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BABYMETAL 改めてアウェイで戦うということ

Posted by 高見鈴虫 on 12.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
という訳で、無事、ヨーロッパツアーが終わった。

最終戦のフランスでのギグで、
テクニカル・ディフィカルティ=機材故障があった、と聞いた時、
実は、と恥を承知で告白すれば、
正直、てめえ、やりやがったな、
とまたまたいきなり妄想が爆走してしまった俺・・・

そんなことを考えてしまう俺は、
まったくつくづく、どうしようもない野郎だな、
と自分で自分が嫌になるのだが、
そう、実は、正直そう思っていた。

そう例の、糞犬ベンジーのディスり、
本文では、そんなことは軽く水に流しましょう、
などと書いておきながら、
実はそう、個人的には、
俺はそういうことをあっさりと忘れてしまえるタイプの人間ではない。
そう、その通り、ご指摘頂いたように、
俺のあの、似合わないですます調は、
抑えに抑えきれないこの怒りの湾曲した露呈でもあったのだ。
思わず壁をぶん殴って未だに中指が痺れて動かない、
とまあそんな情けない状態ではあるのだが、
そんな怒りがくすぶったまま、
まさか、フランスでもあれをやりやがった奴がいたのかな、
とそんなうがったことを考えてしまったのだ。
実は俺はフランスという国があまり好きではなかったりする・笑

ただ、
あのクソ犬のディスりに、とさかを立てている日本の坊ちゃん嬢ちゃん。
あるいは、それに便乗して銭を稼ごうとしている糞メディアの方々。
そんなカイワレのようなダサ坊連中が、
ロックというものをどう考えているのか、
つくづくよく判らないのだが、

改めて言わせて頂ければ、
ロックをやっている連中で、
あんたらのような、
日本語のネットの上だけで罵倒の限りを尽くす、
が実は、傍目に見ても虚弱体質な、
実のところの品行方正な良い子ちゃんタイプ、
など、ロック界にはひとりもいない、と断言できる。

口では愛だ平和だ、と歌っていながら、
実際にロックをやっている連中は、
実はそんなお花畑的な世界とは最も遠いところに棲む、
まさに、魔物のような不良連中の土壇場である、
ということを忘れて貰っては困るのだ。

また俺の底辺的な世界観で恐縮ではあるが、
かつて小さなギクにおいては、盗難はまさにつきものであった。





調子に乗ってステージを降りて、
いやあ盛り上がったな、客のノリ凄かったな、
と意気揚々と楽屋に引き上げてきたら、あれ?
楽屋に残しておいた私物を一切合切かっぱらわれていた、
やら、
ステージの最中に灯りを落とされ、
あるいはアンプの電源を切られ、
車のタイヤを一つ残らずパンクさせられ、
下手をすれば搬出搬入のドサクサに、
命より大切な機材をかっぱらわれる、
なんてのは、ザラ、である、と聞いていた。

それがあんまり当たり前に頻発する以上は、
つまり、やられる方が間抜けなのだ、と考えるしかない、と。

先輩たちからそんな話を聞きながら、
実はこの俺自身、そういう卑劣な行為を、
わりと率先してやってまうところのある、
まさにどうしようもない糞バンドに在籍していた過去もあり、
つまりは、リハの時にちょっとお調子こいた馬鹿を、
本番前に呼び出しては腹に蹴りを入れる、などは朝飯前。
そう、ロックだ。ロックなんてそんなものだ。
面白いじゃねえか、望むところだ、と勝手に納得していたのだが。

だってね、とまたまた下らない言い訳を一発。

嘗てビートルズが、あるいはストーンズが駆け出し時代、
下克上と言われたハンブルグのクラブシーンを生き抜けたのは、
ひとえに、ジョンレノン、そして、ブライアン・ジョーンズという、
名うての喧嘩屋がいたからだ、と聞いたことがある。

今でこそ、世界平和のシンボル、
口では愛だ平和だ、と歌っていたビートルズのジョンレノンは、
実は当時、街のゴロツキの全てが震え上がる有名な喧嘩自慢。
ライバルである対バンという対バンを一切合切叩きのめしては、
そのステージ時間をすべてガメてしまった、
ビートルズの成功の本当の理由はまさにそれ。

