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諦めきれないおさんたち ~ BABYMETALに腹が立たないか? 

Posted by 高見鈴虫 on 02.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments

実は朝からあったま来てた。
なにがあったま来るって、そりゃあんた、BABYMETALだよ。

なんでベビメタにあったま来るかって?
上手すぎるんだよ、こいつら、上手すぎ。
こちとらこれでもいちおう昔はバンドマンだったんだよ。
どこまで痩せても太っても枯れても無駄に脂ぎっちゃってても、
一応、元っていうプライドだってあんだよ、少しぐらいは。
だってのに、なんだよこれ、ベビーメタル、おい、ふざけんなよ、と。

上手過ぎだよ、まじで、上手過ぎ。

あーあ、いーよなー、あんた、
ユイだ最愛だ、可愛いだろ~、とか言ってる連中はさ。
そんな人達、ベビメタ聞いて腹たったりとか、しねえだろ?

俺はするんだよ。なぜかってそりゃお前、
自分と比べるからだよ。

ベビメタと自分を比べるなって?
恐れ多いぞ、だって?
おお、そう、俺もそう思ったよ、最初はさ。

こりゃもう、ちょっとやそっとどころか、もう完全にお手上げ。
これはもう、無理、まじで。おじさん、もう、降参。話になんねえよって。

そう、はい、諦めました。ああこれでもう綺麗サッパリ、
ドラムだ、ロックだなんてものに、これでようやく諦めがつきました、
と、
あれだけ言っておきながら、
やっぱり、性懲りもなくコピーとか始めちゃうんだよ。
悲しいサガって奴なんだよ。




という訳で、口ばっかりうるせえあんた!
そう、あんただよ、あんた。
一度もてめえでステージに登らないで、
昇るつもりもさらさらねえところ持ってきて、
他人のやることに、あーだ、こーだと、
皮肉な揚げ足ばっかりとって悦にいっているあんた、
そんなあんたには、判んねえだろうなあ、俺のこの気持ち、
と、まあ悪く思うなよ。
そう、元々俺のダチって、
バンドマンだったやつ、とか、
あるいは、不良だった奴、とか、
あるいは、すげええ本読んでる奴とか、
無茶苦茶馬鹿か無茶苦茶頭良いか、
いつのまにかなにかに飛び抜け過ぎちゃってる奴とか、
つまりは、ちょっと常人逸したロックな奴、
しかはなからお友達になれない、
なんてところがあって、
そう、俺はそんな奴なんだよ。
で、俺のまわりもそんなんばっかりだったんだよ。
だから、あんたがそうじゃないなら、
宜しく、スルーしてくれよ。
幸せな普通人の人生を歩んでくれよ。

で、スルー出来ない奴。
そう、おさん。んで、糞ガキ。
そう、ロックな奴ら。
つまり、ベビメタ聴いても性懲りもなく諦めきれない奴ら。

これ聴いて、腹たたないか?立つだろ?立つよ。立ちすぎるよ。
上手すぎだろ?なあ、そう思うだろ?

確かに、そう、被せてる、とは思うよ。

だって、ステージの上に鍵盤いねえのに、
なんだよ、あの、くどいシーケンサーはよ、と。

俺、元々シーケンサー嫌いでさ(笑
だって、合わねえんだもん、とか言ったら、
その一言で、駄目だこりゃ、とNG出されるのは承知だよ。
承知でもだよ、やっぱ、たまに合わねえだろ?なあ。
こっちが調子こいてぶっ叩いてると、
いきなり、なぬ?と。
そう、シーケンサーぶっち切っちゃうんだよ、グルーヴ系はさ。
おまえなあ、普通ここでは走るだろう、とか、おいおいタメがきいてねえ、
つくづくワビサビが判ってねえなあ、とか、
シーケンサーに向かって、この下手くそ! と文句たらたらなんだよ。

そんな俺だから、やっぱ、シーケンサー、うぜえ。
で、そう、言わせて貰えば、ベビメタの鍵盤、
あれ、下手くねえか?
ってか、デリカシー無さ杉だろうと。

だって、だよ、あのすーちゃんがだよ、
あの、清らかな神々しいばかりの、
ものあの声だけでビリビリ、
思わず涙ちょちょ切れちゃうあの天下の美声の上から、

んだよ、のピアノはよ、と。

そう、できれば、すーちゃんの声はもう、アカペラで聴きたいんだよ。
あの美声だけに、思い切り包まれたいんだよ。

それを何だよ。うるせえよ、このピアノ、と思ってるのは俺だけか。
本当だったら、そんなピアニストにペットボトル命中させて、
はーい、お兄さん、退場でーす、とそのままセキュリティに羽交い締め、
とならないだけ良いんだが、そう、やっぱねえ、あのピアノ、
そして、THE ONEのシーケンサー、
実はちょっと、うぜええぞおお、と思ってはいた。

