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ベビーメタルのステルス作戦に物申す! ~ 愛と平和のベビーメタル・オープンソース化構想について

Posted by 高見鈴虫 on 13.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
「ベビーメタルのスティス作戦」

え?余計なことばかりで、肝心なベビーメタルの話題が出ない?
いや、そう、そうなんだけどさ。
ただ、言わせてもらえば、
日本でのニュースってさ、こっちに入らないんだよね。
まつたく!

御存知の通りベビーメタル、メディアにおいてはステルス作戦だかんさ。
新聞には出ない、テレビにも出ない、ニュースまとめサイトにさえ出ない、
これじゃ、はっきりいって透明人間ってか、はい、存在しないもいっしょ、と。

まあ、ベビーメタルが巨大メディアに載らない、
それがなぜか、どういう意味があるのか、については、
で、載るようになった日にはどんな利点が、弊害があるのか、
なんてことについては、
これまでにもそれなりにいろいろと考えさせられてきた、
そんなつもりではあるので、
なので、いまさら、
キツネの神様、教えてください、
->キツネの神様、教えてください、どうして日本では、ベビーメタル、レッド・ホット・チリ・ペッパーズと世紀の大共演!って、ニュースに出ないのですか? なんかおかしくないですか?
と繰り返すつもりもないのだが、

ただ、そう、改めて、ベビーメタルのその情報源が、
あまりにも、あまりにも、細すぎる。か弱すぎる。

ツイッターもフェイスブックもやらない俺にとって、
ベビーメタルの情報源って、素人の運営するファンサイトのみ。

で、いきなり、今日キツネ祭り行ってきました!なんてコメント頂いては、
おおおお、そーだーったー、と驚愕をこく、と。

まあ確かに、グーグルでキーワードのタグにアラート仕掛けてメール配信とか、
それなりの方法もあるのだろうが、
キーワードがマッチしただけの訳の分からない記事ばかりで心底辟易、とかになりそうだし、
今更、あべがどうだ、ナチズムがどうだ、なんて暴言妄想、読まされた日には堪んねえだろうしさ。

ただね、そう、ちょっとこれ、やっぱり考えた方が良い。
だって、少なくとも普通の人、は当然のこと、
俺のような、自称筋金入り命預けます的なメイトの目からだって、
ついついと、見過ごされてしまう、そんなことが、実は度々、なんだもの。

でさ、これ、なんか、もう、ほとんど、コバさんの情報統制?ってな気さえしてきて。

情報統制?それってまた、あべだ、ナチズムだ、なんて話につながるのか、
っていうと、もう正直いって、そういうネタはうんこザリガニ御勘弁候なのだが、
そう、この選ばれた人、それほどまでに熱心な人にしか、情報は渡さないよ、
という、なんというか、極内輪ばかりの同志愛好家内情報網て、
たしかにまあ村社会的和気あいあい的に、
あるいは、秘密結社スタイルで格好良くはあるのだけれど、
俺みたいな僻地在住の者にとっては、疎外感、著しい、と。

でさ、そう、ここからが、今回の主題なんだけどさ。

なぜ、ベビーメタルは日本に帰るとステルスになってしまうのか。

その理由?当然だよ、ペリス子、だよ、ペリス子!

だってさ、極論を恐れずに言い放てば、
ペリス子こそが、ベビーメタル・メイトの至極の愉しみだろ、と。










「ベビーメタルはインターネットの申し子也」

ファンサイトからの受け売りで恐縮だが、
拙者の記憶が正しければ、
ベビーメタルの元々のブレイクは、そもそもがYOUTUBE。
自主制作的にでっち上げたプロモーション・ビデオが、
どこでどういう訳か、マケドニアのフィエクニュース、ならぬ、
どこぞの、洒落者の目に止まっては注目を集め、
と聞く。

そう、改めて繰り返すまでもなく、
新聞にもテレビにも街のCDショップにさえ売っていないベビーメタルが、
これほどまでに巨大になってきたのは、一重に、インターネット、
つまりは、SNSを中心とした、海賊版ネットワークの賜物。

そう、俺にしたって、友人の勧めで観てみたLATE SHOWの映像、
で、物は試しに、と観にでかけたのも、元はと言えば、ドラム、
それが、嘗てご親愛申し上げたあの青純さんのご子息でいらっしゃる、というので、
もしも、お客さんがだーれも来なかった、なんてときには、
そこはお父さんへの香典代わりに、いっちょう思い切り応援してやろうじゃねえか、
なんてことを思わなかった訳ではない。

でそう、蓋を開けてみれば満員御礼どころか、超満員の鮨詰めモッシュ。

思わず俺は聞いてみたんだよ、
なあなあ、お前ら、こんなベビーメタルなんていう誰も知らないマイナー・バンドのこと、
どうやって知ったんだ?

