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ワールドカップ狂騒曲 ~ いったい、なにが、足りなかったのか

Posted by 高見鈴虫 on 13.2018 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments
という訳で連日に渡るワールドカップ熱、

日がな一日、ソファに寝転んでいるかと思えば、
突如として飛び上がっては雄叫びを上げ、怒声を絶叫を響かせては、
ともすればいきなり壁を殴りつけ、テーブルをひっくり返し、
としたとたん、床を転げ回っては嬉し涙に咽び泣き・・・

一体全体うちの旦那、いったいどうしてしまったのか、
これではまるで悪魔憑き、
気でも触れたか、魔性にでも魅入られたのか、
あるいはもしかして、また妙な薬にでも手を出して・・
なんていうのが、世界の女性陣たちのその共通する見解となるわけで、
そう、つまりは男の子。
世界津々浦々、そのすべての男たちを熱狂させるこのワールドカップ。

これそまさに、世界人類の共通項、
男の子の男の子による男の子の為の祭典なのでありなむ、と。

という訳で、この2018ロシア大会
いやはやに次ぐいやはやである。
当初においては、今回の大会だけは、まったくもってこれっぽっちも期待していない、
などと嘯いていた、その筈が、

西野ジャパンの歴史的大健闘、
サッカーという競技において、これほどまでに感動的な試合はありえない、
と確信たらしめた、あのベルギーとの死闘。

嗚呼あの試合以来、どんなゲームを見てもまるで気の抜けたシャンパン、
どれもこれも、間の抜けた消化試合にしか思えなくてさ、
なんてことを呟いたがその途端、
おいおいおい、なんだよ、この、ベルギー 対 フランス、

これ以上はない、これぞまさに、サッカーという競技の究極形、
ただ、正直な話、このあまりのレベルの違い、というか、
まさにそれ、曲芸、というよりは、まさにこれ、神々の祭典、そのもの。

かの長友大明神から、こいつら、バケモノだ、とまで言わしめた、
その正真正銘のバケモノどもが、まさに血肉を漲らせては、
神懸かりに次ぐ神懸かりの連続。

こいつら、バケモノどころか、まさに、魔物、あるいは、神、そのものじゃねえか・・

かのベルギー VS 日本戦までは、
やっぱりなにはなくともチーム・プレイ、
それ以上でも以下でも無い!
とその舌の根も乾かぬうちに、
ああ、やっぱり、個人技。
個人個人の身体的能力、
その個々の力量の礎があってこそのチーム・プレイなんだよな、と。
この世界のサッカーの神々の祭典、
そのあまりの個体的能力差に目を瞠り続けた、
その直後、

ぐげええ、なんだ、この、クロアチア・・

こいつら、まさに鬼、まさに、鬼神、まさに、神懸かりそのもの。

11人の戦士という戦士、
まさに闘志の塊、闘魂の火だるま、そのもの。
いやはや、その全てのメンバーが、
完全に命を捨てているじゃねえか。

という訳で、改めて、旦那、
我らが日本は、果たして、このクロアチアの選手たちほどまでに、
闘志を漲らせていましたでしょうか?
確かに我らがサムライ・ブルー、
そのチームワーク、あるいは頭脳、その戦術においては、目を瞠るものがあった、のでしょうが、
果たしてそのもうひとつ上、
つまりは、この、我武者羅なまでの闘志こそが、
ベルギーとの間にあった、その違い、ではなかったのか、と。

まあそれも今となってはタラレバの無い物ねだり、というものなのでしょうが、
それも含めた上で、我らが日本チーム、
その良いところも悪いところも総じて、
徹底的な検証の中にあって初めて、
新たなる次元に進むためのその突破口、

いったい、なにが、足りなかったのでしょう、

その答えを、見つけ出すことができるのではないか、と。






という訳で、このワールドカップ2018ロシア大会、
当初の予想のすべてを覆して、
初っ端から本命と言われた名門ドイツが、未曾有の醜態の後に轟沈を遂げ、
そしてあろうことか、CRからメッシからネイマールから、
世界のスーパースターというスーパースターが、木っ端微塵に打ち砕かれた、
このスター不在の大会のその行き着いた先が、
このイギリス VS クロアチアの戦い。

