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ベビーメタル・アンダードッグの美学 ~ BABYMTEALの永遠の戦い

Posted by 高見鈴虫 on 01.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
ぶっちゃけ X-JAPAN である。

そう、X-JAPAN 知らないひとはいないだろう。

兼ねてから俺は、不自然というほどまでに、
このX-JAPAN という人たちについて語るのを避けてきた。

そう、ひとにはいろいろと事情がある、のである。

だがしかし、今回、ベビーメタルのその魂の根源を探るという試みにおいて、
やはりそう、この X-JAPANという存在を避けることは、もう不可能であらふ。

という訳で、敢えて、禁断を犯すことは承知の上で、

まずはこの、X-JAPAN というあまりにも巨大な存在から、話を初めてみたい。











「X-JAPAN このあまりにも大きな恩恵」

一般的な常識のレベルにおいては、
いまや、ロックというジャンルが死語に等しい世界的基準において、
ましてや、メタル、なんちゅうジャンルが存在したのか、
というぐらいまで、既にこのメタルという音楽、
疾うの昔に絶滅危惧種、死にに死にきっていた筈である。

ただそう、アメリカのど田舎のホワイト・トラッシュ、
あるいは、欧州のアンダーグラウンド・シーンにおいて、
このメタルという音楽が徹底的にコア化を進めながらとてつもない進化を遂げている、
ってなニュースは様々なところをから聞きかじってはいた、
のでは、あるが、
がしかし、そんなコアな層を除いては、音楽業界はいまや、
ヒップホップ、あるいは、R&B あるいは、ネオ・ソウルの独壇場、
共通するものは、デジタル系のダンス・ミュージックを主体としているという点で、
そんなテクノな音色が全盛のこのご時世、
ロック、ましてや、メタル、なんてものが嘗てこの世にあった、
なんてことを知る者さえ極稀の稀。

ただそんな中、では何故に、この日本という国で、このメタル、なんぞというジャンルが、
奇跡的にもしぶとくも生きながらえ、そして今回のこの、ベビーメタル、のような、
突然変異的な昇華を遂げることになったのか。

その理由を、俺はひとえに、X-JAPAN の恩恵、と断言しても良いかと思う。

X-JAPAN、そう、このバンドについて立ち入ることは、
ちょっとあまりにも恐れ多い。

がそう、改めて申し上げておけば、
俺はこのX-JAPANが日本においてお茶の間のヒーローであった時期を、
まったく、なにも、知らない。
俺がロックを捨てて日本を離れてはドブの底でのたうっていた、
その丁度、同じ時期に、
まさしく、彗星のように登場した X-JAPAN。

当時聞きかじった噂に寄れば、
あのドブ板のヤンキーの糞ガキ風情から、
なんか、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』
あの伝説の「やしろ食堂」でのライブをきっかけに、
早朝ヘビメタの大ヒットから、お笑い路線のヘビーメタル、
という禁断のターゲットを射止めては、テレビの国の徒花的存在として、
お茶の間の人気者へと駆け上がった未曾有のスーパースター。





この演歌と民謡の国・ジャパン、
音楽的には砂漠のような国であった日本のロック・バンドとしては、
奇跡にもなるミリオンセラーを連発しながら、
武道館ライブから、遂には、東京ドーム12万人動員の奇跡を巻き起こし、
2002年、天皇陛下を前にしての国民祭典に出演する、という快挙を成し遂げるまでに至った、
正真正銘の国民的、人間国宝的なヒーローたち。

このX-JAPANの成し得た偉業に誘発されたビジュアル系という一つのムーブメント、
その影響こそが、世界的に見ては、絶滅種シーラカンスとも見なされていた、
この、ヘビーメタル、というジャンルが、
このガラパゴス大国日本において、未曾有の突然変異を繰り返しては、
一大発展を遂げてきた、その、過程こそが、
その後のベビーメタルの母体となる、神バンド、そして、コバメタルの、
スピリッツの源泉となるのでは、と思う訳である。

このX-JAPANの作り上げたとてつもないムーブメント、
そこから始まるビジュアル系という系譜、
このX-JAPANに始まった日本特有の現象こそが、
今の時代になってまで、メタル、という音楽が、
ベビーメタルの出現とともに新たに息を吹き替えした、
その理由、なのである、ということに間違いはないであろう。










