Loading…

ベビーメタルのドラム的解釈 ~ 太鼓極道のどうしようもない戯言です。ゴールデン・ウィーク中の末期的暇つぶしにどうぞ

Posted by 高見鈴虫 on 29.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
おっす。ちーす。
なになに、日本はゴールデン・ウィーク?
おお、いいなあそんなもんがあって。

あらためてよ、アメリカ、休日少なすぎ。
まあただ、そう、これだけ色んな奴が集まっちゃうとさ、

おれクリスチャンじゃねえからクリスマス関係ねえもんとか、
あ、俺、中国人で旧正月だから今週休み、とか、
今週ラマダンで腹減って倒れそうとか、
まじわけ判んねえ。

で、そんなのに調子合わせてると、
えええ?大晦日も正月も仕事?まじっすか?

なんてことにもなる訳で、
そう、アメリカ、自分の事情は自分で主張しないと、
まじ、損ばかりぶっこかされる。
それが前提。

という訳で、そっか、日本は大型連休か。
割りとまじで羨ましい気もするぞい、と。

で、まあ、はい、とうとう、というか、ようやく、というか、ついに、というか、
今回のUSツアー、次のマイアミで千秋楽となってしまうのですね。

いやあ、ベビーメタルが日本にいる時は、
地震とかこないだろうな、やら、原発大丈夫か、やら、
まさか、喜多の見犀流また失敗とかとかとか、
そういうのついつい気になっちゃって、
ああ、三姫、アメリカに居てくれたらもっと安心なのに
とか思いながら、
でもいざアメリカにいればアメリカにいたで、
車の運転大丈夫かな、とか、風邪ひいてなかな、とか、
ホテルのベッド、クッションが柔らかすぎて腰痛くなったりとかしてないよね、とかとか、
まさか夜に妙なクラブ行って変な奴にナンパされたりしてねえだろうな、とかとかとか、

そう、俺はこう見えて、心配症、なのである。

うちのかみさんなどはつくづくそういうのに嫌気が差しては、
わざと、行先も告げずに姿をくらますことが多いのだが、
理由はといえば、下手に安心させるとまた妙なことをしでかすから、
なのだそうで、まあそう、どっちもどっちと言えばその通りである。

という訳で、マイアミである。
しかも、土曜の夜である。

ちなみにこのマイアミ、実は全米一、
しいては、世界一の、パーティタウンである。

実はひところを境に、ここニューヨークのご機嫌な夜遊び族、
これまで世界のサブ・カルチャーのトップランナーを自負していた洒落者たちが、
どどっとマイアミに大量移住をしてしまった、という事情があって、
そんな訳で、実はニューヨークの夜はからんからん、
その代わりに、このマイアミこそが、世界一の、パーティ・タウン、
であったりもするんだよね。はいはい。

嘗て、ニューヨーク・クラブ界の女王と謳われた、
かのスザンナ・バーチ!! おおおおっ!知ってる?・笑
そして、パンクロック界のゴッドファーザー・イギー・ポップも、
実は実は、いまや、ここマイアミの住人、なのである。

果たしてこのマイアミ、この世界で一番「とっぽい」街において、
土曜の夜に、何が悲しくてレッチリか、とも思いはするが、
まあよい、そう、マイアミである。
そして、土曜の夜の千秋楽である。

で、このマイアミ公演、
拙者の記憶が正しければ、
かの、チャドメタルからの果たし状、

あの、ギミチョコにおいて、
ベビーメタルとガチンコのジャムセッション勝負、

なんてことが、起こるのかどうなのか!?

チャドかあ、あいつまた調子に乗ってくれるのは良いのだが、
まじで、ベビーメタルなんか叩けるのかな・・・
と思わないでもなくもなくないか・・・笑

なので、チャドメタル殿。
おぬしのその、何をも恐れぬ超絶的楽観主義こそはレッチリの最終兵器、
とは重々承知ながら、
相手はまさに、ベビーメタル、
いまや世界中の誰もが、史上最強と認知する、
そんな、超絶的強敵でござる。

まあそう、今のうちにちょっと予習、なんてことを、しておいても良くないか?

