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裏切りを前提とした信頼関係

Posted by 高見鈴虫 on 05.2016 今日の格言
日本を出て、様々な人々と付き合いながら、
やはりそこで一番戸惑わされるのは、
時として、平気で嘘をつく人々、
あるいは、
人を欺くことに美徳を感じているか如き人々の存在である。

ついつい嘘を並べてしまう、という虚言癖に、
なんの呵責も感じていないどころか、
人を欺くことを、己のスマートさの証明、とさえ思っている人々。

果たして、そうやって吐き出された嘘、
あるいは、人を欺くという行為そのものが、
人と人との関係における最も大切なもの、
つまりは、信頼というものを根こそぎ無に帰してしまう、
という事実については、さっぱり考えが至らぬようだ。

あるいは、人は本来、平気で嘘をつくもの、
人は欺いてなんぼ、ということを前提とした上で、
信頼関係を築く、ということが必要になってくる、ということなのか。

という訳で、そんな人々から、
何度となく手痛い仕打ちを受けながら、
どうしても、裏切りを前提とした信頼関係の構築に難儀を続けている次第。

このグローバル社会、なかなか手ごわい、と思わざるを得ない。


と、愚痴を並べてみて、
待てよ、とふと気がついた。

そう、そういう輩、確かにいる。

あるいは、そう、嘗て日本においても、
そんな仕打ちにあったことは、
たびたび、どころかほぼ日常的であった筈だろう。

果ては、この俺がそんな外道と付き合いがあったのか。

面と向かって嘘をつき、人を欺きたぶらかす、
そんな野郎を生きて帰すつもりも無い筈であったが。

と思ってそうか、と気がついた。

女だ、おんな。

そう、オンナなのだ。

平気で嘘をつき、人と見れば誑かしては欺き続け、
それをなじればしらっとして、なによ、人間そんなものじゃない、と嘯く。

そっか、オンナか、女なんじゃないか。
つまりはそう、いわゆるひとつの峰不二子。
そうだ、俺がその理想としたのは、
そんな糞ビッチの典型であった、峰不二子ちゃんであった訳だ。


ただな、と思わず。

そんな性悪な女は、
まだ可愛いげがあったりするから許すことができるのだが、
可愛いどころか、ただむさ苦しいだけの糞野郎に、
そんなことをされても、いやはや、と苦笑いで頭をかくどころか、
やはりそのまま腹に蹴りの一発も見舞いたくなる、
そう、その程度の輩としか思えない。

という訳で、可愛げもなく平気で嘘をつくアホには、
同じように騙してすかして思い切りカモってやる、
それぐらいがちょうど良いのだろう。

そう、そう思えば、そうさ、人間そんなものさ、
と嘯いてやることも簡単じゃないか。

あるいは、そう、男なんてみんなヤクザなもんさ、が世界の常識なのだ。

今更女々しい泣きを入れるぐらいなら、思い切りかもってやれよ、とそう思うわけだ。

そしてそれがバレたら、へっへっへ、兄弟、お前もなかなかやるじゃねえか。
それを、信頼関係、と呼ぶことにしようじゃないか、と。

そう、世界ははあどぼいるど、なのである。上等じゃねえか、と笑ってやれ。




プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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