「X-JAPAN と プロレス の 美学」

実はこの、噂に聞こえたX-JAPAN というバンド、
2010年、ニューヨークでのデビューの公演を、
奇しくもまたまた可笑しな縁でタダ券をゲット。

で、その伝説とやらのライブをその眼前でご拝見させて頂く形となったのだが、
いや、まじ、実はちょっと、これまでの人生の全てが覆るほどの、大感銘を受けた。

そう、X-JAPAN、ただただ、格好良かった、のである。

その観戦記は、こちらの駄文にメモ程度に記してはおいたのだが、
52丁目のROSELANDでX-JAPANというバンドを見た。
そう、ロックの醍醐味、その、全てが、このX-JAPANのライブに集約されている、と感じた訳だ。

ではその、ロックの醍醐味とは、果たしてなにか。

俺はそれを、火事場の馬鹿力、
そして、それに通じる、プロレスの美学、とここに言い切ってしまう。

ここニューヨークのロックの殿堂であった
ROSELAND BALLROOM を埋め尽した人々。

日本からの出張組であろうかなり年季の入ったビジュアル系ファンの方々と、
赤や黄色に髪を染めた現地ジャパニメ系のコスプレフリークスたちに混じって、
良く行く寿司屋の板前さんから、ジャパレスのウエイターから、取引先の社長さんから、
割とそう、ここニューヨークの日系社会で常々からお世話になっている普通のおさんたちが、
鮨詰めの大観衆に揉まれも稀ながら、
いきなり、腕を交差させては、X:エックス!!
と無我夢中になって、ご声援をされているのである。

でそう、そんなこんなで、改めてこのXーJAPANというバンドの、
その成り立ちから、隆盛から、を支えてきたその熱いファンたち。

そんな人々を思わず唖然として傍観しながら、
彼らがX-JAPANに見たもの、というのはもしかして、
あの、アントニオ猪木に見る、
まさに、プロレスの美学なのでは、と思っていた訳だ。

またお叱りを覚悟で暴言を吐かせて頂ければ、
同じドラマーとしての見地から言えば、このX-JAPANのドラムの方、
かなり、ヤバ かった(笑

つまり、そのあまりにも極細ビジュアル系なルックスから、
その歳に似合わぬあまりに凄まじいツーバスの連打に、
いまにも、倒れそう!
あるいは、また、お首をご骨折、
あるいはそれこそ、お股関節御脱臼、などなされるのではないか、
そんな危惧から、演奏に集中する、どころではなかったのである。

そのわりと、もう、バンドの演奏、ぶっちゃけ、クリックなのだが、
それに、着いていくだけで精一杯、という、あまにも余裕の欠片もないプレー、
あるいはその、ボーカルのグラサンの御人、
その出るにできらないハイトーンに、
思わず腸が口から飛び出そうなほどにやきもきしながらも、
そのステージそのものがハラハラドキドキ。
この人達、いつぶっ倒れるのではないか、とそんなハラドキ感の中で、
思わず我を忘れては、
頑張れ!負けるな!力の限り!と、小須田部長してしまった訳だが、

そう、そんなX-JAPANを応援する方々のそのあまりにも熱い歓声の中、
これこそが、嘗て少年の心を熱くしたあのアントニオ猪木の美学、
卑劣な反則技で劣勢に追い込まれる正義のヒーローを、
頑張れ、負けるな、と涙を浮かべては手に汗握りながら、
放送終了7分前になって、遂に遂に、正義のパワー炸裂、
鮮やかな必殺・腕折り、ならぬ延髄斬りで勝利のダ~!を繰り出す、
あの世紀のヒーローの姿を重ねてしまった訳である。

そうか、X-JAPANとはまさに、アントニオ猪木であつたのか。

俺はそんな感慨に打たれながら、俺のこれまでの音楽人生の、
そのあまりの偏狭さ、そして、陳腐さを思い知っては打ちのめされながら、

ロックの美学はプロレスに通じる、という新たな真理、
その衝撃にうち慄えていたのである。





「頑張れ負けるな、のベビーメタル」

思い起こせばベビーメタルのこの夏の世界ツアー、

そのクライマックスともなった LONDON ダウンロードフェスティバルに先駆けて、

スイスからウィーンを経てドイツに至る、
そのあまりにも過酷なスケジュールに重ねて、
今夏のヨーロッパを襲った未曾有の大猛暑。

そしていまや伝説ともなった ドイツ・ケルンのライブ会場は、
エアコンの不備に重ねて会場を埋めた熱気の中、
まるでサウナ風呂のような灼熱地獄。
観客の中から次々に酸欠者が倒れては担ぎ出されと大混乱。
遂には会場側からの要請によってアンコールがカットされる、
という事態に至ったのだが、
その際、どうもベビーメタルの楽屋に救急車が呼ばれたらしい、
との噂に、日本中のベビーメタル・ファンが騒然。

その翌日のシュトゥットガルトのライブにおいて、
どうも、ユイちゃんの動きがおかしい、
下手をすれば、腰をお痛めになられたのではないのか!?
などというデマの中に半狂乱状態。

まさかまさかのユイちゃんぎっくり腰説の中、
迫りくる、ロンドン・ダウンロード・フェスティバル、
ベビーメタル史の一大エポックとなる筈の大舞台を前に、
日本中のファンたちが居ても立ってもいられない程に気を揉んだのは
いまも記憶に新しい。 
 ⇒ ゆいちゃん、がんばれ!