それはもう、死闘、なんていう安易な表現を完全に凌駕した、
まさに神懸かりの二乗三乗、そのそのまた上。

いやはや、すごかった、
まさに唖然呆然、頭の中が真っ白になるぐらいに、
サッカー、凄いな、凄すぎるな、と。

そして改めて、これほどまでの鬼神たちの犇めき合う世界サッカー界において、
各国チームからの手放しの絶賛を浴び続けた我らが蒼きサムライたち。
日本チーム、こんなバケモノどころか、正真正銘の魔物たちを相手にして、
本当の本当に、とんでもないところで戦ってきたのだな、
今更ながら、その偉業の意味するもの、そのあまりの凄まじさに、
思わず、良くやった、なんて言葉が虚ろになるほどにまで、
ともすれば、ちょっと、背筋がぞっとしてしまうまでに、
いやはや、世界サッカーというこの魔境、
そこで戦うことの、あまりの無謀さ、と同時に、
その不可能な戦いに敢えて挑む、その勇気に、
改めて、畏敬の念さえも感じさせる、まさに誉れ高き日本男児たち。

でさ、今更ながら、
今大会の最大の収穫は、まさに、西野監督、その人、
と思っていたのではあったが、
そっか、やっぱり、外人監督の路線は変えない訳か。

ただね、とまた思わずの憎まれ口、
たださ、まあ、外人監督が結果が出せなかったら、
また直前になって西野さんに交代してもらっても良い訳でさ、
とかなんとか、最低最悪の憎まれ口を叩きながらも、

ただ、今度という今度は大丈夫だろう、と。
なによりも、柴崎が、宇佐美が、武藤が、昌子が、
ワールドカップという大舞台の中に、確実なる軌跡を刻んでくれた、
その思いが、次の世代に確実に受け継がれていく、その筈なのだ、と。

で、実は、そう、またまた素人目に思っていたことなんだけどさ、

改めて、サムライ・ブルーの戦士たちが、
世界各国のリーグで孤軍奮闘、磨くに磨き上げられていく中で、
果たして、我が日本、西野監督を筆頭とするそのブレインたちも、
率先して、海外での武者修行に出るべきなのではないのか、と。

金に任せて外人監督を招集するよりは、
日本人監督自身が海外の前線にたったひとりで身を投じて初めて、
海外で戦うことの意義が、日本に浸透する、その確かなる礎になるのでは、と。

ほら、どこぞの世界においても、とまた余計なことを言うが、
日本式のマネージメントやら、経営術やら、メンタリティやらと、
いろいろと御託を並べる大御所の方々、
つまりは日本の行政・財界の中枢に巣食うその老害たちが、
蓋を開けてみれば、英語もしゃべれないどころか、
タイプもろくに打てないままに、
ただただ既得権益を前提としたインナーサークルの中で、
派閥抗争を生き抜く術に長けただけの、まさに生きるガラパゴス妖怪そのもの。
そんな魑魅魍魎の世界にあぐらを掻き続けたこの内向的インナーサークル的談合妖怪の方々。
それこそが、日本が失墜した一番の元凶と確信している俺としては、
日本のマネージメント陣こそが裸一貫、
その身ひとつで海外とガチの勝負を挑んでほしい、
あるいは、とまたまたまた余計な事を言うが、
どこぞのマフィア面をこいた業突く張りを前に、
腐った愛想笑いを振りまくばかりで、
すっかりとお友達自慢。
がその内情はと言えば、
こいつ、本当に俺の英語が判っているんか?
どうせなにも判らず、OK OKとやってるだけなんだろうな、この白痴野郎が、
などと、そんな根源的なところで、
完全に足元を見透かされるような薄らボケ、
なんてのではなく、
世界の最前線のその中で孤軍奮闘、
戦っては破れ、破れては立ち上がり、
そこまで鍛えに鍛え上げられた、
鉄の信念を持った真のサムライ・ブルー、
そんな方々が、いつかは、日本を背負って立つ、
あるいは、そういう輩が出ない限り、
我が国は、いつまでたっても、
世界の檜舞台では鼻垂れ扱い、
その冷遇から、抜け出すことはできない筈。

