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午後の憩いのベビーメタル ~ メタルハマーのインタビューより

Posted by 高見鈴虫 on 02.2016 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
今日も今日とて、会議室から会議室への渡り鳥。
移動中の廊下だけが一瞬だけでも自分を取り戻せる唯一の憩いの瞬間。
そんな暮らしのこのおさん風情。

ただこうしているいまも、頭の中ではあの、WEMBLEYのLIVE、
休むことなく鳴り響き続けている訳で、

見渡す限り、仏頂面をしたおっさんと、お調子こいたシン・ゴジラ気取りの糞ガキ、
そんなのの、俺様ショーにこれでもか、と付き合わされながら、
思わず、ふと気を緩めた途端に、両足でツーバス、下手をすれば、鼻歌付きで、
ヨン ヨン ヨヨヨン!
なんてことになってしまうから油断は禁物である。

とそんな時、ちょっと緊急のメールをチェックする、なんてふりをして覗き込んだ手元のIPHONE。

お送り頂いたメタルハマーのインタビュー記事

Q. What are your favourite animated TV shows?
SU-METAL:  Doraemon.


Q。 お気に入りのTVアニメは?
A。 ドラえもん です。

・・・・・・ !!!! ・・・・・

思わず、そのまま床に転げ落ちて、参りました、とひれ伏しそうになった、
のは言うまでもない。




今更だが、インタビュー記事、その、抜粋というのは、とても危険な行為であらう。

その文脈を顧みず、その部分だけを切り取ることによって、
本人の言葉、という既成事実だけは形骸的に残るものの、
まったく別の意味に違訳させてしまうことも可能である。

そう、この糞会議の議事録に限らず、世に氾濫するWEBのヨタ記事。
あの、ヤフじゃなんてのに満載されているあの訳の分からない見出し文。
主語述語どころか、これのどこか日本語だよ、と心底そのオツムを疑いたくなる、
そんな訳のわからないタイトルのオンパレード。

という訳で、その質問者がいったいどんな組織、あるいは、立場を代表し、
そしてその質問者自身が、いったいどんな人物であるのか。

そしてそのインタビュアーにおいて、いったいどんな答えを、意図的に、引き出そうとしているのか。

と同時にそこに浮き彫りになるのは、いったいインタビューを受けるその対象が、
自分自身で、どんな役回りを期待されている、つもりになっているのか。

例えば、世界中の鼻つまみである七色のモヒカンをおっ立てた、
見るからに年少あがり、身体中にタトゥを入れた糞ガキ風情が、

好きなテレビ番組は?との質問に、

ニヤニヤとガムを噛みながら、

あ?おお、ドラえもん、と吐き捨てた、のだとしたら。

あるいは、

インタビューが外人で、外人でも知っているであろう、有名な題名を上げ、
少しでも共感を広げたい、そんな気配りからであったとしたら、

そう、その状況設定、そして、人物、というものの説明のないところから抜き出された、
その言葉の切れ端は、つなぎ替えることによって、いくらでもどんな内容にでも、
作り変えることができるのである。

そう、正義も悪意もすべて、捏造できる、のである。
そしてそれが、あまりにもやり過ぎ、つまりは、編集者の意図が透けて観えてしまった場合、
読者は、その記事の信憑性を、あるいは、メディアそのものに対して、疑念を持ち始める。

その編集者の意図に、自ら率先して騙される愚行を共感と倒錯したところに、
プロパガンダに担がれる、つまりは、バカなお調子者、
見出しだけですべてを反射的に判断したつもりになってしまう、そんな人間ばかりがお元気な、
そんなバカに合わせて捏造された一般論ばかりを常識として無理強いされる、
そんな世の中となる訳なのだが、

そんな状況をすべて考慮に入れたとしても、
いやはや、しかし、このメタルハマーのインタビュー、

この、世界の頂点を極めようとする、いまや世界のロックの女王として認知される、
押しも押されもしない実力ナンバーワンのスーパー・スターの口から、
また相も変わらぬ、あの、大真面目な顔で、

好きなアニメは? -- ドラえもん

思わず頭が真っ白になるぐらいに、まさに、すぅめたる、そのポンコツ伝説の面目躍如、
いやあ、外人の取材で良かったね。これが日本のお茶の間向けであったとしたら・・

あるいは下手をすると、おまえ、舐めてるんじゃねえのか?
つまりはそうかよ、東京ドームの、そして、世界の頂点を極めて、すっかり天狗になって、
あるいは、こんな糞のような雑誌の糞インタビュー、やってられねえよ、と投げやりになっているのか・・
そんなことを、捏造されかねない、まさに、天地が歪むような、パワフルなご回答である。

とそんなことを思えば思うほどに、いやはや、
思わず滲んだ冷や汗を吹きながら、胸を撫で下ろす、そんな気がしていたのであつた。



であつたとしたら、すぅめたるが、いったいなんと答えたら良かったのだろうか。

あしたのジョー、エヴァンゲリオン、サザエさん、機動戦士ガンダム、進撃の巨人
あるいは、映画ですけど、君の名は。

うーん、どれも、やはり、すぅめたるっぽさからは、いまいち、という気がする。

という訳で、そう、この、ドラえもん、という解答。

これ、まさに、すぅちゃん、その面目躍如、ベストな解答、ではなかったのか。

そう、俺は、好きなアニメは?に、ドラえもん、と答えてしまうすぅめたるが好きだ。

そういうひとであるから、好きなのか、
あるいはそう、そういうひとであったからこそ、
ここまでの偉業を成し遂げれたのであろう、と確信する訳で、

凄い、やはり、凄すぎる・・・ まさに、た・だ・も・の ではない!

いやはや、うーん、またしても、完全にぶっ飛ばされた気がしているのである。

ままま、参りました・・・

という訳で、この糞会議も終わった、さあ、いざ行かん、次の会議室。

テーマ曲はもちろん、メタたろう、お~お~お~! である。




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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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