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ドナルド・トランプ ロックンロール・スター! その八 棚から牡丹餅と両刃の剣

Posted by 高見鈴虫 on 17.2016 アメリカ爺時事
という訳で、まあ当初の予想通り、
トランプとヒラリー、ということになりそうである。

改めて、いったいなにを考えてこれだけ多くの人が、
この似非ファシストのトランプの戯れ言に自ら率先して騙されるのか、
呆れるを通り越して、見て見ぬふりをしたいのは山々なのであるが、
まあ、田舎のアメリカ人がその程度の池沼である、というのが現実なのだ、
ということを、次期大統領は真摯に受け止める必要があるってことだろう。

で、まあ、普通に考えて、
トランプとヒラリーの一騎打ち、ということになれば、
さすがに勝算はヒラリーであろう。

我がトランプは取り敢えずその目的を終えた。

トランプの目的がなんだったかと言えば、
ぶっちゃけ、共和党潰しである。

ニセ共和党として共和党の大統領候補になりすまし、
ディベートという公然の席で憎き共和党候補者たちをフルボッコ。

当初、共和党の本命を言われていたジェブ・ブッシュ。
アメリカ史上最悪の暗黒時代であった、
かのジョージ・W・ブッシュの弟であり、
悪夢の再来を予見させた、あのブッシュ・ファミリーの後続を、
トランプはディベートの席で完膚なきまでに叩き潰した。

その後、勢いに乗って、共和党の支持母体であるプワー・ホワイト、
ティーパーティに象徴される、無学で貧乏で偏狭な、
トラッシュ、と言われる田舎の白人連中の人気を煽りながら、
共和党候補者たちを一人残らずブチのめしていく。

このトランプ氏、
色々と言われていはいるが、
共和党潰し、という点だけ見れば、本当の本当に良い仕事をしてくれた。

最早これで、共和党はその存在の意義さえも危ぶまれることになるだろう。

軍産複合体と石油ヤクザと金融マフィア、
それを支えるキリスト教原理主義のカルト団体、
共和党を支えるその悪夢のような構図の嘘を暴き、
そして、そう、
あのジョージ・ブッシュという最低最悪の大統領が
どれほどまでにアメリカ、強いては世界中の人類を落胆させたのか、
そのツケの大きさを、これでもか、と叩きつけてくれたのだ。

ジェブ・ブッシュとの最後の一騎打ちでトランプの放った決定的な言葉。

911は、ジョージ・ブッシュの責任である!

共和党にとっては絶対の禁句であろうこの言葉を、
あろうことか共和党のディベートの表舞台で、
しかも、弟のジェブ・ブッシュに面と向かって言い放ったトランプ。
そのあまりの糞度胸に、全米が度肝を抜がれたことになった。

言ってみろ、あの悲惨なテロと、そしてイラクとアフガンの不毛な勘違い戦争、
あれでいったいどれだけの銭が泡と消えたと思ってやがるんだ。
そのすべてが、あのジョージ・ブッシュの責任。明らかに奴の失策だ。

声を失った聴衆たちの前で、
怒り心頭でしどろもどろになったジェブ・ブッシュ。
いや、ボクの家族は悪く無い!!!
と叫びながら、その裏がえった声の醜悪さがに、
ペテンのバレた独裁者が、袋叩きに合う直前の恐慌状態さえも感じさせる、
まさに決定的な瞬間であった。

そう、トランプの目的とはぶっちゃけこのジェブ・ブッシュ潰しである。

共和党の本命として、この選挙戦に200億近い巨額を注ぎ込みながら、
このドナルド・トランプに完膚なきまでに叩きのめされ、
挙句の果てに、現職であるフロリダ州の緊迫した財政危機までを暴露され、
このジェブ・ブッシュと、
強いては彼の黒幕を画策していた旧共和党の悪魔たちは、
このトランプの活躍によって、完全に息の根を止められることになった。

