Loading…

BABYMEATL 2019 METAL GALAXY WORLD TOUR その中休み 怒涛のDC公演を終えてのその脈絡なき徒然

Posted by 高見鈴虫 on 11.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
日本の皆さん、こんばんわ。
いま私は、ここボストンに・・・
と言いたいところだったのだが、
うーん、早々と上手いことばかりに行かないのがこの世の常。

明日の朝一で仕事を片付けては、
昼飯時になって、お腹痛い!
ちょちょちょっと、お医者に行ってくる、
とそのまま長距離バスに飛び乗れば、
ボストンはワシントンDCと同じぐらいの距離、
また6時前ぐらいにはたどり着けるのではないか、
なんて甘い絵を書いていたりもしたのだが、
今日の夕方になって、
突如としてトントントン、とばかりに、
あっという間にやること1-2-3。
おまけのついでに夜更けのクソ電話会議、
なんてものまで入っちゃって。
そう、神様は早々とお人好しではない。
あるいは、俺のことばかりにかかりきりになってくれる訳でもあらない。
それを思い知ることが、歳を取る、ということでもあって、
ぶっちゃけ、世の中は早々と思ったようには行かない、
そうタカをくくっていたほうが、ストレス値を抑えて暮らすことができる。
そのシニカルさこそを、大人の渋みといふのだお、と。

という訳で、思い切りの精一杯の痩せ我慢を込めて、

神様、いつもありがとな。
ただ、今度という今度は、
俺のことなんかよりも、
すぅちゃんの、最愛ちゃんの、そしてたぶん、百々ちゃんの、
旅の安全、それを第一番に優先してくれ。
それが俺の、なによりの望みなのだから。

そうお祈りする初秋のニューヨーク。
吹き抜ける風に煽られながら、

愛の言葉 響け夜空へ
宇宙まで届けてアモーレ

ああ、我がすぅめたる。

今頃はワシントンDCからニューヨークを素通りして一路ボストンへ。
青神様お気に入りの、クラムチャウダーなんてものを囲んでは、
みんなで並んで思い切りの変顔写真。

みなさーん、お元気ですか!
すぅは、最愛は、そして百々ちゃんも、
アメリカツアー、元気でがんばってますよ~

そんなことをやっているのではないかな、と。






「すぅめたるの奇跡の美貌、その真髄についての勝手な考察 そのいち」

という訳で、前回のあのワシントン突撃作戦編。

朝起きてみたらいきなりイイねカウントが100を越えていて、
なんだなんだ?なにがあったのだ?

そう、つまりは、
ドルヲタの諸氏の蓄膿ブイブイのドヤ顔晒し。

どうだ、ようやく判ったか。
ドラムなど、バンドなど、ともすれば音楽なんて、
見た目の表層の美しさに比べたら、
二の次、三の次。
これでようやく、貴様の胸糞悪い戯言を、
読まされることもなくなるということだな。
がはははは。

まあね、そう、そういうこと。
そういう見方もある、というか、
まあぶっちゃけ、そうなんだけどさ・笑

ただね、と俺は再び話をこねる。

ただ、すぅめたるがいくら美しいと言っても、
それでお歌がないがしろになったり、
あるいは最愛ちゃんが笑ってばかりで踊る暇がなかったり、
なんてことが一度でも起これば、
このベビーメタルの御威光のオーラが、
ぺろりと剥がされてしまうのは当然のこと。

でさ、俺なんかちょっとまた余計なことを書くが、

例えば、そう、女子テニスプレイヤー。

ロシアやら東欧やらから、
それこそ目の醒めるようなとてつもない美人プレイヤーが、
次から次へとプロデビュー。

かのマリア・シャラポワから始まって、
その親友だったキリレンコなんて、
まじで女優顔負けの可愛さだったし、
で、そう言えば、
あの昔なつかしきアンナ・クルニコワ。
まさにモデルが腰を抜かすぐらいの、
完璧な美貌の持ち主、であった訳なのだが、
なんだけど、そう、なんだけど。

で、シャラポワとか見てて良く思ったんだけど、
この人、これだけ綺麗なのに、なんでわざわざテニスなんてやる必要があるのか、
とかさ。
ただ、それと同時に、見た目は綺麗だけどテニスそのものはまったくふるわなかったアンナ・クルニコワ、
ああ、これじゃやっぱり頂けないな、と。

そう、女性にとって美しさって確かに大切だし、
それを言ったら、男だって、俺のようなデブハゲのブサ男よりは、
若くてスマートでハンサムでって方が良いに決まってるのだろうが、
でもね、ただ、それだけでは、なんとなく興ざめ、というかさ。

でもさ、それをこと、テニスに限って言えば、
そう、テニスなんだぜ、と。
カワイイのも格好良いのも確かに魅力だが、
でもそれがテニスである以上、勝ってなんぼ、だろ、と。

で、言わせて貰えば、
すぅちゃんだって、最愛ちゃんだって、百々ちゃんだって、
確かにとてつもなく美しくはあるけど、
だからと言って、
だったら顔だけで、スタイルだけで、その見た目だけで、
ここまで世界を席巻できるか、って考えた時、
さあ果たしてどうなんだろう、と。

で、そう言えば、家の近所でまたファッションショーをやっていて、
朝晩の犬の散歩の道すがらに近辺をぶらぶらしていると、
それこそ、こやつわ妖怪か、ってぐらいに、
手足が首が、長い長い長い、まるで奇形とまで言えそうな、
恐ろしいほどの美人さんが、
つまりは一頃 スーパーモデル
とか言って囃し立てられた
そんな恐ろしいほどの美魔女達が
あっちをゆらゆらこっちをゆらゆら。
ともすれば、近所の図書館に、
そんな妖怪クラスの美女が、
ちょっとIPHONEの充電に、
なんて感じで忽然と目の前に座ってたりして、
うへええ、この人、まるで魔女、
まじで、ちょっと普通の人間からあまりにかけ離れている、
そんな凄まじいばかりの美女たちを、
わりと日常的に普通に見ている関係から、
で?で、果たしてすぅが最愛が、
そんな妖怪美女たちと我らが姫君
果たしてどんな違いがあるのだろう、と。

という訳で、世の中に美女、と讃えられる人は、
それこそ星の数ほど居るけどさ、
でも、ただ美しいというだけで世に出れる人って、
実はほんのほんの一握り。
まさに夏の夜の一等星みたいなもの、と。

では、世の中の普通の美女たち、
それがなぜ注目を集めたか、と言えば、
そう、美しい以上に、その本職において、素晴らしいものを持っている、
それこそが、美女が美女として注目を集められるその条件。

つまりは、その本業が疎かになっては、
たとえどれほど美しかろうが、
世の尊敬を勝ち取ることはできない訳でさ。

まあそう、その美貌に惹かれてスポンサーが集まって、
というのは確かにあるにはある。
で、その美貌を武器に、スターダムをのし上がった、
そういう人も、確かに居るにはいる。
いるにはいるんだけど、
でもそうやって苦労してのし上がって来たにも拘らず、
そこに実力が伴わなければ、
すぐに大海の藻屑として消え去ってしまうだろう、と。

なのでそう、ベビーメタルのすぅは最愛は百々は確かに美しい。
確かに美しいんだけど、その美しさをより輝かせるためには、
まずは、歌の、そして、踊りの、つまりはパフォーマンスの実力があって、
初めての相乗効果だろう、と。

つまり?
そう、つまりは、やれ美貌が、スタイルが、可愛さが、
それはすべて、歌があって、踊りがあって、
その実力がちゃんと評価された上で、初めて、なんだよね、と。

とそんな当たり前田なこと
今更言われなくとも分かっとるわい!

