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The KIDS are Alright!

Posted by 高見鈴虫 on 19.2016 犬の事情   0 comments
朝も早くから、歯ブラシを口に突っ込んだまま、
例によってリンク送ってもらったベビメタ動画、
見ているうちに、やば、遅刻だ!
じゃな、ブ~君、と言うが早いか、
大慌てで部屋を飛び出して、
フロアに着いたエレーベターのドアが開いた途端、
さあ、勝負だ、駅までダッシュ、と思ったその矢先、
目の前にはヤクザ顔した五頭のサイベリアン・ハスキー。

その狼顔。耳まで裂けた大きな口にピンと尖った耳。
キャッツアイで決めたチンピラ風情。
まさに猛犬の中の猛犬の面構え。

んだ、てめえら、と思わず睨み合い。
やるってのか?こらっ!

と言うが早いか、やっちめえ、とその五頭、
いきなり襲いかかってきては、
前から後ろから横から下から、
跳びかって来ては、伸し掛かり、
自慢のヒューゴ・ボズがメッチャクチャである。

なんだよ、何してくれんだよ、と半べそかきながら、
実は俺は、ゲラゲラと笑っていたのである。

KIDS ARE ALRIGHT!

犬って本当に悪ガキ達、そうあの頃の俺達にそっくりだよな。

思わず床に座り込んで、
そんな犬どもの頭から背中から胸からお腹からをゴシゴシと撫で回す俺。
既に、顔から髪から、滴るほどにヨダレでぐしょぐしょ。

くっそお、俺ってなんでこんなに犬が好きなんだろう。

思わぬハッピーなハプニングで、ニューヨークの一日がまた始まったのである。



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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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