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ベビメタ行ったぜ!!! ~ BABYMETAL NEWYORK PLAYSTATION THEATER 観戦直後記

Posted by 高見鈴虫 on 05.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
ベビメタ行ったぜ~!!!

なんかまじ、コンサートに行ってきた、というよりは、
嵐の後に難破船から岸に打ち上げられた気分。

いやあ、その演奏、凄いのなんのって、
まさに完璧。恐ろしいまでのプロフェッショナル。
まさに神バンド!
あんまりにも上手過ぎて、なんかもう同じ人間とは思えず、
はいはい、もう、後は勝手にやっててください、と、
呆れて物も言えねえってぐらいにすごかった。

でそう、
普段ならばライブといえばどうしてもドラマーばかりが気になってしまう俺が、
今回のベビメタ、いやあ目の前で歌い踊る三人娘、可愛いのなんの!!
もう、夢というよりは、なんというか、この世のものとは思えない可憐さだな。

鮨詰めのステージ前、大波小波に揉みくちゃにされながら、
まさに汗塗れヨダレまみれの終わらざる地獄の押しくら饅頭に圧死寸前。
刺青だらけのメタラー。キモオタのデブ。プラスティックな姉ちゃん。
いかにもアイドルおたくの東洋人やら、訳の判らないおっさんから。
回りの観客、そのメタラーたちも、外人連中も、
揃いも揃ってその日本語の歌詞、完璧に丸暗記してやがって、
てめえ、うるせえ、スー様の声が聞こえねえじゃねえか、と。
まったくもってなにがなんだかさっぱり訳が判らない。
つまりはそう、ジャンルも人種も国境もすべてを超越した、THE ONE,
これこそが、BABYMETAL DEATH!

歓声と絶叫と時として怒轟に鼓膜を劈かれながら、
高く突き出された刺青だらけの腕の合間に垣間見える、
まさに天使の笑顔、そのGAP!
この地獄のような観客席とそしてステージの上のあの可憐な三人娘、
そして背後に控える神バンドの超絶的プレー。

いったいぜんたいこの会場でなにが起こっているのか、
さっぱり判らず、とは思いながら、
いやあ、スーメタル、可愛い、というより、
まじでむしゃぶりつきたいぐらいのセクシーさ。

両脇の娘達ももう年頃ですっかり背も伸びて来て、
いまやもう存在感バリバリ!可愛い!可愛すぎる!
それと同時に、真ん中のスーメタル。
お姉さん、というよりは、大人の妖艶さに磨きがかかってきたようで、
その美しさ、頭を揺らす轟音の中、
会場一杯に切なくも凛々と響き渡る澄み切った歌声!

思わず見とれたままに目の前真っ白、
気が遠くなるような気さえしたものだ。








そう、まさに頭真っ白。
8時半の幕が開け、イントロから、
BABYMATAL DEATHのバスドラ、ドロドロドロダン!が始まった時から、
THE ONE そして、ROAD OF RESISTANCE。
なにがなにやら、脳裏がフラッシュアウトしたまま、
実はさっぱりとなにも印象がない。
ただ回りの臭いデブどもと押し合い圧し合いやっているうちに、
あっという間の1時間半。
えええ、もう終わっちゃうのぉぉとは思いながら、
確かにそう、このバンド、何が起こるか判らない、その意外性ってよりは、
まさに、とてもよくできたショーを観るように、
ああ、終わっちゃったね、また観たいね、と、まさにそんな感じ。
あれだけの熱狂もなんのその、わりとあっさりとしたもの。
へえ、そんなものなんだ、とちょっと拍子抜け。
そこがまあ、アイドルを基調にしたメタルバンド、
つまりは、すべてが構成通りにがっちり、
というTV型バンドとしての特性なんだろうが、
今後、その安定性が惰性化してギグとしての勢いがそがれるよりは、
むしろ、間違っても良い、声が裏返ったからってなんだ、思い切り行こう!
の、まさしくロック魂!
そんな火事場の馬鹿力的なハプニング性、
それがまったく期待できない、ってのも、
ちょっと物足りない気がしないでもないかも。
がつまりはそれこそが、あまりの完成度の高さ、その現れなんだけどね。

