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君は「紅月アカツキ」になにを見るのか ~ 末期的未来世界へのご招待

Posted by 高見鈴虫 on 22.2017 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments

ベビーメタル・メイトの皆様。
わんばんこです。

突然ですが、ベビーメタルのレパートリー、
一番好きな曲はなんですか?

と俺的には、うーん、上げればキリがないけど、

でも結局、

ベビーメタルといえば、やっぱり、紅月:アカツキ!

やっぱ、つまるところ、これしかないっしょ、と。

そう、ローリング・ストーンズと言えば、ブラウンシュガー、
レッド・ゼッペリンと言えば、天国への階段、
セックス・ピストルズと言えば、アナーキー・イン・ザ・UK。
ガンズ・アンド・ローゼズと言えば、スィート・チャイルド、

そして、ベビーメタルと言えば、

やっぱりね、まさに、紅月:アカツキ、これで決まりさ!











で、以前にも触れましたが、

このアカツキ、皆様はいったい、そのアカツキに、どんな世界を見ていますか?

紅月こそはまさに、ベビーメタルの世界観、
あの凛として冴え渡った、三姫のお姿、その象徴、ともなると思うのですが。


   紅月(アカツキ)

   幾千もの夜を超えて 
生き続ける愛があるから
  この身体が滅びるまで
 命が 消えるまで 
守りつづけてゆく


ある人はこの紅月に、あずみに描かれた、放浪の女剣士を、
あるいは、かなり古いですがあの 永遠の丸。
英霊と謳われてアカツキの空に消えていったあの絶望航路。

そう、この紅月:アカツキ、取りようによってはいろいろなドラマが当てはまる筈ですね。

で、俺的には、実はこの紅月の中に、

実はこんな風景。





近未来、ロボット連合との絶望的な戦いの中で、
日々、血まみれ泥まみれになって戦い続ける、
ゲリラ戦士と、そして、女テロリストの、純愛。

そう、この紅月を聴いて、まず心に浮かんだのが、
なにを隠そう、この、ターミネーターという映画、
(思い切り歳がばれますが)
この未来世界から戦士、その絶望的な劣勢の中、
人類の命運のすべてをかけて過去の世界にタイムトベルしてきた、
ゲリラ戦士の物語り。





そこで語られる未来世界、
そのあまりにも絶望的な、
そして絶望的であるからこそ美しい、
その、勇者の美学。

身も心も捧げて愛し合ったゲリラ戦士が、
恋人の亡き後、その愛の証として戦い続ける、
その血の出るような一途な恋心。

俺はこの紅月:アカツキに、そんな風景を見てしまうのです。



でまあ、そう、そんな幻想。
まあそう、未来世界ですからね。
つまりはファンタジー、
この、現代とは何の関係もないからこそ、
それが、ファンタジーとして楽しめる訳なのですが。

ふと思えば、そう言えば、
なんか日本は例の学園モノで大変みたいですね。

とは言うものの、
殆どの方々は仕事がいっそがしくてそれどころじゃなく、
ったくバカども、いい気なもんだぜ、と舌打ちまじり。
或いは、まあ連ドラやらバラエティの延長、
つまりはこれぞリアルタイムのエンターテイメント、
ぐらいにしか思っていないのではないでしょうか。

思い起こせばこちらアメリカでも、
例のOJシンプソン事件とか、
あるいは、あの911でさえそんな感じでしたが、
連日連夜、全米が大騒ぎ、しながらも、
そのノリがもろに、超盛り上がりの連ドラ・ハイパーそのもの。
ニュースってエンターテイメントなんだよね、ぶっちゃけ、
そこで死んだ人やら、傷ついた人のことなんて、
実は誰も、糞のほどの関心さえもない、
結局、そんなもの。
そんな能天気なカタルシスの中を、
まるで鳶が油揚げをかっさらうように、
勇ましいキャッチフレーズを掲げたお調子ものが、
あれよあれよと、笛を吹き太鼓を叩いては、とんとん手拍子皆戦死。

