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BABYMETAL 一夜明けて絶賛の嵐!

Posted by 高見鈴虫 on 05.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   2 comments
なんかさっきから溜息ばかりついている。

なんとも落ち着かない、
まさに、なにも手につかない、という奴である。

なぜだろう、と考えてみる。

なんだかこれは、かみさんが飛行機に乗っている時とかの感覚に似ているな、と思う。

つまりは、とても大切な人が、自分の手の届かないところにいて、
幸運を天に祈るばかり。

そんな状態が不安なのである。

大切な人?誰のことだよ、と思い返して、その答えに思わず笑ってしまった。

そっか、BABYMETALか!

時間は9時、つまりはいま、ボストンの公演中である。

いいライブをやって欲しい、とは思っている。

思ってはいるが、それと同時に、
頑張りすぎて、怪我をしてほしくないな、やら、
客の受けが悪かったり、或いは、良すぎたり、とかで、
変に傷ついてほしくないな、とも思う。

あの凄まじいライブを二日連チャンで?
それ、まじで、無理だろう、とも思う。

声が枯れてしまうのではないか?
筋肉痛とかにならないか?
ボストンは寒い街だし、風邪なんかひいたりしないだろうか。

これはまさしく、老婆心、というものだろう。

おいおい、娘の運動会を見守るモンペ・パパの心境という奴か。

だが、まあ、大丈夫だろう、とも思う。

いずれにしろBABYMETALは、
既に俺ごときが良いの悪いの言えるようなレベルの人々ではない。

何があっても大丈夫だ。

なんてったってBABYMETALだ! そして神バンドだ!


昨夜のBABYMETAL初体験から一夜が明け、
この妙な虚脱感、あるいは喪失感とでも言うのだろうか。

魔が落ちたな、と自分でも思っている。
これでもう、長く煩わされ続けたあの重い呪縛から開放されたということなのだろうか。
おいおい、呪縛ってなんだよ、とも思う。
それを失ってしまって、お前になにが残る?とも思う。

がしかし、現実問題として、BABYMETAL。
完敗?バカな、勝ちだ負けだ、という問題でもないだろう、と思わず苦笑する。

昨夜のギグの後、ベビメタ行ったぜ。凄かったぜ、とMAIL、をした友人たち。

多くは、は? だけ、やら、あるいは無言である。
中に一人だけまともな解答を返す奴もいた。

ベビメタ?悪い、興味ねえな。
完全に形式化しただけのメタル、って意味では笑えるかも、とも思うが。

つまり、こいつ、BABYMETALを、まだ、
AKBやらのアイドルが、今日はちょっと、メタルの衣装を着てみました。
どう、ハロウィンみたいで素敵でしょ?
なんて程度のバンド、と思っているのだろう。

海外で大受け?今更そんなデマには騙されねえよ、という奴もいる。
まあな、確かに。
そう、日本人は海外で、やらの頭出しに弱いからな。
そんな、まやかしの宣伝文句に、これまでどれだけ騙されたことか。

ただ、自力で海外に渡り、そこで本当にそれなりの成功を手にした者には、
どういう訳か、この裏切り者め、のような対応が待っていたりもする訳で、
その辺りの島国メンタリティというのがいまだによく判らないのであるが、
少なくとも、今回のこのBABYMETALに関して言えば、
海外での評価だかなんだか、日本でなにをどう言われているかは知らないが、
曲者ぞろいのニューヨーカーたちを、完全にノックアウトした、
それだけは確かなようだ。

ただそう、魔が落ちた、ではないが、
あのステージを見せられた後、
よーし、俺も頑張るぞ!
と思える熟年ミュージシャンが、いったいどれだけいるだろうか。

少なくともあの青山英樹のドラム、
俺、どころか、親父の青山純でさえ、
逆立ちしたって太刀打ちできないだろう。

2013年に急逝した青山純氏。
本当の本当に、キワモノ的に素晴らしいドラムを叩く人であったのだが、
しかしながら、現実としては、いつもポンタの影に隠れて二番手。
あるいは、渡嘉敷の方が上じゃない?やら、
あるいは、神保はどうよ、という訳で、
いつも、外れクジばかりを引いていたような気もする不遇の人、
という印象もあったのだが、
あのあまりにも早すぎる死の背景には
もしかして息子である英樹氏の、このBABYMETALへの参加、
これが関連していたのだろうか、と要らぬ気を回したりもする。

BABYMETAL、これでこいつは世界に出れる!
世界への階段を駆け上がることになるだろう。
俺に成し得なかった夢を、息子たちが実現してくれる筈だ。。。

親にとって、これほど嬉しいことはないだろう。
ただ、そんな姿を、ひと目、見せて上げたかった。

そしてBABYMETALである。
親父に果たせなかった夢どころか、横浜アリーナから、武道館から世界ツアーから、
そしてついには、東京ドーム。

青純さん、本当に良かったな。
あんたの息子が、全米全国ネットで、そして、ウェンブリー・アリーナで、
世界をぶっ飛ばしたんだぜ!

