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IDIOCRACY:イディオクラシーを観る ~ バカのバカによるバカしかいない未来世界的現実

Posted by 高見鈴虫 on 11.2017 読書・映画ねた   0 comments
先日のNO SNIVELINGと一緒に、
近日になって妙に耳につき始めた言葉、

IDIOCRACY  イディオクラシー。

IDIOT 愚か者 と、CRACY を掛け合わせて、
馬鹿社会 とでも言うのだろうが、

デモクラシーで民主主義、
ビューロクラシーで、官僚主義、
アリストクラシーで貴族政治、
カキストクラシーで、衆愚政治、
それに加えてこの、イディオクラシー、
つまりは、バカによるバカのためのバカの国、という意味か。

この原題となったのがマイク・ジャッジ、
言わずとしれたあの「ビーバス・アンド・バットヘッド」で一世を風靡した鬼才、
それが2006年に手掛けた、ブラック・ユーモア満載のSF映画、とのことだったのだが。
正直に言ってそれほど大ヒット、は愚か、話題になっていた、という記憶もない。

あらすじとしては、この映画の制作当時2005年、
つまりはいまからちょい10年あまり前、
軍部の極秘実験のモルモットとして冬眠させられた凡人男、
それがすっかり忘れられたまま500年後に目を覚ましてみれば、
その未来世界、人類の英知がの行き着いた超文明社会、と思いきや、
それはまさに、退化するだけ退化を極めた、馬鹿の馬鹿による馬鹿しかいない未来世界。

その理由は、と言えば、

高IQの出来の良い人間たちが、
やれ、計画出産だ、経済的余裕だ、仕事だ、キャリアだ、
となんだかんだで出産率は低下の一途。

それに引き換え、馬鹿たちは、
なにも考えずにポンポンと子供を作っては産み捨てて、
とやっているうちに、世界はすっかり、馬鹿ばかりが増えに増え続けたバカ社会。
その結果、500年後には、まさに、地球上には劣性遺伝子の人類しか生存していない、
地獄のような馬鹿社会になっていた、と。







この設定だけでも十分に面白い訳だが、この素晴らしすぎる設定に負けてしまってか、
映画としてはほとんどなにも見るもののない、愚作も愚作ではあった、
というのもこの映画が10年間にも渡ってほとんど塩漬け状態であったことの理由なのだがろうが、
果たしてこの冒頭に告げられるこの設定。

この映画が作成されて10年後、
この世界がバカばかりになっていくその必然が、
近年になって、まさに本気の本気で洒落にならないことになっていた、という訳で、
いやあ、さすがにマイク・ジャッジ、そのしっぺ返しが10年後とは、まさに、やってくれる。

という訳で、そっか、馬鹿の馬鹿による馬鹿ばかりの世界、ってことか。
そう、実は、日常においても、そんなことを思うことが多かったんだよね、最近、と・く・に。

ただ、そう、そういうことであれば、もう馬鹿ばかり、と割り切ってしまえば、
それはそれで楽しめるのかな、という気がしないでもない、と。

という訳で、この近未来へのブラック・ユーモアSF、

名作的には、かの、未来世紀ブラジルってのがあって、
ただ、そう、最近になってこの未来世紀ブラジル、
まさに、え?なに、これ、あまりにも普通、というか、
まさに、あの悪夢の未来世紀を、この眼の前の現実が完全に凌駕している、
というか、すっかり出し抜かれてしまった、という事実を思い知らされることになる。

->未来世紀ブラジルの悪趣味世界から時代はいつしかMATRIX


そう言えばさ、MTVでビーバス・アンド・バットヘッドをやっていたころ、
テレビの前でまったく同じようにっぱを回しながら、
えへへ、うふふ、あはは、と意味もなく笑いながら、
飽くことなくMTVばかりみていた、そんな俺達が、
このビーバス・アンド・バットヘッド、まさに、これ、鏡じゃねえか、
と気づいたときのあの衝撃。

で、いまになって、このIDIOCRACYの中に描かれた社会、
これ、まじ、500年後どころではなく、下手をすれば、来年、ぐらいには、
もう手の届く、どころか、目と鼻の先、という気がしないでもなく。

そのうち、火星人はやってくる、ぐらいならまだ良いが、
よりによってジョハネスバーグなんてところにエビどもの乗った飛行船が不時着、
なんてことが、本当に起こったとしたら、まさに、あの映画、どーりの茶番的な展開になるのだろう、と。

-> District 9 ~ 邦題「第9地区」 を観る


ただ、そう、ホンネを言えば、実は現実それほど甘くはない、訳で、
ブレイド・ランナーぐらいならまだ、出口が残されていた訳だが、
それが、MATRIX ということになると、いやはや、なかなか。

WEBを飛び交うデマゴーグと、そして、オカルトが世界を席捲し、
狂信的な宗教家ばかりが、世界を闊歩する、そんな時代が、最早、
って、すでに、それっしょ、まさに。

という訳で、どういう訳か、妙に、オーメン、なんてものがみたくなってしまった。

666の刻印のある悪魔の子、まさに、ジョージ・ブッシュ、
あるいは、我らがドナルド・寅ンプ、
なんてのは、実はまだまだ序の口。
あのマイク・ペンスの顔を見た時、
これぞ、まさしく、ダミアン、と思ったのは、俺だけ?
つまりは、基督教を大悪用しては世界を悪夢の中世世界に引き戻す、
まさに、悪魔の申し子、というやつなのでしょうか、
なんて俺からしてオカルトやってどうするんだよ、と。







という訳で、ちょっとまじめに洒落にならなくなってきたこの21世紀。

ぶっちゃけ寅さんのやっていること、
南との国境に壁を作る、やら、移民を追い出す、やら、
そういうことが現実にどんな効果があるか、なんてことは、実は二の次さんの次。
つまりはそう、諍い、を起こそうとして起こしている訳で、その諍いこそが目的なんだおね。

で、その諍いの中で、掛け金を釣り上げては、
ハッタリ上等で銭を強請りとる、それこそが、寅さんの望んでいること。

そう、ビジネスマンだからさ・笑
口八丁手八丁に、これでもかと脅しをブチ込みながら、
時たま垣間見せる笑顔に、実はカワユイところもあるんですよね、
なんて風に気を引きつつ、考えていることは、商談に勝つ、それだけ、と。

という訳で、我らが安倍ちゃん、そんな海千山千のネゴシエイターを相手に、
いったいどんな会話を交わされたのか。





という訳で、さしたる理由があるとは思えないこの突然の大地震現象。
もしかして俺の生きているうちに、
大恐慌はおろか、世界大戦、なんてものが体験できてしまうのか、
と思うと、なんとなく、得した感が無いわけでもないのだが、
それに至るまでの、不愉快な様々を思うと、心の底からうんこざりがに、
なんてこと、当事者としては言っている場合じゃないんだろうな。

吹雪の中、難民たちの群れに混じって、
年老いた犬を胸に抱えながらカナダ国境に向けて死の彷徨を続ける、
そんな悪夢が、もしや現実に、なんて思っていたら、
いや、それ、まさに現実、
ソマリア系の難民が、吹雪の中を続々とカナダ国境に向かっている、
なんてニュースを聞いて、思わず・・・・

という訳で改めて、人間の考えつくような近未来は、
この現実を前にはまったくの茶番、どころか、お伽噺にさえ思えてくる、
今日このごろ。

どうせだったら、せいぜい楽しませてもらうつもりでは、ある。






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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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