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BABYMETAL 2018 ROCK AM RING ~ ベビーメタルが世界を変える、その確証的映像!

Posted by 高見鈴虫 on 04.2018 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
なんか、またまたベビーメタルが、
ドイツの巨大ロックフェスで、と、と、とんでもないことをやらかした!!!

そんな噂が、今や世界のアンダーグラウンドの津々浦々を駆け巡っている。

ドイツ:ニュルベルクにおける巨大ロックフェスティバルにおいて、
ベビーメタルとか言う日本のアイドルが、
数万人の観客を、完全に、ぶっ飛ばした・・・!?

それはたとえベビーメタルの名も知らぬ人たちであっても、
あるいはまた例によっての情報統制下、
本当に大切なことはまったく載せない書かない知らせない、
そんな意味なしメディアに封印されたガラパゴス国家であったとしても、
その噂ぐらいは、さすがに耳に入っているに違いない。

ドイツのロックフェスティバル?
で、で、でもさ、
ドイツってあの質実剛健のジャーマン地蔵、
アジア人の、アイドルの、ポップの、ダンスユニットなんてのが、
なによりも大嫌いなそんな石頭の人たちでしょ?
つまりは、あのナチス・ドイツの集団思考。
伝統の仕来りのルールの規則の規律のと、そんなことばかりで、
つまりは、他人に規則を決められないと、
つまりは、お上のお許しが無い限りは、
軽はずみに物事の善悪を決められない。
権威を威厳をその確かな御墨付きが無い限り、
個人的な趣向で思考で、好き嫌いを自己表現することを、
なによりも恥という概念で押し留めてしまう、
そういうタイプの方々が揃いも揃った、
つまりそれって、なんとなく凄く日本に似ているメンタリティ、
つまりはあの、日独、あともうひとつなんだったけ?の悪夢の三国同盟、
そんな人々の、つまりは、この世のものとも思えぬ頑固者たち。

よりによってそんな人々を前にして、
可憐でかわいい日本のアイドル・ベビーメタルが、
そんな頑固一徹のジャーマン地蔵たちを、
完膚なきまでに完璧の完全に、ぶっ飛ばした・・!?
まさか・・そんなことが、本当の本当に、起こったのか?

地平線までみっしりと埋め尽くした人人人の海、
その怒涛、その狂乱、そのまさに暴動と化した大群衆。
それはまさにハリケーンの来襲した大海原。
所どころで鳴門海峡の大うず潮のように巻き起こる巨大サークルモッシュ、
宙を泳いでは次々と流れ着く謎の粗大ごみならぬ多重モッシュの嵐。
そしてなにより、それはまさに海鳴りのように地鳴りのように、
耳をつんざくばかりに鳴り響くシュプレキ・コール。

ベビーメタル!ベビーメタル!ベビーメタル!ベビーメタル!

数万人の大観衆が天にも届けと大合唱するその凄まじき声声声。
泣いている人もいる。なにかをじっと考え込んでいる人たちもいる、
ただ、そのほとんどすべての人々は、この世のものとも思えない解放感の中で、
我を失っては喉を広げて笑い続けている。

ベイビーメロー!ベイビーメロー!ベイビーメロー!ベイビーメロー!

それはまさに、数万人の集団憑依。
それはまさに、完全なる狐憑き現象。

これぞまさに、噂に聞こえたベビーメタルの神懸かり。

ベビーメタルがついにやった。

ベビーメタルがついに、その聞きしに勝る狐憑き現象、
日本武道館を、ソニスフィアを、ウェンブリー・アリーナを、東京ドームを、
そしていまや伝説とまでなった、あの広島グリーンアリーナでの神懸かりステージ、
そこで現出せしめた、まさに集団憑依としか言いようのない超常現象。
そのあまりにも凄まじいばかりの狐憑きの魔術を、
よりによって、世界中に向けてストリーミング、同時配信の実況生中継。

ロックが、歌声が、日本のアイドル、そのベビーメタルが、世界を変える・・
その奇跡の瞬間を克明に記録したこの禁断のストリーミング映像。

それは、これまでまことしやかに囁かれてきたベビーメタルの伝説の数々。

あの武道館の神懸かり現象、神の降臨の瞬間が克明に記録された「紅月」の奇跡。
→BABYMETAL武道館ライブ ~ 神々の狂気の祭典  副題:スーメタルのその真相に迫る
あるいはソニスフィア。
露骨に敵意を漲らせた鬼の形相をした蛮族たちが、
まるで狐に包まれたように、その偏見が憤怒が憎悪がみるみると溶解しては、
その愛が可憐がカワイイが、
遂には地平線まで埋め尽くした大群衆
その隅々にまで広がって行った
あの「ギミチョコ」の悪魔祓い。
→ BABYMETAL 2014年ソニスフィア ~ ベビーメタルを知ってから、俺は泣いてばかりいる
ロックの殿堂:ウェンブリー・アリーナを、日本の頂点:東京ドームを完膚なきまでに魅了し尽くしては、
そしてなにより、2017年12月、広島グリーンアリーナで現出されたというあの聖なる瞬間。
ピカッと光ってドンと響いた、その一瞬の白熱の中で命を落とした不遇な魂たち、
その彷徨える怨念たちが、洗われ救われ解き放たれては、街中が咽び泣いた、
そんな奇跡を現出せしめた、「止まない雨」
→ 広島で歌う止まない雨~ベビーメタルが広島に託したもの、そして新たなる門出を祝して

ただ、そんなベビーメタルの噂を聞けば聞くほどに、
いや、まさか、そんなことがこの世に起こるものかと嘲笑う、
そんな見え透いた誇大広告にはほとほどうんざりした、
世の全てに心の底まで懐疑的になってしまった、
このグランピー・オールド・ファック、な方々。

日本の?アイドルの?ヘヴィーメタルの?ダンスユニット?
そんな訳の判らない、つまりは、多分十中八九、どうしよもない筈の人々が、
まさか、世界をぶっ飛ばす?
そんな歯の浮くような宣伝文句、誰が騙されるものか、と。

それが証拠にこの新聞、このヤフー・ジャパン、このグーグルニュース、
そのどこにだって、そんなこと、言っているヤツ、どころか、
ベビーメタルのべの字だって、見当たらないじゃないか。

普段から、メディアの横暴には騙されないぞ、と、
世の全てが信用できなくなってしまった陰謀論者たち。
そんな頑固な、厄介な、固定概念の塊と化してしまった、
これまでの人生においてその一から十までを徹底的に騙され続けては、
世界に起こる何一つとしてなにをも、信じられなくなってしまった、
そんな人々にとって、
ロックが、歌声が、日本のアイドルが、世界を変える・・
そんな夢のような、安いドラマのネタにさえならないような、
そんな歯の浮くような話が、いったいどうやって信用できると言うのか。