これは出来過ぎだろう、と思う。
思いながらも、思わず、
青純さん、本当の本当に良かったな、と空を見上げてしまう、
なんてことを古き盟友に漏らしたら、
そいつはまじに、ホロホロと涙を流しはじめた。
それは無論、青純さんだけに対する涙ではない。
人生の全てを音楽に注ぎ込んで、そして敗れ去った、
その思いの全てを込めた涙なのだ。

名前も知れない白塗りの神バンドたち、
そのバックバンドの影にも、実にいろいろなドラマがある。
それを支える様々な、そして熱い熱い想いがある。

という訳で、世界に向けて声を大にして言いたい。

BABYMETAL そして 神バンド、最高だろ?
まさに世界一、トップクラスだろ?
どうだ、日本のバンド、凄えんだぞ!

あのなあ、なんと言っても、俺達日本人は真面目なんだよ。
ロックであろうがメタルであろうがジャズであろうが、日本人は日本人。
時間にも遅れず、ドラッグにも溺れず、
コツコツコツコツと、努力に努力を積み上げて、
そしてステージに上がれば、まさにそつなく、
そして本気の本気、真心の全てをこめて全力を尽くす。

そう、俺達は日本人だ。

良い意味でも悪い意味でも、そういう奴ら。
思い切り生真面目で律儀で頭でっかちで、
底なしにセンチメンタルな日本人なのだ。

ストーンズやガンズにはかなわなかったが、
それでも俺達は、本当の本当に、音楽が好きだった。
それだけが救いだった。
その思いだけは、誰にも、世界中の誰にも、負けない、と胸を張れる。

そして俺は今になってほ~っと長い長い溜息をつく。

俺はすでにミュージシャンではない。
アーティストでもロッカーでも、日本人でさえもない。
ニューヨークというこの世界中からの流民の吹き溜まりで揉まれ揉まれて、
何人かも知られぬまま下手な英語に四苦八苦して暮らすただの痩せっぽちのチビ。

ただそんな俺だから、同じ日本人が世界を相手に戦う様に傍観を決め込むことができない。

イチローが錦織が坂本龍一が、世界を相手に孤軍奮闘する時には、
必ず俺の様な棄民的邦人たちからの熱い想いが注がれている筈だ。

そして彼らが、最早日本人である呪縛を離れ、
世界のアイコンとして認知された時、
ようやくやったな、やってくれたな、と肩の荷が下りた気がするのだ。

という訳でBABYMETALである。

最早、日本のなどという冠は必要ないだろう。
いまや世界の、音楽界全ての救世主。
日本というガラパゴス的孤島の中で、
熟成に熟成を重ねた、
アイドル・ビジネスと、ミュージシャンと、エンジニアリング、
その知恵と情熱と欲望の、結晶である。

今さら、アイドルがどうの、事務所がどうの、メタルがどうのと、
そんなちゃちなことを言うのはやめにしようじゃねえか。

どんな方法であれ、日本人が世界に認められる、
その姿を観るだけでも、嬉しいじゃねえか。

そして今日、米国を代表する大新聞、
ニューヨーク・タイムスにBABYMETALの文字が踊った。

New York Times :
Babymetal Melds Metal With a Large Dose of Cuteness


他、デイリーから、ヴィレッジ・ヴォイスからと、手放しの大絶賛である。

Daily News:
BABYMETAL cranks out a sweet yet brutal show as the Japanese sensation takes New York City by storm


Village Voice
Japan’s Babymetal Just Slayed New York With Sweetness


このREVIEWを観たのか、ニューヨーク公演を見逃した連中が、
次のボストン、そしてフィラデルフィア、そしてシカゴ、デトロイトに殺到し、
ダフ屋サイトの掛け値が天井知らずの高騰を始めている。

これはまさに、ムーブメントである。
紛れも無い、ムーブメント、それもとてつもない大波、
まさしく、BABYMETAL津波である。

たしかにな、ビーター・バラカンではないが、
どんな皮肉屋が売り物の批評家であっても、
あのギグを見せられて、良いの悪いのと聞いた口が叩ける奴など、
居るわけがない。

それは圧巻!
まさにグウも音もでないほどの、まさに圧巻のステージ!!!