という訳で、このサムライ・ブルー、
その七転八倒の様こそは、
我が日本の実情を映す鏡、
そのものであもあった訳で、
そして今回に限って、
誰にもまったく、これっぽっちも期待されていなかった、そんな見捨てられた戦いの中で、
いきなりの、大躍進の末の名誉の玉砕を遂げた、
そのあまりのドラマチックさ。

ただ、そう、繰り返しますが、これは負けの負け。
やはりどうあっても、ベスト16の壁を破ることはできなかった、
という現実だけは、どうしても変えようがない訳で。

ただ、そしていまになってまたまた、
性懲りもなく訳の判らない自国賛美の嵐。
つまりはそう、あのオリンピック利権の銭の亡者共の、浮かれた囃子言葉に愛想笑いを返しながらも、

いや、あの、だから、俺たち負けた訳で、
つまりは、そう、またまた、その目標であった、
ベスト16の壁は破れなかった訳で・・

と、そんな気も知らずに、
歌えや踊れの勘違いな大賛美に送られながら、
そして彼らはまたひとり、
あの修羅の巷である世界の戦場の、
その最前線に舞い戻って行く、と。

日本の皆様、
言っちゃんなんだが、
あんたら、徹底的に判ってねえんだよな、
世界で戦うってことの、
その本当の本当の厳しさってやつが・・

と、そんな苦笑いを浮かべる、その様が、
ありありと、目に浮かぶような気がする今日このごろ。

ただ、だからこそ、サムライ・ブルーは戦うのであろう。
居並ぶ2メートルをも超えるかのような、
世界よりすぐりのスポーツエリートたちに揉まれ揉まれて、
自身の、その満身創痍の姿を晒しながら、
無理を無理と知りながら、知り尽くしながら、
自身の限界に挑んではその知力と情熱と、
その勇気の全てを振り絞りながら、
倒されては立ち、また倒されては立ち上がり、
そうやって世界で孤軍奮闘を続ける、
その傷だらけの姿にこそ、
新たなる時代の日本人の示すべく、
本当のプライドがあるのだから。

という訳で、ついこの間まで、
我がサムライ・ブルーをクソミソにコケ下ろしていたこの俺が、
まるで手のひらを返す豹変ぶり、でもあるのだが、
改めて言わせて貰う。

このサムライ・ブルーたちにこそ、
日本人が最も学ばねばならない、
その全てがある。

その脳天気な自国賛美の罠に嵌まることなく、
世界で戦うことのその本当の凄みを知り尽くした面々が、
改めて、我らが日本になにを伝えるべきなのか。

そしてなにより、そんな果敢なサムライたちの拠り所である筈の、
我らが日本のそのマネージメント陣の方々、
あなたたちこそが、世界との戦い、
その真髄を身を以て知るべきなのだ、と。

という訳で、日本ってさ、
シンクタンクを自力で作り上げることって、
できないのかな、と。

そうあの、どこぞのネットサポーターとかの影の指南役の利権広告屋、とかなんかじゃなくてさ。
真の意味での、まさに愛と情熱のシンクタンク。

そう、実は、ちょっと引っかかっていたことがあってさ。
試合後に川島選手のおっしゃった一言、

全員がひとつの方向を見て頑張ってこれた・・

確かにそう、確かにそうなんだろうけど、
で、その揚げ足を取るわけじゃないんだけど、

あの瞬間、全ての視線が、
本田選手のコーナーキックに集まっていた、
集まっていたが為に、
あの時点で既にカウンターの態勢に入っていた、
あの地獄の韋駄天たちのそのポジションに、
気づくことができなかったのではないのか、と。

