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仕事納めの夜に最高のサプライズ!

Posted by 高見鈴虫 on 30.2016 犬の事情   0 comments
ただいま~
いま帰ったよお!

今日は仕事納め、会社の面々とのご挨拶も終わり、
束の間の達成感の中で帰り着いた部屋。

途端に走り出てくる我が宝物。
身体中からこれでもかとキラキラ光線。

頭脳明晰、運動神経抜群、
ハンサム自慢の素直で良い子の優等生のブッチくんが、
こんなサプライズで一年の労をねぎらってくれました!

この感動、まさに、プライスレス!



IMG_3004.jpg






という訳で、改めて、なんだよ、これ、である。

戸棚からかっぱらったカップやきそばを部屋中で食い散らかし、
ゴミ箱というゴミ箱をひっくり返しては、
部屋中がめっちゃくちゃじゃねえかよ!

俺はな、毎朝暗いうちに起きては散歩に出ては氷点下の川風に呻きながら。
これでもかと時間に追い立てられながら身体を拭いてごはんを用意して食後には歯まで磨いて。
なけなしの給料の中からドッグヘルパーさんにもお礼を包んでは、
残業の追われ追われても、同僚に呑みに誘われても、
あるいはそう、麗しのあの子からちょっと素敵なパーティに、なんて甘い声にも、
いやあの、じつは、犬がお腹を減らしているので、と断り断り続けてこの体たらく。

そう、誰がなんと言おうと、俺にできることの全てしているつもり、なのだ。

特製のオーガニックの肉に、最高級のドライフード。
そんなもの人間様だって早々と食えないようなものを、
毎日毎日、手を変え品を替え・・

おい!
この生活の何が不満だ?
言ってみろ!

俺はなあ、ここのところ、平日の平均睡眠時間三時間だぞ。

そこまでして、犬のため、犬の為、と可愛がっている筈の、
その宝物・・の筈なのに・・

ああ、俺、もう限界かもしれない。
思わず振り上げた拳、その横面を引っ叩いて、
腹を蹴り上げ、コブラツイストのバックドロップに必殺延髄斬り、
なんてことはできるはずもなく・・

そう、うちの犬は生まれてこの方、
一度たりとも殴られたことがない、
叩かれたことも、手を上げられたことさえもない。

こういういまも、にゃろ!と手を振り上げた俺を、
ヘラヘラ笑いながら、愛嬌を振りまいている、
まさに、そういう犬である。

そう、俺は誰がなんと言おうと、
暴力教育絶対反対派、なのである。

そう、なにがあっても殴らない。
殴れない。怒りさえもしない。

ただ、しかし、これはあまりに、まんまりだ。

思わず床にしゃがみこんではしくしくと泣く代わりに、
振り返り様に思い切り壁に向けて左フックを見舞えば、
いきなり漆喰の壁に天井まで亀裂が走って・・・

みなさま、どうですか?
今年も良い一年でしたか?

そう、俺に取って良いことと言えば、

なにがあったとしても、これ以上悪くはならない、
その確信、
その思い切りの開きなおりこそが、
まさに、来年に向けての最高の希望となりそうです。

くそったれ、今年はもう、飯は抜きだぞ!

BOOOO!


(2009-01-01)NewYear with Butch107



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プロフィール

高見鈴虫

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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