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「BABYMETALの伝説 : LEGEND 1999 & 1997 APOCALYPSE そのニ ~ ベビーメタルのおさらい」

Posted by 高見鈴虫 on 07.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments

あまりの長文のため、小分けにしたぞ、LEGEND APOCALYPS
で、前回分はこっち -> 「BABYMETALの伝説 : LEGEND 1999 & 1997 APOCALYPSE その一 ~ 懺悔」




「BABYMETALの伝説 : LEGEND 1999 & 1997 APOCALYPSE そのニ ~ ベビーメタルのおさらい」



「ベビーメタルのおさらい その1 ~ バンドヲタはベビーメタルを舐めていた」

正直に言おう。
俺は当初、アイドルを、そして、ベビーメタルを、舐めていた。

長らくバンドマン、
つまりは、ライブハウスでドラムをぶっ叩くという稼業を生業としていた俺は、
毎日毎日が切った貼ったの、ヤクザ暮らし。
ミュージシャン、あるいはアーティスト、というよりは、どこぞの博打打ち。
ライブは祭りだ、喧嘩だ、カーニバルだ、とばかりに、
そんないなせな渡世人を気取っていた、そんなタイプのアフォ、であった。

そんな俺はまさに、絵に書いたようなリア充の人。
その美意識の方向として、
予てから、ロリコンというよりは、女教師。
アイドル系の表、よりは、毒々しくも生々しくつまりは全部が◯見えの裏。
やらせそうでやらせない子猫ちゃんよりは、牛でも馬でも手っ取り早く一発抜ける、
そんな選択ばかりを取ってきた、
そこに男として、あるいは、侠としての、
一つの美学さえも見出そうとしていた、
つまりはそう、ロリコン・ドルヲタから、最も遠いところに生きている、
そんな輩であった訳だ。

とそんな俺が、

この若くて可愛いベビーメタル、
なんてものに興味を覚えたのは、
実のところ、その看板であるところの、三姫、にではなく、
その実際のきっかけ、となったのは、まさしくそのバックバンド
あの白塗りてるてる坊主姿の山村貞子軍団、
であるところの、人呼んで、神バンド。

あの連中の演奏が、あまりにも度肝を抜いていた、と、
それがきっかけ、であったのであ~る。

これまで度々にわたって触れてきたが、
このベビーメタル、そして、そのバックバンドを務める神バンド、
この演奏能力は凄まじいものがある。

人間では到底演奏は不可能であろう、
デジタル音源としてデジタル用に作られた、
まさに夢物語のようなコテコテの作り物。
それをまさに、人力で演奏し得る、
というのからして、神業、というよりは、
むしろ、曲芸!的なまでに驚愕に値したのだが、
なににもまして、
その不可能必至のデジタル音源が、
初めて生音に還元されたが途端、
これまでの人類の誰ひとりとして体験することのなかった、
そのあまりにも超絶的な世界、
鬼気迫るようなドライブ感、そしてスピード感。
まるで乗ったが最後、二度と降りられないジェットコースターのような、
狂気さえも孕んでは怒涛のキリモミ状態をも巻き起こす、
その圧倒的なほどの迫力。

これはまさに、新しい音、であった。

これまで永きに渡り低迷のどん底を這いずりながら、
音楽界そのものがすでにすっかり忘れ去っていた、
ロック!というジャンルにおける、まさに新しい音。

これまでのロックという音楽のその魅力、その醍醐味、そのものを、
惜しげもないほどにまでぎゅっと凝縮し尽くしては、
いきなり二倍速三倍速の早送り再生。

そんな無茶苦茶さを手加減もなしにぶちまけた、
まさに、ロックの真髄、そしてその確たる未来形。

まさに唖然超然愕然呆然のロックの新境地。

その桃源郷的錐揉みビートの中に身体中を切り刻まれながら、
しかしながら、
そんな神バンド・オンリーのバンドヲタ的な偏狭の中にあっては、
ともするとフロントの三姫の姿は時として、お飾り。

この子たち、ところで、いったい、なにもの?

