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ベビーメタルのタイムスリップ感覚

Posted by 高見鈴虫 on 26.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments

そう言えばさ、
ベビーメタルの東京ドーム、
恐ろしいことに、あれから一ヶ月、なんだよね。

ええ?と改めて思う。

一ヶ月って、まだたったの一ヶ月?

そう、俺的には、あの東京ドームから、
既に長い長い時間が流れた、
ともすれば、既に遠い昔の出来事、
そんな気がするのだが、
果たして実際に観戦に行かれた方々、そのご感慨や如何であらうか。



嘗て、ネパールはポカラというヒマラヤ山系の村に滞在していた折り、
毎日朝からはっぱばかり吸って過ごしていたのであるが、
見上げる空にはマチャプチャレの白い山頂と、
そして眼下にはエメラルド色を湛えた神秘の湖。
その夢の様な光景の中で、まるで目に映るものの全てが、
まさに、アルバムのページをめくるような、そんな気がしていたもので。

つまりは、そう、たったいま、この目の前の現実が既に、思い出の中の一ページ。
まるで、過去の甘い記憶を生きているような、そんな不思議な時間を感じていた覚えがある。

そしてそんなポカラの風景、いまになって、既に数十年の時を経ても、
あの風景、つまりは、目の前の風景がそのまま思い出のアルバムになってしまった光景が、
いまになっても、ありありと思い出されるのである。

そして実は、かのニューヨークでのベビーメタル。

あの、光景が、実は時を経るうちに、妙な形に変わりつつ在る。

正直なところ、あの5月のニューヨーク公演の際、
あまりにもステージに密着した場所にいたせいであろうか、
あのSU-METAL、そして、ユイちゃん、最愛ちゃんの姿が、
実に実に、等身大の女の子、そのものに見えた訳で、
それはまさに、あのYOUTUBEで見ていたあまりにも偉大な姿とは一種変わった、
ちょっと頼りないぐらいに痩せ細った、
と同時に、恐ろしいぐらいに可憐な、
実はどこにでもいそうな、今風の日本人の少女、そのもの。

SU-METALのあのあまりにも細い、細すぎる手足。
ただ、へえ、わりと背の高い子なんだな、とも思って、
そのちょっとネコ背気味の、その今にも折れそうな細い細い身体が、
ともするとこの怒涛のような観衆を前に、
いまにもそのまま押しつぶされてしまいそうなほど、
ちょっと怯えているのかな、というぐらいに心許なく見えて、
思わず、手を差し出しては支えてあげたい、守ってあげたい、
そんなことを思わせる程に、かのSU-METAL、実はそう、カリスマというよりは、
まさに、普通の女の子、普通過ぎるぐらいに普通な女の子、
一人のか弱そうな少女に思えたんだよね。

と同時に、ユイちゃん、最愛ちゃんの、
あのあまりにもあっけらかんとした天真爛漫さ、
まさに、少女、というか、無邪気な女の子、そのもの。
そのアンバランスがなんとも微笑ましくて、
思わず好々爺の顔でニコニコと笑っているばかりだったのでああるが、
後日、改めてあのステージのでの映像、
客席上段から取られた定点カメラの映像を見ながら、
へえ、後ろからだと、こんなに堂々と見えたのか、
とちょっと意外な気もしたものなのである。

その遠景的な、まさに闇の中に立ち上がった巨人の幻影のようなベビーメタルの姿と、
そして俺がこの目で見た、あのなんとも頼りないぐらいにか細い身体をした、
あの、可憐な少女そのままの姿、そのギャップが、なんともどんどんと広がり続けている感がある。

そう、信じられないことに、あれからまだ、半年も経ってはいないんだよね。
そしてあの東京ドームから、信じられないことにまだ一月しか経っていないなんて・・・

それが、その時間的な感覚のギャップが、
どうにもこうにも、信じられないものがあるのだが、
どうしてなんだろう。
どうしてベビーメタルがそれほど遠い昔のことに思えてしまうんだろう。

この妙なタイムスリップ感覚、どなたかうまく説明出来る方、いらっしゃるだろうか。



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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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