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すべての音楽はVOODOOに至る ~ サムルノリに観る6/8解釈につい

Posted by 高見鈴虫 on 01.2018 音楽ねた   0 comments
あけましておめでとうございます。
あの後、元日早々夜明け前より体感気温マイナス18度の中を犬の散歩に出かけては、
凍死寸前の犬のおっさんでございます。

昨夜のお話の中に上がった韓国映画「哭声/コクソン」の音楽シーン、
コリアン音楽のポリリズム的解釈の話、こちらとなります。





4分音符の3割りからの6/8が、
祈祷の高まりに乗じて8から16に移行する過程は、
ブラジルのビートを彷彿とさせるものがあるかと存じますが如何でしょうか。







昨夜の話にもありましたが、
6/8というこの素晴らしいリズムがなぜ日本に根付くことがなかったのか、
と、常々考えていることではありますが、
その理由は、6/8における魔力、
魔術:呪術に通じるほどの
その深い陶酔性にあるのでは、と考えておりました。









今日:こんにち、日本の伝統芸能と言われているものの、
そのほとんどが宮廷文化であり、貴族的洗練とは相対を成す、
6・8というこのあまりにも土着的、
つまりは民衆の戦意高揚:呪術的リズム。
強いては大衆蜂起を連想させるこの土人ビートが、
為政者たちによって疎まれ恐れられ、
極力排除され続けたことは想像に難くなく、
ただその分、日本においてはその深度を、より個人的な精神性の中、
究極的なまでの洗練に至る道を歩んだのですが、
なぜかそこからは、リズム=祝祭の概念は払拭されています。









果たしてこの6/8こそが、
民衆パワー、あるいはその個体としての自律性のバロメーター。
人間の根源的な土人性、精神向上:陶酔性、
その極限的なまでの祝祭力の表れであるこの6/8の血の濃さこそが、
中央国家による民衆文化弾圧の度合いを図る指数。
そして、この6/8への飽くなき憧憬こそが、
まつろわぬ民度、個人の持つフリー・スピリッツ、そのパワー。
ぶっちゃけた話、その野獣性を図るバロメーターと、
勝手に拡大解釈をしておりました。

ちなみに、物心ついたときから無類のお祭り男であった私は、
幼少の頃からこの6/8に対し、
隠すに隠しきれな強烈なまでの憧憬があり、
と同時に、周囲の人々におけるこの6/8への理解度、嗜好度、
そのあまりの個人差に、唖然とさせられることも度々。

改めてこの6/8こそが、民族・人種を問わぬ個人の資質、
その生まれ持ったお祭り度、その血の濃さに起因していると考えています。

そして私の好んだ音楽・ミュージシャンたち、
マイルス、コルトレーン、ストーンズ、レッド・ツェッペリン、
そしてフェラ・クティからなるナイジェリアン・ミュージックと、
そして言わずと知れた、ブラジル・キューバの音楽等、
すべてこの6/8の解釈、そのポリリズム性の濃度に起因しているようです。







ただ、改めて不思議なのが、コリア、なのです。
アフリカ、カリブ諸島、そしてブラジルのビートにも通じる
このブードゥ的な陶酔のリズム、つまりは土人ビートが、
中国、あるいは、日本では根絶された筈でありながら、
だがしかし、何故にコリアにおいて長きに渡って温存され、
ここまでの発展、これほどまでの洗練を見たのか。






それこそが、アジアの文明の十字路として、
圧政と抑圧に耐え続けた民衆文化、
そのまつろわぬ民たちの、悲劇性、
そして、そこに貫かれた不屈の生命力、その表れ。

悪政は、音楽と、料理と、女性美の源である、
という彼の大作家の大放言を想起させるものがあるかと・笑

という訳で、この近くて遠すぎる隣人であるコリア、
そこに隠された民衆文化史、
及び、民間におけるシャーマニズム:呪術の歴史、
ともしかして、魔術には欠かせない筈の向精神薬、
ぶっちゃけ、朝鮮朝顔(DATULA)との相関性など、
いろいろと興味は尽きませんね・笑

ただ(幸か)不幸か、現在は喜多朝選が、
世界の魔薬ビジネスのハブとなりつつあるこのご時世。
ただもしかしてあの金王朝の内部を一皮めくると、
そこがダチュラを用いたブードゥ国家であったりしたら・・・
ハイチやら、あるいは、アステカ王朝、
あるいは革命直後のクーバ?みたいで、
ちょっと凄いかもしれない!
おっとっと、正月早々またとんでもないことを言ってしまったかも・・・笑

ただ、すべての音楽はブードゥに至る。
そして、音楽に国境はありません。

という訳で、正月早々、妙な話で恐縮です。
また音楽の話をしましょう。





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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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