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GUNS N' BABYMETAL !!  ~ ガンズ!? ガンズって、あの、ガンザン・ローゼズ?

Posted by 高見鈴虫 on 01.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
がんず?
がんずってあの、ガンザン・ローゼズ?
へえ、って言うか、正直、あっそう、ぐらいの感想しか出てこないのだが・・

実は、たぶん、あまりの衝撃に、言葉を失っているのだろうが・・

実はさ、この夏にガンズ、ジャイアンツ・スタジアムでライブやったんだけど、
行かなかった。

なぜか?

うーん、まあそう、仕事が忙しくて、
で、ようやく休みのめどが立った時には、
既にチケットが売り切れだった、ってこともあるんだけど、

たださ、正直、もう、見たくねえかな、という気もしないでもなかった。

だってさ、仕事上がって、そのまま、スーツでガンズ?そりゃないっしょ、と。

それにさ、そう、下手にあの昔のガンズを知っている分、
ライブのたびに、死ににいくような思いだったあの頃のガンズと違って、

いまはなんか、ミート・ローフさんですか?って感じで、
なんか、ちょっと、自らを省みるまでもなく、俺ら、歳取ったよな、
なんてことを、思ってみなかった訳でもなく。

ただね、そう、俺的には、
スティーヴン・アドラーが抜けた時点で、もうガンズはガンズじゃねえ、
それに加えて、イジーが抜けちまったら、もう、それ、なんですか?ってなもんで、

なので、正直、俺がガンズだ、ガンズだ、と言っているのは、

ファーストの アペタイト・フォー・ディストラクション
そして、ライズ、それだけ、っていうか。

あるいはぶっちゃけ、RITZのライブだけで十分、というか・・・





ただまあ、そう、少なくとも、ガンズの全盛期、
この初期の二枚のアルバムには、
まさに、俺達の人生そのものが克明に刻まれている、そんなまさに原点的なアルバムなので、
あんまりそう、あの、全盛期のイメージを、壊してほしくねえなあ、とは常々思ってはいた。

ただ、悲しきかな、正直なところ、
今更、ガンズ? と。

なので、ベビーメタルよ、ガンズなんぞ、恐れるに足らず・・・

などと、言ってしまうと、実は、かなり寂しい気もしないでもなく・・・

つまりは、これ、ミックス・エモーション・・笑

ただ、正直、いまのガンズで、ベビーメタルに勝てるか?

うーん・・・・ 俺的には、たぶん、ベビーメタルの方が上、というか、

ぶっちゃけ、今のベビーメタルに敵うバンド、世界中には存在しない、と確信しているので、

正直、いまだにガンズなんか追っかけてる奴らが、
つまり、嘗ての俺、あるいは、俺の身内のような奴らが、
このベビーメタルを観て、果たして素直に心を開くことができるのか、
その正念場、って気がしないでもない、と。

ただね、
そう、あの、キャンディーズの名言、「おせちも良いけど、カレーもね」

という訳で、ガンズも良いけど、ベビーメタルもね、っていうオプションに、
どちらが甲乙、つける必要もねえだろう、と。

なので、カレーとおせち、一緒に食べても良くねえか、と。

という訳で、

全身上から下まで、バキバキのバイカーファンションで身を固めたガンズ・フリークたちが、
いきなりこの、ベビーメタルの超絶ライブを前にして、
果たして、どんな間抜けな面を晒すことになるのか、
まじ楽しみ、という気がしないでもない、と。





ただ・・・

うーん、こう言ってしまうと、まさに、老醜、と言われそうなのだが、

ガンズ、いや、もう、正直、あの SWEET CHILD のイントロを聞くだけで、
涙が滲む、というか、
まあそう、そうだよな、人生、そのものだった、と言っても過言はなく。





あれはそう、日本を飛び出してアジアを放浪しながら、
いつの間にか、行く先も出口も失ったまま、
そんな長い長い旅にもついに飽き初めて、

ただ、迷ったな、と、そんなことを思い続けていた、
あの長い長い旅路の果て。

あれは、マレーシアだったけかな、

夜更けの長距離バスのサービスエリア、って言っても、
ジャングルの中の掘っ建て小屋みたいなところでさ。

裸電球一つに、蛾とヤブ蚊の大群がわんわん渦巻いていて、
で、土人のような現地人と、そして、バスのトイレ休憩の間に、
物陰で一発やらせて小銭をせびる、
そんななれ果て切った娼婦とかが酔っ払ってくだまいてる、
まさにそんなところ。
つまりはなんというか、
金子光晴のマレー蘭印紀行と言ったら格好良すぎなんだけど、
つまりはそう、地の果て、というか、そのどん底のその底。

この先、いったい何時間このオンボロバスに揺られて、
そしていったいどこに向かおうとしているのか、
そんなことさえも曖昧になっていて、

で、ただただ、もう、今さらそんな旅に対して、
なんの興奮どころか、感慨の一欠片も感じることが出来ず、

ああ、そろそろ日本に帰るかな、とは思いながらも、
ただ、日本に帰って、いったいどうするつもりか、
とそう考えた途端に途方に暮れては奈落の底。

いまさらあの日本になんて帰るぐらいなら、
このまま旅の中で消えてしまった方が良くねえか、
なんてことを、ふと考えていた、そんな時、

ヤブ蚊だらけのバーの隅に壊れかけたジュークボックスがあってさ。

で、退屈凌ぎ、面白半分にポケットの中の小銭を突っ込んで、
で、そのラインナップの中に、おっと、ガンズ、が。

で、思わず、そのボタンを押してみたら、

寝静まった深夜のジャングル・バーに、
いきなりこのSWEET CHILDがかかってさ。

この見渡す限りに鄙びきったこの風景と、
そしてこの流れ始めたガンズとの、あまりのギャップ。

ただ、もう、このギターの音色が、そして、アクセルの声が、
まさに、身に染み込むようでさ。

まるで乾いたスポンジに水が染み込むみたいに、
胸がヒタヒタとロックの鼓動に満たされる、みたいな気がして、

ああ、ロックってかっこ良い。
ああ、俺はロックが好きだ、って、
思わず涙が滲んで来て。

そんな時、どういう訳か、いきなり身体中にビリビリとパワーがみなぎり初めて、

ああ、くっそう、俺は死んでも日本になんか帰らねえぞ、
大人になんてなって溜まるか、セトル・ダウンなんて冗談じゃねえ。

で、その時、まさに天命のように、アメリカに行こう、って思ったんだよね。

たった一度の人生、
どうせ死ぬなら、こんな糞田舎のジャングル、
あるいは、日本、なんてところで、愚痴言いながら野垂れ死ぬ、
なんてのじゃなくて、
どうせなら、アメリカのフリーウエイ、思いきりハーレーでぶっ飛ばしながら、
そうじゃなくっちゃ、俺じゃねえでしょ、と。

そう、俺がアメリカに行くことを決意したのが、
マレーシアのジャングルで聴いた、この、SWEET CHILDだったんだよね。

まさにそう、ガンズってさ、そういうバンドだったんだよ。

つまり、不良の不良による不良のための不良の音楽、

ロックという音楽の、まさに、最後の最後の、大花火、だった訳でさ。

よって、ガンズでロックは打ち止め、だった、と。

カート・コバーン、そして、ガンズの失速とともに、ロックという音楽が死んだ、
あるいは、長い長い仮死状態に陥った訳で、
あれから何年、

つまりはそう、ベビーメタルの登場によって、この、マンモス、あるいは恐竜のような音楽が、
再び息を吹き返した、と。

とまあそういう意味では、ガンズと、そして、ベビーメタル、

実に実に、感無量のジョイントではあるな、と。

ただ、お願いしたい。

ガンズ、か、ベビーメタル、つまりは、どっちのTシャツを着ていくか?

もちろん、ベビーメタル!

そして、その上から、思い切り、ライダースの革ジャン、と。

おせちも良いけど、カレーもね。

いやいや、おせちにカレーぶっかけて、カレーお雑煮、と行きましょう、と。






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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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