つまりは、そう、日本チームのその強さの秘訣こそは、その一貫性、であった訳なんだけど、
実はその、全員がひとつのところに集中してしまった、それこそがこの悲劇的玉砕の、その敗因ではなかったのか、と。

ぶっちゃけ、日本が次のステップに上がるためのそのキーワードとは、
この、全てが一方向を向く、その一貫性、その先鋭性からの、新たなるステップアップ、
つまりはその中に、
敢えて異質なるもの含有できる、
その寛容性にあるのではないのか、と。

それこそが、ダイバーシティ、つまりは、多様性。

確かに、このアメリカにおける、人種から宗教からがぐちゃぐちゃに入り乱れては、
見事なほどのグラデーションを描く他民族他宗教多言語的混沌の中においては、
全員が全員ひとつの方向に集中する、というのからして土台無理な話ではあるのだが、
だがしかし、アメリカの強みとはその混沌を原点とした多様性。
多様であることを前提とした上でのマネージメントになる訳で、
そう、ここアメリカにおいて、
マネージメントはそれはそれで、技術、なんだよね。
で、その技術としてのマネージメントこそが、いまの日本に最も足りないもの、ではないのか、と。
つまりはそれが技術である限り、
それは日々切磋琢磨されるべきものであって、
と同時に、それは数値化されるほどにまで、
可視化されたものでなくてはならない。

つまりは、
このマネージメントの可視化=透明化の立ち遅れこそが、
日本がいつまでも世界に相手にされない、
そのなによりの理由なのではないのか、と。

まあそう、日本には日本の良さがある、
ってのは勿論判るんだけどさ、
勿論判りはするんだけど、
ただそうい自国賛美を繰り返す人に限って、
ろくに英語が喋れなかったり、
あるいは、かつての日本、
あの終身雇用制時代の、
そのお家勤めの大家族的な概念から、
まったく抜け出せていない、ただのガラ系の地縛霊。
強いてはこのグローバリゼーションの時代、
個々が個々の力量において、
たったひとりで世界を相手に戦うことを必要とされる時代の、
そのゲリラ戦的現状を、
まったく把握していない、
下手をすれば、
そんな英語もろくにしゃべれない唖連中と、
自身でタイプも打てない、
つまりは、自分の力で情報戦略を勝ち抜くことのできない明き盲、
そんな井戸の中の蛙的な、おめでたい唐変木ばかりが肝首揃えては、
唖が唖同志、盲が盲同志、
ウジャウジャと内輪の談合を繰り返すばかりなんじゃね、と。
テクノロジーというものを、
いまだに、オタクたちのおもちゃとしか認識できていないようなおめでたいガラ系人間たちが、
どれだけ、理念だ戦略だと言ってみたところで、
それは酔っぱらいの戯言、
あるいは、ゴルフ仲間同志のおしゃべり、
その枠を出ないわけでさ。
そんな閉じられた空間で密談を繰り返すことを、経営手腕、とか言っている、
なんともおめでたい方々。
そんな唖の明き盲ばかりがのさばっている嘗ての先進国が、
このパラダイムシフトの激流の中にあって、
いったいどこに向かおうとしているのか、
そんな先見の明など、
どうあっても開けようが無いわけでさ。

で、改めて、俺はこのサッカーチーム、
サムライ・ブルーたちに、
日本を変える、その先陣を切ってほしい。

そしてなにより、
世界という修羅に、たったひとりで立ち向かっては、
日本人とはなにか、
その弱点とはなにか、武器とはなにか、限界とはなにか、
その極意を考えて考えて考え抜いた猛者たちが、
改めて、我が日本チームを牽引する、
そんな姿に日本の未来を占いたくなる、
そんな気がしてならないのである。

という訳で、日本チームの監督、
それが誰で有っても良い。
ただ、その背後に控えた多様性的シンクタンク
その必要性をひしひしと感じる訳で。
ただそこには、
絶対にあの地縛霊たち、
安易な日本賛美なんてのを念仏のように繰り返す、
利権亡者のアフォは加えるべきではない。
そんなものは百害あって一利なし!
絶対に、利権絡み派閥絡みは、
そのシンクタンクに口を挟ませるべきではない。