ただ、その理由は、ベビーメタルがステージに姿を現した瞬間に一目瞭然。

これは、これは、これは、これは、なななな、なんたることだ!
->BABYMETAL 正直ぶっ飛んだ!

と、その瞬間から、いま現在にいたる長い長い旅がはじまった訳なのだが、

その抱腹絶倒七転八倒、喜怒哀楽が入り乱れる狂乱雷舞、
その熱き熱きベビーメタル愛を牽引し、支えてきたものは、
ぶっちゃけて言って、YOUTUBEの海賊映像。

そう、たしかに生で観たベビーメタル凄かった。
これからもずっとずっと観ていたい、と心底そう思った。
できればそのまま、北米ツアーについていってしまいたい、とも思っていた。
だがそう、そこまで気楽に生活を投げ打てる輩というのも早々といるものではない。

なので通常であれば、ベビーメタルちゃん、良かったよね、
また来てくれないかな、次に来るのはいつなのかな、
と、待ちわびながらも、
それはいつしか、甘酸っぱい青春の思い出、なんてものに封印されてしまって、

と、本来ならばそうなるところ、そうなって然るべきところであったのだ。

それが、である。それこそが、ベビーメタル、つまりは、21世紀のバンドなのである。

驚くなかれ、全米を駆け巡るベビーメタルの海賊映像が、
その夜、あるいは翌朝には、YOUTUBEにアップされている。

その劣悪なる、しかし、コンサート会場の熱気をこれでもかと詰め込んだような海賊映像。
思わず、手に汗を握っては、ひとりモッシュに椅子から飛び上がりそうになったりもしたものだ。

そして、ヨーロッパに渡ったベビーメタル。

そこで俺の観たものが、まさに、ペリス子、であったのだ。



「ペリス子こそがベビメタ・メイトの至上の喜びである」

正直なところ、俺はこのベビーメタルの欧州公演まで、
ペリス子とういものの存在を知らなかったのだが、
そしてこのペリス子、驚いた、まじで、凄く驚いた。
時空を越え国境を越え世代を越えとはまさにこのこと。

地球の裏側ではないが、かなり遠い海の向こうで起こっていることが、
同時進行リアルタイムで体験できるのである。

これは凄いことである。そして、素晴らしいことである。

地球の裏側のベビーメタルのライブ映像を、リアルタイムで目撃できる。

そしてその劣悪なる海賊映像、ただ、そう、その海賊ペリス子を見守るこちらとしては、
その緊張感、まさに、半端ではなかった。

すぅちゃん、ユイちゃん、最愛ちゃん、がんばれ!
頼んだぞ、神バンド!

それぞまさに、紅組がんばれ南極越冬隊、ではないが、
遠くに居たほうが、その思いは募る、というのもある。
本来であれば自分でもなんとかしてやれらばと思いながら、
それができない、そのジレンマが、熱い熱い思いとなって、
回線を通じて海の向こうに届けとばかりに
そう、あのペリス子映像、あれはまさに、感動的とまで言えるほどに、
まさに、これ、最高最上のニュー・テクノロジー。
そのペリス子映像、大西洋を挟んで送られてくるベビーメタルの細切れ映像を見つめながら、
俺はここに来てようやく、21世紀に追いついたな、そんな気さえしたものである。

そう、このペリス子には興奮した。

あのドキドキ・わくわく。
マウスを握った手に汗が滲むほどに、
その時として細切れな、時として回線の途切れる、
そんな劣悪な映像を息を殺して見守りながら、
心の底からの一喜一憂を繰り返してた、
あの興奮、あの感動。

そう、俺のベビーメタル熱をここまで引っ張り、ここまで熱し続けたのは、
なにを隠そうあの、YOUTUBE、あるいは、ペリス子の海賊映像だったのだ。

そして敢えて言いたい。

ベビーメタルの人気をここまで広げたのは、まさに、この海賊映像なのだ、と。



「海賊映像こそがベビーメタルの牽引力」

そしてわが祖国日本。

その晴れの凱旋公演であるところの日本公演が始まるや否や、
その、海賊映像、まさに、唯一のツテであるところの海賊映像が、途絶える。

それがいったいどんな理由によるものなのか、は俺は敢えて聞かない。

ただ、そう、ベビーメタルが日本に帰国したと同時に、その存在は、透明と化してしまうのである。

確かに、キツネ祭りは行われているようだ。
俺のこのミミズの糞のような個人ブログにも、
数々のありがたいご報告を頂いている。

ただ、その映像が、あるいは、音源が、届かない。
どこを探しても、見当たらない。

確かに、ベビーメタルは営利団体である。

そのパフォーマンス、あるいは、存在自体に利権がつき纏うのであろう。

そんな中、YOUTUBEを筆頭とする動画サイトに山のように溢れかえる海賊映像は、
宣伝にこそなれ、実質的な利益は産まない、というのも、判る。
判るのであるが・・

ただ、改めて言わせて頂ければ、商業活動にとって最も大切なものは、宣伝、である。

そして、この動画サイトにおけるベビーメタルの海賊映像が、
どれだけ視聴されてもびた一文の利益も生まない、と同時に、
だがしかし、頼みもしないのに世界中津々浦々に配信されては、
噂が噂を呼んでは、世界中の人々を魅了し尽くしている。

かの、LA公演の海賊映像の中で、撮影者と周りの観客たちの会話。

よお、兄弟、まったくご機嫌じゃねえか、どこから来たんでい?

おお、オーストラリアでい。

オーストラリアから?ベビーメタルを観にLAまで?

あたぼうよ、ベビーメタルでい!

ご承知のように、ベビーメタルはオーストラリアではライブはやっていない。
ただ、そんなライブをやっていないそれこそ地球の裏側の国から、
このベビーメタルを一目見ようとやってくる人々。

果たしてそれが、何故に起こりうるのか。

そしてその事象が、今後のベビーメタルにとって、どのような影響を及ぼすのか。

先に結論を言わせて頂く。

悪いわけがないじゃないか。

海賊映像であろうが、違法コピーであろうが、
ひとたびベビーメタルという存在を知った人々が、
世界中から、まさに、地球の果てからその裏側から、
このベビーメタルを観るために集まってくるのである。

こんな素晴らしいことがあるだろうか。

今日も今日とて、A4を四割りにしたフライアーを配り続ける売れないバンド連中、
そんな世界中に存在するであろう、ほとんど大抵のバンドマンたちにとっては、
まさに、夢の夢のまた夢のようなドリーム・ストーリーにさえ思えてくるに違いない。

改めて、考えてみて頂きたい。

確かに、海賊映像では即金にはならない。
確かに、ペリス子において、もしかすると、とんでもない大失態映像なんてものが、
もしかしてもしかして、世界に配信されてしまう、なんてこともあるかもしれない。

ただ、しかし、金にならないことはやらない。違法なことは許さない。
あるいは、失態を外に晒したくない、そのためのリスク回避、
と、そういうおつもりであられるのであれば、
暴言を覚悟で言い切ろう。

なにを、馬鹿なことを言っているんだ! である。



「ベビーメタルの海賊音源、欲しい、絶対、お願い!」

改めて、心から、お願いしたい。

もしも、この夏の、ベビーメタルの公演の、その、音源、あるいは、海賊映像があれば、
観たい、観てみたい、この目で、この耳で。

だって、だって?そう、だって、当然じゃないか。

一度でもベビーメタルを目にしたものは、あの怒涛の坩堝を、興奮の極値を体験したものは、

それが、例え、どれほど劣悪な映像であっても、どれほど最悪な音であっても、
観てみたい、聞いてみたい。

ベビーメタルに関することであれば、どんなことであっても、
知りたい、彼女たちと、その場にいた全てのメイトたちと、
一緒にそれを分かち合いたい。
それが、ファンの心理の、隠さざる気持ち、である。

そして今回、レッチリの、あるいは、コーンとの、
この米国のドサ回りツアーにおける観客たち、
あの、殺伐茫漠たるミドルオブノーウエアに置き去りにされた、
幾万の新規ベビーメタル・メイトたちが、
まったくもって、同じ気持ち、つまりは、我々と同じ、
重度のベビーメタル・ロスに陥っているであろうそんな時、

一度ベビーメタルがBMD、
あのか細き両腕を高々と天に掲げるあの至極のステージが行われれば、
例え、それが米国であれ、欧州であれ、そして日本であれ、
そのすべての公演を、実体験、あるいは、疑似体験したい、というのも、
当然の話、なのである。

そして、その、メイトたちが、米国人津々浦々、そして、
その噂が噂を呼んでは、南米の、あるいは、アジアの、
しいては、中東の、あるいは、オーストラリア、そしてアフリカにまで、
驚異的な勢いで広がり続けているのである。

こんな事象を、これを、素晴らしいこと、だとは、思っていただけないのであろうか?



「ベビーメタルはWEIRDであるべきもの」

改めて言わせて頂ければ、海外におけるベビーメタルの魅力、
その、最初の一歩となるものは、三姫の美しさでも、神バンドの演奏能力でも、
実は、ない。

では、ベビーメタルのファースト・インプレッションとは、いったいなんであるのか?

その答えは、WEIRD:ウィアード である。

ご承知のようにこの言葉、直訳すれば、変な、妙な、おかしな、もの、である。

つまりは、ベビーメタルは、変わり種、と取られる宿命にある。

アジア、なんてところの、小学生のようなお嬢ちゃまが、
スラッシュ・メタルに合わせて、歌い踊る。

なんじゃそりゃ、なのである。

基督教を中心とする頑ななまでの保守性に貫かれた米国の片田舎においては、
このWEIRDなものは、まさに、嫌悪の象徴である。

と同時に、世界の知的洒落者たち、
あるいは、才能と欲求不満を持て余した若者たちにとっては、
この、WEIRDなものこそが、将来に向けての緒:いとぐちと成り得る、
まさに、希望の星、なのである。

この両刃の剣である、WEIRD、な存在、
そのすべてが、実はこのベビーメタルの中に凝縮されているのである。

そしてこの、大いなるパラダイムシフトの中にあって、
ますます保守性の中に凝り固まっては、頑なに目を瞑り心を閉じ、
移民排斥やら、保護主義復活やらの、中性的狂信主義やらの、
無様な反動思想にすがりつくものたち、

と同時に、

そのパラダイムシフトの大波に、果敢に挑もうとする知の冒険者たち。

そんな人々の中にあって、このベビーメタルが、
いったいどういう人々に受け入れられていくのか、
言わずもがな、である。

そう、ベビーメタルの人気の、その原動力になっているのは、
この、新しもの好きの、知的な冒険者たち、にほかならず、

そして、敢えて繰り返せば、ロックという音楽をここまで牽引してきたのが、
まさに、この、知的冒険心にうち震える、若き挑戦者たち、であった筈だ。

では、改めて問おう。

このパラダイム・シフト、その、原動力となっているのは、果たしてなんなのか?

そんなことは、どんな馬鹿でも知っている。そう、テクノロジー、である。
その、テクノロジーの齎した、最も大きな変革とはなにか。

言わずもがな、インターネット、ではないのか?



「インターネットとはオープンソースの威力也」

幸か不幸か、このインターネットの誕生から隆盛まで、
その荒波の過程を、実体験としてつぶさに経験してきた身として、
このインターネットの、魅力とは、いったいなんなのか?

それを一言で言えば、世界とつながること、なのである。

そう、この世界がつながることこそが、テクノロジーの恩恵、その最もたるもの。

そしてそのインターネットの創成期において、
このインターネットという新しい可能性に目覚めた、
地球上のありとあらゆる知恵が、オープンソースという形で集結をみることにより、
それはまさに、爆発的なまでの発展を遂げて来た、のである。

そう、インターネットの原動力、それは、まさに、オープンソース。

名前も顔も知らない人々が、しかし、その知力と情熱の中で、
新たなる世界を創造しようと、試みてきた、その結果、なのである。

嘗て、寝食を共にした、そんなインターネット界の野武士たち、
彼らの中に熱く燃え続けていたその情熱の核となるものは、
金儲けでも、名声でも、なく、
それは、世界の人々が、つながること、であった筈なのだ。

そう、そして、今なお、私たちは夢を持っている。

世界の人々がつながること。
世界津々浦々、砂漠の果てから、流氷の彼方まで、
人類という人類が、その叡智を共有すること。

ではその根本にあるものとはなんなのか?

誤解を恐れずに言わせて頂ければ、
それは、人類に対する愛、あるいは、希望ではないのだろうか。

その無託さが、ここまでの金銭主義者の暴走を許し、
強いては、そんなインターネットの目指した世界の対極となる、
移民排斥に代表される低能反動主義者たちを、
その土穴の底から掘り起こしてしまうことにもなったのであるが・・・



「ガラパゴスの突然変異」

という訳で、また話が逸れた。

改めて、我らがベビーメタル。
その創成期の原動力は、YOUTUBE等の動画サイトにおける、
オープンソース的なまでの開放であった。

動画サイトを通じて噂が噂を呼ぶ、その過程に置いて、
この、ジャパンの、アイドルの、メタルの、という、
徹底的に訳の分からない存在を、
異端として拒絶反応を起こすこと無く、
この、ウィアードさを、スーパー・クール、と持て囃した、
そんな知的冒険者たち、であった筈だ。

そう、米国におけるベビーメタルを支えてきたのは、
実はこの、知的冒険者たちである。

米国人たち、あるいは、世界のほとんどの人々にとって、
まったく無知であった、日本のアイドル文化。
現代のガラパゴスとされる、このまったく訳の分からない人々の中から、
いきなり飛び出てきた、この徹底的に訳の分からないゴシックロリータの天使たち。
その、不思議な不思議な国の、そのサブカルチャーのコアのコア。
つまりは、極限たるもの。

そして、メタル、である。
いまとなっては、歴史的遺産とまで成り果ててしまったロックという音楽。
その中でも、もっとも異端の中の異端とされていたメタルというジャンルの音楽を、
東洋のガラパゴスの底の底に密封されていた、
まるでシーラカンスのような達人的なミュージシャンたちが、
いきなりそのメタルという音楽を、超絶的なまでのテクニックを元にぶち撒けた、
この、あまりのあまりの、突拍子のなさ。

これまで、このベビーメタルのムーブメントが、
実は嘗ての、キューバ音楽のブームに似ている、と申し上げてきた。

キューバという時間を失った島。
カストロの革命からこの方、時代のすべてから完全に隔絶されたまま、
あの時、つまりは、革命の起きた1950年だから、
なにひとつとして変わらなかった、変わることのできなかった、
まさにガラパゴス、その粋たるもの。
その隔絶され、密封された人々の中で、
なんの風の吹き回しか、音楽だけが、異様なまでの進化を繰り返し、
いつの間にか、西側の商業音楽のすべてのクォリティを凌駕するに至っていた、
その突然変異的なまでの超絶的なミュージシャンたちが、
音楽界のダーヴィンならぬ、ライ・クーダーという才人の手によって、
見事に世界に紹介されては、一挙に世界の音楽界を席巻した、
あの、キューバ音楽ブーム。

そう、この図式、まさに、このベビーメタルのムーブメントにぴったりと当てはまる、
そう思われないだろうか。

カストロ政権の独裁性は、
そのまま日本における田二のメディア支配に当てはまり、
そして、そんな密封された鎖国状態の蛸壺の底から、
このベビーメタルを発見したのは誰だったのか?

そう、このベビーメタル、
その発見者は、天才プロデュースではなく、
そう、まさに、テクノロジー、その威力。

インターネット、それを土台とした、動画無料配信のサイトが、
この世界の孤島のガラパゴスにおいて密封されていたモンスターを、
見事に掘り当て、そして、世界の津々浦まで、一瞬のうちに拡散してしまったのである。



「ベビーメタルの日本ステルス作戦への疑念」

改めていう。
ベビーメタルこそは、インターネットの、申し子。
重ねて言えば、動画無料配信サイトによって、発見され拡散された、
インターネット時代のモンスターなのである。

そう、それは無料であった。
無料であったからこそここまで広がり、
無料であったからこそ、ここまでの成功を勝ち得て来た、のである。

そしてベビーメタル、
アメリカのミドル・オブ・ノーウェアでの公演が、
一瞬のうちに世界を駆け巡り、世界津々浦々の知的冒険者たちに、
これでもか、と熱狂と感動を配信し続ける。

そんな夢のような存在であるこの新たなる時代のスーパースターたちが、
事もあろうに、その本国日本に辿り着いた途端、
その足取りが、パタリ、と、途切れてしまう。

これはいったい、どういうことなのか?

世界中の人々が、首を傾げいる、と断言できる。



「ジャパンに世界が期待するもの」

そしてわが祖国日本である。

既に、人生の半分以上の時間を海外で過ごすことになった俺は、
いまとなっては日本はひとつの外国である。
外国でありながら、俺はやはり、例えどれだけの時間が過ぎようとも、
日本という国は紛れもない祖国であり母国であり心の拠り所である。

そんな愛しき日本国を海外から見つめ続けながら、
果たして、この日本という国が、世界のどんな人々に愛され、
そしてなにを期待されているのか、肌で感じることができる。

JAPANと聞いて連想するもの。

富士山、芸者、寿司、天ぷら。
トヨタ、ニッサン、ホンダに、スバル。

いや、違う。違うんだよ。

そう、敢えて言わせていただこう。

我が愛しのガラパゴス・日本が、世界に及ぼした最も大きな影響、
その、ブランドイメージの根本は、カップヌードル、じゃなくて、
実は、そう、SONYとニンテンドー。

つまりは、IPHONEの先駆けとなった、ウォークマンのあのコンセプト、
つまりは、超絶的に素敵でおしゃれな最新ディバイスを作り出す、
ギークでキッチュなテクノロジー集団。

それが、ニンテンドーのヴィデオ・ゲームと連動し、
それが、ついには、ジャパニメーションという形で、
世界中をまさに、根こそぎに席巻しては、
いまや、普通な形で完璧なまでに浸透している。

そう、繰り返せば、日本は未だに、テクノロジー大国として、
世界に確固たるブランド・イメージを確立しているのである。

そして、そんなジャパンのブランドイメージがいったいどんな人々に愛されているのか?

言わずもがなである。

新しもの好きの知的冒険者、インターネット界を牽引するベンチャー企業の猛者、
そして、ジャパニメを観て育った、若きアケポヨたちである。

そう、日本のその魅了の粋たるものとは、ずばり、知性と洗練である。

禅の精神性に貫かれた、深い知性に裏付けられた、
おしゃれで洗練された、未来世界の人々。

勿論これは誤解であろう。
ステレオタイプ的な大間違いであるのかもしれない。
そう日本人にだっていろいろな奴はいる。
そしてこんな俺でさえ、日本人のその片鱗でもあるのだから。

しかしながら、この素晴らしいばかりの大誤解を、利用しない手はない。

そう、日本は例えなにがあっても、この技術最先端のおしゃれなギーク。
そのイメージを裏切るべきではないのである。

そして、世界中の数多の人々が、我らがベビーメタルに、
その、日本の美の、体現者であることを、期待している、と断言してしまって憚らない。



「ベビーメタルのオープンソース化構想」

そう、アメリカの殆どの人々にとって、
インターネットによって発掘された、
このガラパゴスからのミュータントであるところベビーメタルとは、
つまりは、ジャパニメーションから飛び出してきたリアルな偶像なのである。

そんな未来世界からのリアルな偶像であるベビーメタルに対して、
世界は、もっともっと新しいもの、WEIRDで、斬新で、革新的ななにか、
を期待している、のである。

そしてその象徴的なことが、ベビーメタルがインターネットによって発掘され、
そして巨大資本による広告宣伝費に頼ることがないままに、
世界の津々浦々までその存在を知らしめた、まさに、21世紀型のビジネススタイル、
その先駆者である。

そして今後のベビーメタルの活動になにが期待されているかと言えば、
ますますなまでに、このインターネット、そして、ジャパン・テクノロジーの粋を集めた、
お洒落で洗練された、キッチュでギークな、変わり者たち、のイメージではなかろうか。

と、そんなことを思いながらも、
ではなぜ、ベビーメタルが、本国日本において、その姿を消してしまうのか、隔絶されてしまうのか。

逆だろ、と思う。

そう、それはまさに、愚かなる逆行に他ならない。

ベビーメタルこそは、世界中どこであっても、そのステージを、
半ば率先して、オープンソース化、
つまりは、海賊映像によって世界中に同時配信するべきなのだ。

ベビーメタルのスタージの、その全てを、ペリス子で世界同時発信するべきである。

確かに法律的な問題、あるいは、様々な事情から、それが許されない、というのであれば、

そんな時の為に、ジャパニーズの伝家の宝刀、ダブル・スタンダードという手がある。

つまりは、表向きは駄目、なんだけど、まあ、そう、そうそうと無理は言ってられないけどね・・

この緩さ、この優柔不断さこそが、日本人の根源ではないのか?

ならば、そう、やってしまえば良い、なのである。

ベビーメタルのオープンソース化。

駄目、絶対、とはいいながら、コバさん、ごめんの一言で、
ベビーメタルの海賊映像が、世界津々浦々を駆け巡っては、
アジアから南米から中東からアフリカから、
しいては、マケドニアやら、ウズベキスタンやら、
そんな聞いたこともないような国々から、
或いはこともあろうに、炉西亜やら、虫喰やら、喜多挑戦やら、
そんな国々からさえ、熱い熱いラブラブ・ハッピーな視線を向けられる、
そんな夢のようなことが、あるのか、ないのか、あるいはそれを望まないのか。

改めて言わせて欲しい。

ベビーメタルのオープンソース化。

世界でベビーメタルを共有する、のである。

そしてベビーメタルが、その懐を開けば開くほどに、
世界中からの才能たちが、その海賊版として、あるいは、違法コピーとして、
せっせせっせと、その人気を拡散していってくれる筈なのである。
そう、ダブル・スタンダード、このアンダーグラウンド、
この、海賊性を逆利用しない手はない。

誰も知らないところで、せっせと銭勘定ばかりしている憎まれ役のクソ野郎よりは、
世界中の誰もが知っているが、なんかあんまり儲かってはいないみたいだけどね、
だって、みんなただだしさ、の方が、ずっとずっと、愛嬌がある、あるいは、世界中に愛される。

大丈夫、もしも、ベビーメタルが資金難に陥ったら?

その時には、キック・スターターでもなんでも利用しては、
ベビーメタルを救済しよう、
ベビーメタルのセントラルパークフリーコンサートを成功させるために、資金を求む、
そう歌っただけで、一夜にして云億の資金が、集まるはず、俺はそう考えている。



「ベビーメタルに世界が求めるもの」

という訳で、アミューズさんには誠に申し訳ないのだが、
いまやすでに、ベビーメタルは、日本人であることさえも、
それほど必要とはされていない。

ベビーメタル、その存在は、
世界の、最先端の、夢の、希望の、未来を担った、
愛と平和の、全人類的アイドル。

そんなところに、アミューズの、でんつーの、なんていう、コップの中の嵐など、
みみずの小便のようなものである。

こばさん、幸か不幸か、あなたの発掘し、そして育て上げた愛娘たちは、
すでに、日本なんていうところには収まりきれない、とてつもない怪物に成長しつつある。

そんないま、世界を、グローバルを視野に入れて、
未だかつて、日本は愚か、世界中の誰ひとりとして達成したことのない、
大きな大きな野望、その視野にたって、
そろそろ、このベビーメタルという存在を、世界に向けて解き放つ、
そのご準備を初めて頂ければ、と思うのである。

その第一弾は、オープンソース化。

世界中のミュージシャンたち、
世界中のサブカルチャーのアーティストたちの叡智を結集して、
このベビーメタルという存在を、人類の愛と平和の象徴として知らしめる、
その可能性は、まさに無限大なのだから。

そして、そう、ベビーメタルにはそれができる。

すぅめたる、ゆいめたる、最愛メタル、
この奇跡のような美少女たちの力を結集すれば、
どんな荒唐無稽な夢のような話さえ、
すべて、魔法のように、実現してくれる筈なのだから。

メイトの諸君、全身全霊を以って、ベビーメタルの可能性に賭けよう。

ベビーメタルという存在が、
世界中のちびた紛争を骨抜きにし、
世界中の銭の亡者たちを恥辱の底に叩き込む、
そんな存在になってくれることを、心の底から、祈るばかりである。

メタ太郎たちよ、いまぞ、ロード・オブ・レジスタンスの時、

鬨の声を上げよ! おーおーおー!










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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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