という訳で、いきなりですが、ドラム談義のお時間です。





という訳で、はい、いきなりですが、ドラム談義のお時間です。

普通人のかたがた、さようなら。

ここから先は、よほどの変人でないとなにがなんだかさっぱりわからない、
そういう奥深いドラム極道的な妄想世界へと迷い込みますので、
正気を保って暮らしてでおられる品行方正由緒正しき常識人の方々、
要らぬ口出しは不要でござるぞ。


という訳で、ドラム馬鹿一代の諸君、首の準備はできているか?

ではでは、さっそく今回の課題曲であるギミチョコ

まずは悪い見本から・笑





すまん、名無しの人よ。
そんなつもりもないのだが、
ただ・・・うーん、これは公衆道徳的にも、ちょっとあまりに頂けない。

なぜか。

これぞ表層主義というかなんというか、その解釈のシャローさというか。

そう、ぶっちゃけ、上手いのに仕事が取れない、
あるいは、派手なのに、ライブで滑る、

その原因のてんこ盛り、と。

なぜか。

これ、ぶっちゃけ、耳に付きやすいおかず、つまりは、
ショートケーキの苺だけかっさらっては、あとはスカスカという、
ビートそのものがよれよれというか、
つまり、ぜんぜん骨が通ってない、その典型。

そうなんだよね、言っちゃ悪いけど叩いてみた系の人々、
つまり、とても上手な素人さんってさ、

実はみんなこの、どうでもよい派手なところばかりのかき集め、
グリコのおまけばっかり集めて、
肝心の本体が空っぽ、というパターンが凄く多い訳で。

例えば、
ドラマーであれば誰もが知ってるであろうあのジョンボーナム、
ジョン・ボーナムと聞いては、すぐにモビーディック、
あの三連の連打、ばかりを得意げに披露する、
つまりは、子供だましの、アフォどらむ。

ただ、ドラム極道的には、
ジョンボーナムと聞いてすぐに思い浮かぶのは実は八分の六。

確かに音に出ているのはちょっともたり気味にも聴こえる
シンプルなドン・カンのバスドラそしてスネア。
でありながら、
実は実は、その隙間をみっしりと埋めているのが、
細やかな細やかなシャッフルとその狭間のハーフノーツ。
この一見してシンプルなサウンドの奥底に潜んだ裏音、
それに気づいて初めて、おっと、つまりそれか、
つまりこやつは、リズムを三連で取っているのだな、
という奥義に気がつく訳で、
ぶっちゃ、それに辿り着けない程度のやつは、
まじで、どんな楽器であったとしても、
いくらやっても、絶対に、絶対に、モノにならない。

そう、表層だけでは物事はわからない
判りやすい答えにこそ、最も巧妙な罠が隠されている、
そう思っていて損はないぜ、と。

でそう、改めて、ドラム極道にとって一番大切なのは、ビート、そのもの。
おかずとか、あるいは、素人にも判るぐらいの派手な音、とかって、
実はどうでも良いんだよ。

ドラマーはまずは、基本ビートに骨を通すこと。それこそが鉄命。

で、このビートをどう通すのか、こそが、ドラマーの真骨頂、
であるのだが、
まあそう、いきなりそんなこと言われても、
普通は良くはわからないよね、はいはい。

だったら、一番判りやすい例。

よく、プロと素人の差、とか言うけどさ、

極道を自称するドラマーとしていっちゃん恥ずかしいことってなに、
といえば、ドラム的には、ビートが滑ること。

つまりは、小節の頭出しで、前のめりに、つっこんじゃうこと。

得意のおかずやら、
あるいは、シンバルやらでついつい気がはやってしまって、
で、頭、その小節の一拍目を、早く入ってしまう。
そう、よくある素人バンドで、
なんか手数は多いんだけど、妙にとっちらかって、
なんか、せわしなくて、リズムが取れない、踊れない、
その現象の理由が、実はこれ。

よく判らない?
ならばそう、
いまあなた自身が、なにも拍子を取らないで鼻歌を歌ってごらん。
それを聞き直してみると、
その休拍、つまりはお休みの空白が、必ず、前のめり、
つまりは早く、拍数的に短くなっちゃっている、筈。

リズム感が悪い、と言われる人々のほとんどが、つまりはそれ。
休拍を、しっかりと、待てない、こと。

それを是正するためには、
鼻歌には必ず、裏で取る、って言ってもわからないならば、
そう、両足で足踏みしながら歌うこと、
なのだが、
たかが鼻歌でそこまで言われてもなあ、確かに。