すぅちゃんは歌があってこそのすぅちゃん。
私から歌を取ったら何も残らない
本人だってそう言ってるだろが、と。

ふふふ

確かにそう、
確かにそうなのだが、
大人になったすぅめたる。
果たして、その修行の道は、その目指す所は、歌だけ、なのであろうか!?と。



「すぅめたるの奇跡の美貌、その真髄についての勝手な考察 そのに」

前回の現地レポ、
まさに手の届きそうな距離で
大接近遭遇したベビーメタル。

そのパフォーマンス同様
まさに破壊的なまでの美貌のパワーを
目の当たりにしてはぶちのめされた、
その衝撃は前回のレポにおいて
そればっかり!というぐらいに
繰り返させて頂いた訳なのだが、
と言う訳で、例によってその謎解き。

その美貌の真相とは、一体なんなのか、と。

すぅめたる
まさに近寄りがたいほどの絶対的な美しさ、
最近になって更なる磨きのかかったかかり過ぎた、あのつんと顎を上げた、
ちょっと無機質なあの冷たい表情、
そのキメ顔の素晴らしさ凄まじさ。
まさに、目が潰れそうなほどにまで輝きに満ち満ちている、のではあるのだが、

ただ、と改めて言わせて頂く。

ただ、そういう、まさに、絶対クィーンを体現したそのすぅちゃんの表情なんだけど、
だったら、そのすぅめたるではない、中元すず香自身が、
実際にそんな近寄りがたいほどの
おツンのビッチのSM女王さま系か、
と言うと、
実はぜんぜんそんなことないと思うんだよね。
或いはつまりはその真逆。

自転車に乗れず、靴紐も結べず、漫画も読めず。
なにをやってもダメダメだった少女、そんな中元すず香が、
しかしひとたびベビーメタルにおいてすぅめたるに成り代わった途端、
まさに、女王、まさに女神に豹変しては、
まさに神がかったほどの美貌を発揮する訳なんだけど、

実際の中元すず香とこのすぅめたる、その差に秘められたもの、
それがなにを意味するのかと言えば、

はい、そうなんですよ。
中元すず香は、お狐さまに憑依された訳でも、
あるいは多重人格者のサイコパスである訳でもなく、
つまりは、あのすぅめたるの美しさは、
中元すず香が、その努力によって、獲得したもの、なんだよね、と。

つまり、そう、つまりあのすぅの美しさは、作られた美しさ。
努力によって、勝ち取った美しさ。

ぶっちゃけ、前々から言っているように、
中元すず香さんは、役者になっていたとして、
とてつもない成功を収めていただろう、と確信しているのだが、
そんな中元すず香のなによりの能力というのが 
この、成り切り力、と言う奴。

そう、嘗ての駄文にも綴った憶えがあるのだが、
あの、薬師丸ひろ子さん、そして、満島ひかりさん、
そんな銀幕の大女優さんたちと比較しても、
この中元すず香の存在感、そのオーラ、
そしてなにより、役に成り切る、その力。
まさにとてつもないものがある訳とお見受けする。

つまりは?そう、つまりは、
あのステージを見ながら、
その見せ方、というパフォーマンス技術においても、
ああ、すぅちゃん、勉強してるな、と。
学んでいる、努力している、
進歩を進化を続けている。

つまりは、日夜鏡を見ながら、
それも、上下右左、その360度からの表情を研究しながら、
どの曲の、その歌詞の、どの部分で、どういう表情をしたら、
この世界感を、より明確に表現できるか、
そう、つまりは表現力、その歌と、その声と、その言霊に加えて、
その表情自体、ともすれば、身体の全て、存在の全てをもって、
役に、そして、歌に、成り切る、その演技力、その表現力。

でさ、前にも書いた憶えがあるんだけど、
昔、ローリング・ストーンズのツアーに同行したカメラマンとお話する機会があって、
その時、ツアー中のいついかなるところいかなるシチュエーションでも、
写真にとって構わない、という
とてつもない条件を提示されたそうなんだけど、
その時のカメラマンさんが言っていたのは、
いやあ、プロだな、と。
つまりは、ミック・ジャガー、
24時間、いついかなる時、
たとえ、どんな状況で、どんな角度から、どんな光の当たり方をしても、
ともすればトイレで尻を拭いている時でさえ、
ミック・ジャガーはミック・ジャガー。
完璧なまでにミック・ジャガー。
つまりは、24時間、どの瞬間であっても、
しっかりと、絵に、なっていた、と。
それがなにを意味するかと言えば、
まさにその存在自体、完璧なほどに、
その表情を、態度を、ポーズを、スタイルを、作りあげている。
と同時に、それが可能になるように、
日夜徹底的に、自分自身というものを、
研究し尽くした人であった、と。

そして今回のベビーメタルのステージ。
すぅはまさに、このミック・ジャガーと同じ境地。
少なくともあの一時間余のステージの上においては、
まさに、完璧。
どの角度から、どんな光りでカメラを向けられようとも、
完璧に、完全に、すぅめたる、そのもの。

いやあ、作ってるなあ、と。
いやあ、完全なほどにその顔を、視線を、表情を、作り込んでるなあ、と。

ただ、そんなすぅメタルが、あのステージにおいて、たったの二度だけ、
ふと、正気に帰る瞬間があったんだよね。
実はそれ、実に確信的に行っているんだろうな、とは感じていたのだが、
ぶっちゃけ、そう、あのグラストンベリーのライブにおいて、
舞台を引き上げる時、ふと、幕間に消える寸前にステージを振り返って、
そのステージの下、場所的には多分右側、その場所に居る何者様かに向けて、
ふと、その視線を向けては、それはまさに、甘い甘い、いまにも蕩けそうな笑顔で、
一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、微笑んで見せた、あの瞬間。
そして今回のライブも、まったくその位置、やや右端にいるどなたかに向けて、
まさに確信的な、一瞥、を向けられていたわけで。