今でこそあの歴史的な大暴言ともなった、
あの、目障りなじゃり、的な、そんな存在でしかなかった、
それが紛れもない、バンドヲタの本心、であった、というのも事実なのだ。

そう、俺の中にあって、
ロックとはまさに、男の男による男の美学。
その暴力性と刹那性。
セックスとドラッグと、ロックンロール。
明日をもしれぬ日々を生きる、土壇場のチンピラ的美学、
ロックとはまさに、その象徴であったりもしたのだ。

そんな、ロック馬鹿一代の、このバンドヲタ、
そんな輩が、なにが悲しくて、若くて可愛いベビーメタル・デス、
なんていう、アイドル、なんてものに、
鼻の下を伸ばす、なんてことがありえるだろうか。

あのなあ、小娘のねえちゃん、
ロックってのはそんなものじゃねえんだよ。
ロックってのは、ロッキンロールってのはだな、
まさに、無法者の無法者による無法者の為の・・・

なんてことを言っていたこの俺が、

あり?








「ベビーメタルのおさらい その2 ~ そしてスーメタルの降臨」

あり?

そう、そうなのである。

きっかけは、スーメタルであった。

このベビーメタル、
ベビーメタル三姫のその真中にいるひとりの歌手。
アイドルとしては、その絶対的条件であるだろう、
セクシーさ、という魅力にはかなり欠けることになる、
なんともまあ、どういう訳だか、
あまりにも生真面目そうな、
ロックの専売特許たる不良少女、とは対極を成す、
コーラス部、あるいは、なんというか、
あいうえなのなの、の得体の知れない演劇部、
なんていう、
つまりはちょっと、ぱっとしない感じの女の子。

がしかし、この一見、なんともぱっとしない感じの女の子が、
一度たかだかと掲げたマイクに息を吹き込むや、
その歌、その声が、どういう訳か、妙に胸に染みる

その歌詞が、メロディが、まさに突き刺さるように、
身体の芯にまでじんじんと染み渡ってくる。

なんだなんだ、なんなんだこの娘の声は!
そしてこの俺、なんで、こんなアイドル歌手の歌に、
涙なんぞをにじませているのだ・・

そう、端的に言って、このベビーメタルの歌手、
スーメタル、という人。

ひとりの歌手、ヴォーカリストとして、
あるいは、アーティスト、あるいはパフォーマーとして、
これまで聞いたどんな歌い手よりも、
格段に、上手い。
常識はずれに上手すぎる、という事実に、改めて慄然としたのである。

だって、この子、アイドル歌手だろ?
アイドルのダンス・ユニット、であるわけなんだろ?
そんなおちゃらけた企画バンドに、
なんでこんなとんでもない歌手がいなくちゃいけないんだ?



「ベビーメタルのおさらい その3 ~ ちょっと寄り道:シュガーポップの歌姫たち」

これまで、アイドル歌手と言えば、
可愛さあまって歌はいまいち。
ぶっちゃけ、そのヘタウマ!が主流であった、かと思う。

うまくできないけど、一生懸命歌います、
的な、その未熟さが、売り、でもあった訳だ。

そんな日本のげーのーかい、なんてところで、
まさに、履いて捨てる程に存在したであろう、
そんな、星屑的女性アイドル、つまりはなんちゃって歌手たち。

がしかし、そのなんちゃってアイドルである歌手こそが、
日本の音楽界のひとつの主流。
あるいはそう、海外においても、
そんなアイドル的歌姫たちこそが、
音楽界の牽引役として歴史を築いてきたことも、あった。



例えば、
その甘い甘いシュガー・ポップの元祖となる
France Gall 






あるいは、シルヴィ・バルタン






あるいは、世界的なボサノバ・ブームの火付け役ともなった、
アストラッド・ジルベルト






そして忘れもしない、
我が、永遠のアイドル、パンクロック界のロリータ歌姫、
デボラ・ハリー?クイッシー・ハインド?あるいは、ニナ・ハーゲン? 
いや、違う違う。
世界にパンク・ロックの女の子は意外と可愛い、そう印象づけた、
まさに稀代の一発屋、ネーナ






なんだ、俺もなんだかんだ言って、ロリータ・シュガー・ポップ、
意外とよく知ってたりするじゃねえか。

そう、ロックだ、ジャズだ、ボサノバだ、と言っても、
やはりその特異なジャンルが大衆化する過程において、
必ずと言っていいほど存在した、このアイドル、という徒花。

ベビーメタルというこの特異性、
つまりは、アイドルとメタルの融合、
この一見して荒唐無稽なコラボも、
シュガーポップこそが新しい音楽ジャンルの牽引者であった、
という理念から行けば、
まさに、正攻法も正攻法、
言ってみれば、歴史の必然、とも言えるものではないのだろうか?