万策尽きたジェブ・ブッシュはディベートの翌日、
よりによって演説に、絶対の禁じ手であったジョージ・ブッシュ元大統領、その本人を招き、
私の素晴らしい家族です、とやってみたものの、
いまやホームレスの痴呆爺のように成り果てたジョージ・ブッシュの醜態とともに、
当の共和党支持者たちからも思い切りの冷笑を浴びることとになり、
これを持ってようやく世界が、
ブッシュファミリーによる悪夢の連鎖から開放されることと相成った。

これだけを取ってみても、トランプの貢献には目を見張るものがある。

だがしかし、それと同時に、このトランプ現象によって、
全米に鬱積していたそのどす黒い闇の部分が、一挙に吹き出す形となり、
かさぶたを剥がされて流れ出した腐った膿。その腐臭がいまや全米を包んでいる。

このトランプの功績であり、同時に弊害であったアメリカの闇。
共和党支持者が馬鹿であることは誰もが知ってはいたが、
まさかこれほどまでに脳タリンの人々が、一票の権利を持ちうるとは。

このトランプ現象によって、嘗てのジョージ・ブッシュの暗黒時代、
あるいはそれを上回る程に、アメリカ人はアメリカ人というものに失望を感じている筈だ。

あんな戯言に騙される奴ら。
これはもう、議論だ説得だ、なんていう次元で扱うことなどは不可能である。
つまりは、霊長類は愚か、思考能力など端らから持ち合わせないまさに虫のような存在なのだ。

そんな湧いて出た害虫をいったいどう駆除していけばよいのか。

ただ、そうでもしなければ、ヒラリーの当選はなかったことを思えば、
トランプの存在はまさに両刃の剣であった訳だが、
いやはや、このトランプ現象。
まさに、パンドラの箱を開けてしまった、というところ。

そのあまりのおぞましさに、一番驚いているのは、トランプ自身であろうな、とは思っているのだがな。

という訳で、この悪ガキトランプが好き放題に引っ掻き回したこのアメリカ。
その後片付けたるや、気の遠くなるようである。




という訳で、世界に次なる時代の幕が上がろうとしている。

アメリカに史上初の女性大統領が誕生することになるのだ。
つまりはあのコントロール・フリークの糞ババが、
アメリカ、強いては世界を仕切る時代の到来に備えねばならない。

ヒラリーが大統領になってしまったが最後、
性話会の指南役であった筈のジャパン・ハンドラーズたちは最早お役御免。
民主党の政権が下手をすれば16年間続くことを思えば、
軍産複合体の亡霊であるところのこのジャパン・ハンドラーズ。
己の時代錯誤の妄想を吹聴するだけのただの虚言症の痴呆老人と成り果てるのは目に見えている。

であれば、性話会はここに来て、指南役無きままに国際社会の中に叩き込まれることになる。

あるいは、敢えてそんなハンドラーズたちの戯言に付き合わされれば、
下手をすればヒラリー政権に嫌がらせをするだけの迷惑な存在に成り果てることにもなる。
ヒラリーはそんな性話会を持て余し、がしかし、容赦はしない筈である。

筋金入りのエリート女史であるヒラリーは、当然のことながら女性差別主義者をとことん憎んでいる。
これまで事あるごとにヒラリーの邪魔をし続けてきたセクシストたちに対し、
ヒラリーは、女だてらに、どころか、徹底的にブチのめして今の地位を築いて来たのである。
彼女が憎み続ける敵、女性蔑視の視点を持つ相手には、
本能的に、なんの躊躇もなく、それこそ徹底的な攻撃を加える筈である。

男尊女卑の伝統の長かった日本である。
そんな女暴君に相対するのは至難の業であろう。

米国はそれを踏まえた上で、
事前にキャロライン・ケネディという、
まさにその交渉役にはうってつけの逸材を日本にプレゼントしていた筈である。

にも関わらず、性話会の方々はその機会を不意にしたどころか、
ジャパン・ハンドラーズの嘘八百に踊らされては、
まさか米軍が日本を見捨てて防衛網をハワイまで撤退する、
などという戯言に過剰反応を繰り返し、
やれ秘密保護法だ、憲法改正だ、なんたらミクスだ、と狂走を続けては、
日本人の良心を蹂躙し続けてきた。