え?もしかして、そこにコバさんがいるのか?
あるいは、もしかして、えええ、もしかして、
そこにあの、BMTHのオリヴァーが、というのはさすがに無いにしても、
そう、その場所に、確かに、すぅめたるではなく、中元すず香としての視線を、
お向けになられていたな、と。

まあそんなことで、今更嫉妬に駆られるような気が、ある訳がない、
というのはまあ嘘なのだが、
まあそう、俺ごときがどう思おうが、なにが起ころうが、
あのすぅめたる、こと、中元すず香さんと、まさかなにかが、
なんてことは、1億百億兆京垓年経っても起こり得ないことは確かなのだが、
しかしながら、はい、正直、羨ましかった。
これがもしもラヴコールだとしたら、これほどまでに凄まじいラブコールもなく、
そしてこれがもしも、ご家族に向けられたものであったなら、
あるいはそれが、裏方の技術屋さんたち、
あるいはそれが、会場警備のセキュリティさんたち、
その労をねぎらうものであったとしたら、
そう、このすぅめたる、ではなく、中元すず香嬢、
本当の本当に、素敵な人であるのだなあ、と。

で、もしも、と思った。
もしも、あの一瞬の一瞥さえも、計算したひとつの演技、だとしたら・・・

いやあ、役者やのう、女優やのう、と。

という訳で、今の処の結論。

すぅめたるの美貌は、一夜にして成らず。
つまりそれは、日々努力し勉強し研究し、
つまりは、あの奇跡の歌唱力を獲得した、
そのままの熱意を持って、
あの表情を、あの目線を、あの美貌のオーラそのものを、
鍛えに鍛え、磨きに磨き、やってやってやり尽くした、
まさにその、修業の賜物。

そして最愛は、そんなすぅめたるの凄まじいばかりの執念を、
素直に素直に周到している、その結果が、あの100万ボルトの笑顔だろう、と。

ベビーメタルは成長している。
ベビーメタルは進化を続けている。
それも凄まじい勢いで、
まさに、ステージ・パフォーマンスのその真髄を極めるために。

という訳で、メイトの諸君。
君は、なにかに対して、そこまで努力をしていますか?

よろしい、であれば、まずわ、腹筋から始めてみましょうよ、と。

おあとがよろしいようで・・



「黙して語らぬすぅめたる~MCの少ないその理由」

で、今回、ちょっと気になったことがあつた。

MCが少ない。
そう、今回、小箱のライブハウス仕様、ということもあってか、
MCが極端に少ない、そんな気がしたのだが、なにかの間違えだろうか?

通常、歌を歌っている時には、笑顔を見せることがないすぅめたる、
つまりはこのMCの時だけが、すぅちゃんの笑顔の見れる、
その唯一のチャンス、ではあるのだが。

すぅちゃん、笑って、笑って、
おツンのお澄まし顔も素敵だけど、
やっぱり俺は、すぅちゃんの笑った顔が一番好きだ、と。

でそう、このMC、なんだけどさ。
かのパフュームじゃないけど、
このMCも確実に芸のひとつではあって、
で、あのベビーメタルの壮絶なライブにおいて、
MCを入れれば入れるほど、煽れば煽るほど、
とてつもない熱狂を作り上げることができる、
それも、このMCひとつで、それを入れればいれるほど、
その熱狂を、いくらでも、無限大に、
作り出すことができる、
そんなことは、馬鹿でも判っている、と。

判っていながら、それを、敢えて、やらないこのステージ。
なぜ?と思っていた。

すぅちゃんはもうあの舌足らずのシャイな美少女ではない。
英語だって、ネイティブクラス、とは言わないが、
その辺りの留学生が舌を巻くほどに、
英語の日常会話を、きちんとお勉強されている、
その事実を誰もが知っている。

なのに、どうして?どうしてすぅちゃんはMCを入れてくれないのか、と。

つまりは?
そう、つまりは、歌、なんだろうな、と。
ライブのすべては、歌に込める、その意気なんだろう、と。

黙して語らぬベビーメタル、
テレビにも出ず、インタビューにも答えず、
ましてや、私生活など、微塵も匂わせることがない、
この鉄のカーテンに守られたベビーメタル。
ただ、その思いのすべては、ステージに込める、
それこそが、ベビーメタルの心意気、
その、凄まじきステージの糧であり、真髄であった。
で、そのすべてを注ぎ込んだステージにおいて、
MCを入れない。
それがなにを意味するかと言えば、
つまりは、歌。
そう、歌なんだよ。
答えのすべてはそこにあります。
だから、みなさん、私の、私達の、
歌を、踊りを、見てください、聞いてください、感じてください、受け止めてください。

今回のステージ、その装飾は、三つのお立ち台と、
そして、背後の巨大ディスプレイ、それのみ。
前座のAVATAR以上にシンプルなこのステージ構成・笑

でありながら、このベビーメタル。
そんな装飾など、すべてが茶番に思われてしまうほどに、
生々しく、赤裸々に、ギリギリなところまで、
削って削って削りぬいては、
そのパフォーマンス、その歌、その踊り、その存在そのものを、
これでもか、と剥き出しにしている訳で。

これはもう、まさに、大リーグボール養成ギブス。

ともすれば、砂漠の真ん中に立って、地球そのものを震撼させてみろ、
まさに、それほどまでに、激烈なステージである訳なのだが、

だからこそ、あの、美貌が、あのオーラが、あの歌声が、
ここまで、ギリギリと、伝わる、届く、
まさに染み通り、それが身体を突き抜けるほどに。

凄いな、と思っていた。
凄いな、凄すぎるな、と。

でさ、このMCと言えば、
かのUSOPENにおける、大阪ナオミの一件。
敗れ去った16歳の天才少女を気遣っては、
共にインタビューを受け、共に泣き、共にいたわりあい、
そして支え合い、讃えあい。

ここ米国においても、テニスの歴史を変えた、
とまで言われるほどに、美談も美談、
心温まるエピソードっていうことになっていて、
で、日本の方々においても、
まあ似たような論調になっているのだろうと、
と予測していたのだが。

そう、この敗者をいたわるその気持ち。
俗に言う、敗者の美学。
これぞまさに日本だよなあ、
なんてことを考えていたりもしたのだが、

そう、で、あるのだが、

実は俺の廻りの方々、
つまりは、孤高の戦士を自認する、
つまりは、そう、勝負師、と言われているヤクザな連中。

あのナオミ、良かったよね、と迂闊な声を上げれば、
は?と一言。

でも、次の試合で負けたじゃない、と。

ああ、でも、あのインタビューは良かったろ?