正直なところ、あの時ほどに、ベビーメタルというこの三姫のユニット、
その、三人という絆の大切さを思い知らされたこともなかった訳で、
いやあ、今になってもあの冷や冷や感を思うと、心臓の高鳴る思いがする。
 ⇒ おことわり、そして、激しすぎる訂正 ~ 安心しろ、ゆいちゃんは不滅だ!

不安の渦巻く中で、その翌日に行われた、ケラング・アワード。
そんな懸念の追い打ちをかけるかのような、
例の糞ベンジーのディスり事件、なんてのが勃発した訳で、
 ⇒ Are you Fu*kin" around?  に対する俺なりの見解
ユイちゃんの腰痛騒動にやきもきしていた日本のファンたち、
思わずブチ切れては、てめえこの野郎ぶち殺す、とばかりの大狂乱。

果たして、ユイは、そして、ベビーメタルは、大丈夫なのだろうか・・・
もしかして、ベビーメタルは、ユイちゃんの無いままに、
このダウンロードの十万人の大観衆に勝負を挑むことになるのか。
 ⇒ 手負いの虎のBABYMETAL ~ すべての山を登れ!

そして行われた英国ダウンロード・フェスティバル。

ステージ直前になっていきなり襲われた集中豪雨。
その広大な会場中が水没してしまうかのような大混乱の中、
突如嵐の使者として降臨した、モップ片手の大親分、
じゃなかった、その後に登場した、天国の使者・ベビーメタル。

その壮絶なステージが、また新たなるロック史の伝説として語り継がれる、
歴史的な大勝利となった訳なのだが、
いやはや、あのニュースを聴いた時は、このベビーメタルというグループが、
ただのアイドル・ロックなんていう存在ではない、
正真正銘、神の召された救世主、そのものなのではないのか、
そんな、ちょっと恐ろしくなるほどの感動を覚えたものである。

これまで、邪悪の限りを尽してきたこの不信心極まりない罰当たりが、
神の存在を目の当たりにしたその究極の神憑り的出来事。

そう、神は存在する。ベビーメタルの前には!
そう確信するに至ったまさにダウンロードの奇跡。
 ⇒ BABYMETALどこまでドラマチック! ~ テニスコートで涙腺崩壊





ベビーメタル、このこれ以上なくドラマティックな展開の中、
そこに感じていた、あの一種、超然的な事象の数々、

劣勢に継ぐ劣勢の中から、不死鳥のように蘇るその姿。
それこそは、あの燃える闘魂・アントニオ猪木の美学、
そのものではなかったのか。





「ベビーメタルというこのアンダードッグ」

改めて、ベビーメタルの歴史を辿っていく過程において、
そこに歴然と存在する、アンチ派との戦い、から目を逸らす訳にはいかない。

嘗ては、大手広告代理店とつるんだ大芸能プロダクション所属のスーパーアイドル達、
その式神交錯陰なる狂信的ファンたちとの確執。

そして、アイドルの分際でメタルを名乗ることへの、
自称本ちゃんメタルファン達からの強烈なボイコット。

次いでは、海外遠征というアウエイにおいて、
この東洋から来たアイドル+メタルというミュータントに対する拒絶反応、

その全ての戦いが、圧倒的な劣勢の元に行われた、
火事場の馬鹿力的、奇跡の大逆転、

九回裏二死満塁、ボールカウント、ツースリーからの、奇跡の逆転ホームラン、
それを連発しながら勝ち上がってきたこの修羅の道。

そう、ベビーメタルはいついかなる局面においても徹底的な劣勢、
つまりは、アンダードッグであった訳だ。

そして我らがベビーメタル・メイト達は、
その、徹底的な劣勢をものの見事に跳ね返し、倍返しどころか百倍千倍、
そのあまりにも奇跡的な大勝利の中で、狂喜を繰り返しながら、
と同時に、まさに神の加護なくして信じようのないほどの、
その超次元的とも言えるほどの数々を目の当たりにするにあたり、
ベビーメタル龍神説、なる伝説が、実しやかに信じられるに至った訳なのであるが、