日本のアイドルが、ベビーメタルが、世界を変える?
バカバカしい、そんなものが起こる筈ないじゃないか。
愛が、KAWAIIが、少女の純潔が、魂の叫びが、世界をぶっ飛ばす?
おうおうおう、
だから、だったら、それが、どんな風に、どうやって、実現するのか、
その、証拠とやらを、
その、奇跡の光景とやらを、
実際にこの目で、見せて貰おうじゃねえか。

という訳で、
これまで往々において晒されてきたそんな頑固頭共からの混ぜ返し的中傷に対し、
ついについにその神降ろしの瞬間、その明らかなる証拠映像が
それもよりによって、世界同時配信のストリーミング映像なんて形で、
刻まれることになった。

噂に聞いたベビーメタルの奇跡の瞬間。
その、神降ろしの狐憑きの集団憑依現象。
その確たる証拠となる決定的瞬間、
それを克明に記録した実況放送の映像。

それがいま、世界の津々浦々を駆け巡ってはぶっ飛ばし、
つまりはそう、ベビーメタルがいま、世界を確実に変えつつある・・・

著作権の関係からか、現れては消えるを繰り返すこの映像、
それはまさに、狐火となっては、
世界中の動画サイトを飛び回っているその奇跡の証拠映像。

ベビーメタルという日本のアイドルが世界をぶっ飛ばした、その決定的瞬間、
音楽が、ロックが、歌声が、世界を変える、その奇跡の確証映像・・

この映像、観た人ならば判る。
いや、観ねばならない。
そう、世界津々浦々、その全ての人類が観なければならない、
まさに21世紀の必見映像。

改めてこの21世紀、
人間という人間がただの歯車どころか鵜飼いの鵜どころか、、
ともすれば大豆やら菜種やらコーンやらのように、
つまりは摩滅され粉にされ油を絞られるだけの、
ただの産業資源、そのもの。
ここまでやられきってしまった俺たち。
騙され、潰され、砕かれ、摩滅され尽くされては、
そうやって、何ひとつとしてなにも信じられなくなってしまった現代人たち。
つまりは、希望を失い、明日を失い、愛を失った人々。
ここまで迷いきってしまった世界が、この先にいったいなにを求めれば良いのか・・・

この世界中の人々が迷い込んだ暗黒のダークサイド、
そんな迷いきった子羊たちを前に、
このベビーメタルの姿、
紛れもなくその姿の中には、現代人の陥った闇の底、
そこに射し示す、一条の光がある。

見ろ、ベビーメタル、この姿を。
ここには、夢がある、希望がある、未来がある。

地平線までを埋め尽くした大群衆が、
声を枯らして叫び続けるシュプレヒコール、

ベビーメタル!ベビーメタル!ベビーメタル!ベビーメタル!

その笑顔、その涙、その洗われ切った表情、
つまりは、善なるオーラによる魂の解放。
そこには確実に、現代人が忘れさってしまった唯一の真実、
愛が、喜びが、そしてなにより、幸せが迸り出るようではないか。

ベイビーメロー!ベイビーメロー!ベイビーメロー!ベイビーメロー!

その鳴り止まぬ絶唱こそは、
いま世界が迷い込んだダークサイド、
そこから抜け出すことのできる唯一の突破口。

ベビーメタルがついにやった。
そしてよりによって、それを全世界生中継のストリーミング映像、
日本のアイドルの、愛が、カワイイが、可憐が、純潔が、世界を変えた、
その切実なまでに生々しい奇跡の瞬間。

という訳で、世界津々浦々のメイトの諸君。

いまや胸を張って、世界中にこう公言できる。

見ろ、ベビーメタル、この映像を!
そら、俺たちの、言った通りじゃねえか!

いままで伝説のベールに包まれてきた、このベビーメタルの奇跡、
その決的的な瞬間、その紛れもない証拠映像。

この映像を観ずして、現代を語るなかれ。
公的なメディアには一切乗ることのないこのベビーメタル、
メタル・レジスタンスのマニフェストが、
しかし、いま確実に、世界を変えつつある・・・



Babymetal Rock am Ring 2018 from LILYsan on Vimeo.









「創作ドラマ: 金曜の朝、俺は会社で泣いてしまった」

金曜の朝、俺は会社で泣いてしまった。
バンドマンを上がってから幾年月。
この泡沫のカタギの暮らしもうかうかするうちに人生の殆ど。
いつしかすっかり嵌りに嵌まり込んでしまったようなのだが、
まあなに、たかが仕事じゃねえか。
バンドマンを上がってからこの方、
そんな中途半端な気構えの中でふらふらと腰が座らぬまま、
そしていまになっても、仕事なんてものに魂は売り渡せない、
そんな妙なコダワリの中で、
いつしか人生そのものをすっかりとフイにしつつある、
このしょうもない敗れ去った男。
→ 挽歌 ~ 敗れ去ったおっさん達へ
そんな俺、つまりは世を騒がせる過労死なんてものとは最も遠い存在。
古き良き昭和の勿忘草であるところの無責任一代男、それを地で行く、
そんな俺が、会社で泣く、なんてことは、
天地がひっくり返ったって絶対にありえない。ありえる筈がない。

そんな俺が、今日、会社で、泣いた。
会議の途中に思わず感極まっては席を立ち、
ちょっと失礼、のお断りを残しては、
トイレに駆け込んで、男泣きの啜り泣き。

ばかやろう、こいつら、こいつら、こいつら・・いったい、なんなんだよ!!



