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ベビーメタル 立っちゃったらどうするんだよ、東京ドーム

Posted by 高見鈴虫 on 18.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
ああ、そう、東京ドーム、モッシュは無しか?
ってことは、WALL OF DEATH の ギネス記録ってのも、
来年の、マンモス・ロックフェスにお預けってことなんだな。

まあそう、ならばそれでも良いじゃないか。

嘗て、東京ドーム、ローリング・ストーンズの日本初公演。

その後、キース・リチャーズが、冗談めかしてこんなことを言っていた。

いやあ、緊張したよ、日本公演。
五万もの人々が、すべて正気、なんだぜ。
ラリってる奴も、酔っ払ってるやつも、ひとりもいねえ。
みんながみんな、クラッシクのリサイタルでも聞き入るように、
お行儀よく椅子に座ってる、なんざ、
デビュー当時、以来、初めてだよな。
稀有な経験だったぜ、と。

が、そう、ベビーメタルはそういうバンド、ではない。

ノリ一発で、あとはぐしゃぐしゃ、酔ってらりって、騒ぎで暴れて、
と、そんな状態の中、音を聴いている奴など、誰もいねえ、
という状態にすっかり慣れきってしまったロックが、
その後、そんなドサクサのイベント性の中に埋没してしまった、
のに、対し、

そう、ベビーメタル、言わせてもらえば、
その、音楽としてのクオリティ、演奏技術の高さから、
観賞目的のエンターテイメントとしても、
世界中のどんなジャンルとくらべても、最高に位置する、
まさに、本物、本物の中の本物のアーティスト軍団である。

なので心配は要らない。

ベビーメタル、それがどんな状況であっても、
嵐の中でも、地獄の酷暑の中でも、
あるいはそう、座ることを強要された東京ドームであっても、
そのパワー、その、実力、その芸術品とまで言われる、
その素晴らしいクオリティ、これっぽちも揺るぎはしないであろう。



ほら、俺なんかさ、あのニューヨーク公演、
始まった途端に全然記憶ねえ、とか、
あとになってから、俺、何やってたんだろ、って真面目に後悔したしさ。
あの時、できればちょっと、最初ぐらいは、遠くから見ても良かったかも、
とは思いながら、そう、そういう楽しみ方も、できる、訳でさ。

つまり、騒いで楽しく、そして、聴いて聞き惚れ、観て見惚れ、
どんな角度からも、どんな視点からも、最高級のエンターテイメント、
それが、ベビーメタル。

もし、立てない、踊れない、騒げない、というのであれば、
思い切りの熱い視線で、三姫の姿、焼き焦がしてくれ。

彼女たちはそんな熱い思いに、必ずや、応えてくれる。

とか言いながら、五万五千人が、いきなり感涙の中で咽び泣いてる、
なんて、それはそれで凄いよな。

そう、思い切り泣いてくれ、思い切り楽しんでくれ、その人生最高の瞬間を。

で、まあ、改めて、そっか、東京ドーム、立てない、のか。
で、もしも、立っちゃったら、どうするわけ?
いや、あの、これ、勝手に立っちゃってるんで、だから俺にはどうすることもできず・・
で、股間を抑えて、ぴょんぴょんとうさぎ跳び
いや、ほら、これ、自然と、振っちゃう訳で、
あのなあ、あんただって男だろ、人間ならそういうことがあるって、判ってるだろう、と。

そう言えば、嘗て、あのクラッシックの殿堂・カーネギーホールに、
なにを間違ったか、キューバの最高峰:ロス・バンバン!
なんてグループが招かれたことがあったのだが、
カーネギーホールの人々が、このロス・バンバン、
如いてはキューバのサルサという音楽を、
いったいどんなもの、と考えていたのかよく判らないのだが、
つまりは、どこぞの伝統芸能、
まさか、南京玉すだれ、とかと一緒に考えていた、という訳でもあるまい。

という訳でロス・バンバンのカーネギーホール公演。
演奏が始まった途端に、いきなりの総立ち、で、ステージ袖に向かって人々が殺到しては、
タキシードに蝶ネクタイ、あるいは、イブニングドレスなんてのに身を包んだ紳士淑女たちが、
通路から非常出口の前から椅子の上から手すりの上から、まさに踊り狂い。
踊りに踊り踊り回った挙句、カーネギーホールの象徴とも言えるあのレッド・カーペット、
全てが、総取りかえの大改装を余儀なくされた、っていう笑うに笑えない話を聴いた。

まあそう、ベビーメタル。
あのステージを観て、立つな、というのは、無理だろう、と。
いくら、すぅちゃんが、EVERYBODY JUMP の代わりに、座って、座って、と繰り返しても、
だって、立っちゃうものはしょうがないし・・・ だってこれ、もう、自然と身体が飛び跳ねて、
いや、はっと、気がついたら、踊り狂っていたのは、つまりは、狐憑きのなせる技・・

東京ドーム、もしもそれほど、人工芝が大切であるなら、
警備員のかわりに、祈祷師でもずらりと揃えておいた方が良くないか?

という訳で、そうか、WAVEか。

USOPENでも、よくあの、WAVEをやっていたが、そう、あのWAVE、あれはあれで凄いよな。
まさに、会場中が、波打つ、んだぜ。

ベビーメタル、三姫を取り巻く全世界が、波を打ちながら広がってはうねりまくり、
なんて、それはそれで、とてつもない壮観な光景だと思う。

どうせなら、世界最高の大WAVE 津波のように巻き起こるその瞬間で、ギネスブックに挑戦してはどうか。

いずれにしろ、ベビーメタル、台風の襲来もあって、いはやは、なにが起こるか・・・

海の向こうから、とくと拝見させて頂く!

という訳で、世界音楽の最高峰・ベビーメタル。

なにが起こるかは、誰にも判らないながら、それが世界最高であることだけは、間違いがない。




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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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