そう、つまりは、
これまでのロックなんてものの常識がすべて子供の遊びに思えるほど、
いきなりのアップグレード!
あまりにも凄すぎる、うますぎる、訳だ。

それに面食らってはトチ狂ってしまう方々、
かのピーター・バラカン氏ではないが、
昔懐かしきロック!なんていうもの、
そのいわゆる使い古されて形骸化し、
結果これでもかというぐらいに陳腐化したロックの定番化したスタイル。
それを打ち破ろうとして出てきたパンクからグランジからのあのムーブメント。
あの時代にも、似たようなことを言う奴ら、
へん、ろくに楽器も弾けねえカスどもが、
ただの猿真似、たかがまがい物じゃねえか、などと、
そんなようなことを腐るほど聞かされたような気もする。

がしかし、観てみろよ、なにが起こったのか。
あのモッシュからハイプからダイブからは言うに及ばず、
まさにロックが蘇ったじゃねえか。

がしかし、それもそれ、いつの間にかすっかりとマンネリ化。
いつしかステージの上から観客からスタッフから、
会場にいるありとあらゆる人々が完全にらりっている中、
いきなり頭の上から人が降ってきては背中を蹴り上げられ、
突き上げた拳がおもわず顔面に入っちゃって血みどろ、
或いは、ステージの上からいきなり小便をし始めたり、やら。
結果、全員が全員、ヤク中のボロボロの廃人じゃねえか。

まあそんなことでもしなければ、ロックとして認めないよ、
というのであれば、
このベビメタがそんなロックである必要もない訳でさ(笑

だからそう、イニシエのロックファンであった方々、
素直に負けを認めなさい(笑
あんたらの胸のうちにいまだ燻る想い出の数々、
いまさらそんなものに拘るなって。
つまりは、既に終わってしまったものへのおセンチ回顧主義。
そんなものを引き合いに出しては良いの悪いの言うのは、
好い加減みっともないからやめねえか?

ベビメタは凄いんだよ。並外れて凄い!
まさに完敗って感じ。
少なくとも俺の知る限り、
あのリズム隊にかなうやつは一人もいない、と断言できる。

つまりそう、時代の節目だろ。

キャバーンクラブにビートルズが、ストーンズが出てきた時のように、
あるいは、レッド・ゼッペリンが、パープルが出てきた時のように、
そしてピストルズがクラッシュが、
そして、ガンズがニルバナが出てきたように、
あるいはそう、マイケルが、マドンナが、
それまでの音楽の常識をいっさいに塗り替えてしまったように、
このBABYMETALは、そうやってブルトーザーのように、
形骸化の中でもはや死にかけていた音楽を、
塗り替え、そして蘇生させている、
それだけの話。

ベビメタがそれを実現してくれるのを、心を込めて祈ろうじゃねえか。

まあね、確かに、
あの懐かしき時代、つまりはロックが不良の専売特許、
とびきりヤバかった時代、
ギグに行ける、なんてのはまさしくロック不良の特権階級。
ステージの前に飛び込むなど、喧嘩、あるいは、戦争に行くのと同意義。
そんな時代を知るものにとって、
例えば今日のベビメタのギグ、
そういう意味でのヤバさはまさに皆無。
あるいは、そう、ぶっちゃけ、観客でラリッてる奴がひとりもいない、
良い意味でも悪い意味でも、
普通人OKのあまりにも清廉としたロックコンサートってのも、
ちょっと寂しい気がしないでもねえなあ、と思わないでもないのだが(笑
まあしかし、
それをBABYMETALに求めるってのもおかど違い。
或いはそう、もうそういうの、
セックス・ドラッグス・ロックンロール?
俺もうそんなの、飽き飽きなんだよ、まじヘドが出るぜ。

という訳で、BABYMETALこそはまさに、THE ONE。
つまりは、未来形。
俺が今、夢を、ポテンシャルを持てるバンドは、
まさしくBABYMETAしかいない、そう断言させて頂く。

改めて言えば、
BABYMETALは、ROCKでも、METALでも、アイドルでも、
そんなものである必要もない。
そんなお安いジャンルの型になど一切とらわれず、
子供から大人からそして俺のような老人まで、
時代を越え世代を越え人種を越え国境を越えジャンルを越え、
まさに、THE ONE、唯一無二のBABYMETAL 
それを目指すべきなのだろう。