まあいい、そう、21世紀だろ、そういうものなんだろ。

とは思うが、
そうなんだよ、BABYMETAL、つまりはシーケンサー、
及び、やっぱり、皿、被せてる、
とは言わないまでも、思い切り効果音として入ってる訳で、
入ってる以上は、いちいち、その都度、
誰かかがボタン押してるわけじゃなくて、
つまりはクリックに被せてるんだろう、と。
だったら、シーケンサーからなにから、
一応、裏音として被せてるんだろうし、
コンプレッサーやら、リミッターやら、ゲートなんたらやら、やらやらやら。
つまりは、補正機能、修正機能、増幅機能、は、
21世紀の音楽シーンの常識的ツールとして、
最大限に使っているんだろう、ってのも判るよ。

そう、普通、生音じゃあのクオリティ無理だろ?

バスドラあれだけ連打して、音にムラが出ねえってのは、
絶対にあり得ない、
だろ?あり得ないだろ?
とか思っているのだが、
思ってしかも、それを入れても、上手過ぎる。
上手すぎるんだよ、あんたら、と。

いまだに、口パクだろ、とか、
全部皿まわしてそれに合わせてるだけだろ、とか、
そういうこと言う奴が居るのも判るよ。
あの上手さ。常識では考えられねえもん。

で、そう、知りたい。そのテクノロジー。

いったいどうすれば、あれだけ上手に聞こえさせられるの?

まあそう、あれぐらいまで上手になればいいだけの話なんだけどさ。
はいはい、判った判った。

すーちゃんのあの美声も、
ヘタすれば音色的にボカロとだぶっちゃう、ってのからして、
やっぱ、凄く味の素かけてんじゃない?って疑惑もあるのは判る。
そうでも思わなくっちゃやってらんねえよ、同業者は。

という訳で、まじ、サウンド・エンジニアの人いたら、

♪ おーしーえてー欲しい ♪

あれ、やっぱり、どこまで被せてるの?
で、被せなかったら、いったいどうなるわけ?

やっぱ、あの、デス・ヴォイスから、シーケンサーから、その他、諸々の効果音から、
やっぱあれ、入れなくっちゃ、かなりしょぼくなっちゃったりもするのかな。

で、そう、そんなところで、

やーい、やっぱ、被せてんじゃん、口パクじゃん、とか言う馬鹿。

あのなあ、と俺が言ってやるよ。

合わせんのが大変なんだよ。
シーケンサーからなにから、裏音鳴らしている、にしても、
普通あそこまで合わないって。
合わせるのこそが大変で、
元から生音だけだったら苦労はねえよ、って、鼻で笑ってやるよ。

無手勝流の自称天才くんのなんたら、とか、
いまだにクリックにさえ合わせらんねえ、とか、ザラだろ(笑

いや、クリック入れるとノリでねえし、とか、ふざけんなって。

いや、いいんだよ、全部、後からプロツールで合わせるから、
なんてどうしようもない自称プロ、なんて奴もいてさ。
てめえはギター・ヒーローかよ。ひとりでやってろよ、と。

良くいるあのロック馬鹿。
格好だけばりばりキメて、言うことがバカでかくて、なんていう俺様系に限って、
え?クリック?あ、おれ、クリックはちょっと・・・
なんて言われたらもう、スタジオ中が、いきなり暗転して穴の底。
あんた、何しに来たの?
クリックと合わせられねえで、なにがどうできるっての?とか。

そう、悪い、俺、実はそういう人なんだよ。
苦労したからね、俺も、シーケンサーに虐められて(笑
でもな、クリックは基本の基本、ってかそれ以前。
あれできなかったら、まじでだれとも話ができないって、それだけ。
まあ確かに、
合わせられるようになるまでは、
勝手に俺に合わせて走ったりもたったりしてくれるシーケンサーねえのかよ、
とか文句言ってたけど、
そのうち、それがねえと、なんか不安になって来たり、
とかになるとこれはもう立派なクリック病な訳だが。

そう、クリックに合わせらんねえ、とか、そんなの必要ねえし、
とか言うレベルの奴に限って、

被せだ、口パクだ、なんてことをぶっこきたがるんだろうが、
あんなあ、その程度のチンカスが、ベビメタに意見を言うなど、
五億年早いぞ、と言わせてもらう。

ただそう、ピーター・バラカンではないが、
あの人、スモール・フェイセスがすっげえ好きだったって言ってたし。
スモール・フェイセス、ものすごく下手だったけど、でも無茶苦茶格好良かった、
とか言ってた人だから、
そう、つまりは、ロック・スピリッツな人な訳で、
ラーメン一杯にも、味の素はおろか、本ダシも許さん、
なんて言いたくなる気持ちも判る。