でも、負けたじゃない、次の試合で、あっさりと、コロリと、
ランキンがずっとずっと下の人に。

まあ結果だけを言えばそうなんだけど。

あのね、結果こそが全てなのよ。
がんばりましたが負けました、
良い人なんだけど、負けました、
じゃ、意味ないのよね。

勝たなきゃ。
勝負師、なんだから。
試合なんだから、それでおまんま食ってるだからさ。
負けたらだめよ。
しかもあんなところで、敗者をいたわる?バカバカしい。

ナオミはあの場では、とってつけたような営業スマイルで早々にインタビューを切り上げては、
次の試合、そう、次の試合に向けて、即時に、走り始めるべきだったのよ。

正直、あのインタビューを見て、負けたな、と思ってたのよね。

なによこのこ、まるですでに優勝しちゃったような気でいるんじゃない?って。

まあ、それもこれも、セリーナの、そしてフェデラの影響ではあるんだけど、
言わせて貰えば、セリーナもフェデラも、絶対王者、
まさに、誰一人として手の出せない、完全なる王者の地位を確立して、
そこまでになって初めて、あの紳士な、淑女な、態度が取れる訳なのよ。

それが証拠に、見てみなさいよ。
あんなドラマチックな美談の、なんてもてはやされた途端、
その二日後には、同じようにシャワーを被りながらすすり泣く、
そんなナオミは、労ってくれるひとなんて、誰もいない訳でしょ?

敗者をいたわるなんていうのはね、
もう地球上に誰ひとりとして敵がいなくなった、
そこまでになって初めてできることなのよ。

少なくとも、ナオミが、やるべきじゃなかった。
その結果がこれ。つまりは、無残な敗北ってこと。

ねえ、あんなのを見て、喜んでいるなんて、
なんか勘違いしてるんじゃないの?
あるいはこれ、すべてが広告代理店、
そのCMのスポンサー向けのリップサービスだったんじゃない?

敗者の美学?笑わせるわよ。
負けたらはい、それまでよ。
それが勝負師の世界。
なにを言われようが、どんな罵声を浴びようが、
ともすれば、どんな方法を使ってでも、勝つ。

その勝負師の真髄を極めて極めて極め抜いて、
敗者をいたわるなんてのは、その後でもいくらでもできるんだから。

嫌な奴だろ?そう嫌な奴なんだよ。
なんだけど、どう思う?

という訳で、結果だけ見れば、
あの場における正解はこの言葉。

ココ、あんたのその悔しさは、
私がしっかりと、次の試合で晴らしてあげる。
だから、私を見ていて。
あなたの分まで頑張るからね。

そしていつか、私を倒してみなさい。
いつでも受けて立つわよ。
相手にとって不足はなし。
さあ、あなたにそのガッツがあるかしら?

勇者は語らず。
その言葉のすべてを、試合にぶつける。
その試合こそが、すべてを物語ってこそ初めて。
そしてその結果のみが、正義なのだ、と。

実は俺は、その言葉を、
日本の誰が口にするのか、
楽しみにしていたのだが。

誰かがそれについて、なにか言ってらっしゃいましたか?

賭けても良い。
イチローも、ダルビッシュも、そして、井上尚弥も、
そんな本気の本気の勝負師たちは、
その心の底では、そんなことは知ったことじゃない、と、
そう思っていただろう。

悪いが、俺は次の勝負のことで頭がいっぱい。
他人のことなど、ましてや敗者のことなど、
気を使っている余裕はまだまだなくてね。

悪い。
また憎まれ口、それも最低最悪の憎まれ口だったな。

ただ、一言言わせて頂く。
ナオミに勝ってほしかった。勝ち抜いてほしかった。
それだけが、本当の気持ち、という奴だ。

という訳で、黙して語らぬすぅめたる。
そのすべてを賭けたステージでさえ、
MCさえも入れずに。

私は勝つ。勝って勝って勝ち抜く、
それこそが、すぅめたるが見つめているもの、
唯一絶対の一番星。

俺は今回のステージ、
この究極的までに削りに削りぬいたステージに、
むしろ、その潔さ、を感じたのだが如何だろうか。

なあに、戯言や漫才は、そんなMCはいつでもできる。
いまは勝負あるのみ。つまりはそういう時期なのだろう、と。

MCを入れないすぅめたる、それこそが心意気、
あるいは意思表示、あるいは美学、

そう思って初めて、このライブハウス仕様、
おの極限までにミニマム装飾のあのステージ、
ベビーメタルは逃げも隠れも、
ましてや一切の誤魔化しもしない。

その強靭な意思が、伝わってくる、ということではないのかな、と。





「ベビーメタルとAVATAR、その共通する美学とは」

でさ、これはサラッと切り上げたいのだが、
今回の前座のAVATARなんだけど、

果たしてこのバンドを、なぜコバさんがピックしたのか、
その理由なんてものをつらつら考えていたのだが、

で、いざそのステージ、というよりは、
実はその後の、あの、ずっとも写真をみて、
なんだよ、そういうことかよ、と思った。

これってつまりは、くるみ割り人形だろ、と。

そう、これってくるみ割りなんだよ。
つまりは、AVATARは、おもちゃの兵隊さん。
だから杖ついて出てくる訳だろ、と・笑

で、ベビーメタル。

そう、あの、鮮烈な米国TVデビューとなった、
あの、スティーブン・コルバートのレイトショー。
深夜番組のお茶の間にいきなり登場したこのお人形のような美少女たち。
そしていきなりぶちかまされたあの怒涛のヘヴィー・メタル・サウンド。
この深夜の乱痴気騒ぎ、つまりは?つまりこれ、くるみ割り人形の1シーン。

AVATARを見てて、なんか、人形劇みたいな奴らだ、と思っていた。
なんかこれ、人形劇のメタル版、ってやつなんじゃない?と。

つまりは、ベビーメタルとAVATAR、
その共通点とは、くるみ割り人形に象徴される、人形美、の世界なんだな、と。
→禁断のBABYMETAL ~ ベビーメタルのYAVA!に「人形美」の真髄を見る

つまりはお伽噺、つまりは、仮想世界、それが現実を凌駕し、
そして生まれた超現実が、仮想的幻想を叩きのめす、
その破壊と創造のドラマ。

惜しくもAVATARさんはそこまで哲学的ではあられないのかもしれないが、

そう、実はベビーメタルとAVATARのずっとも写真、
なんかこいつら、美学が似てるな、とは思っていた。

どう?もしかして、神バンドの代わりにAVATAR、
あるいは、神バンドが、おもちゃの兵隊さんの格好をして出てきたり、とか。

いずれにしろ、このAVATAR、
なんかひょんなところから、絶好のパートナーを見つけてきたな、と。
ファン層もわりと似たところがあるしさ。
そのアニメチックなまでに徹底的に作り込んだそのキャラ設定。

つまりは?そう、つまりは、ステージにおける演劇性、
ぶっちゃけ、成り切り力、それこそが、プロ根性、というやつなんじゃね、と。

という訳で、AVATAR、非常に非常に、プロフェッショナルな方々。
これを機に、ぜひとも日本公演、実現させて貰いたいものだ、と。
きっと、また、CMやらに担ぎ出されては大人気を博して、
ボンビーバンドマンたちがいきなり巨万の富を手にすることになる、
そんなシンデレラストーリー確信しているぞ、と。