だがしかし、ベビーメタルの苦難はそれだけでは終わらなかった。

ベビーメタルは紛い物である、
某大御所音楽評論家からの、そんな根も葉も、心にもないコメントがマスコミに喧伝され、

そして、晴れての凱旋公演においては、
大喝采で迎えられるどころか、セカンドステージ、あるいは、よりによって、朝一番の隔離戦略。
 ⇒ 危険分子のBABYMETAL ~ 早朝隔離の妙技に日本のロックの無様を見る
そう、ベビーメタルの歴史そのものが、数々のアンチ派との戦いであった。
そのベビーメタルの成長の、そして、成功の過程とは、
そんなアンチ派の、あるいはアウェイでの、
徹底的な劣勢における戦いの、その積み重ねだったのである。

このベビーメタルこそは、道なき道を行くフロンテイアであり、
先駆者の宿命として、ありとあらゆる向かい風に晒されながら、
守るもの一つ無いその荒野の果てを、
ある時は石礫ならぬペットボトルの嵐に怯え、
ある時は未曾有の集中豪雨に叩かれながら、
戦い戦い、戦い抜いて来た、不屈の女戦士、ジャンヌ・ダルクそのものであった。

そう、ベビーメタルの美学とはまさしく、この、アンダードッグの美学である。

その代表曲、イジメ、ダメ、ゼッタイ、に象徴されるように、
そう、ベビーメタル、その存在そのものが、虐められ、虐められ、虐めつくされながら、
しかし、その果てしなき闘魂だけを武器に、不死鳥のような大逆転を飾ってきた、
そう、あのプロレスの、あの、力道山の、そして、アントニオ猪木の、
プロレスの美学、そのもの、ではなかったのか。

そう、プロレスは、そして、ベビーメタルは、そんな、いじめられっ子のヒーローなのである。
劣勢に劣勢を重ねる、そんな敗れ去った者たちの、希望の星。

多勢に無勢をかさに着た、アンチ派の連中から、それこそ滅多打ちの集中ディスり攻撃の中で、
耐えに耐え、忍びがたきを忍び、戦って戦って戦い抜いた正義のヒーロー、ならぬ、可憐な三姫。

ベビーメタルの美学とは、まさに、そこに象徴される、と思っているのである。



BABYMETAL with FULL METAL BAND ~I, D, Z~ by MSDCF0416





「なぜレディガガ がベビーメタルを認めたのか」

嘗ての駄文の中で、いまをときめくスーパー・スター、レディガガと、
このベビーメタルとの奇妙な共通点、なんてのを綴った記憶があるのだが、
 ⇒ レディー・ガガと中元すず香 ~ 歌い続けることの意味

改めてこのレディガガという人。
このひとこそは、人生そのものがアンダードッグ。
幼少の頃から、虐めの限りを尽くされては、ニューヨークのアンダーグラウンドのその底の底、
場末のライブハウスを皮切りに、トップレス・ダンサーから、クラブ・キッズから、
都会の夜の底に蠢く夜光虫のような暮らしの中から、
ついには、世のフリークスたち、つまりは、世界から隔絶された異境の人々の支えによって、
ここまで成り上がったアンダードッグのヒロイン、そのひとである。

そのレディガガが、ベビーメタルを認めたその理由とは、いったいなんだったのか。

嘗ての盟友から、レディガガ自身がメタル・フリークスであったという事実は聞いてはいたのだが、
では果たして、レディガガがなにゆえにこのメタルという音楽を愛していたのか、

その理由もやはり、そのアンダードッグ性にあるのでは、と思っている。

そう、レディガガは痩せても枯れても、どころか、いくら太っても金を稼いでも、
やはりその心のうちは、アンダードッグ。

いじめられっ子の、フリークスの、つまりは、異端児、なのである。

レディ・ガガはその異端児性、そして、いじめられっ子パワーのその真髄を、
ベビーメタルの戦いの中に見出したのではないのであろうか。

そう、レディガガも、そして、ベビーメタルも、そのファン層とするのは、
超大国アメリカの象徴、絶対強的ビッグマンの美学、とは対を成す、
判官贔屓、あるいは、そう、あしたのジョー。

実力に勝るチャンピオンを相手に両手ぶらりのノックアウト戦法、
滅多打ちの血みどろにされながらも、
最後の最後のクロスカウンターで一発大逆転を狙う、
まさに、アンダードッグの美学、そのもの。