で、今回のこの学園物サスペンス。
ここで話題になってる八億だ、三十七億だ、
というのは、実際にはもしかすると皆様の国有財産、
つまりは税金、の筈ではなかったのか、と。
で、そのお金でいったいなにが買えたのか、
で、俺が貰えたらいったいなにに使っただろうか、
あるいはなぜ、それをあんな見るからにキレキレの筋者風情なんかにではなく、
この俺に、分け与えてくれなかったのか。
八億だ三十七億とは言わない。
そのじゅーぶんのいち、でも貰えるなら、一億回でも言ってやるさ、
ばんざいばんざいばんざいばんざいばんざいばんざい!
という訳で、明日の朝には、
日本中がまさにヤケクソなほどに、
ばんざいばんざいばんざいばんざいばんざいばんざい、
沸き返っていることでございましょう。

という訳で、まあ、誰がなにを言おうが、
既にシナリオから落とし所もすっかりと用意済み、
そうやって与えられた出来レース、
うまく騙されたふりをして、せいぜいお楽しみになられることをお勧めします。







でさ、いきなりお友達から、
おい、これやる、と八億貰えたら、どうする?
俺?俺が八億貰ったら、
そりゃ逃げるでしょ。
どこへ?
どこへって、ここより別な場所へ。

という訳で、これ以外にも、
既にちょろまかした銭を掴んで、
ここより他の場所へちゃっかりばっくれを決めている方々、
実はたくさんいらっっしゃる筈。

この世の貧困、トリクルダウンの景気回復は口ばかりで、
いっこうに上がらぬ給料から、派遣法改悪から、
ガールズバーから、シングルマムから、幼児虐待から、
学費稼ぎに身体を売る女子大生から、
その原因は実はすべてこんなところ、
つまりは、富の配分の不均衡さ、から生まれている、
ということをお忘れなく。

はい、中米南米、アジア・アフリカ、
貧困の縮図、その筋書きは実はすべて同じ。
まったくおなじシナリオ。
偉い方々の富の独占、国家の私物化、
これこそが貧困の現実なんです。

昔はまあ、その儲かったお金も
銀行に置いておくぐらいしかなかったので、
なんだかんだで内需が回ったりとかもしたのでしょうが、
いまはなんといっても、パナマ紙の時代。
浮いた金は一文残らずパナマ紙に乗ってカリブ海の彼方。
そこで転がしたマネーで利潤を増やす、
猫も杓子もそのこと以外考えていない訳ですが、
そこ、つまりは国際マネーゲームで転がされた利潤は、
ただひたすらに雲の上を回るばかりで、
いつまでたっても国内には還元はされませぬ。
はい、この仁義なきグローバリゼイション。
騙されるやつが悪いのよ、と、はいはい、竹さんの仰る通り。

なぬ?カスはカスなんだから、しかたがない?
ドキュンもパン助もシングルマムも自己責任?
ご立派な正論でございます。
この先、あなたがひょっとしたきっかけで落とし穴に落ちて、
似たような状況に立たされた時、
溺れる犬は棒で叩け、
思い切りその頭の上から、取ってつけたようなご正論、
このまぬけが、自己責任だろ?とばかりに、
痰唾とともに吐きかけてあげましょう。

愛も憎しみも、幸も不幸も、そしてもしかしたら、
富も貧も、すべて、想像力の成せる技。
社会の基本は、まずは自分が相手の立場に立って考えてみる、
そこから始まるべきなのです。
その精神の無き者、想像力の及ばないあぽーんが、
自分とは関係がない、と思われること一切合切に、
取ってつけた正論という、
とてもとても残酷な仕打ちをしてしまったりするのですが。

そして、一番当事者意識のないひと、
生まれた時から良家のおぼっちゃまん。
幼稚舎育ちのエスカレーターで、
受験戦争も生活苦も学費稼ぎのアルバイトも、
就職難も、シゴキもイジメも年功序列も、
そんな普通人の七転八倒をまったく馬耳東風のまま、
水槽の中から世の中を達観していらっしゃった、
そんな良家のおぼっちゃまをなさっていた方々、
そんな方々からの、身も蓋もない正論の数々。

その矢面に立たされる絵に描いたような苦労人の方々としては、
むかつきますか?
心底、殺意を感じますか?
思わずイシツブテを投げつけて、
その水槽とやらをぶち割って差し上げたい、
そんなことを思ってしまう方もいらっしゃるのでしょうか?

そんな苦労人の方々の七転八倒など素知らぬ顔で、
特権階級という水槽に収まっている、
と勝手に思っている人たち。
ただ、
いつかなんの間違いでか穴に落ちたら、
いったいどんな仕打ちをされるのか、
そう思うと怖くて夜も眠れない。

そんな人たちは、いつもいつも、
絶対安全な場所、
つまりは、自分が騙し続けてカモりつづけてきた
我が国民の方々から怒りの吊し上げを食らって身ぐるみ剥がれるのが
怖くて怖くてしょうがない。

そうならないために、
その、分厚いガラス、貴族階級の絶対化を図るために、
「ひみつのあっこちゃん法」から「凶暴罪」からそして「黒化安全パイ法」から、
そんな誰の為やら訳のわからないほーりつは、
すべてこの、成金風情の貴族階級の利権を、
海の向こうのドヤ顔ヤクザから守るため、
そのこしゃくな手段、などと穿ったことを考えてしまうのもやんごとなく。
そして近年の勇ましい方々、
この降って湧いたような、
己の身を訂して、お国のために、
その勇ましいキャッチフレーズの、
その、お国、とは、
ぶっちゃけ、この方々の、ご利権、そのものを差すのでは、
と思ってしまうのは、あまりにもひねくれ過ぎでしょうか?







という訳で、このとどまるところを知らぬ格差社会。
すべてがすべて、1%と99%の世界。
1%の人々が肥に肥え、そして99%はまったくの裸一貫。
そんな縮図が、世の隅々、そこかしこに現れてくる筈です。

1%の正社員がべらぼうな給料をもらい、
あとの99%はすべて派遣。
それもたぶん、そのうち、すべてオフショアへアウトソーシング。
医療保険から年金からなにからなにまでが絵に描いた餅。
按摩の笛からバナナの皮から、
ありとあらゆるものが1%の人々に独占されつくされ、
そして、99%には、血の一滴も残さない、
このまま行くと、真面目にそんな世の中が来るのではないのかな、
と思っているこの小心者のペシミスト。

水槽の中の特権階級な人々が、
ひとたび、絶対安全パイを掴んだ、と錯覚したその頃には、
もうすでに、責任も勤勉も忘れ去って、
すべてがすべて、A I によるオートメーション。
寝ているうちにお金がお金を生む倍々ゲームで、
働き者のウンパールんパーが文句も言わずにひたすらと富を生み続ける。

とまあそんな時代が、あと5年10年?

で、その先、なにが起こるのか・・・・

と、ここまで来てようやく表題に戻りました。

そう、この、血も涙もない末期的な格差に支配された未来社会、
俺はそこにこそ、この紅月:アカツキの世界、

世の絶対君主と化した1%の絶対特権階級、
その、使徒である、ロボット軍団と、
そして、なにもかもをも奪われた、
99%の貧民たちの、その絶望的な戦い。

そう、俺的には、紅月は、
過去の修正主義的歴史美化でも、
あるいは、絵空事のファンタジーでもない。

まさに近未来。
それも、うかうかしているうちにいつの間にか巻き込まれているかもしれない、
そんな、しぶとくも毒々しくも、グロテスクな、
そんな、近未来での絶望的な戦いの様も、
思い描いてしまうのでありまんす、と。









という訳で、この紅月(アカツキ)、

聞けば聞くほど、聴き込めば聴きこむほどに、名曲の極み。

絶望の底で、傷ついた身体を引きずりながら、
見上げた空に赤い月。
名誉の戦士を遂げた、恋人の形見を胸に、
この身体が滅びるまで 命が いつか消えるまで、
戦い続けると誓う、そんなゲリラ戦士の悲恋。
これぞレジスタンス!
紅く染まれ 真っ赤に染まれ~。

いやはや、これほどの戦意高揚歌、
そうそうと見つかるものではない、
まさに、名曲。大名曲であります。

ただ、この戦いに身を投じる、命を捧げる、その精神、

過去の駄文で上げましたように、

嘗て訪れた戦乱の巷。
淫乱が、始めて、自爆テロ、
つまりは、かき集めた戦災孤児たちに爆弾を背負わわせては、
胃楽の戦車に向けてハッラーハクバールと突入させた、
あの末期的自滅戦法。
あれを「カミカゼ」からら学んだ、と、誇らしげに激唱を頂いた、
そんな記憶を反芻しながら、
かの永遠の丸に美化されたこのイニシエの特攻精神が、
ともすれば、自爆テロ犯、
この紅月を聴きながら、
ハッラーハクバールと、やらかしてしまったとしても、おかしくはない。

この紅月(あかつき)、名曲であればあるほどに、
そんな究極的な戦意高揚歌にもなりうるな、と。

ただ、だからと言って、この歌:紅月(アカツキ)に、
あるいはそれを歌う、ベビーメタルに、
なにか特別な象徴を背負い込ませる、
というのはまさに愚の骨頂。

そう、リリー・マルレーンではありませんが、

当初はナチス・ドイツ軍の前線慰問歌として愛されたこの曲が、
いつしか、ナチスからの解放を願うレジスタンスの愛唱歌に変わって行ったように、

歌は世に連れ、世は歌に連れ、とは申しますが、
受けての感性で、歌はどんなふうにも、愛されていく訳で、
だからこそ、歌。





政治やら、思想やら、
そんなものは、まさに淀みに浮かぶ泡沫のごとし。

お調子来いている時には、ぶいぶいと臭い毒ガスをばらまいては、
やれ、八億だ三十八億だ、けんぽーかいせーだ、とぶち上げながら、
時が経って季節が変われば、驕れる者は久しからず。
ただ春の夜の夢のごとし、猛き者も遂には滅び、
ひとえに風の前の塵に同じ、と。

ただ、歌は、歌は残ります。

だからこそ、歌は、そして、芸術は、尊いんです。
ひと時の血迷いなどで、それを、歪めては、汚してはいけないんです。

そんな時代の泡沫の狂騒からは、
一種、超然として存在するからこそ、
歌の意味がある、そう思っています。

そして、人々が傷つき、途方にくれ、心底へたり切ってしまったような時、
例えば、911のあの絶望の底、涙にくれる夜更けのユニオン・スクエアで、
いきなりうち広がった、あの、NO WOMAN NO CRY の大合唱。
-> 911のことはできることなら思い出したくはない

その時にこそ、歌の、その、存在の真価が、試されるのでありまんす。

そしていつの日にか、このベビーメタル、
その珠玉の名曲が、世界津々浦々の人々に愛され、

そして事あるごとに、ベビーメタルと愛を捧げ合う、歓びを分かち合う、
そんな存在になってくれることを、心からお望み申し上げるばかりです。

歌は世に連れ、世は歌に連れ。
そして、時空を越えて、人種も国境も越えて愛されていく、
この歌、という不思議な、そして絶対的なまでに尊いエーテル。

そしてベビーメタル、
ついに我が日本から、そんな世界人類を象徴できるほどの、
逸材が生まれた今、

世界に向けて無様な醜態を晒しては、
そんなベビーメタルの足を引っ張るような、
そんな事態にならないことを、心底望みつつ、

汝、そのおこないを、ベビーメタルに誓えるか?

その醜態を、ベビーメタルの前に晒して、恥ずかしいとは思わないのか?

その価値観を元に、いま一度、己の身を、振り返って見ても悪くはないと思います。

度々の暴言の数々、失礼申し上げ候。

愛よ地球を救え!


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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