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長き沈黙の闇を抜けて ~ ベビーメタル LA公演に向けての雑感

Posted by 高見鈴虫 on 15.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
月日の経つのは早いもので、
ついこの間までは、まるで来年再来年のこと、のように思われていた、
ベビーメタル、今年最初のワンマンショー、
待ちに待ったLAはパラディアムで公演が、
もう目と鼻の先、である。

前回のレッチリ公演での最終日、
あの空前絶後のジャムセッションから、既に一ヶ月半。
いやあ、その間に、鬼の居ぬ間の、ではないが、
最近ちょっとご無沙汰になっているベビメタ関連以外のこと、
などのメモをまとめておこうか、などと思っていたのだが、
したところ、
なぬ?すぅちゃんがニューヨークに居る?それってまじなの?
おちょくっている訳じゃなくて?
なんてことで、そのすべての企てがぶっ飛んでしまった、と。

その真相は判らないまでも、
そう、もしかしたら、すぅちゃんがこの街に居る、
ってことはもしかして、いまこうしているときにも、
この雑踏の中でびっくりどっきり大遭遇、
なんてことが、起こってしまったりなんかして、
と思えば思うほどに、わくわくそわそわドキドキで、
正直言って生きた心地がしなかった。

いや、まあ、そう、別にお会い出来たからと言って、
なにをする訳でもできる訳でもなく、
大ファンですよ、がんばってください、とさりげなくお狐サイン、
ぐらいが関の山、いや、そのぐらいにしておくのが物の道理、
とは重々承知していながら、
いや、しかし、そう、いやいやしかししかし。
普段見飽きるまでに見飽きたこのミッドタウンの末期的な雑踏、
その中に、もしかしたら、掃溜めに鶴、どころか、
泥炭のダイヤモンド、のようなその御姿に、
もしやもしや、などと思えば思うほどに、
キョロキョロキョロキョロと、すれ違う人、道行く人のすべてを、
ついついとガン見しては、
ああ、やっぱり違う、
ふざけるな、バカにするな、すぅさまはこんなんじゃないぞ!
とため息をつくばかり、
そんな、心ここに非ず、の状態がずっと続いていたのも、
恋するおさんの悲しい宿命:さが。

という訳で、二日後のLAでの公演、
いくらなんでも、既にメンバーは西海岸に集結しておられるのだろう。

ってことは、そうか、この街にはもうすぅちゃんは居ないのだな、
とそう思った途端、
いやあ、正直、良かった、というか、
はい、なんなく、ちょっとほっとしてた、
というのが正直な気持ちではある、のだが、
そう思った途端、なんとなく、そう、この普段から見飽きた風景が、
いつになくどっと色褪せては、やるせなく、さえ思えてくる、
まるで、置き去りにされてしまったような、
そんな気もするニューヨーク・シティ。

という訳で、あらためてこの一ヶ月半の、
この中途半端な充電期間、
ベビーメタルの三姫は、そして、神バンドの方々は、
いったいいかにして過ごしておられたのだろうか。

すぅちゃん、もしかしてここニューヨーク、
この街に辿り着いた新参者が必ずハマる大きな罠、
つまりは、毎日ピザばかり食べては、顔中がニキビだらけ。
おまけにコーラの飲みすぎてお腹がたぷんたぷん、
あらまあ一ヶ月もしない間に、いつにまにか体重が10キロ増し、
なんてことには、まさか・・ なっていないよな・・
と無駄な気を回しながらも、

いや、ただ、そうなっていたらなっていたで、
それはそれ、と、認めてしまうのであろうが、
で、もしかすると、そう、この肥満大国アメリカ、
最早国民の80%が末期的な肥満状態にあるこのアメリカにおいては、
ちょっとばかり、ぽっちゃりしてる方が、
逆に人気が出る、そんな怪我の巧妙もないわけではなく。

という訳で、ベビーメタル、
この長きに渡った一ヶ月半の沈黙を破って、
いったいどんな姿でご登場することになるのか。

でまあ、そう、性懲りもなくまたまた俺的な、
ごくごく俺的な独断を言わせて貰えば、

果たして、そのドラムが、いったい誰になるのか。

改めて、このパラディアムにおける対バンであるところ、HELLYEAH。
ドラマーのビニ本、ヴィニー・ポールは、知る人ぞ知る、のドラムの鬼神。





果さて、この、ドラムの鬼神に、
いったい、神バンドの、誰が、どう、立ち向かうのか。




うーん、それで、まあ、そう、これも色々と語弊があるのだろうが、
まあ、俺的な独断的趣味で言わせて頂ければ、
やはり、ベビーメタルのドラムは、青山さんであって欲しい、
ってのが正直なところで、

で、そう、それがなぜかと言えば、
と、いきなり、とんでもない極論を申し上げさせて頂ければ、
実はこれ、前にも書いたんだけど、割りと軽くスルーされていた、というか、
そう、実は、

すぅメタルと、そして、青山さんは、似ている、んだよね・笑
あるいは、このふたり、完全にシンクロしている、そうとしか思えない、と。

いや、だからと言って、
個人的な意味で、中元すず香嬢といまや立派なお父さんである青山英樹氏が、
なんのかんの、と、言うつもりは毛頭無いのだが、
そう、純粋に音楽的な意味で、
すぅめたると、そして、青山さんのドラム、まさに、息がぴったり。

それはつまりは、これまでの長い戦いの中で、
青山さんのドラムと、すぅちゃんの歌が、
ほぼ完璧なまでのシンクロを見せている、
その努力と鍛錬の結果、ということなのだろうが、
ベビーメタルの楽曲におけるこの不思議なほどの安定感ってのも、
実は、すぅちゃんのリズムと、そして、青山さんのビートが、
まさに、ビシバシなまでに同調している、
それにこそ、このベビーメタルの隠された魅力がある、
と思っている俺としては、
うーん、そう、やっぱりね、青山さんのドラム、まさに、捨てがたい、と。

で、もしも、青山さんが、どうしても無理、というのであれば、
実は、その時には、と考えていた、
はい、この人! 
なんか最近、暇にしてるらしいし・笑



この聞きしに勝る職人集団ドリーム・シアター、その看板ドラマー。

この人であれば、まさに、ベビーメタルの面目躍如。
相手にとって不足はなし、と。

ただ、このひと、音数多いし・笑、
なので、歌心、という意味においては、かなり微妙でもあって、
ただ、そういう意味でも、本人もかなり勉強してくれるのではないか、
とは思ってるんだけど、どうであろうか。



で、実は、懸念していることがもう一つある。

果たしてこのニューヨークという街、
この街は、言ってはなんだが、「裏乗り」の街、であって、
つまりは、メタル的な音楽感から、非常に遠い街、でもあったりするのである。

そう、嘗てから公言している通り、この街にはロックは似合わない。
いや、パンクは似合う、のではあるが、メタルは、似合わない、
その微妙な匙加減というか、そう、街の個性というか特性、
これが実は、人の好みと同じくして、誠にもって、微妙なところがある。

そう、改めて、ここアメリカにおいて、ロックは、田舎の音楽、なのである。

このHELLYEAHに見られるように、カウボーイ、とはつまりは、テキサス、
つまりはなんというか、ニューヨーク的なソフィスティケイテッドな美学からは、
最も遠い人たち、であったりもする訳で、
果たして、このニューヨークという街の、
このスローでメロウな黒人バックビート的な、
大人の空気に浸って過ごされてきたすぅめたる様が、
果たして、メタル、という音楽に立ち返る時、
もしかすると、そこにちょっとした違和感、なんてものを、
お感じになられるのではないのかな、なんて気がしないでもなく。

そう、正直なところ、極俺的な趣味的なことを言えば、
ドラムが上手い下手、とかそういう次元ではなく、
このHELLYEAHのライブ動画、見ていて、とても、退屈、なのである。

ただそう、それは別に、HELLYEAHがつまらない、ということではなく、
俺にしてみれば、KOHNも、そして、実はレッチリも、なんとなく、単調、というか、
ポップさ、というか、ぶっちゃけ、花が足りない、という気がしないでもなく。

それが、淋菌やら、スリップノットぐらいまで、思い切りぶっちぎってしまうと、
それはそれで、コア的な部分が非常に愛しい、ともなるのだが、
そう、なんだよね、なんとなく、そう、最近のメタル系の方々、
花がない、というか、キャッチーなメロがない、というか、
凄みとグロにばかりに爆走するばっかりで、
そこに面白みに欠け過ぎる、そんな気がしているのであります。

で、改めて、ベビーメタル、その強みというか、魅力というか、
まさに、そのバリエーションの凄まじさ、
言ってみれば、切り貼り的継ぎ接ぎ的なまでの作り込みの凄さなのであって、
この一種、パラノイア的なまでに複雑怪奇なパッチワーク、
聴いているだけで、脳みそがフル回転、
その、あまりのIQの高さ、こそが、まさに、日本の音だな、とは思う、
その超絶的な忙しさの中にある快楽性こそが、
まさに、大都市の音、として、
このニューヨークの雑踏に異様なほどにビシバシにマッチしている、
という訳なんだけど、

そう、それ以外の音楽ってさ、
まさに、あの古めかしい白黒映画、
古い表現主義時代の芸術映画とかを見る時に感じる、
あの、一種の間の悪さ、というか、間延びした時間、というか、
つまりは、普段からこのスピード社会に順応した脳細胞の回転速度が、
空回りしてしまうことにもなって、
そう、そう言った意味からも、
ベビーメタルのあの凄まじいばかりの展開の早さ、というのが、
都市感覚と非常にマッチしている訳なんだけど、
そう、その脳細胞的な感覚で言えば、KOHNやらあるいはHELLYEAHとかって、
その逆も逆、あの、ミドル・オブ・ノーウエア殺伐茫漠たる、なにもない大地を前に、
ただただ、ぼーっとしてフリーウエイを走っている、
あの、なんとも間延びした永遠感覚、ってのと、
ベビーメタルは徹底的にそぐわない、そんな気がしてるんだおね。

という訳でそう、すぅちゃん、できればなるべく早めに、
LAに行って身体をなじまして居たほうがいいよ、とは思っていたのだが、
そう、改めて、ニューヨークとLA、
この越えるに越えられないそのギャップ。
美学、気候、街の成り立ちから、歴史から文化的背景から
そのなにもかもが、まさに、水と油のように違う世界。

あるいはいつの日にか、すぅちゃんのスピンオフ。
ベビーメタルの箍を離れては思い切りのニューヨーク・モード、
その歌唱力だけで、歌いに歌い上げるスローでメロウな大人のボーカル、
そう、あの、前述の満島ひかりさんのような、
あんな芸術性の中に、素材として登場する、
そんなことがあっても良くないか、と思う今日このごろ。

で、その時にはバックバンド、
ヴィニー・カリウタ、とかは、宇多田ひかるを筆頭に、
日本のミュージシャンたちともおつきあいが古いし、
あるいは、そう、日本を代表するこの逸材たち、

いきなり、JAZZを歌う中元すず香、

このUAのサポートメンバーを、そのまま引っこ抜いて、
なんてことがあったとしたら、
それはそれで、ちょっとしたエポックにもなりうる、
そんな気もしている訳である。








という訳で、いやあ、この長き長きロス状態、
その闇がようやく開けようとしている訳ですな。

改めて、いまだにここニューヨークでの公演予定は発表されていないが、
もしももしも、マジソン・スクエア・ガーデン単独公演、
なんてお話しが上がっているのなら、
宜しく情報のご共有、お願い申し上げます。

その時にはまじ、棺桶代を注ぎ込んででも、アリーナの最前列に馳せ参じる、
そのつもりでごじゃります。

行け、ベビーメタル、世界を我らの手に!

その扉は、この業界さん満載のLA公演から、大きく開かれことになるぞ、と。








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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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