「ベビーメタルのおさらい その4 ~ ベビーメタルという新しい潮流」

で、そう言った意味では、
このアイドルとメタル、あるいは、スラッシュ・メタルとのコラボ、
であるところのベビーメタル。

全てが倍速の凄まじい錐揉み的スラッシュ・メタルビートの中の、
まさに歌姫、あるいは、徒花的存在でもあるのだろうが、

ただ、そう、同じロリーポップ系のアイドル・ロックという分野においても、
このベビーメタルのスーメタル嬢。

その賛美歌を思わせる澄み切った透明感に加え、
血の滲むまでに切なさにを滲ませた少女の純情、その歌声。
その類まれな声質から始まり、
バックバンドの轟音の中、
ともするとその全てを圧倒するまでに、一際響き渡るその驚くべき声量が、
意外なことに、
その錐揉み的スラッシュ・メタルの轟音の中、
まるでダイアモンドの輝きを以って冴え渡るその歌声が、
驚く程の完璧なアンサンブルを奏でる。

そして、なにより、特筆すべきは、
このアイドル歌手のもつ類まれな説得力である。
歌詞を解らぬ者にさえ感涙に浸らせる、
まさに言語を超えたその超絶的な感情移入、その凄まじさ。

それはまさに、アイドルという枠の全てを超越した、
音楽史上にも稀に見る、まさに逸材の中の逸材。

本来であれば、履いて捨てるほどいたであろう、
企画物のかわいこちゃん歌手のメタル・コスチューム版、
そんな一発狙いのテレビ的アイドルちゃん、
そのひとりに過ぎなかった筈のこのベビーメタルが、
まさに、このスーメタルという類まれな天才歌手の存在と共に、
永きに渡って辛く長い冬の時代~不毛な砂漠を宛もなく彷徨い歩いていた、
俄ロックヲタクたちの魂を、見事なほどにまでかき乱し、
揺さぶり起こす結果となった、のであ~る。



「ベビーメタルのおさらい その5 ~ 天才少女・中元すず香の本質とは」

無法者ロッカーであると同時に、ミュージシャン、
あるいはそう、楽器を操る職人バカ一代でもあったところの俺は、
そんなスーメタルの歌声の中に、
天才少女のその溢れるような才能、と同時に、
しかし、決して見誤ることのない、
まさに、アーティストの土壇場としての、日々弛まない激しい練習の跡、
まさしくその職人一筋的な技の美、その真髄を、見出していた。

華々しいステージの影で、
ミュージシャンたちが決して外に晒すことのない、
日々、暗く狭くかび臭い地下室の個室の中で、
まるで魔に憑かれたように繰り返しに繰り返す、
その練習に始まり練習に終わる、という苦行的日常。

つまり、天才だ、神憑りだ、狐憑きだ、と煽りに煽られる、
そんなスーメタルの才能の中に、
実は、常人の常識の全てを覆す、
まさに血の滲むような鍛錬、
彼女のその才能が、実はその修業の賜物である、という事実を、
俺たちバンドヲタであるところの敗れ去ったミュージシャンたちは、
一撃で見抜くことにもなったのである。

類まれな才能の上に、常識を逸脱するほどの鍛錬を重ねた結果、
この少女は、このスーメタルという小娘は、
これまで世界に星の数ほどいるであろう、ミュージシャンという野獣たちが、
その人生の全てを削って目指してきたもの、
つまりは、楽曲を奏でるその音の中に、
宇宙の全てを包括しようと試みたその夢を、まさに現出せしめた。
つまりは、そう、この人こそが、技の美、その究極系、
その頂点に辿り着いた、音楽のメシア:救済者、なのではないのか?

まさに目からウロコであった。

アイドルの、じゃりの、としか見ていなかった筈のこの若くて可愛いアイドルちゃん、
そんな子猫ちゃんが、並み居る凄腕のミュージシャンたちを座り小便どころか、
感涙にむせいで、魂を無くしてしまうほどの、
まさかそれほどの音楽的なクオリティを持っていようとは。。

たかがアイドルの、と舐めてかかったバンドヲタたちを襲ったこの衝撃。

驚愕は、いつしか尊敬に変わり、そして今や偶像化、ともすると、
神格化されるまでに至った、このスーメタルという前代未聞の天才歌手。

その魅力に引き込まれれば引き込まれるほどに、
そのバックバンドであるところの、
超絶プロフェッショナル集団である神バンドの、
その困惑が、いつしか、驚愕から、心酔に変わる、
そして至ったであろう、
ミュージシャンとしてのプライドの全てを駆けて、
このスーメタルという類まれな天才に向けた、
まさに迸るような熱情。