そう、ベビーメタルというこの、なんとも摩訶不思議な、アイドルとメタルの融合、
なんていうちんどん屋楽団を、最初に見出したのがレディガガであったように、
これからの世界戦略の道において、まず最初にターゲットに絞るのは、
異端児、そう、フリークス達、なのではないだろうか。

がしかし、フリークスと言っても、いまやそれは極限られた少数派、とは限らない。

レディ・ガガの成功にあるように、いまやフリークスこそが、実は世界の人類のほとんど、であったりもするのだ。

このジャパニメ全盛の時代、
嘗てのビッグマン信仰の中で、強いもの、大きいものだけが全てを独り占め、
そんな、ジョックな美学が完全に倒壊を遂げたいま、
そう、世界の主流は、ギークとナードと、そしてフリークス、そんな時代なのである。



「TARGET THE UNDERDOG!」

改めていう。

ベビーメタルの美学とは、まさに、このアンダードッグの美学なのである。

そんなベビーメタルを熱く支持する人々は、
俺たち、つまりは敗れ去ったアンダードッグ達である。

時代の中で、敢えて茨の道を歩む、
パイオニア的先駆者こそが、このベビーメタルの中に同じ光を見出し、
そして、熱く支持をする筈である。

そう、ベビーメタルがまず一番に味方にするべきなのは、
レディ・ガガの支持者と同じ、アンダードッグたち。

異端児であり、変わり者であり、もしかしたらいじめられっ子である、時代の先駆者たち。

そんなファン層なのだ、と断言できる。

改めていう。
いまのこの時代、全てにおいて新しい潮流を迎えつつあるこの時代。

この新たなる時代の潮流こそが、ベビーメタルに味方するのである。

恐れてはいけない。

そう、アンダードッグの唯一の武器は、その恐れを知らぬ闘魂である。

あるいはそう、失うものなどなにもない、捨て身のアンダードッグ精神、そのものである。

テクノロジー、グローバリゼイション、それに代表される全ての革新、
その新たななるムーブメントの全てを、ベビーメタルは率先して受け入れては味方につけ、
その象徴となるべきなのである。

そんなベビーメタルのターゲットは、世界中のアンダードッグたち。

道なき道をゆく開拓者、そのパイオニア精神こそが、
ベビーメタルが世界と共有できるスピリッツ、その真髄。

世界の人々はそれに気付いている。
そしてそんなベビーメタルを心の底から応援し、希望の星と感じているのだ。

そんな心には、日本も海外も、ホームもアウエイもない。

そう、この新しい潮流の中、新たな挑戦に果敢に挑む、その果てしなき戦いの時代、
そう、時はまさに、ベビーメタル、なのだ。

この、アンダードッグの精神、
つまりは、不屈のチャレンジ魂を忘れない限り、
ベビーメタルは世界を取れる。

ただしかし、それはつまりは、ベビーメタルの征く道、
その全てが戦いの道、でもある、ということだ。

そう、それこそはあのプロレス、
つまりは、アントニオ猪木の美学、闘魂である。

ベビーメタルの美学の、その象徴とは、
不屈のアンダードッグ、闘魂のプロレス、その美学なのである。

そんなベビーメタルである。

その道は辛く、そしてそんな厳しい戦いが永遠と続く。

時として倒れることもあるだろう。

だが心配はいらない。倒れたベビーメタルを、
俺たち、アンダードッグのフリークスが熱く支えるであろう。

ベビーメタルが倒れれば倒れるほどに、アンダードッグたちは感涙に咽びながら、
そんなベビーメタルを一層熱く支えようとするはずだ。

ベビーメタル、時には敗れてもいい、倒れてもいい、折れてもいい、

俺達はそんなベビーメタルを愛しているのだ。支えたいのだ。
その辛さを、苦しさを、その虚しさを、痛みを、その悲しみを、
俺達は共有しながら生きていきたいのである。

それでこそ、ベビーメタルなのだ。それでこそ、ベビーメタル・メイト、なのだ。

いま、東京ドームの大成功の中、すでにアンチ派の人々はその完敗を認めたに違いない。

ただ、ベビーメタルが戦いを宿命とする限り、そのアンダードッグの戦いは永遠と続く。

そしてベビーメタルのそのアンダードッグの戦いこそが、俺たちが十字架として背負い続けるものなのだ。

戦え、ベビーメタル! 世界中のアンダードッグたちが、あなたたちの味方だ。

ベビーメタル・レジスタンスは、永遠なり、なの DEATH!





BABYMETAL LIVE @ RSR 2016 by BM-Shadow-Fan



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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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