その全てが、ヒラリー、強いてはアメリカの民主主義の概念を冒涜する行為であったこと、
その醜悪さのすべてが、キャロラインを通してヒラリーの元に届けられている筈である。

その凄まじいまでの失策。
当の執政者たちがその影響の重さに気づいているとは思いがたい。

と言う訳で、このまま行けば今後、日本の親分は、女性となる。

最近の草食系男子だったらいざしらず、こと日本の親父は女の上司に弱い。

特にいまだに性話会などを支持している時代錯誤の昭和男たちが、
まさか国民の門前で、外人の女になどに、これみよがしに苛め抜かれる様を見せつけられることになるのだが、
果たしてその、想像を絶する醜態に、日本国民は耐えることができるのであろうか。

またネトウヨ工作員を使って、ヒラリーを誹謗中傷する嫌がらせを匿名掲示板に書き込む、
などというまさに女の腐ったような戦略にでるであろうことは想像に難くないが、
嫌われ者のヒラリーはそんな誹謗中傷には慣れきっている。

そんな姑息な手口が彼女の逆鱗に触れたが最後、
性話会はいきなり降って湧いたようなスキャンダルの渦に巻き込まれ、
あのトランプにしてやられた共和党候補者たちのように、
あるは、嘗ての日本本最後の国士であった大政治家の末路を辿るように、
公衆の面前でこれでもかと大恥をかかされては、
哀れさらし首を並べられることになるのだろう。

がしかし、
改めて言えば、我が日本人が心配することなどなにもない。
それは性話会の不幸であって、普通の日本人にはなんの関係もない、
どころか寧ろ歓迎すべきものであるかもしれない。
当然のことながら性話会がいなくなろうが、日本という国は存在する。
性話会は戦後降って湧いたような親米、というよりは、
親米軍政権、というよりも奴隷政権のパンパン政治家の忘れ形見。
そんな性話会がなにを勘違いしようが、
そんなパンパン政治家ごときが日本の象徴であったことなどこれまでに一度だって無い。
そんなものがいなくなろうが、日本という国の国体は揺るがない。
寧ろ、あの戦後の日本に地縛霊のように祟り、そしてたかり続けた妖怪たちを、
この機会に一網打尽にして貰えれば、日本はここに来て初めて、戦後の呪縛から開放され、
と同時に、あの馬鹿げた戦争からの溜まりに溜まった膿をようやく絞り出すことができる、と信じたい。

という訳で、そうか、ヒラリーか。

ジェブ・ブッシュ、あるいは、テッド・クルーズなんていう
本ちゃんの基地外に比べてはまだましなのだろうが、
やれやれ、ヒラリーかよ、と思わず、
多分それは全米中の人々も同じ気持なのだろうが、
心の底から深い深い溜息である。

もしかしたら、米国は本当に二つに割れてしまうかもしれない。

不満の溜まった黒人たちは言わずものがな、
下手をすればトラッシュと言われる貧乏な白人の奴らが、
まさか暴動などを起こすかもしれない。
バイブル・ベルトと言われるディープサウスは、
テキサス州を中心に独立を企てるかもしれず、
そうなればまさに南北戦争の二の舞いである。

ヒラリーは、あの高慢ちきなエリート面をひとまず改めて、
何故に、バーニー・サンダースが、何故に、ドナルド・トランプが、
あれほどまでに人々の支持を受ける、というようなとんでもない事態が発生したのか、
その根源にある、まさに爆発寸前のマグマのように溜まりに溜まった、
世界の人々の不満の根源がなににあるのか、
改めて、よーく、考えて欲しいものだ、と心の底から祈っている訳だが、
あのヒラリーだしなあ、と思わず、脱力感に床に崩れ落ちそうになる。

ヒラリーがかの鋼鉄の女、マーガレット・サッチャーは愚か、
インディラ・ガンディのような末路を辿らないことを祈るばかりであるが、
正直あんな糞ババがどうなろうが知ったことではない。
あわよくば、もしかしたら副大統領にバイデンが就くようなことがあれば、
ヒラリーの不幸はもしかしたら、バイデンの代理大統領、という棚から牡丹餅、
なんてことになったりなあ、なんていう不穏なことを考えない訳ではない。



プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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