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BABYMEATL 2019 METAL GALAXY WORLD TOUR PHILADELPHIA ~ まずは心からのお詫びを込めての私信から:踊ってしまう私、他、2019ベビメタ北米ツアーその噂の真相の妄想的解析

Posted by 高見鈴虫 on 15.2019 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
「お・こ・と・わ・り」

こちら、とりあえずの私信、
ぶっちゃけ、完全な個人的なメッセージとなります。
お心当たりのない方は、よろしく御スルー願います。


「どうしても果たせないその約束」

どもどもです。
いやあ、実は、ここだけの話、
本当のまじで、ここだけの話、なのですが、
行ってきました、行ってしまいました、フィラデルフィア!

で、どうだったか、いやあ、すごかった、
真面目の真面目にすごかった、
少なくとも先日のワシントンDC公演よりも、
ともすれば、2016年のニューヨーク公演さえもを彷彿とさせる、
ベビーメタル、ここ北米ツアーはまさに怒涛の絶好調。

で、いやあ、はい、はい、
例の、あの、この、その、お約束のブツ、のことですよね?
いや、ははは、まさか、忘れる訳ないじゃないですか、

これまでこれだけ頂いてきたその御恩を、
返す時は、この機会しかない!!!

はい、存じ上げております。
そのお約束、忘れた訳ではない、のですが・・

その同時中継はあまりにも無理としても、
とりあえずは、ファンカム録画、
そして、生音録音、それだけはそれだけは、
とは思っていたのですが・・

あの・・・誠に誠に、恐縮ではございますが、
最初に申し上げておきます。

ごめんなさい。駄目でした、どうしても。

なぜか?はい、それなんですが・・

以下、言い訳を予て、その原因というやつ、
つらつらと、綴らせて頂こうかと・・

で、まずはそのいち、踊ってしまう私 ・・









1.踊ってしまう私。

まずはそのIPHONE録画、なのですが、
いやそう、駄目でした。
一応トライはしたのではありますが、
あの超絶のモッシュピット。
豚と言うよりはゴリラ、
或いは牛そのもののような雨人たちが、
怒涛のように押し合いへし合い。
ともすればその終わることなきクラウドサーフ、
どこからなにが飛んでくるか判らない、
あの地獄の洗濯機の底にあって、
頭上高く掲げたIPHONEで定点撮影、
そんなものは土台無理、とは判っていながら。
そしてなんとか辿り着いた最前列、
ではあったものの、
はい、これはまさに、私の落ち度、ではあるのですが、
私、踊ってしまうんです。
ベビーメタルのその旋律、そのビート、
思わず、飛び上がってはぶつかり合っては押し合いへし合い、
あの、超絶ハッピーなおしくらまんじゅうが、
ああ、好きで好きで堪らない。
ともすれば、その最前列、
VIP様方々の聖域、その背後から背伸びをしているよりは、
むしろ三歩下がってVIP様の陰を踏まず、
怒涛のモッシュピットで大騒ぎを繰り返している方が、
なんとなく性に会う、もっともっと楽しめる、
嗚呼、そうなのです、
私は駄目な我儘な、意思の弱い恩知らず屑人間です。
あのベビーメタルの旋律が流れ始めるや、
もうすでに理性は吹っ飛び意識は朦朧、
まさに、狐憑きとも言えるほどの馬鹿騒ぎを繰り広げてしまう、
その性分、どうしてもどうしても、
抑えることができなかった。

という訳で、その自前海賊映像、
ごめんなさい、ちょっと他人様に見せられたものではない、
まさに最低最悪の劣悪映像。

だったらその音源だけでも?
いやあそれがそれが、
この音源こそが大問題。

で、その理由なのですが・・・


2.歌ってしまう私。

そう、その前回のワシントンDC
そして、昨日改めて参戦したフィラデルフィア。
当初はちょっと下がった位置から、
落ち着いて冷静に良質な録音を心がけ、
なんていう辛勝な試みをトライした、にも拘らず、
嗚呼ごめんなさい、ふっと気づけば私はどこ、ここはだれ?
いつのまにかそのモッシュピットの最中、
まさにピンボール・ブッチさながらに、
弾かれては飛びかかり飛びかかっては弾かれ、
ついにはその怒涛の大渦巻の真ん中に担ぎ出されては、
そしてポケットに隠し持ったIPHONE。
ライブの後、いやあ、生きている、とその汗まみれのままに、
さあ、どんな音で録れているのか、
その悲惨な結果は大体予想がついてはいたのですが、
帰りのバスの中で改めてその録音を聞き返してみれば、
えええええ!?
その唖然呆然の大失敗!

耳をつんざく歓声からノイズから時として罵声や怒声は、
まあライブの臨場感として許容範囲とは思うのですが、
なにより、その全編を通じて流れつづける、
殺人超音波というよりは、気の触れたトドの嬌声をも思わせる、
なんだ、この気味の悪い声がずっとずっと入っているじゃないか。
その呪いのテープ。
その原因はといえば、はい、これ、まさしく、間違いなく、私の声。
そう、私、歌ってしまっていたんです。
それも、全編を通じで、あのすぅ様の御歌声、
そのすべてに、これでもか、と被せるようにもみ消すように、
ともすれば、上書きでもしているかのような妨害テロ音源。

そう、ここまでひどい録音は聞いたことがない。
ともすればこれ、嫌がらせ? とも思われてしまうがほどに、
その、徹底的に歌い続けるトド、ならぬ、気の触れたオカマの絶叫のような、
調子外れのしかも間違った歌詞の、その永遠と続く殺人超音波。

ごめんなさい。本当にごめんなさい。

という訳で、その試み。
これまでの御恩返しの絶好のチャンス、
だったのですが、
どうにもこうにも、果たせませんでした。

やっぱり、GAでは駄目。
あるいは、小箱のライブハウスでは、駄目ですね。

で、改めて、あの状況において、
いったい、どんな人が、あのファンカム映像なんてものを、
撮影する余裕が気力が体力が
あるいは、その正常心うぃ保てる奴などが、存在したのだとしょうか!?


という訳で、

「今回のフィラデルフィア、その海賊動画がちっとも上がって来ないその理由」

はい、そうなんですよ、
前回のボストン、そしてこの、フィラデルフィア、
なんか、現地からのレポート、
その海賊動画のUPが異様に少ない・・

つまりはベビーメタルのパフォーマンスが、
海賊動画撮影に値するほど出来がよくなかったのか、

というと、実はその真逆。

あまりにも凄まじ過ぎて、動画撮影どころか、
平常心、正常心、ともすれば、正気を保っていられた人間などひとりもいない、
そう断言できるほどに、いやあ、まったくもって、凄まじいばかりのモッシュの嵐。
私自身もその肩口をこれでもかとワークブーツの踵で蹴り上げられ、
肘が、膝が、鼻柱に入り、口元を直撃し、
それでもゲラゲラゲラと狂ったように笑い続けながら、
すぅちゃん、最愛ちゃん、百々ちゃん、
お願いだからこっちを向いて、
さあ、ここまで飛び込んできて、おじさんの腕の中に、
そう叫びつつけるあのこの世で最も幸せな地獄絵図。

という訳で、あのフィリーの会場を埋め尽くした幾千のメイトたち、
そのすべてを代表して私からその不義理をお詫びを申し上げます。

いやあ、すごかった、いやあ、まったくもって、凄まじかった。
あまりの凄まじさに、ごめんなさい、海賊録画どころか、
意識そのものが完全に狐憑き状態。
あの云千人の観客のすべてが、まさにそんな感じであった、と。
現地からの報告が少ないのは、まさにそういう理由なのです。

という訳で、今回の2019年メタル・ギャラクシー北米ツアー、
明日のニューヨーク公演がその正念場となりますが、
ごめんなさい、と今からお詫び申し上げますが、
たぶん、ちょっと、こんな私では、
あるいは、そう、こんな鮨詰めの小箱の中にあっては、
少なくとも正視に耐えるような記録を残すことは、
土台不可能と、そんな気がしています。

いや、そう、またまた言い訳にはなりますが、
凄いんですよ、まじで、あの大接近で見上げる、
あの三姫の姿。
そしてこのライブハウスという密室に響き渡るあの怒涛の重低音サウンド。
あの状況で、正気を保つというのは、やはり土台無理な話かと。

なので、申し訳ない。
その御礼は改めて、非常に安上がりではありますが、
こちらの、駄文、を持って、勘弁させて頂ければと存じます。



という訳で、そう言えば、日本の方々においては、
もしかして、一番の懸念事項かもしれない、

「ステージ投げ入れテロ、その現地参加的真相考察」


ボストン、そして、このフィラデルフィア。

やれ、ものが投げ入れられた、テロ行為だ、と、
ともすれば、なんちゃらメイトが、井戸に毒を盛った、
そんな狂言が実しやかに囁かれる事態とはなっておりますが、
いやあ、現地参加組から言わせて頂ければ、
はい、原因はこのふたつ。

1.ライブの熱狂があまりにも凄まじかったから。

はい、まず第一の原因はこれですよ。それは間違いない。

まるで絶叫してはその喜びの全てを表現せんとして、
思わず、手に持ったカップを、サイリウムを投げてしまう、
あの怒涛の熱狂の中にあれば、
そんなことが起こってしまうのは、
その気持が抑えがたいということは、
もなんとなくも十分に想像がつく、
そんな気も致します。

つまりあれ、ステージの三姫への妨害工作、というよりはむしろ、
観客が、観客に向けた、なによりのエールの交換。
まあそう、確かに傍迷惑な行為ではありますが、
ここアメリカにおいては、ライブでものを投げる、というのは、
一種、パフォーマンスに対する絶賛の表現。
これはわりと頻繁に起こり得ることで、
ともすればそのライブが良ければよいほど、
熱狂すればするほどに、
それはどうしてもどうしても
起きる時には起こり得てしまうこと、と。

ただ日本で気を揉む皆様のご懸念のなかにあるその疑心暗鬼、
まさか何ちゃら親衛隊が井戸に毒を!?
はははは、
いやあ旦那、その御心配の程は十分理解はしますが、
それは有り得ない。
だってそれ、絶対無理でしょ、と。

あの狐憑き状態の集団狂気の中で、
ひとりでもそんな邪悪の使徒
悪意を持って悪事を働く、
もしもそんな人間がいたら、
下手をすればモッシュの渦の中に、
本気の本気でタコ殴りの密殺が起こり得ない、
まさにそんな、正真正銘の悪夢がまき起こってしまう可能性がある訳で、
そう、そんなこと、誰もでも判っている。
この群衆の中に悪意の使徒が紛れていたら、
そんな事を気にしていたら、
少なくともあのモッシュからWODからつまりはロック、強いては社会そのものが成り立たなくなる。

人間は善意を前提として生きている。
それが全ての大原則。

何よりその確たる証明が、
あのモッシュピットでありWODであり、
ロックの、そしてベビーメタルの、
奇跡の魅力の真髄でしょう、と。

お前らみんば、愛してるぜ、馬鹿野郎!
その絶対的な親和感。
だからこそ、みんなハッピー、それを前提として、
満面の笑みを以ってあの超絶おしくらまんじゅうが、そしてWODが、サークルモッシュが、
心から楽しめる、
その事実を忘れて貰っては困るのです。

現場で騒いでいる奴らは、それほどまでに智恵は廻りません。
ベビーメタルを前にしたあまりの熱狂に我を忘れて、ということはあるかもしれませんが、
あの場において、悪意の可能性など、これっぽっちもなかった、
私はそう、固く信じています。


2、サクラ参戦の方々の存在について。

実は、フィラデルフィアの観衆の中で、
普段のメイトさんたちとはちょっと雰囲気の違う、
つまりはこの私が昔懐かしき旧知の友のような、
あの毬花ヒッピーの無法者入れ墨ロッカー連中、
なんていう一団が、これでもか、と大騒ぎをしていては、
思わず一緒になっては狂喜乱舞を繰り返していたのですが、
ライブの後になって、
いやあ、良かった、最高に良かった、と汗みどろの抱擁を繰り返しながら、
で、お前ら、この後に打ち上げのアフター・パーティいくのかよ、
と聞いてみれば、
いや、実は、とそいつら。

俺たち、元々はベビーメタルのファンでもなんでもない、
つまりは、ダチからタダ券貰って、それで騒ぎにきただけなんだよ、と。

え?タダ券?つまりはサクラってこと?

いや、実はそれもよくあることでよ、と。

値上げを画策したダフ屋が欲かいて買い占めたチケットが、
直前になってから売り切れずに大量放出。
まあ客席に穴開けるよりは、
馬鹿なお調子者を集めてサクラ代わりに騒いでやったほうが、
ライブのためにもなるだろう、と。
そんな訳で・・
そんな訳で?
俺たちがたまり場にしている無法者ロック・バーに、
その筋からそういうチケットが、ちょくちょくと舞い込んでくることがあってさ。

で、このベビーメタル。
俺たちも噂だけは聞いていて、
まあ所詮はアニヲタ、
あの、薄らみっともねえジャークのギークのナードのアイドルたち。
それがどれほどのものか、見てみようじゃねえか、なんて話になって。
つまりはお前ら、潰しに来たと?
いや、だから、と大爆笑の面々。
だから、そんでいざ始まってみたらこの騒ぎ。
最高だよ、ベビーメタル。
いやあ、これほど騒いだことはなかったぜ。
約束する、次から絶対自分の金で行く。
いまこれから、ニューヨークのチケット、
まだ手に入るようならみんなで出かけよう、
そんな話をしていたところだったんだよ。

そう、俺の住むニューヨークにおいても、
そういうことは多々ある、わりとある、いつもある。

あの、ラルクのMSGから始まって、
ここだけの話、XJAPANからVAMPSから、
その他、数限りないアーティストたちを、
俺は実は、そんな流れもののタダ券でちゃっかり参戦、
なんてことをきめこんでいる。

つまりはベビーメタルだパフュームだ、なんていう、
正真正銘にソールドアウトのショーなんてのはごく稀で、
日本なんていうガラパゴスの大スター、
しかし世界的には知名度もまるでないバンドが、
ろくに宣伝もせずにいきなり云千人規模のキャパをいっぱいにする、
なんて土台無理な話でさ、と。

であれば、今回のバンドメイドのように、
ともすれば、地元のローカルバンドたち向けの場末のロックバー、
ちなみに、マーキュリーラウンジというあまりにも親しみ深い名前を聞いて、
思わずぶっこいてしまったのは俺だけではない筈で・笑
そんな小箱の小箱をソールドアウトしてギチギチにしたほうが、
ニューヨークのライブが凄く盛り上がった!
そんな達成感だけは得られる筈、と。

なので、前回のベビーメタルのように、
わざと、小さなキャパを選ぶか、
あるいは、集客、ともすれば、興行的なところで一踏ん張りをするのなら、
ぶっちゃけこんなサクラの動員なんてことも多々起こるのは、
ベビーメタル、あるいは、日本からの遠征バンドに限ったことではなく、
そう、オオバコのほとんどのチケットが、
ロック、ジャズ、クラッシックのジャンルを問わず、
ともすれば、スポーツイベントから講演からカーニバルからフェスチバルから、
そのチケットのほとんどが、実は業界さん間のスポンサーへのご贈呈物としてやりとりされる、
そう、それがひとたび、興行である以上、
その結果としてあのハゲタカのように欲深きダフ屋連中が絡むことを前提としている以上、
そういうことは多々ある、いつもある、必ずある。

で、まあ、そんな羊の檻に迷い込んできたオオカミたちを気取る、ただ券ゲットの地元のロック馬鹿連中、
時として、傍迷惑な大騒ぎを繰り広げる、なんてこともあるのだが、
かの矢沢永吉さんの伝説を上げるまでもなく、
そう、ロック興行って実はそういうところから始まってる。
あるいは、つまりはそういうもの、と。

で、そんなならず者的サクラの連中が、
時として、そのバンド特有のカラー、あるいはマナー、
あるいは誰が作ったのか、そのシキタリなんてものの、
一線を踏み越えてしまう、なんてことも、あったりなかったりするのかな、と。

ただ、奴らから言わせれば、
ええ、だって、ロックだろ?と。
それがロックである以上、
騒いで当然、暴れて当然、
だって、それがロック。
馬鹿の馬鹿による馬鹿のための乱痴気騒ぎ、
ロックファンって、それが楽しみで生きているような連中ばかりなんだから。

そう、つまりはこの、ベビーメタル・メイトと、ロック一般のその認識の差、
あるいは、ここ米国における、無法者の独断場たるライブハウス、
あるいは、メタル、或いはパンク、つまりはロックという音楽の特質上、
こういうことはある、絶対にある。
そのステージが、よければ良いだけ、それは起こりうる。
それを、いかにして防ぐか、というよりは、
むしろ、それを前提として、許容の範囲を広げる、
その柔軟さ、その適応力、その対応力こそが、キーなんじゃねえのか、と思うわけだ。

という訳で、旧知の友の筋金入りのロック野郎たちから、

実は昔、ボストンのライブで、興奮した客が天井に向けてぶっ放しやがって、
断末魔で逃げ惑う客が面白くてさ、
思わず、YOU ROCK!やれやれ、なんてはしゃいでたら、
あとになって店側から、死ぬほど叱られたぜ

そんな体験談を山程聞いている俺としては、

たかが水だ、コップだ、ぐらいで、なにをぴーちく囀ってやがんだよ、と。

あのなあ、これ、ロックだろ?
少なくともここ米国において、ロックだ、メタルだってのは、そういうことなんだよ。
あのパンテラの悲劇から、規制というよりは自粛が始まった、
それまでは、まさに、無法者の無法者による無法者のための無法地帯、
それこそが、ロックの、パンクの、あるいは、メタルの、独断場だったんだぜ、と。

という訳で、認識、改めてくれ。
我らが姫君は、そういうところで戦っている。
それを、肚に据えて、
みっともねえヒステリー起こしてピーピー騒ぐんじゃねえ、と。





「ベビーメタルの絶好調、それの舞台裏でいったいなにが起こっていたのか!?」

という訳で、今回のフィラデルフィア、
いやあ、すごかった、まじで、すごかったよ、ベビーメタル。

でさ、言わせて貰えば、前座のAVATARも、
前回に見たDCよりも格段に良くてさ、
それで熱くなった客が、満場の大歓声で迎えたベビーメタル。

で、今回の北米ツアーそのほとんどに参加している米人メイトの奴と話してたんだが、

確かに、オルランド、アトランタ、そして、ワシントンDC、
そして、前回のボストン、そして、このフィリー、
まさに、ベビーメタルの三姫、そしてKAMI-BANDOも、
見事な成長を、進歩を、進化を、続けている、と。

で、前回のボストンから、お立ち台を取っ払ったのだが、
ステージがわりと高い、という理由を別としても、
お立ち台の撤去によって、三姫の動きが格段に良くなって、
もう、このフィリーにおいては、飛び跳ねる走り回るの大はしゃぎ大会。

かのすぅめたるのそのあまりにも溌剌とした表情。
ええ、すぅちゃん、
前回のあのワシントンDCの時とこのフィラデルフィア、
まるで別人じゃねえか、と。

でまあ、その理由をつらつら考えるに、
ここに来て、神バンドの演奏が格段に良くなった。
バンドを信頼し、自由奔放に思い切り踊れるようになった、
それも大きな要因のひとつじゃ無いのか。
とすれば、新生神バンドの大成長の真相、
もしかしてそれってリズム隊、
ぶっちゃけドラムかな、
なんていうことを、性懲りもなく考えていた。



「ついについに本領発揮のアンソニー・バローン。その秘策の真相の妄想的考察」

いや、また憶測で物を言って誠に恐縮ではあるのだが、

多分この新生KAMI-BANDOを擁して、
ベビーメタルとの通しのリハは、あのオルランドでの直前のリハまで、
やってはいなかった、と予想する。

つまりは、そのステージひとつひとつこそがぶっつけ本番のリハーサル代わり。

で、ドラム氏。
まず一日目は無我夢中、
で、二日目はその熱狂の延長。
で、三日目のあのワシントン。
前半ではしゃぎ過ぎて後半になってのガス欠の大失態・笑
その教訓を元に、
四日目のボストンで大幅に路線変更、
それを経ての、この五日目のフィラデルフィア。

ぶっちゃけ、ドラム的には、まずは手数の大幅カット。
前半三公演においてぶちまけたあの超絶なまでの無駄なおかずのてんこ盛り、
まさに私のできることの商品見本市というまでに、
そのできることの全てを全てとりあえず洗いざらいに盛りまくってみました、
と、その中から、
必要と思われるものだけを厳選に厳選を重ねては、
そしてなによりこのアンソニーくん、
実は前回のワシントン公演の中で、
こいつ・・・判ってねえなあ、その大間違えのその元凶を、
今回のフィリー公演においては、それはまさに確信を以て、
大幅に是正している、その学習能力の高さ。

つまりそれがなにかと言えば、
ぶっちゃけ、そう、青山さん直伝の、一つ打ちの極意、
その中でも、ベビーメタルのドラムの特異性、その筆頭に挙げられる、
ゴーストノーツの徹底的な削除、という、その秘密にすぐにお気づきになられた。