その各自の想いが、身につまされるように紐解かれる中で、
いまやフェノメノン:現象とまで言われるまでになった、
このベビーメタルという存在のあまりの特異性に、
ただただ声を失っては、唖然呆然を繰り返すばかり。

凄い。まったくもって、物凄いバンドが出てきたものだ。。

このベビーメタル、そして、神バンド、
まさに、世界最強。音楽史上、最強のグループではないのか。

その事実を、確信するに至った、という訳なのである。



「ベビーメタルのおさらい その6 ~ ベビーメタル、そして世界へ」

この天才少女 中本すず香率いるベビーメタル。
ゴスロリータのコスチュームに身を固めた三人のアイドル・ダンス・ユニットと、
ロック界の中でも一際のカルト性を誇ったこのメタルというジャンル、
トラッシュのトラッシュによるトラッシュの為のキワモノ的ジャンルであったヘビーメタル、
その融合。

十六歳のポニーテールの少女が、白塗りのバックバンドを引き連れる、
一見した限り、ともすると、チンドン屋的コミックバンドとも取られ兼ねない、
そんな未曾有の一団が、
武道館での一大公演の後に、そして世界武者修行の旅に出る。

その異境のバンドのその姿に、
当初は唖然として目を瞠るばかりであった観客達が、
いつしかその超絶的なテクニックに裏打ちされた錐揉みビートに飲み込まれては我を忘れ、
脳髄そのものをビリビリと震わせるかのような天才少女・中元すず香の歌声に、
神経中枢そのものを捻じ曲げられてあわや失神状態。

そんな神懸かり的なライブの中、
遂には世界有数の超マンモス規模の野外フェスティバルに於いて、
数十万人の群衆の度肝を抜く超絶的ステージ、
まさに音楽の神様、その降臨の姿をまざまざと現出せしめた、
音楽史上に燦然と輝く、まさに奇跡的ライブ。

その伝説的なステージに於いて、
女王、あるいは女神然として、
目の眩むような燦然としたオーラに包まれた、
スーメタル:中元すず香のその姿。

その奇跡的瞬間を映しこんだ映像は一夜にして世界の隅々までをも席巻し、
並み居る一流アーティストたちから絶賛の嵐、
と同時に畏敬を持って迎え入れられる、
まさに世界の音楽界の台風の目、と成り得たの、DEATH。


「LEGEND そのBEFORE AFTER」

とまあ、そこまでのところが、この間までの俺、つまりは、
ベビーメタルのファン層の中でも、その一郡を成す、
歳も時代も間違えた元バンドヲタ的なおさ~んファンの
その共通の認識ではなかったのだろうか。

がそう、それはまさに、この LEGEND を観るまでのことである。

2013年、つまりは、神バンドがベビーメタルに参入する、
その過渡期にあったベビーメタル。

LEGEND 1999 & 1997 APOCALYPSE、
このDVDに収録された2つのライブの中に、
それまで、アイドル界の中でも、
アイドルの中のアイドルとしてのその王道、
まさに、類まれなアイドル的アイコンであった筈のベビーメタルが、
その後、まさに、世界の頂上を目指すことになる、
その決定的な瞬間が、この LEGEND のDVDの映像の中に、
克明に記録されている、のである。

バンドヲタのおっさん諸君。

バンドヲタのおさんである俺達は、バンドヲタとしてのそのプライドを以って、
この LEGEND を観なくてはいけない。

そこにはつまりは、ロックの、生誕の秘密が隠されている、のであ~る。



という訳で、この長い長いト書き、
そのト書きだけでお腹いっぱい、
ちょっと疲れてきたのでもう寝ることとする・・・

ってのは嘘で、そう、長文さんの面目躍如。

まさにここからが、ようやく辿り着いたLEGEND その感想である(笑

例に寄って、またまた、印象だけに貫かれた、
フィルターもバイアスもないままの、ただの戯言、その暴言的メモである。

つまりはそう、この糞ブログはログなのだ。
その軌跡、あるいは、変遷を記録するためだけの、メモ帳、なのである。

とそんなことを自己認識した上で、改めて、その感想を綴らせて頂くことにするのだが、

おっっとおおおお、このブログにも字数制限の縛りが・・・

ってわけで、続きは改めて、今夜にでも・・とか(笑




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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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