でそんな人にとっては、もう、このベビーメタル。
それを言ったら、味の素どころか、全ての全てがてんこ盛り。

いや、これはまがい物でしょ、と言いたくなるってのも判る。
判るが、ってことで、そう、俺の最初の方の糞駄文、
もう俺が何書いてた、なんて自分でもすっかり忘れちゃったけどさ、
まあ、そう、そういう21世紀に適応できない人々に、
いや、そう、気持ちはわかるが、
もう、時代はね、プロツール、から始まって、
シーケンサーからトリガーから、
サンプリングとリミックスと初音ミクと。
つまりはそういう時代。
つまり、テクノロジー。

でもさあ、おさん、
それが嫌、って言うんだったら、
それこそエフェクター使う時点で、
それ言ったらPA通す時点で、禁じ手ってことにならねえか?
とか混ぜ返しが始まるわけでさ。

そう、時代は変わったんだよ、おさん。
いつまでも、自分の時代を引きずるの、みっともねえからやめなさい。
で、このベビーメタル、そんな時代って奴を受け入れるには良いチャンスよ、
って、あれだけくどくどと言ってやった俺の気持ちも判ってちょんまげ。

ただね、そう、そうやって、時代を受け入れて、
ああ、もう、これ、俺には無理無理、と思いながらも、

しかしそれにしても、このベビーメタル、
そのあまりのぶっちぎられぶりに、
ちょっとこれはもう、負けすぎだろう、と。

なんてので、うっし、コピーしちゃろか、なんて馬鹿な考え、起こした途端・・・・

そうなんだよ、あのブドーカンとLONDONのDVD。
あれを、音声だけリップしてIPHONEにぶち込んで、
で、朝から犬の散歩から、と聴き始めたら止まんなくなって、
で、地下鉄の中から、ヘタすれば一日中、聴き続けてるんだが、

した途端、なんか回りの人々が、違う・・・

露骨に顔をそむけ、道を避け、
あるいは、向かいの席からこそこそとどっか移動したり、
で、そう、会社の玄関で、ああ、そろそろおしまいか、とイヤパッド外しては、
すました顔してグラサンから銀縁メガネに取り替えて、
変身!と決めたつもりだったのが、

おい、お前どうしたんだ?と。

あ?なにが?と言ってみれば、

すげええ、おっかない顔してんだけど、と。

おっかない?

そう、なんか、ギャングというか、ひところのチャイニーズ・マフィアみたいな・・・

はあ、なんのこと?と俺も訳わからなかったんだが、

で、そう、今日なんか帰りの地下鉄で、

ああああ、もう、これ、無理、まじで無理。勘弁して欲しい。
ああ、できねえ、こんなのできねえ、
こいつら、人間じゃねえ、ごめんなさーい、ボク、できましぇーん。

挙句の果てに、

この野郎、ベビーメタル、舐めんじゃねえぞ、糞ったれがあああ、

とひとり勝手にブチ切れていたら、

なんと隣りに座ったラテンのねえちゃん、
なんかそんな俺をニヤニヤしてて、
んだよ、ねえちゃん、なにが可笑しいんだよ、と。

したらそのねえちゃん、
うふふ、なんて笑いながら、俺の膝の上に手を乗せてきて。
んだこのねえちゃん、気味悪いな、とか思いながら、
ああ、やっぱそう、ここでこのオカズ、ちょっとまじヤバいヤバ過ぎ、
と、完全に世の中のことは上の空。
やっぱ、これ、このツーバス、これなあ、これちょっとやり過ぎだろうが、

なんて、ことをしていたら、

したら、
いきなり、そう、いきなりだよ、
そのねえちゃん、俺の鼻先に顔を寄せてきて、
で、伸ばした舌の先を、レロレロレロ。

んだこのねえちゃんわっ! とここに来てはじめてぶったまげた。

で、ようやく、苦笑いしながら、なんだよ、何の用だよ、と聴いてみたら、

ねえ、踊らない?だと。
あんた、踊ってたじゃない、凄いグルーヴだったわよーん、とか。

なんか俺、知らないうちに、思いっきりドラム叩いていたみたい。

したら、前に座った黒人のおっさんも、親指あげて、グーッ!

で回り見回したら、みんなニヤニヤ・・・

あのなあ、と思わず。

人の気も知らねえで。

できねえんだよ。これが、ベビメタが、俺には、できねえんだよ。
だからブチ切れてんだよ。ほっといてくれよ、頼むから。

という訳で、ニューヨーク、ったくどうしようもねえ奴らばかりで腹立つ。

で?なに?ねえちゃん?その隣に座ったねえちゃん?
知らねえよそんなこと。

俺はなあ、ベビーメタル聴いてるんだよ。邪魔すんじゃねえよ、と。

という訳で、久々に罵倒型文体を披露してみたが、

で、あんた、どう?ベビメタのコピー、どこまで行ってる?

あんまり入り込み過ぎて、おさん、電車の中で足攣らないようにな(笑










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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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