ただ、そう、ドラマーにとってはまさにそれこそが第一の関門。

で、このギミチョコ、
特にこういう、早いこまねち!のツービート、
でしかもスネアがONであったりすると、
この、ビートのずれが、下手をすれば、スネアが裏に入ってしまう、
という致命的に超絶こっ恥ずかし状態をも生むことになる。

それを是正するために、
ぶっちゃけ、両足でリズムを取ること、ではあるのだが、
バンドでいうと早々と足踏みばかりはしていられない。
だって、メタルで足踏みとか、かっこ悪いし、
とか言うのであれば、
だったらボーさん見てみな。

あの人は、絶対に、片足でリズムを取らない。
必ず両足で右左、それも、膝で腰で、リズムを取っている。
その極意に、果たしてどれだけの訳知り顔の方々が気づかれていたのか。

で、青山さん、あの人も、決して頭を縦には振らない。
必ず横にふってるよね、なぜ?
メトロノームになってるんだよ、身体そのものが。

そう、身体でリズムを取ること。
そして、一緒に歌を歌うこと、
つまりは、歌いながら叩く極意、
それを実践しているだけの話。

で、はい、改めて、ダンス系の人、
必ず、必ず、両足でバランス良くリズム取ってるよね?
身体のバランスこそが基本とか、よく言われね?

ただ、そんな当たり前のことができないミュージシャンが、
実は実は実にたくさんいたりするのは、

端からメトに合わせて練習していないか、
合わせててもそれをかっつりONで取っちゃってたり、
あるいは、ぶっちゃ、座って練習するから、に他ならず。

そう、バンドマンの基本とは、自分が踊るための伴奏を自分で奏でること。

で、人間にとって一番信頼できるリズムとは、歩調、なのである、と。

それからまずは始めるべき、と。

で繰り返すが、バンドにおいてこの一拍目で滑らない、
これこそが、まず第一関門。
逆を言えば、どんな素人バンドであっても、一拍目さえガチンと入れれば、
あとは別にどうでも良い、という極論も成り立ったりもするのだが・笑
そう、ブラック・キーズって奴ら、まさにそればっかり・笑

で、そう、この頭の一拍目。

もしも俺の言ってることがさつぱり判らなかったにしても、
頭のシンバルは必ず両手で叩く、これを必携としてみたら、
そう、あなたのドラムはドラむスティックに変わるはず。

ただ、そうなると、俺の超絶テクニックのひけらかしの見せ場見せ場、
この自慢のおかずがしょぼくなっちまうじゃんか、と思っている厨房。

実はそれこそが、極道と、とうしろの違いなんだぜ。

この選択、
おかずの格好良さを優先するか、
あるいは、頭出しのジャストミートを優先するか、

その選択こそが、極意的な判断、と勝手に思っていたりしたが、
いかがであろうか。

うるせーよ、なにを、こしゃくな、
てめえはなにさまのつもりだばかやろう、と、

そういう声が聞こえてくるくるくる、ので、
ではでは、その、とても良い一例。

こちら、かの前田神の海賊映像。
この前田さんのギミチョコにおける、
この、両手シンバルのあまりの思い切りの良さ。

まさに、喧嘩を売っているとしか思えない、侠ドラムの、その見事な一例。






そう、俺的には、おかずだ、タムだ、なんてのは正直別にどうでも良い。

ただ、ビートの張り、つまりは、グルーヴ、そのグルーヴの骨こそが、
この展開から立ち上がり、その一拍目、
ここでの思い切りの両手シンバルに他ならず。

改めてこのLONDONの前田さんのプレイ、
ロックはこう叩け、の見事な見本である、と、俺はそれが言いたい訳だ。

はい、ではこの前田さんのドラムと、
そして、うーん、これを言っちゃっていいのかな、
良いか、まあ、そう、こんな素人の糞ブログ、
まともな人間は誰も読んでねえだろ。
なので、はい、またまた、悪い例・笑







言わずと知れた、ドラゴンフォースである。

で、このドラムの方、俺なんかが上手いだ下手だなんてこと、
言えるはずもないぐらいに超絶に上手な人、の筈なのだが、

だがしかし、前述の前田さんのドラムとくらべて、
なんか、ちょっと、あり?って思わない?

で、その違いってなに?

それってぶっちゃけ、スピード感、じゃねえのかな、と思うがどうだしょう。

で、このドラゴンフォースのドラムの方。

繰り返すが、普通に叩かせたらすっごい上手い筈。
でありながら、何故に、前田氏とこれほどの差があるのか。

ここにこそ、ベビーメタルの特異性があるのではないのか、と思っているのだがだがだが。

で、そう、ベビーメタル。

言わずと知れた、アイドルと、メタルの融合、ではあるのだが、
メタルでありながら、アイドルでもある、そのコラボの中に潜んだ秘密。

ぶっちゃけ、アイドル、つまり、歌謡曲は、POP なんだよね。

ポップってなに?と言えば、はい、ポップステップ・ジャンプ、つまりは、軽い、のである。

このルンルン・キャンキャンの、軽いノリ、
つまりは、キャッチーでありながら、しかし、メタルである、
というところにこそ、このベビーメタルの売り、がある訳で、

で、果たしてこれ、音楽的に言うとなに?と言えば、

極論を恐れずに言えば、ビートが重くなってはいけない、ということなんだよね。

で、ずっとまえに書いた覚えのあるこの糞駄文、
->スネアが軽い、の一言で

この、スネアをタメないと、ロックにはならない、という極意、
俺自身も、まだ駆け出しの厨房だった頃、
これとまったく、まじで、まったく同じ経験をしていたのだが、
そう、俺達、基地の街の悪ガキたちは、割りと早い内に、
米軍まわりの不良米人たちから、そんな極意を教わっていたのである。

だがそれがために、日本では食えなかった・笑

なぜ?

そう、日本人の殆どが、裏乗り、しいては、
その基本であるところの八分の六拍子を、理解できない、
そういう民族だからなんだよね。

まあこの八分の六に関しては、
以前、ジョンボーナムのことでしつこく触れているので、
興味のある人は、ってか、そんな奴いねえよな・笑
まあそう、よほどの物好きは、そのあたりを読んでくれれば、とは思うが、
ー>ロック・ドラマー列伝 JOHN BONHAM とはKING KONG であったりする。

で、はい、俺の種明かしでもあるのだが、
俺が好きだ、と言っているドラマー、
エルビン・ジョーンズが、ジョンボーナムが、
アンディ・ニューマークが、シンディー・ブラックマンが、

その共通するのが、実にこの、八分の六の解釈、なんだよね。

で、俺がメタルは嫌い、と言っていたその理由も、
メタルアレンジの八分の六は、裏にアクセントが入っていない。
ぶっちゃ、引きがあまりにもあっさりし過ぎていて、面白みがない、のである。

そう、メタルは、ソウルに比べて、軽い。粘りがない。
ぶっちゃけ、セクシーではない、つまり、女を落とすのに使えない、のである。

ただ、この軽さこそが、男の子の男の子性の源であるスピード感には必携のものであって、

なので、あの、身体ぐにゃぐにゃの横乗りグルーブがない、
代わりに、この前乗りの疾走感を重視した、メタルという音楽。

そして、日本という国、裏乗りを理解せず、八分の六拍子でリズムが取れない、
そんなリズム音痴の国民が、心地よい、と思うビートってのが、
なにを隠そうこの、スピード感、つまりは、軽さを重視した前のめりのビートなのである。

そう、日本ってしゃぶの国だからさ・笑
なにかにつけて、せっかち、なんだよね。
-> ベビーメタル天童説 その狐火的試論 

で、そんなしゃぶ的な日本人がいきなり、っぱ、とか吸っちゃったりしたとたん、
あれ、俺、なんか、生まれて初めて、レゲエのリズムが身体に入ってきた気がする。
これって、なんか、そうか、これ、八分の六、だったんだな、
なんてことも、そう、何事も経験してみないとわからないことって世の中にたくさんある・笑

で、この日本人のせっかちな前乗りのビート、
それこそが、日本の魂、
しいては、我らがベビーメタル、
アイドル+メタル、の融合であるベビーメタルのビートも、
実は、そのリズム解釈的には
実に実に日本的な、キメキメの前乗り的な忙しい忙しいビート。

ただ、その忙しさが、あまりにもあまりにも作る込過ぎ、
偏執狂的なまでにギチギチ過ぎる、そのグロテスクなほどの頭でっかちさの中に、
ここまでやるのかニホンジン、的な、キワモノ的面白さがある、と。

それこそが、ベビーメタルの持ち味なのでは、と思っている。

で、改めてこのドラゴンフォースのドラム、
まさに、古き良きハードロック、
その源たる、ブルース、そして、グルーヴ、
ではあるのだが、

と同時に、このギミチョコ、この、ツービートのポップな疾走感に、
どうしても追いついて行けない、その理由。

実はこのギミチョコ、
俺的な解釈で言えば、メタル、というよりは、ロックというよりは、
パンク的な縦ノリ、なんだよね、実は。

そう、このギミチョコ、この徹底的な訳の判らなさの理由とは、

パンクの縦ノリのドラムに、ツーバスのおかずをくっつけて、
で、ギターはガチガチのスラッシュ・メタルのリフを刻みながら、
ボーカルはいきなりフレンチ・ポップス。

なんだよこれ、ともなる訳で、

そんな無茶苦茶なてんこ盛り的なおかしさを、
これまでの既存の解釈に当てはめようとすればするほどにおかしな方向に行く。

このベビーメタル、ぶっちゃけ、デジ音が元。
ってことはつまり、スタジオでのジャムセッションによって自然発生した音楽、
あるいはライブを想定して作ったなんていう、そういう曲ではないんだよね、元々が。

つまり、頭で作ってコンピューターに落とし込まれた、
そもそもがそういう音楽。

それを、人間がやってしまう、その曲芸性にこそ、面白み、がある訳でさ。

で、改めて、
そんな機械な乗りが、好きでない方がた。

ぶっちゃけ、俺的には、かのスザンヌ・バーチ、ではないが、
ハウス・ミュージックの中に、グルーブを見いだせなかった方々、と思っている。

つまりは、機械との融合を拒んだ人々、と。

で、その機械的なビートの極ともなる、この、ぶつ切り的な縦ノリのビート。

やれブルースだソウルだ、と古き良き伝統にしがみついていた人々にとってはまさに鬼門。

と同時に、こういう縦ノリって、多少上手くなったドラマーにとっては、
ヘタクソな素人ビートに聴こえるんだよ。
ぶっちゃ、あの、手首を返してのオフオンが刻めずに、
8ビートのハイハットを、ジャジャジャジャジャジャと叩き潰すばかりのあのド下手のドラム、
つまりはパンクのビート、あれを連想してしまう訳だ、と。

なので、そういうジャンピーな縦ノリのビートが、ド下手でチャラ臭い、と聞こえてしまう、
そんなオヤジ的な、ブルージーな深み的なドラム奏法が、
実はこのベビーメタルにとっては、百害あって一利なしであったりもする訳でさ。

え?なんで?うまくなればなるほどに、ベビーメタルから遠ざかってしまう?

ってことは、ベビーメタルって、ヘタクソじゃなくっちゃ叩け無いの?

ということではもちろん無い。

ぶっちゃけ、その逆。

つまりは、そんなブルージーやら、ジャズィーやら、そんなことに、コンプレックスを持たなくても平気、
というレベルにならないと、このベビーメタルのビートは叩くことができない、
つまりは、神的なレベルにならないと、ベビーメタルは叩け無い、だから神バンド、なんだぜ、と。

ならば、ではでは、ベビーメタルのグルーヴとは何か、

その究極といえるのが、

はい、どうぞ、言わずと知れたこの方です。





これ、前にも上げたニューヨークのライブなんだけどさ。
今更ながら、神懸ってるよね、これ。
この中に俺がいた、なんてちょっと信じられない気分ではあるのだがだが、

このあまりのパワー、そしてこの有無を言わさぬスピード感、
見事なほどのタテ乗り、でありながら、
無茶苦茶ポップで、そして、重さが微塵もない。

これぞまさに、ベビーメタル、と。

で、改めて、いかにしてこの、摩訶不思議なビートが奏でられるのか。

で、この青山さんの特筆すべき点は、スネアが軽い。

わざと、極力まで軽くしている、その筈なのだが、
軽いからと言って流れていない。

つまり、前述した通り、ビートの頭出し、その一拍目が、
超絶に、ガチッとしてるのである。

この、パワフルでスピーディで、しかしものすごい安定感、
その理由こそが、一拍目で滑らない、その極意の賜物、と。

で、特筆すべき点のもう一つ。

なんども繰り返すが、

前田さんの凄み、その真髄とはあのツーバスの切れ味、

そして、この青山さんの究極とは、まさに、スネアである、と。

青山さんのスネア、その一音一音が、それが例えどんなスピードであっても、
しっかり、くっきりばっちりと、良く通っている。響き渡っている。

このスピードでありながら、スネアがぶれないのは何故か。

はい、これこそが、青純さん直々伝来の一つ打ちの極意。

青山さんは、腕に力を入れなくても、クリアな音を通せる!のである、と。

これ、言ってる意味判る?

つまりは、そう、モーラーなんだよね、これ。

馬鹿野郎、なにが、モーラーだよ。
ジャズじゃあるめえし、メタルにんなもの関係ねえじゃねえか、

そう言いたいのは判る、実に判るのだが、

なら言い返してやるよ。

ジョンボーナムは、実は、ジャズばっかり叩いてたって知ってる?
あの人、バディ・リッチと、マックス・ローチのコピーばかりしてたんだぜ。

で、その弟分たる、コージー・パウエル。

あの人も、初期の頃は、レギュラー・グリップ、つまりは、ジャズ持ちだったんだぜ。

その意味するところ、もう一度考えたほうが良くねえか、と。

で、かの、ジョジョ・メイヤー言わせるところ・笑

スネアの重さ軽さは、この腕からスティックまでの振り幅、
ぶっちゃけそのしならせ方、によって創作するべきで、

間違っても、力の強さ、やら、腕の振り上げる高さ、なんてもので、調節できるものではない、と。

そのあたりのところ、ジョジョが自身でモーラー奏法を解説しているYOUTUBEにビデオがあるはず、
鞭をしならせるように、あるいは、鎖が波打つように、その揺動を利用するべき、と。
英語の勉強も含めてぜひとも見てみて。絶対になにか見つかる筈だから。

で、この青山さん、ガキの頃からあのクソ親父、じゃなかった、
そう、あの頑固オヤジに、徹底的に、この一つ打ち、つまりはフォームを叩き込まれていた、
その見事な結実が、こんなところにも、ありありと現れてる、と。

で、そんな超絶なテクニシャンである青山さんは、
もう、ジャズだ、ロックだ、メタルだ、とか、そういうところで、
妙な思い入れとか、コンプレックスとか、微塵も持っていない。

技術的に、このスピードで、この構成で、
ビートと音を通すには、この方法しかない、ってのを、自然と極意として、理解している、
そういう人なのでは、と思っている。

その、ドライさが、青山さんのドラムは機械みたいで面白みがない、
なんていう妙な、うんちくが向けられる理由なのだろうが、

そう、タイプで言えば、青山さんは、トニー・ウィリアムス、
まさに、オールマイティな、ドラム職人、その技術の修験者。

で、前田さんこそは、エルビン・ジョーンズ、
その良いところも、悪いところも合わせて、どうしても愛着が湧いてしまう、
そう、まさに、魂の人、と。

で、改めて、もしかするとこの二人を凌駕するやも知れぬ、
このドラフォーのドラマーの方。

ただ、俺の勝手な想像から言えば、
このドラフォーこそが、従来のロックのその正攻法的なドラム、
である訳なのだろうが、
だがしかし、
そんな旧来の方法では、もう、ベビーメタルには追いつかない、のだな。

なぜか?

そう、ベビーメタルは、まずは、マニピュレータ、
つまりは、電子音との完全なシンクロが求められる訳でさ。

そして、なにより、三姫、その三姫の踊りが、実に実に、ポップ・ステップ・ジャンプ、

つまりは、軽さと躍動とスピード感、的なダンス、なのであって、

これとシンクロするには、リズムはなるべく軽く、が鉄命となる。

これこそが、俺とか、あるいは、そう、旧来のロック系、
あるいは、グルーヴ系のおっさんが、
そして、もしかすると、あの前田さんでさえもが、
そしてそう、かのかどしゅんさんが陥ってしまった罠。

そう、良い意味でも悪い意味でも、ベビーメタルは、日本のビート、
つまりは、マニピュレータ、いこーる、機械音との融合をひとつのテーマにした、
そういう頭でっかち系のバンドであるのだ、と。

そのシーケンサー=マニピュレータとの融合、という観点こそが、
ベビーメタルの特異性、その持ち味でもあり、
と同時に、アキレス腱にもなりうる、と。



とまあ、ここまで、あることないこと、印象論だけの大口を広げて来たが、

で、はい、そろそろ夜も更けて来たので本題に戻る。

って、本題ってなんだったっけ?

ああ、そうそう、チャド・メタルどの、であったか・笑

そう、チャドメタル。

あの正直言って、メタリカのラーズと並び称される、
バッド・ドラマーの筆頭であるチャド・メタル殿が、

果たしていかにして、このベビーメタル、

まさに超絶テクのてんこ盛り的なデジタル音源マニュアル施行の、
曲芸的なビートに立ち向かうのか。

で、まあ、またまた野望用ながら、
ちょっとその心中をお察し申し上げれば、

またベビーメタルとの共演とかで力みきっては、

うっし、俺のツーバスの凄いところ見せちゃる、とか、思い切りでかい音、出しちゃる、

とかで、気追い込めば気追い込むほどに、
かのドラフォー氏の失敗、
それに輪をかけては、もたりまくって大ゴケする、
なんて光景が、実は実は目にみえている。

それをパワーで押し切ろう、というその趣旨も十分判るのだが、
果たして、後半になってどのような結果が待ち受けているか。

ので、そう、チャド・メタルでも理解してもらえるであろう、
ギミチョコの叩き方、なんかあるかな、と思っていたら、

そう、実はふと、こんな人が思い浮かんだ。





これなに?メタルでもなんでもねえけど。

これね、ポリスってバンド。
で、そこにいたスチュワート・コープランドってドラマーがさ、
実に実に嫌な奴でさ・笑

で、このテイクにおける、
この前のめりながらも実に実に伸びやかなスネア、

これ、実は、ロックがシーケンサーと遊んで見た、的な、
その極々初期的の実験作品、
と思ってるだけど、いやはや、このスチュワート・コープランド、
その超絶的な前のめりのビートの中、
つまりは、来たるべく、機械と人間の融合、的なところで、
俺はこのビートの中にこそ来るべき新しい時代を感じ取った、
覚えがあるのだが、
で、改めてこのギミチョコ、
敢えて言えば、シーケンサーに合わせて、ここまで軽く行っても良い。
良いのではあるが、そのビートの核は、バスドラに非ず。スネアなんだぜ、と。

そう、そのあたりのところ、チャドメタル殿、
決して間違えのないように、とは思っているのだが・・・笑

ただ、と、ここで敢えて、最後のちゃぶ台返し。

そう、ここで思い起こすのが、ベビーメタルの唯一の黒星であるところの、

あの例の、メタリカ、とのガチンコ勝負。

ラーズのドラムがあれだけド下手であっても、やはりメタリカには及ばなかった、

あの敗因が果たしてどこにあったのか。

と同時に、このアメリカという、なんともレイドバックした裏乗りロックの権化のようなところに、

果たしてこの、日本のポップ・ステップな軽い軽い頭でっかちなビートが、
いったいどう受け取られるか。

という訳で、今回の試みであるところの、かどしゅんさん。

俺的にはこのかどしゅんさんのステージにおいて、
このシャーロットでの海賊映像が、一番音質が良かったかな、
と思ってるのだが、

改めて、今回のUSツアーの、そのトトカルチョ的な意味では、

その大正解であったところのこのシャーロットにおける30分間。

このあまりにも超絶な、裏乗りのベビーメタル。




どう、これ、
なんかさ、まじで、
ドラフォーの人が思い切り本気でベビーメタル演ってるって、
そんな感じしない?

で、俺的には、これはいままでのベビーメタル、
あの、メタルと、アイドルの、では、ない、にしても、
これはこれで、アメリカ人にはとても判り安いビートなのではないのか、
と思ってたんだよね。

で、最後の最後に、

あれだけ失礼なことを言ってしまったかどしゅんさんに、
ささやかなお詫びのつもりで一大エール。

このシャーロットにおける、ギミチョコ、
まさに、ベビーメタル史上に残る、一大傑作だと思う。

そして多分、このシャーロットでのかどしゅんさん、
生涯ベスト、であったのでは?と思うのだが、いかがでしょうか?


で、そう、あの、余計なようではあるが、ここまで駄文を綴ってきたのだ、
最後の最後に書いてしまうが、

あの、とことん顰蹙をかいまくっている、泡玉のあの、しつこいスネア。

あれね、多分、かどしゅんさんの趣味ではない、と思う。

ってのも、俺も、あの、リズム、やって、やって、やって、とせがまれるたびに、

絶対に嫌だ!と撥ね付けては、なんだよ、できねえのかよ、とさえ言われた、

そう、なんかさあの、リズム、妙に好きな奴がいるんだよね、世の中に。

ただ、あの、ドラム。

そう、ドラムを初めて三ヶ月。やっと基本ビートが叩けるようになりますた、
みたいな厨房が、お調子こいて叩く、そのリズム、なんだよね。

で、ドラマーであれば、あんなドラム、絶対に叩きたくはない、その筈。

ではありながら、まあ、ご要望とあえば、という訳で、半ばいやいややっている、とも思う。

のであるが、だったらもうちょっと、強弱をつけて、とも思うのだが、

あれ、もしかして、コンプレッサー、というか、(古いな)

そう、あの増幅器が入ってしまっていて、勝手に、裏音を増幅してしまっていたり、とか、してない?

で、改めて言わせて貰えば、

あの、ビート、あれの基本とは、バスドラが裏、に入って、
つまりは、8ビートの裏乗りのパターン、
ドラムンベースもそのアクセントは裏、でしょ?

なんだけど、それが判ってない人が、あの音やってやって、と言われても、
曲自体、あの泡玉は基本的にON出し、なので、
ONの上に、あのスネアをひっかけると、非常にみっともない。
かと言って、バスドラを裏には入れられない、その葛藤がある、と。

俺的には、ではあるが、あれをやるなら、
ハイハットをオープンにして、4で、シャーシャーと流しながら、であるとか、
あるいは、音数を減らして、とも思うのだが、多分そう、どこぞの方からの、
熱い熱い要望があったのであろうし、そして、そう、観客の中にも、
おおお、ドラムが派手で格好良い、と勘違いしている、
まあそう、レッチリの客なんてその程度だろ、ぐらいで良くねえか?と。

そう改めて、サポートドラマーは言われたことをやって初めてお金が貰えるので、
自分の趣味だけでは早々と立ち行かない、という部分もあって、

そう、なかなか難儀なことも多い、と。

なので、はい、ひとえにあれを、かどしゅんさんのセンス、と思うのは大間違い、
とは勝手に思っているのではあるが。


という訳で、またまた長くなった。

で、改めてこれからマイアミ、

そしてできれば、この先のコーンとのツアー、

今年のUSツアーはぜひともこのかどしゅんさんに、
ご足労頂きたい、と思っているのだが、どうでしょう。

そう、俺は、すでに完成形である青山さん、
あるいは、なに、仮バンド、メタルじゃなくて、フュージョンやっちゃったの?
おいおい、ってな、技の極意の世界に入ってしまわれた前田さんよりは、

敢えてこの、バタバタのかどしゅんさん、
その七転八倒の様の方が、なんとなく、面白いかも、
なんて凄く失礼なことを思ってみたりもして・・・

ただ・・うーん、三姫のとの踊りとのシンクロの問題やら、
あるいはそう、まだ頭で前食っちゃったりとかしてるしな・・・

まあただ、そう、慣れだろ、慣れ、と・笑

という訳で、かどしゅんさん、コーンも行ってみようぜ、
この先、どこまで化けるか、やってみようよ、と。

まあそう、それもこれも、三姫のご意向次第、ってことになるんだろうけどね。

そう、改めて、忘れてはいけない。

ベビーメタルは三姫のバンドである。

そう、三姫がいなくてはなにも始まらない。

つまり、三姫の御意向こそが、絶対なのである、と。

ただ、はい、マイアミも千秋楽、

ここまでくれば、全員が全員で生涯ベストの中のベスト、
それを目指して、思い切り、弾けきってください、と。

という訳で、ドラムネタばかりですまそ。

普通のひとにはなにいってるかさっぱり判んなかっただろうけど、

そう、ドラマーってそういう人種なんだよ。ほっといてくれ、と・笑

じゃな。

では諸君、明日のマイアミのペリス子で会おう!


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム