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GUNS N' BABYMETAL  ~ ベビーメタルが世界の超大物達に愛される、その理由

Posted by 高見鈴虫 on 02.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
いや、実は、正直なところ、

なぜに、前座か? とは、思った。
そう、レッチリにしても、そして今回のガンズにしても。
なんで、いまさら前座、なの?

だってさ、東京ドーム、単独で、しかも、二日連チャンの超満員にしちゃう、
ベビーメタルはいまや、押しも押されもしないスーパースター。

そんなベビーメタルが、なんで今更、
あんな出がらしの養老院バンドの前座なんてやる必要があるんだよ、と。

キャリアの歴史、はとりあえずとして、
いま現在の実力では、ベビーメタルの方が上、
それはもう周知の事実、だと思うんだよね。

それがなぜ、今更ながら、サポートバンド?
なんか順番が逆じゃねえか?とかとかとか。

と、そんなことを思っていた時、ふと、思い出したエピソードがある。



嘗て、ローリング・ストーンズの全米ツアーが発表された際、

その、サポーティング・アクト、として、なんと、ガンザン・ローゼズが指名された、

そのニュースに思わず、首を傾げたものである。

なんで?




そう、ローリング・ストーンズの全米ツアー、

当然の事ながら、アリーナどころか、スタジアム・クラス、

しかも、前座などなくても即時、売り切れ、となる、筈。

で、その、前座、として、発表されたガンザン・ローゼズ。

当時、人気が絶頂の絶頂にあったガンズである。

当然のことながら、このガンズ、だけであったとしても、
スタジアム・クラスの席は即時、完売、であった、筈。

それを、どうして?

なぜ、ストーンズはわざわざガンス、なんていう、
いま一番勢いのある、凄腕バンドを前座になどに使うのか。
みすみす喰われに行くようなものではないか。

そして、なぜ、ガンズは、これほどの人気を誇りながら、
わざわざ、ストーンズ、なんていう、養老院バンドの前座など、
やる必要があったのか?

その裏話。 後になって、スラッシュがこんなことを語っていたと聞いた。



いやそう、あの当時、ガンズのメンバーの全員が完全にファック・アップしていてさ。

来る日も来る日もツアーツアー。
同じメンツと同じ曲を同じ構成でやり続けて、
まさに、もう、飽きも飽きも飽き飽き。。
うんざりも、その山をいくつも越えては越え続け、
いつしか、スイート・チャイルドのイントロ、あれを自分で弾きながら、
その音を聴いていると吐き気がしてめまいがするぐらい、
そう、メンバー全員がどろどろに疲れ切っていて、
完全にメンタル・ブレイク・ダウン、そのもの。





ホテルでも、移動中も、楽屋でもお互いに口をきくこともなく、
なるべく互いに顔を合わせないように、なんてところで気をつかっていて、
そんなふうだから、もう、バンドも音もバラバラ。
ただもう、ブッキングされた予定を、へとへとの身体を引きずりながらこなしていく、
毎日がそれだけって感じ。

それが何年も続いて、もうほとほとこのロックビジネスってものに嫌気がさして、
そんなこんなで、スティーブンがあんなことになって、で、イジーが抜けるかも、
なんて話から、
もうこんな状態でバンドを続けるぐらいなら、ひと思いに解散してしまおうか、
誰もがそんなことを思っていた、そんな時・・・

いきなりストーンズから連絡があって、ツアーを一緒に回らねえか、って。

その時にさ、音楽なんて、ロックなんて、もう一生見たくねえ聞きたくねえ、
って思っていたそんな俺達が、ストーンズ?と聞いて、なんか目が覚めたんだよ。

ストーンズ?あのストーンズと、一緒にライブを回れるのか?

思わず笑っちまったよ。あのストーンズ。
俺達が生まれたときからずっと子守唄にしていた、
餓鬼の頃からそしていまでも、まるで空気みたいに聞き続けている、
あのローリング・ストーンズと一緒にツアーを回るんだとよ。

メンバーの全員がふたつ返事でOKしたさ。

もうこんな、ガンズ、なんて糞バンド、どうなろうが知ったことじゃねえって思っていたけど、

ストーンズとできるんなら、話は別だぜ、ってさ。

そんなことでもなかったら、俺達はあのまま、二度と顔を合わすこともなく、解散していたと思う。

そして、あの、ストーンズとのライブを最後に、きれいさっぱり、この暮らしからおさらばしよう、
誰もが胸の内ではそう思っていたんじゃねえのかな。

で、そう、ツアー中、リハどころか、本番直前だってのに、楽屋の中は誰もいやしねえ。
で俺は、消えちまったメンバーの帰りを待ちながら、ひとりでギターを弾いてたんだよ。

そしたら、いきなり後ろから頭を小突かれてよ。

なにしやがるんだ、って、振り返ったら、そこにキース・リチャーズが立っていたんだよ、ニヤニヤ笑いながら。

どうしたんだよ、しけた面しやがって、って言われて、

いや、実は、なんて話そうとしたら、ヤニ、って二本指だされて。

ヤニだよ、ヤニ、タバコくれよ、って。

で、キースにタバコの火を点けながら、そしたらさ、

たかがロックじゃねえかよ、って。

たかがロックじゃねえか。だろ?って、あの掠れた声でカラカラ笑ってさ。

じゃな、って。

あまりのことに唖然として、そして、目が覚めたんだよ。
本当に、ぱっと目が覚めたって感じだった。

ああ、そう、たかがロックなんだぜ、って。

I know it's only rock 'n roll
but I like it, like it, yes, I do


そうだよ、たかがロックだぜ、そう、たかがロックなんだよ。

もう一回やりてえな、って思ったんだよ。

そう、餓鬼の頃、あの地下室のスタジオで、

ストーンズのコピーとかやっていた、そんな餓鬼の頃、そのままにさ、

I know it's only rock 'n roll
but I like it, like it, yes, I do


たかがロックじゃねえかよ、なあ、って。

そんなことがあって、幸か不幸か、
俺はまだ、こうして、そんな、たかがロックなんてものを、続けているって訳でさ。

そう、ガンズを、そして、俺を救ったのは、まさにあのキース・リチャーズの言葉だったんだよ。

たかがロックじゃねえかよ、って。

そう、たかがガンズじゃねえかよ、たかがこんな俺じゃねえかよ。
たかがキース・リチャーズで、たかがストーンズじゃねえか、って。

ストーンズは、キース・リチャーズは、俺たちにその言葉を伝えるために、
俺たちに前座を申し込んできたのさ。

糞ガキ、まだまだケツが青いぜって、その言葉を伝えるために。

キース・リチャーズは、ストーンズはそんな奴らだったんだよ。

救われたぜ、まじで。



レッチリ、あるいは、ガンズ、

そんな、伝説の巨人たちから、敢えてジョイントを申し込まれたベビーメタル。

いったい彼らは、ベビーメタルになにを伝えるために、

そして、ベビーメタルは、そんな彼らから、いったいなにを学ぶことになるのだろう。

ただそう、少なくとも、ベビーメタル、

俺のようなロックの残骸はもちろんのこと、
そして、ロックという音楽を世に広め、ひとつの時代を作ってきた、
そんな伝説の巨人たちから、これ以上になく愛されている、というのは間違いがない。

そう、俺達は、ベビーメタルに夢を見ているのだ。

あの嘗て、俺達の見た夢を。

ロックって凄い、
音楽って素晴らしい、
その感動に打ち震えていた、
そのパワーを信じていた、
あの、若き日の記憶を。

ベビーメタル、夢を見させてくれ。

君たちのその天真爛漫のスーパーパワーで、この乾ききった化石のようなこのおっさんたちに、
どうか、もう一度、ロックの凄さを、その躍動を、あのときめきを、思い出させてくれ。

ベビーメタルが、おっさんたちに激烈に愛され続ける理由は、
まさにそう、そういう理由であったりもするんだぜ。

そしてもしかしたら、
瀕死の際を幾度も乗り越えてきたこの生きる伝説、その巨人たちは、
そんなベビーメタルに、素直に、ありがとう、の言葉を伝えたい、
もしかしたら、そういうことなのかもしれねえな、



ただ・・・
そう、相手は、ロッカー、つまりは、この世に生きるもっともタチの悪い不良たちである。

ちなみにこのスラッシュは、アル中ジャンキーは当然のこと、
一時期はセックス・アディクトで、しかも強烈なロリコン趣味だ、
と聞いたことがある・笑

そんな事情を知っている身内たちは、このベビーメタルのニュースを聞いて、

あいつ、あの、糞スラッシュ、つくづく懲りねえ野郎だな、と苦笑いを浮かべているに違いない。

ってことはもしかして、レッチリに続いて、一難去ってまた一難、

ベビーメタルの純潔の危機はまだまだ続く、と、そういういうことなのか?

つまりそう、まさに、WELCOME TO THE JUNGLE? おいおいおい・・・






ただ、すぅめたるがあのアクセル・ローズに告られた、
なんて話が伝わってきたアカツキには・・・・

うーん、アクセル・ローズかあ、ちょっと侮れねえな、とは思っている。

という訳で、GUNS N' BABYMETAL

いろいろな意味で、感無量である。

この、未曾有の珍事件、どうか、暖かい目で迎えてやって欲しい。

相変わらずの駄文、失礼仕った。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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