ベビーメタルとの出会いがすべてを変える。

この前座のステージこそが、運命を変える一大チャンスなんだぜ、と。

そのキャリアの全てを賭けて、がんばって欲しい。




「ベビーメタルがアンソニー・バローンを選んだその理由」

という訳で、この終わりなき徒然もついに最後のネタ、
そろそろ寝なくてはいけない。

という訳で、最後にはなったが、
はい、今回の神バンド、ならぬ、KAMI-BAND、
その話題のドラマーであるところの、アンソニー・バローンくん。

そう、思わず、くん、と呼んでしまうほどに、
この人は若い。
そのプレーが、そのスタイルが、そして、その体力が。

まあその、課題となるであろうところ、
俺なりの正直なところでは、
前回にも書いたが、つまりは、歌心。

ただ、このラップとデスボイス全盛の時代に、
いまさら、歌心とか言われてもねえ、
と頭を掻いてはしらばっくれる、
その程度のミュージシャンであるのなら、
はい、まあ、これからもがんばって、の一言で、
肩ひとつ叩いて終わりだろ、と。

少なくとも、あのプロモビデオにおいて、
これでもか、とご披露していたあの手数・笑

そう、ドラマー諸氏であれば、誰もが憶えがあるだろう。

バンドのメンバーからの、
お前、手数、大杉、その、苦言・・笑

手数王、と言えば、あの短く持ったスティック、

おお、ジョン・ボーナムやんけえ、と。

そう、実はさ、無茶を承知で出かけたあのDC公演。
で、無理を承知でステージ前のフロント・ロウに陣取った、
その理由というのが、その前夜に徹夜で書き綴ったその仮説、

もしかして、これ、レッド・ゼッペリン?

つまりは、コバさんは、ベビーメタルと、
そしてレッド・ゼッペリンを、
ガチンコさえようとしているのか、と。

確かにこのアンソニーくん。
オーランド、そして、アトランタにおける、
凄まじいばかりの手数。
まさに、メタル手数王、というところなのだが、

そして他ならぬあのレッド・ゼッペリンのドラマー、
ジョン・ボーナムこそが、全ドラマーの羨望の的であり、
と同時に、全てのボーカリスト、ギタリスト、ベーシストたちから、
このドラム、手数多くて、と苦笑を浴びる、その理由でもあるわけで。

という訳で、レッド・ゼッペリンのマジック。
まさに、泥酔したゴリラ、とばかりに、
その曲調、曲順、そのいかなるシチュエーションにおいても、
叩いて叩いて叩きまくり続けたこのジョン・ボーナムという人。

当然のことながら、ステージはひっちゃかめっちゃか、
走るはもたるは、構成はぶっ飛ばすは、
それはそれは大変なものであったと伝え聞く、
このレッド・ゼッペリンjのライブ。
で、その宿命的に、良いときは良い、そして悪いときは、まさにメチャクチャ。

なんだけどさ、
ではなぜ、そんな高校生の文化祭バンドのような方々が、
ここまでの名声を得るに至ったか。

ひとつは、ジョン・ボーナムのその礎が、実はジャズにあったこと。
つまりは、ジョン・ボーナムあの怒涛の手数、
あれは、ジャズ、ぶっちゃけ、バディ・リッチの真似をしているだけだった、と。

でその怒涛の手数ゴリラ、それを手懐けていたのが、
なにを隠そう、今だから言える、
このひとこそが、レッド・ゼッペリンの仕掛け人であり立役者であった、
そう、つまりは、レッド・ゼッペリンの中で唯一、色を持たなかった男。
ジョン・ポール・ジョーンズ。

そうなんだよ、ジョン・ボーナムがあれだけ、好き勝手に叩きまくれたその理由。
その理由っていうのが、ジョン・ポール・ジョーンズという鬼才が、
そのドラム野獣のすべてコントロールしては、しっかりと手綱をつけて、、
走る時にはともに走り、もたる時にはともにもたりながら、
ここぞ、というところで、ビシッと、キメを合わせていた、
そう、レッド・ゼッペリン、
ジミー・ペイジが、ロバート・プラントが、そしてジョン・ボーナムが、
と、その派手さ、つまりは、手数でばかり評価されているのだろうが、
それは、違う。断じて、違う。

いまにおいても、ロック界最高のバンドと謳われるレッド・ゼッペリン、
だがその伝説の真髄とは、
あのジョン・ポール・ジョーンズという人がいて初めて成り立つ、
その奇跡のバランスのマジック、だったのだよん、と。

で?
で、そう、で、この新生KAMI-BAND。
なんだが。

この怒涛の手数王であるところのアンソニー・バローンくん、
果たしてこれを手懐けるのが誰なのか、と。

俺としては、それはやっぱり、ベースでしょう、と思っていた。

そして同時に、神バンドにおけるBOHさんの存在、その重さについて、
改めて、胸にずどーんと大砲を打ち込まれるぐらいに、
思い知っていたわけで、と。

つまりは?
そう、つまりは、このKAMI-BANDに最も必要な人は、
もしかして、BOHさんなんじゃねえの?と。

つまりは、あの怒涛の喧嘩太鼓、前田神、
前田さんのプレイをあそこまで引き立たせたのは、
まさに、このBOHさんの力量、その真髄であった、
と勝手に理解しているのだが、

そして、青神さんが、あそこまで輝ける、
その理由も、はい、実はそれ、BOHさんなんですよ、と。

という訳で、実は、コバさん、
もしかして、BOHさんを呼び寄せるんじゃないのかな、と思ってた。

なんで?
そうなんでか、と言えば、
そろそろこのドラム、潰れるぜ、と。

潰れる?なんで?と。

はい、今回のDC公演なんだけどさ。

見た方、お気づきになられましたか?
手数、減ってたでしょ?前の二公演にくらべて、格段に。

これ、もしかして、もうちょっと抑えて、ではなく、
もう少し、リズムをタイトに、とアドバイスを受けたのかな、と思うのだが、
はい、この、リズムをタイトに、その本当の意味とは、
ぶっちゃけ、キメを外すな、ってことなんだよね、わかりにくいけど・笑

そう、あのカドシュンさんの時に、恥を承知でぶちまけた、
俺のドラム理論のその浅はかな奥義、という奴なんだが、
ぶっちゃけ、歌聞いてればいいんだよ、と。
ぶっちゃけ、ドンカンだけでも、キメさえ、リズムさえ、
そして、一拍目さえ外さなければ良いんだよ、と。

そう、俺たちドラマーがあれだけ真骨を注ぐ、
あの手数が、あの裏音が、あのツーバスが、
なんてことは、実はその他すべての人々にとっては、
徹底的にどうでも良い。
つまりはそれ、ドラマーがドラマーのためにドラムを叩く、
その悪しき典型。

