善。
ジーザスだってよ、この時代に。
で、挙句にブッシュ・・かよ。
まったくなにを考えているのかアメリカ。
無知もここまでくると犯罪だな、
と、ここのところ癖になって久しい独り事をぶつぶつ。

あの笑顔で微笑まれながら、
魔女裁判でいきなり生き埋めにされたら、
ちょっとたまらないよな(爆

という訳で、
この世の天国、まじで気味悪かったよーん。

で、帰りついたNYC。
いきなりの大雑踏。
空港からのバスを降りた途端にムッとする排気ガス。
で、バックを持った途端に前から後ろからぶつかられて。
渋滞の交差点。クラクション。工事現場の電気ドリル。怒鳴り声。
ああ、いきなり魔女の鍋の底。
この世の地獄か、ミッドタウン42丁目。
で、挙句に、渋滞の間を巨大なWILSONのバック担いで
逆走ジグザク走行ですり抜けていく特攻ちゃりんこライダー・・・
あわや接触、とばかりに、馬鹿やろうと、振り返ると、
おっと、ハンスじゃねえか、って(笑
「おお、どうした、休みの日にジャケットなんが着てよ。
お前がまさか教会ってがらじゃねえだろうから、だったら葬式、か?」
「おお、出張でよ、今帰ってきたんだよ」
「どこに?って行っても、アメリカどこ行っても同じだからな。聞くだけ野暮か」
「そうそう。まったくだよ。どこに行ってもみやげもなにもあったもんじゃねえ」
と、話の途中で信号が変わって、
「じゃな、テニスコートで待ってるぜ」
「おいおい、冗談だろ?この寒さだぜ」
「寒い?いまさらそんなこと気にするタマかよ。じゃな、早く着替えて来いよ。待ってるぜ」
よりによって帰ったとたんにこれか・・・
と毒づきながら、
帰りついた途端に道端でばったりダチに会うなんて、
やっぱりちょっと嬉しいんだよな、これが。

で、部屋に荷物下ろした途端に腹が減って、
サンダルつっかけて近所のチャイニーズ。
いやあ、出張明けはこれに限るぜ、とホクホクと椅子に坐った途端、
いらっしゃい、どころか、
んだよ、また来たか、で、またワンタンメンかよ。たまには違うもの食ってみろ、
なんて嫌味な目つき。
うるせえ、人がなにを食おうが勝手だろう、
と思いながらやっぱり広東風ワンタンメン。
食ってみると、うーん、やたらと美味い。
ああ、これだけはやめられない、と。

ということで、ニューヨーク。
帰り着いたとたんに、いきなりのどぶねずみ感覚。
ああ、俺はこの街のドサクサが本当に心地良いんだな、と(笑
やっぱ、俺、天国には住めないな、と。

なんかさ、
清麗なクリスチャンの方々の祈りに当てられた(或いは呪われた?)のか、
NYCに帰ってから大風邪引きました。

そう言えばリッチモンドの安ホテル。
夜更けに濡れた棺おけの中で寝ている夢を見て、
目を覚ました途端にくしゃみ連続20回。
ハーレーみたいな音立てるヒータがうるさくて、
消して寝たんだけど、おいおいいきなり凍死寸前だったなあ、と。

で、ラーメン食ったあと、
テニスに行こうと着替えたんだけど、
なんか足がふらふらするなあ、とふと鏡見ると顔が真っ赤。
まあ、いいか、とちゃりんこ出そうとしたらいきなりふらり、と来て、
なんかおれ、熱があるみたいだな、とちょっと計ってみたら、
101度・・・?
これって、熱があるの?ないの?なんて、
おいおい、おまえアメリカ来て何年たってんなこと言ってるんだよ、って始末。
だって、風邪なんかほとんど引いたことないから判らないんだって!

と言うわけで、帰り着いたNYC。
外は快晴。で、テレビではシティマラソン。
今年もテニス仲間の何人かが走ってて、
応援に行ってやるはずだったのにな。
セントラルパークで待ってるぜ。
3時のコート予約しておくから遅れるなよ、なんてね(笑
あいつ、まさかマジに受けて、
今ごろテニスコートで待ってないだろうな・・・

と、さっきか熱に呆けてらうつらうつらしながら、
窓から青空が見えるたびにイライラしてしょうがなくてさ。
ずっとスポーツウエア着たままなんだけどさ、
くっそう、寝てる場合じゃねえ、と飛び起きた途端、
ぞぞぞぞっと寒気が襲ってくる。

実は昨日の夜から咳が止まらなくて、
で、朝起きた時には喉と言うより肺全体が痛くてさ。
んだよ、これって。これ風邪だよね?
あんまり風邪を引かないもんだから、
自分の身体がいったいどうなのかさっぱり判らないな。

まあね、
買ったきりで積み上げたままの古本も溜まってるし、
こういうこともたまにはいいか、と思いながら、
悔しいなあ、休日にテニスできないの。
晴れた日に家の中にいるのって、
物凄い屈辱感だよね。

メールで風邪が伝染する、って訳はないけどさ、
一人寝の秋の夜長、風邪など引かないようにね。

            ~遠方の友に宛てたメールより

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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