そんな裏社会の土壇場のようなクラブシーンでも、
一際コワモテの不良バンドで通っていたストーンズ。
ロック界で最も喧嘩の強い男で売っていたブライアン・ジョーンズが、
キース、あのジョンレノンって鼻の曲がった野郎には気をつけろ、
と言っていたとかなんとか。

そんな与太話、日本のロックシーンではまさに、
耳からタコが何匹も這い出てくるぐらいに聞かされていた。
そう、ロックというのはまさに伝統的に、そういう世界。
ステージは喧嘩、ではない、楽屋からリハからが、
すべて、物理的な喧嘩、である、と。

ああ、またどうしようもないことを書いているな、
が、そう、不幸にもロックには、そんな歴史が長く刻まれて来た、
というのは事実なのである。

ただそう、海外ではそれがもっともっと露骨。
楽屋での悶着やら、機材の紛失などあたりまえ。
ギャラの誤魔化しに文句を言えば、
すっと背後のドアがしまり、
座った目をしてニヤニヤと笑う男たちの手に、
抜かれたナイフが鈍い光を放っている。
ここアメリカにおいて、俺達がロック、というのはつまりはそういう世界だ。
今日日、ちょっとはおとなしくなったという話も聞くが、
少なくともここアメリカ、そして多分ヨーロッパにおいて、
ロック・シーンの周辺を彷徨いているのはそんな奴ら。
その原則は多分、今も変わっていない筈だ。

という訳で、海外で戦う、というのはつまりはそういうこと。
それが当たり前。
そんな状況の中で何度も地団駄を踏みながら、
やられる方が間抜けなのだ、と思うほかはない。

あるいはそう、そんな状況を思い切り楽しむ、ということだ。

つまりそう、そっちがそうならこっちもやり返すまで、という、
狂気にはそれを上回る狂気を以って立ち向かう、
という例のあれである。

という訳で、チューニングキーは忘れても、
ジーンズのけつのポケットには、
スティックと一緒にこれ見よがしに飛び出しナイフを突っ込んでいた、
まさに日本人の面汚し、であったのは、
いったい誰だったっけかな?(笑

ただ、そう、そういう世界、
つまりはロック界のエリート(笑 を気取る、
そんな人々が拠り所とする世界。
ロックにはそんな一面がある、というのは、
T時は誰もが、心の底からうんざりであろう。

一昔前まで、ロックと言えば、
まさにドラッグと売女とそして暴力。

ギャラの全てがいつのまにかドラッグに消え、
訳の判らない女がいらぬ噂を振りまいては、
厄介な輩が楽屋のドアを蹴り破る。

ああ、もううんざりだ。思い出したくもない。

本番前になっても、楽屋の裏で腕から注射針をぶらさげたまま夢心地、
なんて奴ら、ああ、もう、見たくない。
本当にそういう世界は見たくない、と心底思っていた。

という訳で、ああ、またどうしようもない話を綴ってしまった。

また妙な誤解を招きかねない、まったくどうしようもない話だ。
ただ、一度海外に出た途端、
ベイビーメタルが戦っているのは、つまりそういう世界の人々と、
であったりもすることを、忘れてほしくない。

で、そう、そんなどうしようもない連中への、最終兵器とはなにか?

まさに、そう、誰もが一撃で完全にノックアウトされてしまう、

あの笑顔である。

スーの、ユイの、最愛の、あの笑顔を見た人間で、
あのあまりにもとてつもない笑顔のパワーを前に、

かの糞ベンジーのような戯言を叩けるってのは、
それはそれで凄いことだな、
と逆に感心したりもしていた訳だ。


♪ ♪ ♪


という訳で、今回のこのテクニカル・ディフィカルティ、

理由はどうあれ、
つまりは、テクノロジー・エンジニアリングとの完璧な融合を売りにする
我らがベビーメタルの言うなれば、アキレス腱にもなりうる。

ただ、アウェイで戦うとはそういうことなのだろう。

見慣れぬ機材、見も知らぬスタッフ達。
通じぬ会話と、そしてあまりにも大きなメンタリティのギャップ。

そう、一度海外に出れば、そんなストレスが山のように立ちふさがっている筈だ。

だがしかし、それを前提にしながらも、戦い続けることには大きな意味がある。

ただ、今回のテクニカル・ディフィカルティ、
本当の被害者、可哀想だったのは実はそんなファンたちであったに違いない。

せっかくのあのベビーメタルの渾身のステージ。
どんな事情であれ、あの素晴らしい時間が短縮させられてしまった、というのは、
なんて可哀想な人たち、と思わざるをえない。