メタルという音楽が、特にここ米国においては、
ブルーカラー、つまりは肉体労働者達の専売特許。
無精髭と刺青と革ジャンと鋼鉄入りブーツ。
無法と刹那にプライドのすべてをかける、
そんな、ドキュンの中のドキュン、ルーザーの中のルーザー、
ヤクザの中のヤクザを自認し、
それを唯一の誇りとする奴らのテーマソング。

そこになぜ、アジアのポニーテールの女子高生たちが?

そのGAPを埋めるために、各紙が四苦八苦している訳でもあるのだが、
そう、四の五の言わずにステージを見ろ。

あのステージを観て、
いやいや、メタルの本質の、やら、ロックの哲学の、やら、
形式の、形骸の、アイドルの、時代遅れの、やらやらやら、
ましてや、まがい物の、なんて言葉が吐ける奴が、一人でもいるとは思えない。

いたとしたら、そいつはただ、
自分の目ではなにも観ることができなくなってしまったアホ、
ただそれだけの話だ。
だが、そう、そんな奴らの悪あがきも長くは続くまい。
一度あのBABYMETALのパフォーマンスに触れてしまえば、
彼女たちを嫌いになれるやつなど、この世にはいる筈がない。

そう、俺がそうだったのだ。
あれほどメタルが嫌いで、アイドルが嫌いで、
日本のあのえげつないやり方を憎みきっていた、
この俺が、いまや恥も外聞もかなぐり捨てては、
BABYMETAL DEATH !とやっているのだ。
馬鹿野郎、もう夢中だ。すーが、ゆいが、モアが、好きで好きで堪らねえ。
あの笑顔が、あの歌声が、どうしても頭から離れねえ。
もう一杯も一杯、身体中がBABYMETALでひたひただ。

ただ、そう、世界を問わず、馬鹿なステレオタイプの奴らはいるにはいる。
ターバンを巻いた演歌歌手が、面白い、と物珍しがらせることは簡単だが、
もしそのターバンを巻いた演歌歌手が、紅白歌合戦のトリを飾る、
なんてことになった時、それでも良い、と思える、ということは、つまりは、
その異邦人、あるいは、異端者が、人々の誇りを代弁できるか、ということなのだ。

という訳で、BABYMETAL、
果たして、メタルのメタルによるメタルの為のプライドを体現できるか?

答えは、YES である。

全身刺青だらけのバイカー野郎たちが、
子どもたちを、あるいは孫娘を肩車して、
B-A-B-Y METAL! DEATH!と一緒に跳びはねる、
そんな情景が目に浮かぶようである。

幸か不幸か、ロックを担ってきた人々も、いつしかそんな年齢に達しているのである。

そしてそんな俺達に、新たなアイコンが現れた、ということだ。

ユイちゃんとモアちゃんの揃いの衣装を着た娘の隣りに、
スーメタルのゴシック・ファッションに固めたポニーテールのお母さん。
そして、白塗りに白いローブを着たお父さんが、
刺青だらけの身体を震わせて、幸せ一杯笑う姿。

BABYMETALが世界を取れるとすれば、
まさにそういうバンドになった時、ではないだろうか。

そしてその可能性、その階段を
彼らは、彼女たちは、着実に昇り詰めようとしている。

という訳で、BABYMETALについて、聞いたような御託を並べるのはもうやめにしよう。

世界のBABYMETAL。
人類に幸せを運ぶ、世界一キュートな天使たち、まさに世界のアイドルなのである。
彼ははもう、ジャパニーズでも、ロックでも、メタル、でも、最早無い。
全米、全ヨーロッパ、そしてアジアが、そして、南米が、
そしてそんなBABYMETALを、ひと目観たい、そう切望する奴ら、
そしてロックのことなど忘れてしまったことにさえ気づかなかったイニシエのロッカーたちが、
愛する子供達にロックの素晴らしさを伝えたい、そんな思いが世界中に満ち満ちているのだ。
そのとてつもないマーケットが、原野が、
いまBABYMETALの前に手付かずで広がっている。

