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雲の上からの名無しさんへのご回答

Posted by 高見鈴虫 on 29.2016 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments
ニューヨーク、ダウンタウン。

昼食後のふとした談笑の中、

隣のテーブルから聞こえてきたこんな言葉。

でもさ、日本て歴史的には、中国の領土だったんだよな、

見れば、
言ったのは黒人である。
ヒストリー・チャンネルのファンなのだそうだ。
つくづくテレビに嫌気が刺した人が、
だがしかしテレビの前を離れる事ができず、
最後に至るのがこのヒストリーチャンネル、
と言われるぐらいに、
ヒストリーチャンネルを観ている、
というだけで、
ああ、そういう人か、と思い浮かぶ、
つまりは、ミスター無駄なうんちくの、
ヒストリーチャンネル野郎である。

がしかし、そう、相手が誰であろうと、
俺はそういう言葉だけは、見逃す事ができない。

俺はその為にアメリカに来たのだ。
俺が英語を勉強したのはそれが理由だ、
違うのか?

という訳で、テーブルをまたいで、
それは違う、と俺はいった。

日本は他国の植民地になったことは、ない。

え?
いきなり隣のテーブルから口を挟まれて、
ちょっと面を食らった面々。
その面々の中には中国系もいる。

でその中国系から、
でも文化的には中国の領土みたいなものよ。

いや、それも違う、と俺は言う。

海外から優れたものを学び、取り入れ、
それをアレンジする。
時として、その先生方を凌駕してしまう程に、
勉強熱心である、という意味なだけで、
それを手放しに受け入れたことは、ない。

でも、使っている言語は?

漢字も使うが、基本はひらがな、
つまり日本語だ。
英語も使う、フランス語も、ドイツ語も、
そして俺はスペイン語が喋れるので、
俺の言語には、スペイン語がとても多い。
全てを取り入れて行く。
それがジャパニーズだ。

あれまあ、と面々。

そんな民族、他にあるか?
日本は島国だ。
そして歴史上、どの国にも占領されたことがない、
唯一絶対の島国国家。

そんな俺たちにとって、
良い意味でも悪い意味でも、
海外からの人々は全てゲスト。
そんなゲストを、心からの真心で、
おもてなしするのが、日本の礼儀。
そしてそんな海外からの人々からに、
心から、教えを乞う、
それが日本人だ。

うーん、と黙るテーブルの面々。

それが日本の強さなんだよ。
全てを受け入れ、全てから学び取り、
だが決して教条主義に走らない。
そのバランス感覚、
それが日本の強さだ。
なぜか?
それは俺達が、島国の人。
つまりは、占領されたことのない、
唯一絶対の日本人だからだ。
なにがあっても、
俺たちが日本人である事実は揺るがない。
その自信があるから、
海外からの文化を貧欲に吸収し、
全ての客人を先生として、
心からもてなすことができるのだ。

それが日本人だ。

一度、日本に来てくれ。
例えそれが何人であろうと、
客人は客人だ。
最高のおもてなしで迎えてやる。
日本はそう言う国だ。
世界で一番素晴らしい国だ。

と言うわけで、思い切りの握手だ。
満面の笑みを浮かべながら
相手の手を握り潰すぐらいの、
思い切りの握手だ。

笑顔のサムライだ。思い知ったか。



雲の上からの名無し罵倒の方々。

回答になっただろうか。

俺はそうやって、
日本人として日本人のプライドの為に、
海外の人々と、戦っている。
そう、
昼食時のカフェテリアのテーブルであってさえも(笑



と言う訳で、
他国の脅威だ?
あのなあ、
田舎侍の、田舎相撲に、
その同じ土俵で、
同じレベルの泥仕合に巻き込まれることに
なんの意味があるんだよ。
俺はそれを言ってるんだよ。

うるさく吠えつく狂犬病の犬に、
あえて素手で戦いを挑んで侠気を示すことに、
なんの意味がある?

Keep your friends close and your enemies closer
友はいつも身近に、敵はそのもっと身近におけ。
そう言うことだ。

余裕を持てよ。俺たちは日本人だろ?
サムライの子孫なんだぞ。
恥を知れ恥を。
ケチなハッタリにいちいち取り乱すな。
海の向こうの兄弟喧嘩を煽りながら、
そう言う様を見て一番喜んでいるのが誰か、
よく考えろ。

いいか、なにがあっても誇りを棄てるな。
日本人の誇りとは、
バカな野良犬に吠えられて吠え返すような、
少なくともそんなちゃちなものじゃない筈だ。

俺なんかにくだない書き込みを送る暇があったら、

さっさと英語を勉強しろ。
フランス語、スペイン語を
そして、中国語を勉強して、
そういうバカな連中の
その懐の中にひとりで飛び込んで、
しっかりと日本の凄みを伝えてやれ。

それが俺たちの使命だ。
それが、曲がりなりにも高等教育を受ける事のできた、俺たちの使命だろ?
違うのか?

あんたの大嫌いな国の人々を含めて、
全世界の人口の半数以上が、
自国の文字すら読み書きできない、
そんな人々ばかりだ。
それが人類の哀しい現実。

それを聞いただけでも、
日本という国の特異性が分かるだろ?

そんな世界の人々と、
人間としてより広い視野をもって、
色々な人々の、色々な声、
時として声無き声を伝える、
それが、知恵を持った者の、
そして痛みを知る者としての、使命だ。

それが世界を相手にするってことだ。
そんな一人ひとりのプライドが、
そして愛が、
行く行くは世界を変える。
そう、ベビーメタルだ。
俺はそれをベビーメタルから、
そして神バンドの勇姿から
学んだ。

そう俺たちは日本人だ。
普段は笑ってばかりいるが、
譲れないところでは絶対に負けない。
そう、笑顔のサムライだ。

だからお前もやってみろ。
一緒に頑張ろう。
同じ日本人じゃねえか。
先の負け戦さのツケはまだ終わったわけじゃねえ。
負けてばかりじゃいられねえんだよ。

それだけだ。

合言葉は、今更言わせるな。

世界を相手に、ベビーメタル DEATH !

俺たちは負けねえ!


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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