それは雨の金曜日の朝であった。
ここ米国においては、金曜日は仕事にはならない。
良く言われるところのTGIF:THANKS GOD ITS FRIDAY〜神様ありがとう、今日は金曜日だ、
そんな言葉にもあるように、
金曜日は仕事をしないこと、
敢えて日常の実務から離れることで、仲間同志の交流を深める、そんな不文律でもあるこの金曜日。

ただそんな金曜日であるからこそ、この午前中こそが勝負時。
午後を過ぎては電話どころかメールの返信も一切が水に流される。
そして週末を挟んだ月曜日には、まったく新しい世界に成り代わっている、
そんな米国社会において、
今週の締めくくりである金曜日、
その午前中のうちに、やるべきことをやっておくこと、
これは米国ビジネスマンの鉄則である。
つまりは金曜の朝、
それは一週間の仕事の総決算となる一番慌ただしい時間。

ただそんな中で、俺はひとり別の時間を生きていた。
手元のIPHONEを見ながら、その時計ばかりが気になって仕方がない。

8時半、9時、9時15分。
それはつまりは、
2時半、3時、3時15分、
そうか、あと、一時間か・・

そう、この金曜日。
それもよりによって米国東部時間の朝の10時15分。
そんな時間に、大西洋を跨いだ彼の地で行われる、
その運命の瞬間・・

そこにすべてが掛かっている、
そのあまりの影響の大きさを思えば思うほどに、
朝からどうしても、仕事なんてやっている場合じゃあらない、
その全てに気もそぞろの、心ここにあらず。

ただしかし、現実は早々と甘いものではない。
あるいは俺の抱えたこの細やかな21世紀的現実、
その全てが、どこぞに確実に存在する底知れぬ悪意、
それはつまりは、よりによってこの日のこの時間、
それを狙いすましたように飛び込んできた、
朝一番のこの不穏なクレーム・メール。

この間の案件、よくよく考えてみたら、
なんかやっぱりちょっとなにげに気に入らない。
まことにお手数ではございますが、
いちからすべてご再考頂きたい・・・

その内容を一読しただけで、
まったくもって思わず今にも床に崩れ落ちてしまう脱力感。
そのあまりのちゃぶ台返し。
なんの根拠も証拠も確証も、
思慮も思考も理性も気遣いも画策さえもないままに、
気分次第に吐き出された呪詛的なまでの悪意の戯言。

こいつ、この頑固者の石頭の、糞野郎が・・・

そう、この金曜日、
朝に目が覚めた時から妙に落ち着かなかった。
つまりは、どことなく、嫌な予感がしていた、のである。

つまりはそういう事か。

そう思った瞬間に、ポン、とモニターの中央に上がるリマインダー。
緊急会議の招集、とある。

この不穏なクレームに対する緊急対応対策会議、
その開催時間が、朝の10時・・・

おいおいおい、であった。
よりによって、こんな時に・・

思わず舌打ち、どころか、できることなら発作的に、
この握りしめた拳で正義の一撃、
このモニターに向けてぶちかましてやりたい、
どうせなら、椅子から机からを、思い切りぶん投げては窓ガラスを叩き割り、
或いはそんな面倒臭いこともせずに、
ふっと席を立って失踪を決める、
それができればどれだけ痛快か、
とつくづく己の不運を呪いながらも、
いや、なに、こんなこと、今に始まったことじゃねえだろう、と悲しき苦笑い。
そう、カタギになってからというもの、
あるいは、俺の人生のその全てが、
まさに、マーフィーの法則、まったくその定説に嵌まり込んだまま、
最低最悪のタイミングで最低最悪の事態に巻き込まれる、
そんなこと、ばかり、ではなかったのか。
そう、世の中は所詮そんなものだ。
あるいは俺の人生、つまりはそんなもの。
あるいはそう、それは嘗てから身にしみていたように、
これまで積み重ねに積み重ねてきた俺の業、
つまりは俺の人生、その余生のすべてが、
それに対する罪滅ぼし、あるいは、罰、というものなのだから。
果たしてその罪の償いの、その恩賞とはなんなのか。
これだけ不運に不運を重ねてきた俺の人生、
それに耐えに耐え続けるばかりの俺のこの、敗れ去った人生において、
果たして、それが報いられる、あるいは、その業から解き放たれる、
そんな瞬間が、果たしてこの先に、なんらかの形で用意されている、という事なのか・・・

というわけで、心の底からの深い深い溜息の後、
そして再び手元のIPHONEに目を遣る。
9時45分。そうか、あと、30分か・・



改めて言うまでもなく、
今日6月1日は、俺にとって、
そして世界中のベビーメタル・メイトにとって、
まさにその命運を決する、運命の日であった。

新生ベビーメタル 2018年欧州ツアー、
その第一日目を飾るドイツ・ニュルベルクにおける
ROCK AM RINGフェイスティバル。

本来であれば、その華々しい公演の模様、
胸踊らせては、ルンルン・ランラン、
そんなウキウキ・モードで、その事後報告を楽しみに一日を過ごす、
その筈ではあったのだが・・

そう言うまでもなく、この新生ベビーメタル、
ユイメタルの欠場という霹靂に見舞われたこの非常事態の中で、
思わず声を荒立てるベビーメタル原理主義者たち。
すぅユイ最愛の三位一体トライアングル、
その体制こそは絶対と信じるYMYな方々からの悲痛なる落胆の声、
それに便乗したアンチ派の者共の、飽くことなき中傷の嵐の中にあって、
ともすれば、その説明責任から運営体制への不満からが爆発しては、
この2018年のベビーメタル世界ツアーそのものが、
一種不穏な空気に包まれていた、その筈であった。

そしてなにより、その開催地であるドイツ、という地。
これまでのベビーメタルの世界ツアー、その公演の中で、
一種、鬼門とも言えたこのドイツでの公演。

それに加えて、ベビーメタルの一日目のジンクス。
普段からベビーメタルの一日目にはなにかが起こる。
あるいはそう、ベビーメタルはその一日目は、時としてウォーミングアップではないのだが、
その殆どの場合において、ベビーメタルの公演は一日目よりは二日目のほうがベスト。

という訳で、そんな様々な事情から、
この2018年欧州ツアーの第一日目、
しかもその開催地がドイツで、
そしてその開演日は一日目の午後4時半、
それに加えて、なんとあろうことかのセカンド・ステージ。
まあそう、それはつまりは肩慣らし、
来たるべく欧州最大のロックの祭典である、
あの、英国はダウンロード・フェスティバルに向けての、
予行練習ぐらいの心持ち、ということなのだろう。

そんな不埒な予想が、この一報を持って見事にくつがえされた。

なに?ストリーミング放送?

この、言ってみれば悪い条件の重なった公演の模様を、
よりによって、世界同時配信の実況生中継。
その一報を聞いた時、まさか、と思わず口があんぐり、であった。

まさか、コバさん、あんたがつまりはそういう人だとは、
これまでの経験から、骨身に沁みて判ってきたつもりだ。
だが、しかし、よりによって、ここまで悪い条件の重なったその公演を、
よりによって、全世界に向けて実況生中継・・
無茶にも程がある・・

そんな不穏な驚愕の中、
思わずパニクっては綴ってしまったあの罵詈雑言の暴言的戯言。
→ 注文の多いベビーメタル そのに ~ 閲覧注意の罵詈雑言集:なぜこれだけ凄いベビーメタルがまだメインステージに立てないのか?理由を言ってみさらせ!