ただ、遅ればせながらペリスコの荒れた画像を追う限り、
少なくとも、ベビーメタルによって披露されたあの演奏は、
まさに、神業。
正真正銘のBEST LIVE BAND 世界最高のステージ、
そのものであった。

そんなステージを見た人々は、
観客は勿論のこと、その現地スタッフの一人残らずが、
いまや完全なベビメタ・ロス状態。
次のステージがまさに待ち遠しくて、そればかり、になっている筈だ。

ああ、次は、本ちゃんの単独ステージで、ベビーメタルを見たい。
少なくともあの場にいた数十万人は、
心からベビーメタルの再訪を待ち望んでいる筈だ。

その熱意が更なる熱狂を呼び、尊敬の波が全ての人々を飲み尽くす。
そして、来年の夏には、そんなベビーメタルに舐めた口をきく奴など、
ひとりもいなくなっている筈だ。

実力のある者のみが世界を制する。

そう、良い意味でも悪い意味でも、ミュージシャンとはそういう人々である。
そうでないミュージシャンを、俺は信じない。
余計な先入観に囚われて音楽の質を理解できないなんていう輩は、
ミュージシャンとして、風上にも置けない糞野郎、ということだ。
かのロブ・ゾンビー氏ではないが、その気持は、誰もが同じだろう。

ベビーメタルを見た全ての人たちが、心の底からそのステージに打ちのめされ、
言葉の壁を、人種の壁を、そして、ロックという概念さえも飛び越えて、
このまったく新しいタイプのアイコンを前に、感涙に咽いでいる。

ベビーメタルはまさにそれに値する、とてつもないクオリティのステージを繰り広げている。

少なくともあの糞犬ベンジーが、ダウンロードの嵐の中のベビーメタルを見たとすれば、
自身の犯したそのあまりにも大きな過ちに、愕然とした筈である。

そう、倍返しとはそういうものだ。
それ以外に、奴らの心を変えることはできないし、
一度でもあのベビーメタルの壮絶なステージに触れたもので、
それでもまだそんな戯言が叩ける奴がいたとしたら、
そいつは多分、ただのアフォ。
ミュージシャンとしては完全に終わっている。
そしてそんなアフォは、同じ仕事仲間からも一切に相手にされなくなるだろうから、
仕事もまったく来なくなるだろう。
なのでそう、無駄な心配など要らない。

ベビーメタルはそれを思い知らされるに十分な、
まさに、正真正銘の実力を勝ち得ている、と世界中が認識している。

そう、バカ犬の遠吠えに要らぬディスりで返すよりは、
実力で、ステージで、倍返しにしてやれば良いのだ。

そしてそれを、あのスーの破壊的なまでに澄みきった歌声が、
すべて証明してくれた。

なんともまあ、まさに、ポニーテールの大親分、そのものではないか。

親分、やってくれたなあ、とまだまだ涙が止まらない。

という訳で、アホなバカ犬に対して、同じレベルで吠え返す、
なんて恥ずかしいことはもうやめよう。
どれだけ憎しみの輪を広げても、
それに便乗するような糞メディアに飯の種にされるだけのことだ。

すでにそう、我らがベビーメタルは、そんなバカ犬の顔に、
これでもかと恥を塗りつける、そんなとてつもないステージを披露してしまったのだ。

すべての山を越えたベビーメタル。
これ以上にない、痛快な大勝利であった。

という訳で、ヨーロッパ遠征、無事に終了ということで、
心の底から安心している。

この奇跡の大逆転によってますます巨大化を続けるこのモンスターたち。
そしてその戦いに終わりはない。

そして、このヨーロッパツアーの成果を、
この先の米国西海岸、そして、かの東京ドームの二日公演、
それに向けて思い切りの波動砲攻撃、期待しない訳にはいかない。

ベビーメタルの行く手に、限界などないのだ。

この勢いは、もう誰にも止められない。







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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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