ではあるんだけど、
改めてこのアンソニー・バローンくん、
その手数が、そしてその小手先的なテクニックが、
まさに、半端ではない。
そしてその手数大杉の怒涛のとっちらかりが、
しかし半端なく、マジで凄まじくカッコ良い。

であれば、とりあえず、その良さを温存して、
キメと、リズムと、そして一拍目さえ外さなければ、
あとはなにをやっても良いから、
それぐらいにしておいた方が、逆に面白い筈、とは思っていた。

なんだけど、ここで必要なのがなにか、と言えば、
つまりは、ベーシスト。

その怒涛の野獣ドラムを、掬い取り、巻き取り、
そしてそこに、グルーヴを発生させる、それこそが、ベースのマジック。

そう、お気づきになられましたか?
あの、ベビーメタルの錐揉みビート、
あの真髄って、実は青神様のツーバス、ではなく、
実に、BOHさんの、あのファンキースピリッツ、
そう、メタルでありながら裏乗り、
スラッシュメタルの中に、グルーヴを創作する、
あの神バンドのマジックって、
実に実に、BOHさんによるものだったんだぜ、と。

たぶん、真正神バンドの面々、
大神さんはこのドラムを聴いて、ぬぉおおおかっこいいじゃん、
とそのジミー・ペイジ魂を燃え上がらせ、
そして、青神様は余裕の笑顔で、
へええ、面白い解釈をする人ですね、
としっかりちゃっかりチェックアウト。

で、BOHさん、たぶん、くそったれ、と思っている筈。
くそったれ、このドラム、俺の手にかかったら、
それこそ、まさにレッド・ゼッペリン。
奇跡のようなグルーヴを作り出してやったのに・・

そう、ベースなんだよ、ベース。

ジミ・ヘンドリックスが、あれだけ凄まじいギターを弾きながら、
なぜ、あの糞バンド、ミッチ・ミッチェルとそしてノエル・レディングを使っていたのか、
そしてなぜ、ジミ・ヘンドリックスがジミ・ヘンドリックスであるだけで終わってしまい、
そこに、エクスペリエンスというバンドとして名前を刻めなかったのか。
そしてレッド・ゼッペリンが、なぜ、ここまでの名声を博したのか。

俺はその答えを、ミッチ・ミッチェルとジョン・ボーナムの差、それ以上に、
ジョン・ポール・ジョーンズと、そしてノエル・レディングの力量の差、だと思っている。

そう、ミッチ・ミッチェルはミッチ・ミッチェルで良かったんだよ。
ジョン・ボーナムがジョン・ボーナムで有り続けたように、
そしてふたりの共通点は、まさに、バディ・リッチ。
そう、このふたり、どちらも、エレキギターに乗せてジャズをやっていた、
ただそれだけの話。
ジョン・ポール・ジョーンズはそれを理解していた、
理解した上で、そんなジョン・ボーナムを、
実に実に、大人の力量で、包み込んでいた。
ただ、では、ノエル・レディングが、そのつもりであったのか?
というのと・・ うーん、ちょっとそれ、疑問なんだよね。

で、後にジミ・ヘンドリックスは、そのバンド自体を総とっかえ
で、黒人ばかりのバンドを組むのだが、
で?そのバンドなんだっけ?知らないよ、誰も知らない。
そう、残れなかったんだよね、そのバンド。

予てからバンド仲間の中で、
ジミ・ヘンドリックスとジョン・ボーナムがジョイントしたらどうなっていたのか、
という話題は上がっていたのだが、
いや、違うな、と俺は言っていたんだよね。
ミッチ・ミッチェルはミッチ・ミッチェルで良いんだよ。
そこに、ジョン・ポール・ジョーンズがいるかいないか、
それこそが、凄まじい違いだろ、と。

で、このKAMI-BAND。
俺的には、このドラム、嫌いじゃない、嫌いじゃないんだけど、
そろそろかな、と思っていた。

そう、この調子でやり続けていると、尽きちゃうんだよね、普通。
そのネタが、そしてそのパワーが。

ぶっちゃけ、ベビーメタルのあの構成で、
あれを、手数に逃げず、リズムをタイトにしようとすればするほど、
体力的に、かなり、追い込まれる。

そう、手数ってさ、実は逃げ、だったりするでしょ?
単調なリズムから、というよりは、その体力的に。

そう、基本のリズム練習が、体力的には一番きつい。
それが判って、初めてのドラマー。
で、その基礎体力づくりをがっちりやり続けて初めて、
このステージ、そしてツアーを耐え抜く体力ができる。

で?と実は思ってた。
で、このアンソニーくんに、その基礎体力があるか?と。
見た通り、筋トレ的な瞬発力は半端無かったとしても
そこに持久力、つまりは柔軟な筋肉を養って来たか。

という訳で結果はそろそろ、つまりは三回目、
つまりは、DCに出るだろう、という読みだった。

いやあ、辛そうだったよ。
マジでてんぱってたと思う。
そう、普通、続かないよ。
もたない。体力が気力が。
その限界を思い知って初めて、
ステージ全部の構成を考えて、
抜けるところでは力を抜いてパワーを温存する、
そのさじ加減、つまりは、智恵が、必要になるのだが、
あるいはそう、青神様のように、
最初から最後まで、その力の配分を、
綺麗に計算しては、それを当分に配分し、
そして、序盤の盛り上げと、
そして後半戦へ絞り込み、
そこにフルパワーを持っていけるように策を練る。
そう、それこそがプロの経験、つまりは、実力という奴でさ。

で、このアンソニー・バローン氏。
いやあ、大変だっただろうな、と。
いや、普通だったら、多分、腕が、足が、攣っていた。ぶっ壊れていた。
だって・・と。
ベビーメタルのあの曲を、あの速さで、しかも最初から最後までフルパワーで?
無理だよ。人間として、無理。

なのだが、アンソニー・バローンは、それをやった。やり抜いた。
どうやって?
つまりはチカラわざで!
それこそが、若さ。それこそが体力。それこそがアメリカ人の底力。アメリカン馬鹿ロックのパワーの真髄。
そのガッツ、そして、プライドがあったから。

いやあ、正直、はっきりいって見てられなかった。
いやあ、俺も経験あるんだよね、
ステージ中盤で、足はパンパン、腕はガチガチ。

でしかも彼、横拳でしょ?
あれが縦拳なら、手首返して、肘で、肩で、
つまりは、なんちゃってモーラー使って誤魔化せる筈なんだけどさ。
それを敢えて、短く持ったスティックで、
すべてをすべてガチで叩き込む。
で、そう、ドラマーの究極の逃げ道であるフィンガリング。あの指先使ってタラララって奴なんだけどさ、
そう、このライブハウスってやつ、
そういう小手先の小技の、焼きそばこね回すような姑息な高等テクニックが、
すべて廻りの爆音にかき消えて、音が通らない、
つまりは、出るべき音がでないまま、
中途半端なおかずで終わっちゃわけで、
で?
で、そんな時どうするのか?
それはもう、シングルストローク、それ以外にはない、と。

そうなんだよ、ステージの土壇場において、
普段からのあの、指先だけのタラララってのが、
こと、ロックにおいては、全然音が通らない。
で、どうするのか?
そう、その時のために、普段から、シングルストローク、
それを、どれだけ強く叩けるか、よりはむしろ、
どれだけ、滑らかに叩き出せるのか、
その修業が、とてもとても大切になる、と。

はい、戻ってきましたね、
はい、かの青山純の秘伝:シングルストローク。一つ打ちの極意!!!

