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そう言えば最近、メキシコの映画ばかり観ています

Posted by 高見鈴虫 on 09.2007 読書・映画ねた


そう言えば最近、メキシコの映画ばかり観ています。

NYの公立図書館、WEBサイトから観たい映画を選んでリクエストしておくと、
忘れた頃になって、取りに来てください、 ってなメールが届いてる(笑

こんな映画、借りたっけかな、と、不思議に思ってでかけていくと、
ああ、そうかそうか、と。まるでタイムマシーン。
この時間差が溜まらない、と。

で、このNY公立図書館、実はよく使ってる。
だってタダだしさ。
公立図書館でありながら、古今東西の本は言うに及ばず、
CDからDVDからフィルムのリール巻きまで、
割とへええ、こんなものまで、的な名作・珍作も取り揃えてる。
そう言うところ、割と、さすがNYCって感じがするよね。

と言うわけで、メキシコ映画のまいぶーむの話。
発端はと言えば、AMORES PERROS。
あの映画、封切りの劇場で見たときには、
あまりに圧倒されて、凄い、良かった、でも良く判らなかった、
ぐらいの感想しかなかったけど、
改めてDVDで見直すたびにどんどん好きになって割と中毒状態。
同じ監督の21Gとバベルがあまり好きではないぶん、
このAMORES PERROSがますます輝きを増す、っていう感じ。
で、同時に、そう、Y TU MAMA TAMBIEN、
これも良かったでしょ?って誰も知らないか(笑
うん、良かったんだよ。そう、良かったの。
で、うーん、似たようなメキシコの映画をどこで探そうかな、
と思っていたら、
なんてことはない、毎日前を通り過ぎているNY公立図書館に、
誰に借りられることもなく山になっていた、と(笑
やたー!金鉱発掘だっち。
なんてったってあの牛歩というよりはなめくじのように遅いNY公立図書館の回転が、
こと外国語映画に限って稲妻のような敏速な反応。
去年リリースと同時にリクエストした007カジノロワイヤルもパイカリ2も、
半年も待ってるのにまだ音沙汰もない、ってのに、
こと外国映画に限って、リクエストしたら次の週には届いている、と。
これは嬉しい!

と言うわけで、ここでこっそり
NY公立図書館でただで借りられるお勧めメキシコ映画特集だっち。
もし興味があったらNETFLEXで探してみてくださいね。

「POR LA LIBRE」



死んじまったお祖父(じい)さんの灰を海に撒いてやる為に、
犬猿の仲の従兄弟同士が珍道中をおっ広げるって話。
メキシコ的なユーモアとお色気にど深遠なペーソスが混じって、
本当に面白かった。


「AMR TE DUELE」



現代メキシコ版のロミオとジュリエットなんだけどさ、
なんか凄く見せるのよ。どうしてだろ。
単純なラブロマなんだけどね。役者が立ってるっていうか、
年甲斐もなく、思わず恋した気分になっちゃっうって感じ。
ああ、また観たくなってきた。

「LA LEY DE HORODES」



騙されて最果ての村の村長を押し付けられた善良なおっさんが、
法律と権力を逆手に取って大暴走、
ああ、これだから民主主義は立ち行かない、っていう悪い見本そのもの(爆。
こういうのをけろっと書いてしまうのがいかにもメキシコ的。天晴れって感じ。

で、横綱2つ、

「AMORES PERROS」



愛ってなんだか、あんた知ってる? 少年は犬ころ、愛するものさ、
という、昔懐かしいSKEN(!)に通じる題名。
AMORES=愛 PERROS=子犬、と描くとなんのことか判らないけど、
俺的には、犬=少年=男 の愛、同時に、犬コロを愛する少年の純な愛。
つまり、身勝手極まりない、一方通行ではた迷惑で救われることのない純愛。
その見果てぬ男の愛の不毛さを描いた、という不屈の名作、
ああ、身につまされるな、とついつい魅入ってしまう訳で、
俺的には、この作品、マルケスに匹敵する、と勝手に思ってる。



「Y TU MAMA TAMBIEN」



謎の人妻の誘いに乗って、ひょんなことから珍道中に引きずり込まれてしまった悪がき二人。
おかしな三角関係の中、狂おしいまでの欲望の彼方に見えてきた本当の姿とは、
なんて感じで、ちょっとって言うかモロにどエッチな内容なんだけど、これ実はお勧め。
そう、通常の健康優良不良少年時代を送ったあなたならきっと憶えがある筈(爆
ああ、あの時のあのひと、実はこういうことだったのか・・なんて(爆
遥か昔の甘酸っぱい青春の一コマを割と切実に反芻することができますよ。

なんてことをのたまっていたら、
メキシコ人の友達から、おまえ、まだまだ青いな、と、
次々と隠れたラテン映画の名作を教えてもらうことになっちゃって、
へえへえ、このブーム、まだまだ続きそうです。

と言うわけで、ラテンマニアの方々、情報お待ちしておりますです。


            ~遠方の友に宛てたメールより

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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