この先の道のりは、最早、日本人の誰も、
あるいは、世界の誰も、歩んだことのない、まさに前人未到の世界、である。

だが大丈夫。

彼女たちがあの笑顔を失わない限り、あるいは、神バンドがいてくれる限り、
その道は、自然と開かれる筈である。

ソニー、トヨタ、イチロー、に並んで、またひとつ、
日本から来た世界のスタンダードが誕生しようとしている。

世界に愛を。なんて素晴らしいだ、と思う。
心の底から、胸を張って、そんなBABYMETALを世界中に誇ろうと思う。

WE ARE THE ONE TOGETHER ~ WE ARE THE BABYMETAL。

青純さん、そして、数知れないほどの、音楽の殉教者たち。
俺達の見果てぬ夢が、ついについについに、かなったぞ。

ここ一ヶ月間、夜も眠れずにYOUTUBE漁りを続けていたのだが、
ようやくBOSTONからの第一報が届いた。

まさに鮨詰の会場に、スーメタルの清らかな美声が響き渡り、
ユイメタルが、モアメタルが、とてつもない笑顔を振りまきながら飛び跳ねている。
そして、神バンド。我らが神バンド。

そんな映像を見ながら、どうしよう、また涙が滲んできたぜ。
長い旅がようやく終わった気分だ。
そしていまBABYMETALが見果てぬ空に向けて飛び立つ。

馬鹿野郎、やったぜ。BABYMETALだ。

すーちゃん、ゆいちゃん、モアちゃん、
そして、神バンドの皆様。
心の底から、ありがとう、の言葉を伝えたい。

あなたたちは日本人の、そして、世界の、人類の、誇りだ。

柄にもなく臭い文章になったな。
読み返すのもこっ恥ずかしいんでこのまま寝ることにする。

くっそお、スティーヴン・コルベア、もう一回 BABYMETAL 観せてくれよ!

今度は KARATE が観たい!観たい!観たい!
そう思ってる奴が、俺の廻りにもゴマンと居る(笑

TOYOTA、HONDA SUBARU NISSAN MAZDA
BABYMETALをCMに使え!!!
絶対に当たる。絶対の絶対に当たるぞ!

こないだBABYMETALを大音響でかけながらブロードウエイを疾走するBMW、無茶苦茶格良かった。
タイムズスクエアの摩天楼の大写しのモニター一杯にBABYMETALが映し出される姿が観たい!

ラーメン屋に億の金をばらまくぐらいなら、BABYMETALに賭けてくれ!
BABYMETALこそが世界への誇りだ。
人殺しの道具であぶく銭を稼ごうなどと姑息な算段をするよりは、
世代を越え、人種を越え、国境を越え、宗教を越え、
世界を愛で満たす、BABYMETAL!

これこそが日本人の、そして世界市民の真意だということに気付いてくれ。

COOL JAPANじゃねえ、
まさに、HOT!HOT! HOT!な、BABYMETAL JAPANだ。

世界中のテレビがBABYMETALばかり。
世界中の子どもたちがBABYMETALの衣装を着て、
世界中をBABYMTEALのステッカーを貼った車が走り回り、
信号待ちの渋滞のイライラの中で、隣りの車窓からフォックス・サイン、
思わず、くっくっく、そうそう、BABYMETALだったよな。

そう、世界をBABYMETALの笑顔が満たす、そんな日も、遠くないだろう。

おい、BABYMETAL、次はいつ来るんだ?
うちの娘たちに観せてやりたいんだ、
あの生意気な小娘たちに、ロックの凄さを思い知らせてやる。
で、あの衣装はどこで売ってるんだ?
おい、おまえ、ひとっ飛び、日本まで出張行って買ってこいや!
生き馬の目を抜くここニューヨークで、
ルール無用の悪党面をした辣腕部長から、
会議中にいきなりそんなことを言われて、
思わず絶句を繰り返す俺なのである。

世界へ翔べ、BABYMETAL。
世界中を、その笑顔でノックアウトしてくれ!





> 青山英樹さんはTwitterを使っています。
>
> 何故だか海外に来ると父親の夢を良く見る…。 ついて来てるんだろうか…σ(^_^;) 親父ラーメンめっちゃ食べてたんですけどwww

青純さんらしいなあ。
ちゃっかり、息子の背中に乗っかって自分も世界ツアー!
手は俺がやるから、足はお前がやれ、とか(笑
まさに二人四脚!
あの壮絶なドラムはつまりは二人分ってことなんだな。
ようやく納得ができた気がする(笑

2016.05.07 21:07 | URL | 高見鈴虫 #- [edit]

青山英樹さんはTwitterを使っています。

何故だか海外に来ると父親の夢を良く見る…。 ついて来てるんだろうか…σ(^_^;) 親父ラーメンめっちゃ食べてたんですけどwww
2016.05.07 20:59 | URL | #- [edit]


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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