まずい、まずいぞ、ベビーメタル、
今度という今度は、まじで、やばい。

つまりはこれまで積み上げてきたその伝説の数々、
その全てが、この悪条件の累積とも言える本公演、
その公演の模様がブロードキャストされるなんてことになった日には、
下手をすればこれまでの名声の、伝説の、その苦労のすべてが、
一瞬のうちに水泡に帰する、
そんな最悪な事態さえも、予想されてしまうのではないか・・

馬鹿野郎、このコバメタルの、くそったれが。
今度という今度は、まじで、真面目の真面目に、やばい。
つまりは、今日と言う日こそが、ベビーメタルの一巻の終わり。
そんなベビーメタルに生涯のすべてを捧げてきた、
世界中のメイト達、その命運を決する、
まさに、運命の時にも成りうるというのに・・

神よ、と思わず、窓の外から覗いた雨雲の立ち込めた四角い空を仰ぐ。
神よ、音楽の神よ、ロックの神様、八百万の神々、
あるいは、THE FOX GOD、
どうか、我らがベビーメタルを御守りください・・・

ただ、そんな不穏な予感に打ちひしがれながらも、
そこに見た一厘の希望。

朝になにげに見た天気情報では、
ニューヨークと同じく彼の地でも雨。

そうか、雨か、また、雨なのか。

そう、あの日も、そしてあの日も、確か雨にであった。
ベビーメタルの命運を決する日には、
決まって降り注ぐこの雨。

そう、その雨こそは、
世紀の雨女である中元すず香嬢が、
いまだに神の御加護の元にある、
その紛れもない確証ではないのか?

悪天候の中でこそベビーメタルの可憐が勇姿が美しさが映える、
そしてなにより、雨は、喉に優しい。

ベビーメタルがこれまでなし得てきた奇跡、
その舞台には必ず、この雨、という存在があった筈なのだ。

つまりは、そう、本日のライブ、
賭けても良い、今日のライブでは、絶対になにかあるぞ!

そう、ベビーメタルとは絶体絶命の中からの奇跡の大逆転、
その伝説に支えられてきた、奇跡のバンドなのだ。

その悪条件が重なれば重なるほどに、
ベビーメタルはその本領を発揮する。

つまりはそう、この悪条件そのものが、
その後に起こりうる奇跡、その瞬間への舞台設定。

つまりは今日のライブ、
絶対の絶対になにかが起こる、
その新たな神降ろしの瞬間に向けてのお膳立てが、
全て、完璧なほどに整っている、ということなのだ。

神よ、ロックの神よ、そしてなにより、お狐様、
THE GREAT FOX GOD、
その神の御加護で、我らがベビーメタルを、御守りください・・

金曜の朝、午前十時、
突如のクレーム対応に向けた緊急対策会議に向かう道、
垣間見た摩天楼の雨空に向けて、
ともすれば絶望的なまでの祈りを、呟いていた俺であったのだが・・・



改めて言うまでもなく、
我らがベビーメタル、その奇跡の軌跡において、
しかし、このドイツでの公演こそは、その鬼門の鬼門、
つまりは黒歴史の集積であった、と聞いていた。

そう、言わずと知れたジャーマン地蔵の定説。
いまや語り草となった2015年の欧州ツアー
そのドイツ文化圏の先々で、どういう訳か不思議なほどに、
冷静沈着過ぎる観客達の対応に迎えられたベビーメタル。
場内を埋めた観客達が、しかしどう言う訳なのか、
それは悪い魔法にでもかかったかのように、
唖然呆然の金縛的な直立不動状態。
その姿、まるで、地蔵のようであった、とのことから、
このジャーマン地蔵の定説が生まれてきた、とのことなのだが。





つまりはそう、ドイツ人だろ、と。
質実剛健で知られたゲルマン人の末裔たち、
イギリス人の洒落っ気も、フランス人のペーソスも、
イタリア人の陽気さも、スペイン人の情熱も持ち合わせない、
つまりはそういうお調子乗りの馬鹿騒ぎがなによりも嫌いな、
そんな生真面目で恥ずかしがり屋な石頭野郎たち。
そう、そういうドイツ人の気質、
旅行中にドイツ人に出会うたびに、
なんとなくこいつら、古き良き日本人体質に妙にかぶるところが多い、
とは常々思ってきた訳なのだが、

という訳で、我らがベビーメタルにとって、
このドイツでの公演こそは「鬼門」扱いを受けていたらしい、のではあるが、
よりによってこの度の2018年欧州ツアー、
その第一日目の公演が、よりによってまたまたこのドイツ。

それに加えて、ご存知なようにこの新体制、
つまりは、ユイの欠場という絶体絶命の中での、
非常事態シフトにあるベビーメタル。
これまでの伝家の宝刀であった、
三位一体のトライアングルの結界の御加護の無きまま、
この心機一転のダークサイド、
その新装開店の欧州におけるお披露目となる本日の公演。
ともすればこの公演での反応こそが、
今後の欧州ツアーの日程、
そしてなにより、果たしていつまで続くかも判らない
この新生ベビーメタルのラインナップ、その行く末を占う、
その行く末を考えれば考えるほど、
本公演のその影響度、まさに絶大なものがある筈。

と、そんな思惑が絡み合っては、
本日のドイツでの公演こそが2018年の今後の展望を占う上で、
その難関の中の最難関。

まあ、あのすぅめたるのことだ。
一度や二度の滑った転んだなど気にも止めずに、
やってきた以上はやるだけのことはやらせて貰う、
その鋼鉄の意志力に貫かれたプロフェッショナル根性。
たとえ相手が地蔵であろうが、果てはビールの空き瓶であろうが、
そのクオリティ、その情熱、その入魂には、一分の甘えも許さない、
そんなすぅめたるへの信頼は、なにがあっても絶対に揺らぐことはない、
と、そんなことは百も承知、ではありながら・・・

そう、よりによって本日のこの「鬼門」であるところのドイツ公演のその一日目、
その模様が世界同時放映のストリーミング配信される、
そんな情報をゲットしながら、
実はその朗報に心底期待に奮えながらも、
それと同時にふと胸をよぎる不安な気持ち・・

もしも今日のストリーミング放映が、
あの、ジャーマン地蔵たちを前にした地獄のような公演であったりしたら、
その時には、まさにその現実が、世界中に放映されては、
あの憎きアンチ達の口から、いったいどんな嘲笑めいた罵詈雑言が、
末永くWEB上で囀られることになるのやら・・





