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バラック・オバマの就任式に子犬のしつけについて考えていました その1

Posted by 高見鈴虫 on 27.2009 アメリカ爺時事



先週のことにはなりますが、
バラック・オバマ氏の大統領就任式の日、
私が働くダウンタウン・ウォール街のエリアでも、
(よりによって)証券取引所前に設置された特設モニターの前に
沢山の人々が集まっていました。

折りからの大寒波、
シベリア日和の木枯らしの中に、
先日降った雪の名残りが舞い散る、
まさに冬のニューヨークの極寒の中、
全身を凍りつかせながらも満面の笑みを浮かべた人々。
食い入るように、あるいは、涙を浮かべて、
モニターを見つめていました。

平和への希望と人種を越えた団結、
新しい時代を担う者としての責任を、
失墜した米国の威信を取り戻す為に、

と、その言葉のひとつひとつに、
感動と共感に思わず涙を滲んできて、
鼻水をすすりながら力一杯の拍手をしながらも、
これからオバマ氏が、そして我々が越えて行かねばならない、
道のりの厳しさを思わず再認識。
と同時に、
それこそは前大統領・ジョージWブッシュ氏の人格、
及びその出鱈目な仕事に対する強烈な皮肉のようにも聞こえました。

という訳でこのジョージWブッシュ氏。

改めて、人間よりは、チンプ、
つまりは猿に並び称されることの方が多いような人でした。

ホワイトハウスに向かうその道からして、
このいかさま野郎と腐った卵をぶつけられ、
ホワイトハウスを出るその日まで、
これでも食らえと腐ったサンダルを投げつけられるなど、
罵倒の限りを尽くされた、
まさに最低最悪の糞大統領でした。

そう、あの猿ブッシュに比べれば、
誰が大統領になろうがあれよりも悪くはならないだろう、と。


で、そう、改めてジョージWブッシュです。

そういえば、先日、類人猿学者の書いた社会論での一説。

近年になり、世界の力の均衡が破れてから、
貧富の差ばかりが拡張されることになり、
これは端的に言って、
強者の強欲さの暴走ばかりが目につくことになったことに他ならず。

しかしながら、
人間の強欲がここ近年になっていきなり飛躍的に増大した、
なんてことは決して無い。
それは人間の強欲を発露させる機会が飛躍的に増大しただけ。
強欲さを派手に発露させるが為、ただそれだけの為に、
一握りの強者が、
貧者の受けるべき最低限の当然の権利さえも、
片っ端から食いつぶしてしまった、
その結果なのである。

強者にとって、それは自然の摂理に基づいた、さも当然の結果である。
つまりは、弱肉強食の競争理論をその根本とする資本主義が、
持てる力を全て使って、食えそうなものであれば一切合切、
例えそれが何であっても、誰のものであっても、
手を変え品を変え、盗んで騙して奪って、
そして何がなんでも食い尽くしてしまった結果。
強者にとってそれは、フェアな競争理論における勝負なのであるからして、
何が悪い!という訳なのである。

アメリカの美徳の一つであったフェアな資本主義の自由競争理論が、
強者のエゴばかりがキチガイじみた暴走を続けた結果、
ゲームの敗者である弱者は、ゲームに負けて悔し涙を流すどころか、
ミルクどころか一滴の飲み水さえも失って死んでゆくことになった。

そのような無茶苦茶な勝者のための自由競争理論を唱えるものは、
得てして未だにダーウィンの進化論さえも信じようとしない
まったく非科学的な世界に生きる人々であったりもする訳だが、
そうではない、つまりはほんの少しまともな人種であったとしても、
その言い訳はかなり眉唾なものになり、
挙句の果てにその言い訳に、
苦し紛れによりによって「類人猿社会における社会性」を引き合いに出す輩さえ存在する。

「人間における醜さ、その底知れぬ強欲さから、残虐な殺し合いや陰惨な虐め、
それとまったく同様の現象が、サルの社会にも確認されていることであり、
人間が類人猿を起源としている以上、人間がそのような行動も当然なのである」

しかしながら、
そんな人間に言い訳として引き合い出された類人猿種の行動学を調べる限り、
実は、そんな強欲や残虐さは、ごくチンパンジーに特定されるもので、
別種の類人猿、ゴリラやオラウータンやボノボには確認されていない。

また、その悪い例に担ぎ出されたチンパンジーが、
実は人間に飼育されるようになってから、
その様な強欲さや陰惨な虐めが増長された例もある。
つまりサルが人間の悪いところを真似た、と見るべきである。

現代社会における人間社会の暴走は、
人間自身が己を甘やかした結果。
つまりは、
自然界の弱肉強食を良くも判りもしないままに逆手に取って、
己の強欲のみを暴走させることの言い訳に使われて来ただけの話なのである。

少なくとも、同類の食物を全て奪い取って、
餓死する姿を横目に見ながら飽食を続けて病気三昧、
などという、
これほどまでに想像力に乏しく、社会性に欠ける
陰湿かつ残酷な生物は自然界には例を見ないという事実を、
人間種は改めて認識すべきなのである。

この、自由競争理論を、ただ強者によるエゴの増殖の言い訳に過ぎず、
それこそが、現代社会の悪の根源なのである、と言う論法は、
つまりは、ミスター・チンプと称されたジョージ・W・ブッシュの唱える、
強者の理論に対する強烈な当て付けそのもの。

それを踏まえたうえで、動物観察学上においては、
ボス猿がその力によって群れの利益の全て独占してしまったとき、
猿社会はそんなボス猿を淘汰するか、或いは猿の群れ自体が倒壊する。

つまり、そんな勝者の理論などという下賎なものを振り回す輩は、
類人猿からも唾棄されるべき社会悪。
群れから破棄され淘汰されるべき対象に他ならない。

それを淘汰、或いは改善できなかったと言うことは、
現社会体制は類人猿の群れにも劣る最低最悪の機構である。

人間が類人猿から進化した、と言うのは間違いである。
退化した、と言い換えるべきである、と。

なんて本を、
休日の朝のトイレの中でつらつらと読んでいた訳なのですが、
その熱さに思わず苦笑い。

まあいいからいいから、と。
もうあんな猿は、
お金持ちの作ったお金持ちのためだけの所有地、
つまりは、自分で作ったこの世で最も高価な牢獄の中から
一歩も外に出れやしないのだから、と。





            ~遠方の友に宛てたメールより



プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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