あの青神さまの、すべてがすべて、ジャストミートのあの秘技。
あの秘技のすべては、この親父直伝のシングルストローク、
鍛えに鍛え抜いた一拍目、その凄みなんだぜ、と。

指先に頼らず、手首を腕を肩を、しならせてはムチのように、
力まず、勇まず、まったく力を入れないまま、
スティックから肩までを、鞭のしなやかさで、ピシッと打ち込む、
そう、あの、青山英樹のフォームそのままに、と。

で、あの、申し上げ難いが、
チャドさん、そして、ドラフォーさん、そして、このアンソニー・バローンさん、
手数は、フィンガリングは、そしてそのパワーは、
確かに凄いものがあるのは判る。、

判るのだが、その鞭のムーブメントを使わずに、
木こりの一発一発、棍棒でも振り回すように、
それをあのベビーメタルの、
あのスピードで、あの超絶複雑怪奇な構成の中で、
最後までやりきる?おいおいおい、だろ、と。

ビリー・コブハムじゃないけど、
スティックの代わりに金属バットでトレーニング、
なんて、そんなことしたとしても、
このベビーメタルのステージの最初から最後までを、
フルパワーでやり抜くなんて、狂気の沙汰だろ、と。

初日は良かった。
だって、すべてがすべて、
無我夢中の夢うつつなんだもん。
で、その高揚感が、二日目で爆発して、
おおお、おれイケてるじゃん、と思う。
思うのだが、その三日目、
なんか、身体が重い。
ノリが出ない。気分が乗らない。
つまりは?
つまりはそう、物理的に、生理学的に、
筋肉が疲労している、その結果が、
三日目ぐらいから、じわじわとでてくるのですよ、と。

という訳で、このDC公演、
ドラム的に言えば、究極の体力勝負。
その限界への挑戦。

それってまるで、マラソンというよりは中距離走。
そうなんだよ、ステージってまじで、中距離走に似ている。
短距離のフルスピードを100回繰り返して、
そのスピードをどんどん上げてく、なんて無茶でしょ?
長距離だったら最初からマイペースで行ける。
ただ、中距離走。
その辛さ、半端じゃねえと。
スピードを保ちながら、ペースの配分を考え、
そしてなにより後半のラストスパートに
いかにしてパワーを集中させるか・・

青神様は、これまでの数多な体験から、
ベビーメタルのステージにおける
そのパワーの配分の難しさ、
その極意を知り尽くしている。

その経験の無いものが、
いきなりこのツアーに放り込まれたら・・
そう、このDCのステージ、
まじで、ちょっと、やばかったのではないか、
とは思っている・笑

という訳で、後ろのドカドカうるさい野蛮人。
誰からも顧みられないそのドラマーさん、
果たしてあのコックピットの中で、
どれほどの修羅を、どれほどの孤独を、
どれほどの煮詰まりを、ご経験されていたのだろうか、と。

通常であればギブアップ。
もう恥も外聞もなく、ステージを最後まで終えることに専念し、
音数を半減しパワーを抑え、
その代わりに頭やらを振って誤魔化しながら、
そしてまったくもって不本意なうちに、
超絶不機嫌で楽屋に引き上げては、
パイプ椅子のひとつふたつを壁に叩きつけ・・

となるところが・・

で、その結果がどうだったのか。

驚くなかれ、このアンソニー・バローンくん、
最後までやりきったんだよ。
最後の最後まで、まじで、叩きぬいた、
横拳の、思い切りの、フルパワーで・笑

いや、やばかったよ。
確かに、ああ、ヤバい、まじでヤバかった。

ああ言っちゃって良いのかな、どうせ誰も読まねえだろ、

そう、メギツネの出だしからして、力入りすぎ。
で、エレガはまさ16なんで、小技に逃げれて、
シャンティはまだスローだからお調子こいて、
で、天下一の見せ場であるカゲローで、ほとんどネタが尽きかけて。
で、明らかにここで、一種、燃え尽きた・笑

スターライト、まあこれはツーバスだからね、と軽く見て、
で、FUTUREでちょっとお休み、
で本来なら、ここでさり気なく、足を伸ばして、腕を伸ばして、
なんてことができるはず、なんだけど、
そう、ベビーメタルのステージ、
そのすべてが、ガチガチの組み込み、
つまりはバックバンドでも演技が要求される訳で、
ここでは動くな、と言われれば、微動だにできない。

で、ギミチョコは、まあ、大好きな曲だしさ、と。
で、パパヤはなにも難しいことがない、そのはずが・・・あり?と。

身体が、腕が、足が、指が、動かない、追いつかない、クリックについていけない!

で、まあ、その後はまさに地獄めぐり。

唯一の逃げ場だったクラッシュのナットが飛んでグラグラのヨレヨレ。
まじで、シンバル落とした=割ったんじゃねえかな、と思ってたんだけどさ、

で、ディストーション、そして、KARATE、で、
ヘドバン?おいおいおいおい・・・

この後半三曲、まさに、殺してくれ、というぐらいにまで、
まじで、へへへ、誰にも言うなよ、まじで、煮詰まっていたんだろうな、とは思う。
そうつまりは、ドラフォーのあの状態・・笑

或いは、スタミナを使い切ったボクサーが、
ディフェンスのグラブさえあげられなくなっては、
滅多打ちの血みどろにされていくように。

と言う訳で
誰も知らなかっただろうが
このDC公演、そのような修羅場が
密かに展開されていた、と。

ただしかし
このドラマーはやりきった。
最後の最後まで、パワーを、ボリュームを落とす事なく。
いやはやだった。
外人、白人、アメリカ人、
マジでそのパワー、半端なさ過ぎ!
凄いガッツだったよ。
マジ驚いた。
で思い切り感動した。

トニー!アンソニー!
がんばれ!ハングオン!
ユアーザマン!
男だ!男だろ!

ドラムの決め所で必ず響く
不穏な犬のおさんからの声援の声。
アンソニー君は気づいてくれただろうか。

ドラマーは辛いぜ
だからこそ格好いいんだぜ!