つまり今日の公演、2018年欧州ツアーのその第一日目、
つまりはまあ、田舎町での肩慣らし程度、とは思いながら、
しかし、ストリーミング放映という特典を前にして、
その影響度のあまりの絶大さ、そしてその深刻さに、
ちょっとした、ビビリを、感じていなかったか、と言えば嘘になる・・・・
前回に綴られた罵詈雑言的な注文書、
そのすべてが、このジャーマン地蔵を前にしてストリーミングで大滑り、
そんな悪い予感の中にあって、
臆病風に吹かれた末の、最低最悪の言い訳的な泣き言ではあったのだが・・



という訳で、金曜日の朝10時から開催された、
そのクレーム対応対策緊急会議。
WEBカメラ付の巨大モニターの設置された大会議室に、
金曜日の朝も早くからかき集められた面々の中で、
相も変わらず繰り返される根も葉もない、
中傷とちゃちな思惑の入り乱れたそのあまりにも茶番的な右往左往。

つまりはそう、世の中は、なんていう大義名分を並べるつもりもないが、
少なくとも資本主義、あるいはその末端であるところのこんな蝿も止まらないような会社組織の中において、
改めて、そこにいる面々は、正義の為には生きてはいない。
つまりは正義、人々を幸せにし、人々の喜びのために、人々のために尽くす、
そのいわゆるひとつの、自他伴に包み込む大きな愛、その根本であるところの、正義の精神、
その大前提であるところの、つまりは、善行、という概念が、そっくりそのまますっぽりと抜け落ちている。

それってまさに、これ、それこそがまさに典型的なこれ。
なにもかにもが、つまりはまったくもって、これ、
この、定説の、ルールの、定義の、まったくこれ、まさにこれ、そのもの。
→ CIA版「愚者の心得」 ~ 会社をダメにするための 1-2-3(笑

という訳で、言わずと知れたこの平成・無責任一代男であるところの俺。
金曜日とは言えども、格好ばかりはダークスーツにヒューゴ・ボスのネクタイ。
その寸分の鋤もない鎧のようなスタイルそのものが、
つまりは、そう、恰好さえ誤魔化していれば、
その中身がなにを考えていようが体裁だけは繕える、
その姑息な処世術のなによりの顯れ。

ではありながら、自分で言うのもなんなのだが、
ここまで社会を舐めきったなめ尽くした無責任男であるからこそ、
他人様には見えないなにかが、実は手に取るように見えて来たりもするのである。

つまりはそう、会社の為に、社会のために、
あるいは、日本の為に、世界の為の何ちゃら改正、
そういうことを、しゃあしゃあと口にする、そういう輩に限って、
その内と外とは、まったくの真逆。
つまりはそう、そういうことをわざわざ口にしなくてはいけない、
なにかとてつもなくも後ろ暗いものがある、
そんな輩に限って、仰々しくも打ち上げるその歯の浮くような大義名分。
その浮かれた大口の全てが、
実は何から何まで私利私欲。
我が我がの業突く張りの盗人根性の火事場泥棒。
そんな後ろ暗い本心の、憐れな露呈に過ぎないのである。

という訳でこの対策会議、
あの疑り深い頑固者のクレーマーによる
気分次第の愉快犯的なまでの混ぜ返し。
そんなものに右往左往する、そんな素振りを見せながら、
朝からむっつりと腕を組んでは黙りこくった人々。
そしてそんな無言の地蔵たちの頭から、
これでもかと浴びせられるなんたら部長のその戯言的俺様ショー。
ぶっちゃけその内容はと言えば、
俺は偉い、俺は偉い、俺は偉い、
全部ちょうだい俺にちょうだいなんでも頂戴、
この世のすべては俺のもの、
そればかり、そればあああっかり、と。
そんなのばぁっかりが続けば続くほどに、
それを聞かされる人々、
その表情はどこまでも暗く、
そしてその心は、どこまでも限りなく、離反していくばかり。

この人達に、会議の心得、とばかりに、
あの、CIAの秘密文章、
そのカラクリの全てをぶちまけたら、
いったいどんな顔をするのだろう、とは思いながら、
そう、であっても、であるからこそ、
そんなものは百も承知しながら、
しかしそういった人々の人格は、テコでも動かないに違いない。

そう、彼らにとって、真実など、正義など、愛など、希望など、
そんなものは糞の意味をも持ちえない。
そういうタイプの人間はいる。
そしてそういうタイプの人間は、
例えそんな自身の戯言が原因で世界が滅びてしまっても、
たったひとり瓦礫の山の上から、
俺は偉い、俺は偉い、とやり続ける筈、
あるいはそれこそが、彼らの究極の目的ではないのか。

そしてなによりこの手元に配られたクレームレター、
そのあまりにも無邪気なちゃぶ台返し。

その意図するものとは、まさに、そう、世界を瓦礫に帰する、
それを画策しているとしか思えない、このなんとも茶番的なちゃぶ台返し。

つまりはそう、ぶっちゃけた話、
俺が威張らせてくれないのなら、世界を瓦礫に帰してもかまわない、
つまりはそう、それが言いたいだけなんだろ、
あんたら、どいつもこいつも、一人残らず。

とそんな疑心暗鬼と陰謀論的想定の中で、
次から次へと繰り出されるそのクレーマーへの対抗手段。
その思惑を探り、その裏をかくための証拠を揃え、
いかにして対抗するか、
いかにして相手を、グウの音も出ないまでに捩じ伏せるか、
その飽くことなき、悪意に満ちた空論の集積。

とそんな時、ふと手元のIPHONE、
時間は、10時25分。
それはまさに、世界数百万人、数千万人、
そのメイトの命運を決する運命の瞬間、その10分過ぎ。

思わず身体中に戦慄が走る。
いまこうして、こんな糞くだらない糞会議で、
上辺ばかりの仏頂面を演技しながら、
しかしこの瞬間、この時に、世界の未来のすべてを決する、
その歴史的な瞬間が進行しているというのに・・

思わず、口に出して呟いてしまった。バカバカしい。
この俺の置かれた状況、この目に映る全て、
この場に存在する、この俺を取り囲むその世界、
その全てが、徹底的にバカバカしくなった。

バカバカしい、なにもかもが、徹底的にあまりのも陳腐、
あまりにも救いようがないほどに、バカバカし過ぎる。

そう思った途端、思わず魔が刺した。
あるいはそれは確信犯的なまでの開き直り。
なに、こんな世の中、どうなろうが知ったことか。

そして思わず、それはまるで救いを求めるかのように、
勿体ぶって広げた会議用資料のその裏で、
密かに隠し持ったIPHONE
その小窓の中のブラウザー、そこに示された運命のLINK。

ROCK AM RING 2018 ~ LIVESTREAM

んんん?沈黙に満たされた一瞬、待てど暮せどなにも始まらない、
そのクリクリの接続待ちの沈黙の小窓の中に、
忘れた頃になっていきなり飛び込んで来たその奇跡の光景、

それはまさに、すぅめたるの姿であった。
それはまさに、紛れもない、ギミチョコ。
音さえ聴こえないものの、
そこに見たまるで弾けるばかりの笑顔。
そこには熱狂があった、そこには祝祭があった、
そこには紛れもない、成功の証があった。

熱気にあるいはスモークに覆われたステージの上、
元気いっぱいに飛び跳ねる最愛メタルの姿、
そしてなにより、そこに映し出されたまさに衝撃的なまでの観客たち。
地平線までもをぎっしりと埋め尽くした大観衆。
押し合いへし合い、踊り廻り跳ね回り、
そしてなにより、その人々に満ちた笑顔笑顔笑顔・・
そんな大観衆を前に、この世の幸せの全てを体現するかのような、
この躍動に満ち満ちた、元気溌剌の美少女たち。
それはまさにベビーメタルであった。
その光景こそがまさに、ベビーメタルの象徴する、その奇跡の光景、そのものであった。

え?なんだ、なんだいまの・・
あれ、あれ、あの、舌出しのロン毛の山村貞子、
あの姿こそは、まさしく見紛うこともない、大神様、その降臨のお姿。

おおおおお!大神様、帰ってきてくれたのか!!!

思わず我が目を疑った。
あれ、俺、なにか間違えてるんじゃないのか?

そうそれはまさに、信じられない光景、
あまりにも出来すぎた、奇跡の光景であった。

すぅめたるが笑っている、最愛が飛び跳ねている、
BOHが叫び、そして神を振り乱した大神様が青神様が、
陽気な悪魔、そのものの形相で、
この世の終わりとばかりに暴れまわっている。

そして怒涛の観客たち。
最早暴徒と化したこの末期的なまでの観客達の大混乱。
頭上にたかだかと掲げられた両腕で、拍手拍手拍手、
その大波が、まさに地平線の彼方まで広がっているその光景・・

思わず涙が込み上げてきた。
みるみるとぼやけた視界の中に、会議用資料のその裏、
震える手の中に握りしめたその音を消されたベビーメタル。
そこに浮かぶすぅめたるの姿。
違う、明らかに違う。
つい先日までの全米ツアー、
ダークサイド、との銘打たれた、あの新体制における表情、
それとはまさに全く別の、
それはまさに闇の果てから全ての殻をぶち破った夜明けの光景、
そのあまりにも溌剌としたすぅめたるの表情に、
俺はこの新生ベビーメタル、その明らかなるリボーン、再生の姿を見て取ったのだ。

やったな、ベビーメタル。
ベビーメタルが、ついについに、またやったな・・

知らぬ内に鼻孔を伝った鼻水が、いまにも鼻の先から滴り落ちようとしていた時、

これまでこれでもかと俺様ショーを繰り広げていた進行役から、
あの、どうしました?と、怪訝な視線を向けられた。

は?なにが?と、顔を上げるながら、
え、なにがって、あの、この、ベビーメタル、とは流石に言えず、

いや失敬、いや、あの、ちょっと失礼・・

その言葉を後に、それはまさに、脱兎のように、
修羅の会議室を、飛び出してしまったのである。

飛び込んだトイレで顔を洗い鼻をかみ、深呼吸をひとつふたつ。
そして改めて見つめるIPHONEの小窓の中の奇跡の映像。
サークルモッシュ・・ あのジャーマン地蔵たち、
雨と熱気の立ち上る大群衆が、揺れ踊り飛び跳ねては踊り狂っている、
そのあまりにも信じられない光景・・

そして映し出されたすぅめたるの姿。
そして最愛メタル、そして神バンド、そしてマッスル・シスターズ、
そしてこの怒涛の観客達の姿を前に、

思わず、噛み締めた奥歯の間から、
こんな言葉が迸り出ていた。

ベビーメタル・・・
こいつら、こいつら、こいつら・・いったい、なんなんだよ!!

たったいま洗い流したばかりの涙が、
またもや、次から次へと、いつになっても止まることもなく・・

そして改めて、トイレのドアを開けて転がり出たオフィス。
その修羅とも言える、改めて茶番的なまでにちゃちな戦場。
ただその目に映るすべてのものが一変していた。
それはまるで、鬱という雲ったベールがぺろりと剥がれ落ちたように、
それは生き生きとして瑞々しく、なにもかもがすっかり洗われては、
そして本来の輝きを取り戻した世界。

会議室に戻った途端、いきなりの笑い声に包まれた。
あれ、どうしたんですか、と思わず狐に包まれたように。

まさかこいつら、
俺がベビーメタルの姿に思わず感極まっては不覚の涙を流してしまった、
そのことに気づいていた、そんな訳でもあるまいに・・・

ああ、あれね、と、さっきまでの仏頂面から一転した面々。
まさに、それ、お気楽な日本無責任一代男、そのもの。

ああだから、そう、あなたが言ってたことそのもの、

俺の言っていたこと、そのもの?

つまりはそう、全てが誤解だろう、と。
で、なぜそんな誤解が起こったのか、
つまりは、コミュニケーションの行き違い。

で?

で、そう、こんなところで、
うじうじと、あーでもないこーでもないとやっているぐらいなら、
酒宴でも一席を設けて、酒でも飲みながら、腹を割って話しましょう、と。

それ、誰のアイデア?

それ?それって、ほら、あなたがいつも言ってる。

つまりは?

つまりは、渡る世間に鬼はなし。話せば判る、話せねば判らぬ何事も。
判っちゃいるけどやめられない、そりゃ、スーダラスダララったスラスラスイスイスイ~

あれ、で、あの、なんとかさんは?
と、さっきまでの俺様ショーのその主役の姿を探す。

ああ、あの人、また別件でね。
あれだけぶち上げた後に、また別の、もっと重要な案件がある、とかなんとなかで。

なんだよ、そういうことかよ、と。

で、そう、その結果。

まあ、話せは判るんじゃない?と。
いつもは苦虫を噛み殺したような渋面を崩さない、
あの鬼の営業部長が勝ち誇ったように笑ってみせる。

まあそう、話せば判る、判ってもらうしか、方法なんてないでしょ、と。

こっちだって別に、悪気があってやってることなんてなにも無いわけだしさ。
なによりもお客様のためを思って、その思いに間違いはない訳でしょ?
だったらそれをまずは判ってもらおう。そして一緒に、幸せになりましょう、と。
まるで当たり前のこと。そこに立ち返れば良いだけの話でさ。

さっきまで繰り広げられていた陰謀論。
その思惑を探り、その裏をかくための証拠を揃え、
いかにして対抗するか、いかにして相手を、グウの音も出ないまでに捩じ伏せるか、
そんな戦略的論法のひとつひとつが、いまやまったくの砂上の楼閣。

思わず、バカバカしい、と呟いた、その不埒な一言を一同の爆笑が包んだ。

ただね、と、普段からの不敵な渋面を取り戻した営業部長。

別に楽観してる訳じゃないんですよ。
つまりはそう、ガチンコになるならなるでそれも結構。
その肚を決めた上で、まずは相手を抱き込むこと。

フレンズ・クローズ、エネミー・クローザー。

そう、まさにそれ、その通り。
戦いである以上、そこには障壁はもちろんある。
敵意はある、悪意もある、偏見もある。
ただ、そのすべてを踏まえた上で、
お互いに判り合うこと。
その為には、まずは敵の懐に飛び込むこと。
まずは、腹を割って話し合うこと、それ以外に活路はない、と。

そして二時に近くもなって遅い昼飯に出た街。
いつしか雨が上がって、そこはまさにTGIF:THANKS GOD ITS FRIDAY。
休日を前にして緩んだ表情をした人々が、
雨上がりの街に溢れては、早めの帰宅を、
あるいは、長めの昼食の中で、初夏の日差しに目を細めている、
それはごくありふれた金曜日の午後。

魔が落ちたな、と思っていた。

これぞベビーメタルの悪魔祓い。
これぞベビーメタル・マジック、そのものじゃねえか。

あの不穏な会議中に垣間見た信じられないほどの眩さに満ちた奇跡の光景。
そして飛び込んできたニュース。

公演後、もぬけの殻となったステージ、
そこに鳴り渡る、ベビーメタル!ベビーメタル!ベビーメタル!
いつまでも終わることのない祝祭のシュプレヒコール。

ドイツが完全に陥落した・・
ベビーメタルがまたやった、やらかした・・・

まったくもって、と思わず、思い切りの苦笑い。

まったくもってこのベビーメタル、
いったいこいつら、なんなんだよ、と。

そして改めて、ありがとう、ドイツ。
ありがとう、ニュルベルク、
ありがとう、ジャーマン地蔵たち。

世界のベビーメタルのひとりとして、
この恩は、喜びは、シンパシーは、一生忘れないぜ。

ベビーメタル一世一代の晴れ姿、その映像が、
ドイツ・ニュルベルクの名前と伴に、
いま、永遠の金字塔として音楽史上に刻まれることになった。

そして確信する。
これは・・ 長引くぞ。
つまりはあの石頭のジャーマン地蔵たち、
あの、頑固者の糞石頭どもが、一旦、こう、と決めた限り、
その思いは、誰よりも強く、硬く、永遠と引き継がれることになる。

そう、嘗てのロックガラパゴスであった日本において、
ベンチャーズが、ディープ・パープルが、そしてQUEENが、
あの日本というガラパゴスで何故か熱烈・強烈な指示を受けては、
その日本での人気を拠り所に、それを原動力として、
遂には世界への階段を駆け上がって行ったように、

ベビーメタル!ベビーメタル!ベビーメタル!

このドイツの頑固者たちの合唱する姿、
これはまさに、ジャーマン地蔵の胸に、
永遠に刻み込まれた愛の刻印に他ならない。

ドイツが陥落した。
そしていまや、そのドイツが、ベビーメタルの第二のホームとなった。
そしてそれは、永遠の契り、になるであろう。

見よ、このシュプレヒコール、

ベービーメロー!ベービーメロー!ベービーメロー!ベービーメロー!

ベビーメタルは愛されている。
誰よりも、なによりも、愛されている。
そしてその愛は、永遠だ。。。

ありがとうドイツ、ありがとうジャーマン地蔵!
俺たちのこの契りは、永遠だぜ!

日本のアイドル・ベビーメタルが、
全ての差異を、障壁を、偏見を乗り越えて、
世界を愛で紡いで行く、繋いで行く、包み込んでいく、
その奇跡の光景を前に、
TGIFの初夏の日差しの中の公園のベンチ、
間に合わせで買ったBLTサンドイッチのその上から、
思わず、またまた、不覚の涙がとめどなく、こぼれ落ちていったのである。



そしてこの茶番的な一週間の終わり。
じゃあ、良い週末を、と既に閑散とした社内を出ては、
見上げる街、ニューヨーク・シティ。
夕暮れを前にした初夏の日差しの中で、
まるで沸騰するようなこの罰当たりなパーティ・フリークス。
そんな金曜の午後のお祭りムードも尻目に、
一路、脇目もふらずに辿り着いた我が家。
スーツの脱ぎ去るのも忘れ、どころか、靴を脱ぐことさえ忘れたまま、
足元ではしゃぎまわる犬に邪魔されながら、
そしてようやく開いた自宅PCのその大画面。

ベビーメタル ROCK AM RING、ストリーミング放映の海賊映像。

地上の全てを埋め尽くしたかのような怒涛の大群衆を前に、
そこに繰り広げた、まさに、奇跡、まさに、神懸かり的なまでの狐憑き映像。

そこには確実に神が降りていた。
ロックの神様、THE FOX GOD、
それこそはまさに、現代における最大の祝典、
その祝祭の光景であった。

やったなベビーメタル、またしても、そしてついについに、
その奇跡の光景を、全世界に知らしめたな・・

この ROCK AM RING のストリーミング映像こそは、
ベビーメタルの目指してきたその一種の完成形。

それは世界征服、というよりは、
愛とカワイイで世界を解放する、
それはまさに愛の戦士。それはまさに夢の祝典。

この姿、まさに、ロックフェス番長、そのものじゃねえか。

全てがすべて、悪条件ばかりが揃っていた筈のこの鬼門的なドイツでの公演、
そこにおける奇跡の大逆転、この見事なまでの倍返しが、いかにして起こったのか、
その考察は後々までベビーメタルメイトの間で解析に次ぐ解析が繰り返されるのであろうが、

改めて、この全世界ストリーミング放送における奇跡の大逆転、
その見紛うことのない、ベビーメタルが世界をぶっ飛ばしたその証拠映像。

ベビーメロー!ベビーメロー!ベビーメロー!
その終わることのないシュプレヒコール、
その天地を揺るがす祝祭の嵐。

それはまさに、あのソニスフィアの映像を上回るほどの、
まさに奇跡も奇跡、奇跡以外のなにものでもない狐憑き映像。

これは、この映像こそは、モンタレーのジャニス・ジョプリン、
あるいはあのウッドストックのジミ・ヘンドリックスにも匹敵する、
まさに、ロック界の金字塔、そのものじゃねえか・・・

この映像を前に、ベビーメタルに対する中傷、
そんなものを、一言でも吐ける奴はもはや世界にひとりも居るまい。
それはまさに、魔の落ちた世界。
疑心暗鬼と、悪意と中傷、その全てを綺麗さっぱりと払拭し洗い流した、
まさに、グウの音も出ないほどの、完璧なまでの完璧な大勝利。

そんな映像を繰り返し繰り返し見返しながら、
改めて、これはとんでもないことになってきたな、と思う。

こんな映像が、こんな姿が、世界中に知れ渡ってしまった以上、
ベビーメタル、もう、日本の、アイドルの、なんて、そんなちまちましたことは言ってられない。

ロック界のアイコン、どころか、その姿、まさに、世界の救世主。

ベビーメタルが世界を変える。
世界を埋め尽くした、この疑心暗鬼と、悪意と中傷の陰謀論のダークサイド、
そこに見事な大穴をブチ開けては、一条の光、
目に眩いばかりの黄金の希望の光で世界を照らし出す、
そんな驚異的なまでの存在に成りつつある。

ただ、この大勝利を前に、俺は一言、声を大にして言いたい。

すぅちゃん、まだまだ、だぜ。
あなたには、まだまだ、やらなくてはないらないことが山程残っている。

ベビーメタル、あなたの力で戦争を止めてくれ!
→ ニューヨークで聴く「止まない雨」 ~ 世界に平和をBABYMETAL

つまりは全世界の救済、愛で世界を包む、その愛で世界を「征服」する。

その本当の戦いは、いま始まったばかり。
行け、ベビーメタル。世界救済の為に!

世界を、地球を、愛と祝祭で包み込む、その日まで。

あなたならできる。そしてそれは、あなたにしかできない!

行け、ベビーメタル! あなたこそが、人類に残された唯一の希望だ。



でさ、あの、最後にまたまた蛇足とはなるが、
またまたちょっとした憎まれ口を言わせてもらいたんだけどさ。

あの、戯言的な中傷に晒された 
オハイオでのROCK ON RANGEのストリーミング。
あれにしたってさ、別に調子が悪かった訳でもなんでもないんだぜ。

音的に見れば、実はあの時の方が、演奏そのものは落ち着いていた、
あるいは、バランスは今回よりもずっとずっと良かった、その筈。

でありながらも、確かに、このニュルベルクでの映像、
やはり違う、なにもかもが違う。

でまあ、先の駄文で綴った、やれ、曲順だ、なんだ、というを置いておいても、
やっぱり、その最大の違いって、この映像、
つまりは、それを撮影した側のテクニック、あるいはその思惑、じゃねえかな、と。

で、そう、なにが言いたいかと言えば、
受け手によって、その現実は、その印象は、
なにもかもが違ったものになる筈、なんだよね。

で、そこで、そんな印象操作の中にあって、
真実を見極める目ってのが、実に実に大切になる訳でさ。

そう、騙されてはいけない。
自転車なんて斬り捨ててやれ、じゃねえけどさ、
つまりは、偽善者、あるいは、為政者、
そんな、ダークサイドのし掛け人たち、
つまりは、人々を嘘と偽善に包んでは、
ほとほと生きることにうんざりさせては、
世界中を、鬱、というベールに包み込もうとする
その確信犯的な悪意の印象操作。

改めて、このベビーメタルの姿を前に、
そんなものに騙され続けなくちゃいけない義理も道理もない訳でさ。

そう、俺達は騙されちゃいけない。
脅威も、疑心暗鬼も、陰謀も、実はすべてがでっち上げ、
つまりはそう、自転車野郎の、自作自演の印象操作。
てめえが俺様できなければ、世界のすべてを瓦礫に帰しても構わない、
そんなクソ野郎の戯言に、いちいち騙されていなくちゃならない理由などこれっぽっちもない。

ただ、そう、ただ、なんだけど、
この配信が遅れたその理由でもあるのだが、
つまりは、実は、この紋サントと、住なんちゃらの悪魔の提携によるニュース。

思わず、嘗て知ったあの中米の南米の、あの悲劇が胸をよぎる訳で。
→ Even The Rain ~ 邦題:ザ・ウォーター・ウォー

まったくもってそう、日本もついにここまで堕ちたか、
そのあまりにもあからさまな悲報を前にして、
では、改めて、ボリビアと日本、そこになにが違うか、と考えた時、

俺は改めて言いたい。
俺たちには、ベビーメタルが居る。

つまりは世界に向けて発信することのできる、チャンスが、まだ残されている。

ベビーメタルをそんなものに巻き込むつもりはサラサラないが、
しかし、それはまさに事実として現実として、

日本にはもう、ベビーメタルしか残されていない、

その思いを再認識するばかり。

という訳で、メイトの諸君。

幸か不幸か、俺達自身が、戦いに立ち上がるときが近づいている。

日本という国を、あのキチガイのファシストに売り渡されてしまう前に、
いったいなにができるのか、その方法論が、ベビーメタルの中にある。

世界に向かおう。その視線を、世界に向けてくれ。
世界の人々と手を結び、そこに新たな価値観を作り上げる為、その懐に飛び込もう!

ベビーメタルが、ドイツのあのジャーマン地蔵たちをついについに揺れ動かし、ぶちのめしたように、
想いは通じる、言語を越え、国境を越え、人種を越え、時空をも越えて・・

そう言えば今日、またここニューヨークで、ガン規制を訴える一大集会が開かれたんだけど、
それを伝えるニュース映像の中で、ふと、KARATEが流れていた、そんな気がしたんだよね。

ガン規制に立ち上がった全米の高校生たち。
そのバックに流れるベビーメタル・KARATEのメロディ。

俺はそこに、一陣の天命を見たような気がした。

ベビーメタルが、世界中のまつろわぬ民の応援歌、そのテーマソングに成りうる。

巨大に資本による腐ったメディア支配、
世界を恐怖によって支配するその邪悪な暴力主義と、
そして、世界の人々のその身体中を悪魔の薬によって蝕んでゆく巨大機構、
そんな邪悪な画策に翻弄されるすべての人々たちにとって、
ベビーメタルは、ひとつの、希望の光にも成りうる。

ロックフェス番長による世界征服、
その夢が、なんともあっけらかんと実現を見た今、
ベビーメタルの新たな戦い、そのテーマについて、
思わず、そんな夢を想ってみたくもなるこの2018年6月の雨の夜。

ベビーメタルの戦いは、いままさに、始まったばかり・・・・


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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