そう、日本に足りないものとは、
なによりそのマネージメント陣の、
謙虚な努力、なのである。

あえて派閥から解放され、
利権主義的な短絡に距離をおき、
強いてはマネージメント陣が自らが単身で世界に戦いを挑み、
そして、日々そんな世界の修羅の中で骨身を削る前線の兵士たち、
その極意を知り得たものだけが、
互いの経験と知識と魂を削り合って、
新たなる時代の礎を築くべきではないのか、と。

老害は要らない、などと言うつもりはないが、
そんな老人たちも含めた上でのダイバーシティ:多様性、
ケチな派閥に陥っては、互いに互いの足を引っ張り合う、
そんなしょうもないカニバケツ的なメンタリティを抜け出して、
世界に挑める日本、
世界に対して個人としての立ち向かえる強靭さ、
その個々の体験、その多様性を大きく包み込める寛容さ、
それこそが、次世代を生きる日本のキーワードになるはずなのだ。

改めて、どこぞのトッチャン小僧ではないが、
あっちのひと、こっちのひと、などという、
あまりにも幼稚な内向的二元論的の悪夢を抜け出して、
多様性を認めることのできる、男の中の男、
そんな太っ腹な、強靭な精神力こそが、必要とされている筈。

お坊ちゃま連中が他人の褌を傘に来てのイジメ体質、
上に媚び、下に威張り散らしの、無様な役人ヅラ、
なんてのが、羽振りをきかせればきかせるほどに、
真の強者たちは、とっくの昔にそんな屑どもを見限ってしまっている、その筈なのだ。

そして単身で自身の戦場を目指した孤高の戦士たち。
世界の壁を前に、打たれて打たれて打たれ尽くしては、
立ち上がり、立ち上がり、それでも立ち上がってきた、
まさに、あの、サムライ・ブルーの不屈の精神。
そんな人材を迎え入れることなくては、
日本の再生は、絶対にありえない、
俺はそう確信できる。

打たれこそ、破れてこその、強さなのである。
その敗北を、その屈辱を、明日を戦う糧へと変える、
その力こそが、日本を復興させる唯一の突破口なのだから。
それがあって初めて、という事実を、
どうかこのサムライ・ブルーの戦士たちが、
身を以て、日本に知らしめて欲しい、
それを切に切に、願うばかりなのである。

という訳で、
いやあ、最近、ベビーメタルばかりに、
夢のすべてを託していた俺であったが、
いやはや、この西野ジャパン、
そのあまりにも見事な散りっぷりに、
思わず、よっ!男だね!
そんな合いの手も入れそうになったのだが、

そう俺は本当に久しぶり、良い男を見た、
そう思ったのだ。

サムライ・ブルー、良い男たちだった。

まさに、男の中の男。
男の鑑、そんな人たちであった。

その侠気こそが、
実は日本がこの方、徹底的に忘れ去ってしまった、
その日本人らしさの原点、ではなかったのか、と。

とそこまで持ち上げさせてもらったからには、
改めて、サムライ・ブルー、次は絶対に勝てよ!
勝つためにはなにをしたら良いのか、
なにを学び、そして、なにを捨てるべきなのか、
それを、日夜考え続けて欲しい、
あるいは、美学も、美意識も、
そんなでっちあげられた歯の浮くような美談も
徹底的に聞き飽きた。

次は勝って欲しい。

どんな方法を使っても、
どれだけ罵声を浴びようとも。

あの、品行方正の日本チームが、
ついについに、闘志の牙を剥いた、
そう世界を戦慄せしめる、
そんな我武者羅なまでの闘魂を、
見せつけて欲しい。

敗者の美学はもう懲り懲りだ。

次は勝ってくれ、
勝つこと以外はすべてを捨て去ってくれ。

それこそが勝負に生きることの極意、
その真髄を、日本に、そして世界に、
知らしめてくれ。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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