ただそう、もし欲を言えば、
と極俺的な意見を述べさせて頂ければ、
もうちょっと、神バンドの方々と、三人娘との絡みが欲しかったかな、と。
神バンドも立派な立役者、つまりは主役のひとつ。
こと、ここアメリカでは、神バンドの評価がとてもとても高い。
アイドルおたくの子どもたちにモッシュの面白さを教えてあげましょう、
というよりは、
むしろ無法者の土壇場であったメタルシーンに、
とてもつもない天使たちが舞い込んできた、という意味合いの方が強い。
前の方は三人娘ががっちり固めてくれてるんで、
俺たちおっさんはどうせ誰も観てないんだから、思い切り好き放題やらせてもらう、
っていう指向も確かにとても通好みで面白くもあるのだが(笑
そろそろもう、このメンツで神バンドは決定!という感じで、
KISSではないがステージで各自のキャラクターを明確化する指向を凝らして、
ボケ役でもなんでも、三人娘ともっともっと絡める機会があればな、
という気がしないでもなく、
つまりそう、せめてメンバーの名前紹介ぐらいしてあげてちょんまげ、
と思っていた訳なのであった。

そう、そうなんだよね、今回のセット、一時間半、
まさに、最初から最後まで全力疾走。
そのクオリティがあまりにも高すぎて、
そして、時間があまりにも短すぎた。
ヘタすれば、もう、KARATEだけでも良いから一晩中でもやっていて欲しい、と(笑

そう言えば、昔そんなことを思ったバンドがあったな、
と、古い記憶を紐解くに、
それこそはまさに、世界最高の中の最高のバンドと言わしめた、
かの、ロス・バンバン!

ストーンズ、アース・ウインド・アンド・ファイアと並び称された、
世界最高級の中の最高のバンド。

そっか、もうベイビーメタルは、まさに、ロス・バンバン級なんだよな。
そんなスタジアムクラスでしか観ることのできないスーパー・バンドを、
こんな舞台の真ん前で見れるなんて、このニューヨークという街、
本当の本当に、なにが起きるか判らない街だ。

という訳で、夢が過ぎ去ってしまったな。
まさに、難破船から打ち上げられた気分だ。
言いたいことは山程あれど、
なんか頭のなかがぐちゃぐちゃというよりは、真っ白け。
ああ、もう一回見たいな、ずっと観ていたいな。
できれば、ちょっとだけでも後ろの方から観てみたかったのだが、
あれだけ中に入っちゃうともう身動きもできずに。
まあその分、思い切りの臨場感だけは満喫させてもらったのだが。

という訳で、帰ってからすぐに、
またYOUTUBEでの海賊版が際限無く流れ続けている。
これが朝まで、また眠れねえや。
こりゃまさに中毒だな。ベイビーメタル中毒(笑

このバンド、行けるだろう!!
まさに、世界のトップを取れる!
俺の回り、ステージの真ん前には、
トラッシュ系メタラーは言うに及ばず、ラテン系から中国系から黒人から、
まさに世界の全人種が声を張り上げて日本語の歌詞をがなっていた。
最早ライバルは、AKBやら、嵐やら、そんなレベルじゃない。
メタル、なんてせこいこと言わず、
LADY-GAGAから、リアーナから、ビヨンセから、
果てはスーパーボール・ハーフタイム・ショー!
まさに世界一を狙ってしかるべきもの。
そのぐらいのスケールのバンドだと思う。

行けるぜベイビーメタル!日本のバンドが世界を取る。
なんだかとてつもないことが、まさにいま、現実に起ころうとしている!!

というわけで、ベビメタの皆様、お疲れ様でした。
明日はボストンですね。
ボストンのメタルファンは、とびきり柄が悪いと定評がありますから、
あんまり興奮させすぎないように、くれぐれもご注意ください。
良いギグになると思います。

お帰りの際のニューヨークで、またどこかでお会い出来ればよいですね。
またまたLATE SHOWに飛び入り、とかにならないかな、
あるいは、WEBSTER HALLでシークレット・ギグ、
なんてことを期待していますが、いかがでしょうか・・・


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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