そう、彼はまだ若い。
この地獄めぐりの経験こそが、
後々には珠玉の宝となるだろ、と。

という訳で、コバさんがこのアンソニー・バローンくんを選んだその理由。

つまりは、なにより、体力、
なにより、ガッツ、
なにより、プライドの高さ、だろ、と。

そう、まず下手なドラマーであれば、
ベビーメタルの曲は叩け無い。
小手先だけのドラマーではボリュームが出ない、粒が揃わない、骨が入らない。
余程鍛えたドラマーであれば、一曲一曲はこなせても、しかしその同じボルテージでワンステージ通しで叩きぬくことは至難の業。
で、相当のドラマーであっても、
それを一日おきのスケジュールでツアーを回る、
そんなことが、できる訳がない。

そして限界をすべて振り切った
この超人的なベビーメタルの次元。
そこに至って始めて、神!
その称号が与えられるのだ、と。

コバさん、多分、ステージの度に、
これまでの助っ人さんたちに聞いてたんだよ。
で、どうだった?
いやあ、きつかった。まじできつかった。
後半、まじで、気が遠くなって、まじ、倒れるかと思った、と。

もうRORなんて、やけくそっていうか、なるようになれ、みたいな、
もう気力体力の限界、完全にぶっちぎってた、と。

そして、あの鬼のライン直録りのテイクを聴きながら、
この構成だと、この曲の、この部分、いやあ、ドラム、きつそうだよな、と。

それを熟知した上で、
その無理を、敢えて乗り越えられる、
この若さ、このパワー、そしてこのガッツを、選んだ、と。

ただ、そう、ただ、なのだが、
それはすべて、ドラマーのドラマーによる、ドラマーだけの事情。
そう、楽曲はドラマーだけでは成り立たず。
ドラマーがドラマーとして意固地になっては孤立すればするほど、
その比重がどんどんと増していく。

では、その体力勝負の地獄のスパイラルからどうやって抜け出すのか。

そう、そこで、助けが、あるいは、協力!が
つまりは、バンドの力!が、必要になってくる。

アンソニー・バローンくんが、もしも、その歌心を理解し、
そしてなにより、そのベースと絡んでのグルーヴに気づいた時、
これまで棍棒を振り回すようであったそのムーブメントが、
まるで骨が抜けて身体がぐにゃぐにゃになったような、
そう、あの青神様の、あの姿、そのものに。

つまりはあの、全身モーラー奏法の奥義、
あの桃源郷の境地、
力みも小手先も無駄なパワーも意固地なゴリ押しも
ともすれば、虚栄も功名心も、ギャラの金額さえも忘れて、
気持ち良い、このビート、このリズム、この旋律、
マジでマジで、超絶気持ち良い!
その幻想的なまでの至福感の中で、
声が声が声が聴こえる。
聖なる女神、
慈悲と慈愛に満ちたあの奇跡の歌声・・

すぅめたる
これか、これだったのか・・

これぞベビーメタル解脱の境地。
地獄図と化した狂乱のモッシュピットに降り注ぐ
あのすべてを洗い流す美声のシャワー。
怒涛と恍惚、修羅と快楽、刹那と至福、
その全てが津波となって押し寄せる
破壊と創造の一大ドラマ。

その境地に達することができるんだぜ、と。

そう、あのグルーヴ、あのエアポケット
そのビートの核の、その中心。
その超絶な錐揉みビートの台風の眼の中に・・

改めてその奇跡のグルーヴに至るには、
ドラムが上手いの下手なのと
そんな次元ではまだまだ青きチンカス。

テクニックよりはグルーヴ、
パワーよりは調和、
全ての自我を超越した親和感。

その為には、なにより、ドラムとベースのアンサンブル、その絡み。
そのドラムとベースの絡み、という部分において、
我らがBOH様、この人をおいては他にはない、と。
そしてそんなBOHさんのベースに絡め取られた時、その遥か彼方、
まさに天の上から全てを包み込む
あの絶対女神の存在に気づく筈なのだ。


そう、孤高の手数ドラマー・アンソニー・バローンくんが、
体力勝負の消耗戦、その地獄の底から救い出しては、
真の意味での神バンド、
そのベビーメタル解脱の域に達するには、
その御導き、その水先案内が必要なんだよ、と。
そしてそれができるのはBOHさん、
このグルーヴの神様、
このひとを置いて、他にはない、と。

コバさんはそれに気づいている。
確かに気づいているのだが、
もしかして、と思っていた、
もしかしてコバさん、試しているのだろうな、と。
或いは待っているのだろう
その開眼の時を。

という訳で、アンソニー・バローンくん、
この先、ボストン、そして、フィリー、
そして、本山であるところのニューヨークT5、

彼の地元であるここニューヨークで
いったいどんなプレイを見せてくれるのか、
その成長を、進化を、その昇華を、
とくとこの目で、ご拝見させて頂ければ、と思っている、と。

及ばぬながら、声援だけではあるが、命を張って助太刀仕るぞ!

頑張ってくだされ!




「そして結論なき終章」

という訳で、
これまで一度として当たったことのない俺の予想なんだけど、

多分、来週の日曜日のニューヨーク公演で、ひとつの節目。
で、次のデトロイトは、飛行機での移動、となることから、
もしかしたら、KAMI-BANDのメンバー
ぶっちゃけ、ドラムの人を、変えてくるのかな、と思ってる。
それと同時にセットリスト、
先のFORUM公演への布石として
大幅に変えてくるだろう、と。

でさ、それに合わせそろそろ新生神バンド、
歌心の真髄、ではないが、
気力、体力、手数と、パワー、
個の集合体を越えた、
つまりは、バンドとしての、
あの真正神バンドの錐揉み状態のエアポケットを、
あるいは、あのレッド・ゼッペリンの、狂乱的なまでのドライヴを、
なんとか、この新生KAMI-BANDでも、
再現して欲しい。それを目指して欲しい。
それを切に、祈るばかりなのでありました、と。

という訳で、無理は承知で、思わずセンチメンタル。

ああ、BOHさん、帰ってこないかな、と。
ああ、青山さん、帰ってきてくれないかな、と。
そして、あああ、あのひと、あのひとがここに居てくれたら・・・

あのクラムチャウダー、
また食べに来ましたよ。
前とおんなじ味。
お土産に持って帰りたいですけど、
それは無理なので、
みなさんの分も合わせて、
美味しく頂いています。

そう言えば昨日、
久しぶりに幹大さんの夢を見ました。
オレの出番はまだかって。

本当の本当に帰ってきてほしかったけど、
それだけはやっぱり無理なので、
でもまだ一緒にいてくれるんだなって、
それが判っただけでも、とても嬉しかった。

という訳で、ベビーメタルがんばってますよ。
またご一緒できる日が、待ち遠しいです。

では、ボストンより愛を込めて・・・

STARLIGHT より。


ベビーメタルの旅は続く。
すべての人々の想いを担って。

WE ARE THE ONE TOGETHER
WE ARE BABYMETAL



  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム