Loading…

BABYMETAL 正直ぶっ飛んだ!

Posted by 高見鈴虫 on 10.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
かつてパンクロッカーであった俺は、当然のことながらメタルが嫌いであった。

同じライダースの革ジャンに黒ずくめのスタイルという近親憎悪からか、
まさに目の敵、というか、カツアゲの良いカモにしていた、というのが正直なところ。

この糞メタル、
その表層的に激しいだけの実に無機質な音から、
芝居じみたファッションから、うざってえ長い髪から、
社会性の欠片もない意味のない歌詞から、
ぽよぽよとしたいかにも喧嘩に弱そうなヘタレ面から、
なにからなにまで目障り、うざった過ぎる。

そして、そう、そんなメタルを一番舐め腐ったその理由は、
メタルがひきこもりのオタク野郎だったからである。
メタルをやっている奴は、馬鹿のへたれ、と決めつけていたところがあって、
そんな訳でメタル、なにからなにまでが徹底的に気にいならなかった訳だ。

がここにきて、
そう、ロックのステイタスとされていたその不良性。
反社会性やら暴力性やらに享楽主義やらの象徴されていたロックというイメージが、
これほどまでに茶番化してしまった今となっては、
いまだにロックなんてジャンルに拘っているのは、まさにこの糞メタルしか残っていなかった訳で、
そうこううするうちになんだかんだと言いながら、
ビジュアル系から始まってハードコアからデス系からと、
なんとなくそんな知人が増え始め、
あるいはそう、いまだにロックなんてやってるのは、まあそんな奴らしかいなかった訳だ。

とそんな俺のメタルへの偏見を払拭、どころか、正直ぶっ飛ばした!のがこのBABYMETALである。












このBABYMETAL、
まさに世界中を席捲中。
全米ネットのLATE SHOWに出演しては、アメリカのお茶の間をまさにぶっ飛ばしてくれた!

ひところから、音楽なんてものにはまったく興味がない、どころか、
ともすると不快感、あるいは、嫌悪、正直吐き気さえも感じるようになって久しかった訳だが、
このベイビーメタル、思わずモニターにしがみついてボリュームを最大まであげてしまいたくなるほどの大衝撃。
いやあ、そんな経験はまさに数十年ぶり。

音楽って、ロックってやっぱすげえ、と世界中に再認識を促したこのベイビーメタル。
まさに、やられた、の一言しかない。

という訳で、改めてこのBABYMETAL。
ロリコンと、アイドルと、そしてメタルの融合。
言ってみれば凡庸なアイドル系のメロにヘビメタを乗せているだけ、
な訳ではあるのだが、
その虚像性。徹底的な作り物感。
いまや陳腐の底に叩きこまれた感のあるロックという音楽に対する面当ても良いところである訳なのだが、
そんなロックのリアルさこそがつくづく偽物のまがい物になってしまった今となっては、
そんなメタルの持つ虚像性こそが、逆に狂気をも伴ったカルト性を伴っては、圧倒的な迫力を持ちうる訳で、
いやあ、このBABYMETAL、凄い。まさに、そう、凄い、圧巻、の一言、な訳である。

で改めて、俺は何故にメタルが嫌いであったのか、
あるいは、そもそもメタルとはなんであったのか、ということである。

パンカーにとってメタルの持つ、その虚像性、
嘘を嘘として嘘を演じるその嘘くささ及び幼児性、そshちえ内向性、
ぶっちゃけつまりはおたくアニメっぽさが鼻についてしかたがなかった訳で、
そんな虚弱性こそを、ロックに対する冒涜、とまで思ったりもしてみた訳だが、
まあそう、いまになっていきなり開花した、BABYMETAL、まさに徒花。
まさしくそんなオタク的ロリ系アニメちっくなジャパニーズ・メタル文化を凝縮させては、
見事に世界を席捲しているというこの事実。

で改めてこのベイビーメタルである。
ロリコン、ジャパニメ、アイドル、コスプレ、ファンタジー、そして、メタル。

そこにある幼児性というか白痴性、
虚像的宗教性に溢れた神話的ファンタジーとして、虚像の上に虚像を重ねては、
それを恥ずかしげもなく全面に押し出しては、
自嘲に満ちた上でその作り上げた虚像、つまりはファンタジーを、
なおかつそれこそがメタルの美学と開く直っての大ブレイクな訳である。

メタルに潜むこの幼児的な虚像性、それこそはまさに、リアル系パンカーの最も忌みするものな訳で、
そう言ってみれば、このBABYMETALはその嫌いなものの集大成である訳で、
だがしかし、いやはや、ここまで思い切りやられると、もうグウの音もでねえと、苦笑いを通り越して大爆笑。

で改めて、このメタル。何故にこれほどまでに嫌いであったか、と言えば、
ぶっちゃけそこには、宗教の陰がムンムンとしたからである。

独断と偏見で言わせてもらえば、そのメタルの美学であるところの、
その虚像を虚像として盲従するという姿勢は、その先、必ず「宗教」に結びつく。

メタル、アイドル、ロリコン、コスプレ、そして、プロレス、メタル。
すべてが、虚像を虚像として盲従し、そしてそこに限りなくオタク的密室的な熱狂を創作する訳で、
まあそう、ぶっちゃけ、広域宗教団体の陰、
あるいはそこに導こうとする宣伝戦略が見え見えな訳だ。

X-JAPANを例に出すわけもなく、メタルは宗教に至る。
だがしかし、そういうパンクも成れの果て的にはヤクザ団体に掠め取られていった事情もあって、
つまるところ、そう、ロックなんてものははなからろくなものではなかったってのが結論なのであろう。

ちなみに日本以外の常識において、ロックは既に死滅した、と断言させて頂く。

例えばここアメリカにおいて、ロックといえば、
一握りの歴史的大御所を除けば、
ジーザス・ロック、つまりは、キリスト教の布教用の伴奏バンド、
あるいは、女の子ロック・バンド、これはもう、ほとんど親の趣味というか、まあサッカー・マムの受け売りと対して変わらず、
あるいはそう、ロックのロック的なところをもっとも周到しているのが、実はカントリーであったりもする訳で、
まあ、そう、なんというか、馬鹿馬鹿しくてまともに相手にする気にもならない奴らばかり、な訳である。

とそんなところに、いきなりジャパンから来襲したこのベイビーメタル。

ロリコンのアイドルのファンタジーのポップ・メタルな訳で、
いやはや、まさにロックの息の根を止めるような、そんなあまりにもとんでもない開き直りこそが、
このベイビーメタルの最大の魅力でもあるのだろうな、と思う。

であらためて、ベイビーメタル、凄い!かっちい、と言わせてもらう。

なぜかと言えば、その神をも恐れぬその徹底的な訳の判らなさ、な訳で、
つまりこれこそが、世界で一番先端を行く、もっとも自虐的自滅的な音、
つまりは、ロック、なのであり、そしてそれはまさに、日本のポップカルチャーの真髄な訳である。

という訳で、世界ツアー中のジャパニメ・アイドル BABYMETAL
5月にNYCに来るそうなのだが、ちょっくらでかけてみようか、などと思っている。



  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム