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2017年USOPEN雑感

Posted by 高見鈴虫 on 26.2017 テニスねた   0 comments
目の覚めるような好天の続く晩夏のニューヨーク、
失業中とは言うもののこの青空の下では居ても立っても居られず、
誘われるままに呼ばれて飛び出て、行ってしまうのがUSOPEN。

あり? で、でも、USOPENって、来週の月曜日から、じゃなかったっけ?

そう、そうなんだけどさ、このUSOPEN、その真の穴場は、と言えば、
大会開始の一週間前から、公開練習:スパリーング、
つまりは、世界トップクラスのスター選手たちが、次から次へと、
その目の前で、まさに呼べば答える、手を伸ばせはハイタッチ、
なんてところで、練習を繰り広げる訳なのだが、
で、これ、勿論、無料。

まあそう、ニューヨークに住んでて知らない人はいないぐらいの、
有名な穴場イベントではあるのだが。
でまあ、この失業中、実は実は、呼ばれるままに、ちょくちょくと・笑

で、まあ、ざっと見た感じ、の、
またまた、まったくあてにはならない直感、という奴なのだが。

まあジョコもいない、ワウリンカもいない、
そしてここに来て、あろことか、あのアンディ・マレーさえもが欠場。
ってことは、優勝は既に、フェデラに決定、
ってのが、もう全世界のテニスファン、
及び、テニス協会からの宿願の中の宿願、でもある訳で、
ここまで来たら出来レース過ぎる、という感もあるのではあるがw

で、そう、このフェデラーは置いておいて、
で、できれば、期待のダークホースとして、
俺的には、そろそろ、アレクサンダー・ズベレフ、
このテニス界の新たなる貴公子に、是非とも頭角を現して欲しい。

で、そう、今回の全米大会、
俺的に一番注目しているのが、
我らが日本の期待の星、ナオミ・オオサカ!
なによりもこれを、一押し、としたい!

そう、ナオミ・オオサカ、行けるだろ。
このヒトなら、文句なく、
行く行くはグランド・スラム、絶対に狙える!





このナオミ・オオサカ、
日本人とハイチ人とのハーフとなる訳だが、
友人のハイチ人言わせるところの、
信じられない程にセクシーでエキゾチックなこの19歳。
嘗ての不動の王者:ヴィーナス・ウィリアムスからも後継者と名指しさせれ、
その練習コートにおいても、日本人は勿論、
黒人連中からも、熱い熱い、熱すぎる視線を集める、
まさに、期待の期待の大新人である。

そのしなやか且つ強靭なバネから繰り出される強烈なファースト・サーブはヴィーナスをも凌ぎ、
フォア、そして、バックともに安定した強みを見せる。
そしてなにより、そのあまりにも恵まれた身体能力。
身長180センチ。
黒人の筋力と、そして、日本人の頭脳を兼ね備えた、
まさに、グローバルサイズのダークホース。

ただ、今回のUSOPEN、
初戦でいきなり、アンゲリク・ケルバーに当たる。

このアンゲリク・ケルバー、
言わずと知れた、2016年USOPENの優勝者、
つまりは、今大会のディフェンディング・チャンピオンである。

うーん、初戦からいきなり優勝候補か、
だがしかし、そう、相手にとって不足はない。

そして幸か不幸か、このディフェンディング・チャンピオン、
そのキャリアの頂点となった2016年以降、今年に入ってからは、
不遇が重なって序盤戦での敗退が続いている。

という訳で、火曜日の午後1時からのこの試合、
場所はアーサーアッシュ・スタジアム!
我らがナオミ・オオサカが大金星を飾って大波に乗るか、
その天下分け目の桶狭間。

ナオミ・オオサカ、
イチロー、ダルビッシュ、そしてベビーメタルに次ぐ、
新たな日本の代名詞と成りうる期待の新星、
その姿、ご注目頂ければ幸いである。







で、なに?なんだって? ニシなんちゃら? だれだよそれ。

ああ、錦織?

うーん、誰だったっけか、それ・・・

そう、ついこの間まで、我らが、なんて言われていた筈の錦織。

無理な練習が祟って故障続き、は、判るにしても、

なぬ?デルモのカノジョにケツの毛抜かれて、仕事が嫌になっちっち?

この降って湧いたような大醜聞、
ついこの間まで、日本テニスの100年の積年の、
なんてことを、言っていたのが徹底的にバカバカしくなるぐらいに、
まあそう、自分でも言っていたが・・
馬鹿なんだろうなあ、この人、と思わず、深い深い溜息。

そう言えばさ、
昔々、ジャニファー・カプリアティという選手がいて、
若干14歳でデビューした直後、伝説的な大御所たちを、
ばったばったと打ち倒しては大金星の大パレード。
その物怖じの欠片もない無邪気な言動と、
そしてなにより、恐れるもののなにもない溌剌としたプレーで、
ついには、16歳でオリンピック金メダル、国民的英雄、となった訳なのだが・・

その後、どういう訳か、普通の女の子に戻りたい、とばかりに、
いきなりツアーを脱走してはイケナイ・パーティ三昧。
挙句に未成年の飲酒で捕まり、続いてはマリファナ不法所持で敢え無く逮捕。
その後はお決まりの転落パターンで、
醜聞と麻薬にまみれては世の藻屑、いずれはポルノ出演の、
などと、と言われて居たのだが・・
このジェニファー・カプリアティ、やはり天才。
その後、奇跡のカムバックを遂げた後に、
ついにはグランド・スラムのチャンピオンに返り咲き。
そしてそのキャリアの最終章となった2004年USOPEN、
その準決勝において、
エレナ・デメンティエヴァとのフルセットの死闘に敗れ去ったあの瞬間、
あの火の出るような強烈なリターンがわずか数センチの差、
ネットにバチリと弾けては、無残にも自コートの内側に溢れ落ちた時、
ふっと、長い溜息をついては、さっそうとコートに歩みよったあの姿、
あの、清々しいまで敗者ぶり。
あまりの緊張に、最早膝が震えて動くこともできなかったエレナ・デメンティエヴァが、
喜びどころか、いまにもおしっこでも漏らしそうな程に、
身体中が戦慄いていたのを、今でも思い出す。

その後のジェニファー・カプリアティ、
いまは、堂々と国際テニス連盟への殿堂入りを果たし、
で、あの転落時、いったいなにが起こったのか、
赤裸々なまでに曝け出した、その心意気。

テニスの英才教育の人生の、そのあまりに早すぎる成功の中、
日々の過酷な練習とプレッシャー、
そこから逃げ出した後に押し寄せて来た絶望的なまでの後悔から、
そして、テニスに対する愛、その強烈なまでのテニス愛を実感するにあたり・・
という感動のストーリーにつながるのであるが・・





という訳で、錦織。
俺は、信じてるぞ。
あなたはこんなことで終わる選手ではない、その筈だ。
或いは、そう、そういうことは、ある。あるにはある。
俺だってあった。いや、俺の人生なんか、まじで、そればっかり、だった。
ただ、俺は、世界チャンピオンでもなければ、誰から期待されたこともない気楽なゴミ分。

そしてあなたが、そのあまりにも低俗な罠、
その肉欲の轍に飽いた、その時、
いったい自分が、なにを失ってしまったのか、
その代償の、あまりの大きさに愕然とした時、
果たして、あのテニスコートという過酷な戦場に立ち返る、
その勇気が残っているのか、
あるいは、そう、愛。
テニスに対する愛が、まだ少しでも残っているのであれば、
目覚めて欲しい。

こんな、クズのような醜聞の中で、あなたの栄光を、無下にできる程、
あなたの存在は、才能は、実力は、
そんな軽々しいものでは、なかった筈だ。

そしてあなたには、日本テニス界、
いや、あなたに憧れて世界を目指す、
少年少女たちの夢が、夢が、夢が、かかっている。

そんな女、いくらでもいる、とは言わない。
女なんて、ただの肉袋、
おぱいとおしりとおむあんこと、ただそれだけの・・・
なんてことは、確かに口が裂けても言えない。
そう、女の子、いいよね、ほんと、まじ、女の子、おじさんも大好きだよ、
いまだに頭の中はそればっかりなんだよ、でもね・・

うーんなんて言ったらいいのか、うーん、そう、そうなんだけどさ。

そう、ボルグも、引退後ではあるが、女に騙されてすっからかんになったり、
それを言ったら、あのベッカーだって、サンプラスだって、
引退したとたんに博打まみれですっからかん、なんてことにもなったけどさ。

でもね、それは、引退後、だぜ。

どうせ女にハマるなら、せめて、グランド・スラムを取ってからにしてくれないかな。

まあそう、ぶっちゃけ、辛いんだろうな、と思う。
つまりは、そう、負傷に次ぐ負傷、
実はそれこそが真相であろう。

これだけのハード・スケジュールに加えて、
科学的根拠もない猛特訓を繰り返していれば、
身体のどこかに必ずガタが来る。
あるいは、一番懸念しているのは、
練習のやり過ぎの、疲労骨折、という奴。

確かに、マイケル・チェンは魅力的な選手ではあったが、
だがしかし、そう、マイケル・チェンは、あのラッキーショットの16歳、
あの、奇跡のフレンチ・オープン以降は、
どれだけ頑張っても、グランド・スラムは取れなかった。

そう、根性だけでは、精神力だけでは、グランド・スラムは取れない!

そしていまの時代、スポーツとは科学である。

すべての選手が、詳細なるデータに基づいて、
錦織のプレイ、そのショットのすべてを、
その弱点から、癖から、あることないこと、
徹底的なまでに分析している筈だ。

そんな時代にあって、尚更なまでの反復練習には、
最早、己の弱点をさらけ出す以外にはなんの意味もない。

そう、錦織には戦略が必要なのである。
その、戦略的スタイルに脱皮する過程において、
もしかしいまのこの、肉欲的な煩悩の業火は、
ひとつの突破口と、成りうる、
そんな可能性も無きにしもあらず。

ひとりの男として、酸いも甘いも噛み分けた、
そんな一丁前の男して、
改めて、カンバックの後にグランドスラムを狙う、
そんな素敵な一匹狼として、
コートに戻ってきてくれる日を待つばかりだ。

という訳で、野暮用ながら改めて繰り返す。

ピーター・ラングレン、というコーチが居る。
策士、である。
嘗ての、マルチェロ・リオスを育て、そしてマラット・サフィン。
そして、あのロジャー・フェデラーをチャンピオンに導いた、
まさにテニス・コーチ界の鬼才の鬼才。
その後、スランプ状態にあったロジャー・フェデラーから切願されながら、
既にチャンピオンになった者には興味がない、とそのオファーを断り、
よりによって、フェデラーの弟分であったワウリンカのコーチを買って出ては、
そのワウリンカを見事、グランドスラムチャンピオンに育て上げた、
そんな、曲者の中の曲者、である。





錦織に必要なのは、もしかすると、こんな不良オヤジ、なのでは、
と思っているのだが、どうであろうか。

錦織よ、不良たれ!男たれ!そして、戦士たれ!

グランドスラムは、次の全豪まで、お預け、としよう。




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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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