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恋に堕ちたら

Posted by 高見鈴虫 on 24.2019 嘗て知った結末   0 comments





女を好きになればなるほど
男は疑ぐり深くなり、

女は恋に堕ちた途端に
好きなひとの言うことなら
すべて信用してしまう、
つまりは騙される。

それは傍から無駄な忠告を言われれば言われる程に、

男はますます疑ぐり深くなり
ともすれば
もしかして、あいつとも?
なんて事さえ疑ぐり始め、

女は女で
あんな男 やめなよ、と言われるたびに、
あの人のことが判ってるのはわたしだけ、
なんてところでますます深みに嵌って行くことになる。

そしていつしか
男は疑う事さえも忘れては
そしていつしか女は
そんな男に疑いばかりを募らせて。

そんな大間違いを積み重ねて、

そして男と女、またひとりとひとり。

恋はゲームさ、綱引きさ、
そう、所詮は騙し合いよね

などと薄く笑いあっていた筈が、
ふとするうちに性懲りもなく、
また同じ轍を辿り始めていたりもする。

改めてそれは年齢に関わらず、
ともすればそれは一生続く。

つまりはそれが人間。
つまりはそれが、生きるという事なのだから。

人間ってつくづくしょうもない。
だからつくづく面白い。









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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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