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アメ食談義 ~ 日本食とソースの危うい関係

Posted by 高見鈴虫 on 14.2012 アメリカ爺時事
以前、アメリカのど田舎にいた頃、
日本からのお土産に、山のようにうなぎを買ってきてもらった。
貰った時には大喜びだったものが、
いざ食べようと思ったら、おっと、うなぎのたれがない。
うなぎのたれのないうなぎは、これではただの脂っこい魚、なだけ。
あまりにありがたみがなさすぎた。

うなぎとはつまり、うなぎのたれあってのうなぎなのだな、と改めて思い知った次第。

それと同じパターンで、
ついに念願の「たこ焼き」にありついたわけだが、
おっと、ソースがないではないか。
ソース無しのたこ焼き。これもまったく味がしなかったりする。

丸々としたたこ焼きに、むせるほどにぶっかけたソースと、
隠し味のマヨネーズに青海苔とそして鰹節も少々、
ここまできて初めてのたこ焼き、と思い知った。


と言ってしまえば、
わさび醤油のない刺身もただのぬたっとした魚脂のかたまりに過ぎず、
天つゆのない天ぷらもただただ油っぽいばかり。

あらためて日本食は、ソースとの危うい関係のもとに成り立っていると思い知った。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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