まあ技術的なことをいくら言っても恥をさらすだけなんのだが、
ひとつの、タン、というスネアを落とす、その一音だけの中にも、
実はドラマーの頭の中には、その一拍一拍を、2で切り4で切り3で切り、
8で切り、16で切り、32で切り、
その音には現れない、細かい細かい細分化したノーツの中で、
あの鉄壁のリズムキープと絶妙の間合いとを創出している訳で、
で、ドラム、とくにテクニカルに自信のあるドラマーは、
その細分化されたノーツ、その決してマイクに拾われることのない、
ドラマー用語でいうところの、ゴーストノーツという奴を、
まさに、みっしり、というぐらいまで敷き詰めて敷き詰めて敷き詰めまくる、
そういう、誰も知らない地味な地味な作業を続けている訳なのだが、
こと、このベビーメタルにおいて青神様は、
そのドラマーの神経細胞であるゴーストノーツを、
すべて、とは言わないが、極力、大幅に大胆に、カットされている。

実は、ドラムだけで聴いた時、
普段からそのみっしりびっしりのゴーストノーツに聴き慣れている耳には、
ゴーストノーツを取り払ったドラムはまさに、丸裸状態。
ちょっと恥ずかしくて人様には見せられない、
つまりは、これってなんか、まるで厨房のドラム、そのものじゃんか、と。
そんな恥辱にもこっ恥ずかしい素人ドラム、ではあるのだが、
実は、ベビーメタルのあのスピード、あの構成、あの曲調の中において、
この、普段からくせになっているゴーストノーツに、こだわればこだわるほど、
その誰にも聞こえない無駄なバリエーションに引きずられては、
その繰り返されるキメが、タメが、そしてなにより曲の展開が、
微妙に遅くなる、鈍くなる、重くなりすぎる。

かと言って、普段からあの、みっしりびっしりのゴーストノーツに慣れ親しんだ身体には、
いきなりすべてを取っ払って丸裸のデンデン太鼓、というのが、
どうしてもどうしても、できなかったりするんだよね、これが。

その苦悩の中で、七転八倒を繰り返したあのワシントンDC公演。

という訳で、いったいこのアンソニー君は、あの苦渋の消耗戦の中で、
いったいどんな教訓を学んだのか。
それに凄く、興味があって、
で、そう、実は、前回のボストン、そしてこのフィリーで、
まさか、同じ過ちを繰り返すようであれば、

コバさん、この手数王、
テクニックは確かに凄い、のではあるが・・
ちょっと、おつむが、ぶっちゃけそのセンスが、
なにかひとつ大きく足りないような、
そのダメ出しを、用意するべきなのか?

あるいは、どうせおバカなアメリカ人、
この手数の多ささ、キメの鈍さが、
無駄で騒々しいばかりのクラッシュ・シンバルこそが、
オレ様の個性なのさ、とケツをまくられるのであれば、
その時には、そんなとっちらかりこそを逆利用しては「芸」にする、
そのために、急遽、ドラマーがやるべき仕事、
つまりは、リズムを支え、そこにグルーヴを創出する、
その、一人二役をこなすことのできる天才的な仕切り屋、
つまりは、BOHさんのご登場を待つ以外に、方法はねえだろう、と。

だってさ、このベースさん、
たぶん、ターギ出身なんだろうが、
その、宿命とも言うべきピック弾き。
つまりは、弾く、ことにばかり執念されては、
その音を、どこで切るか、
そのベーシストの極限のテクニックであるミュートの秘技、
出す音、そして、切る音、その複雑怪奇なリズム構築技術。
俺が厨房時代から合わせてずっとタッグを組んで来たベーシストたちのタイプは、
ロックと言うよりはファンク。ジャズというよりはラテン系を得意とした、
そんな渋み志向の民族系、ぶっちゃけ、黒人志向の奴らばかり。
で、そういう土人的ベースに慣れ親しんで来た俺としては、
今回のこのメタル命のベーシストの方のスタイルよりは、
むしろ全ジャンルなんでもござれのオールマイティ系、
その戯言的おしゃべりの合間に、
さらりと、パコ・デ・ルシア的ジプシーギターの旋律なんてものを、
ついつい癖で!奏でてしまう、
つまりは、2分、4分、8分、を中心としたメタル、ロック系よりは、
16分、あるいは、8分の6拍子が身体に刻み込まれている、
そんなBOHさんのジャンルを超越した高等テクニックが、
この手数ドラマーのとっちらかったドラムのノーツのすべてを、
ひとつひとつ、ONにOFFに、魔法のようにすくい上げていく、
そんな魔術的な、つまりはLED ZEPPELINのJPジョーンズ的仕切り魔王、
その全貌をご披露いただけるのではないのか、
などと妙な期待をしていた訳でもあるのだが・・

という訳で、今回のフィリー公演、
で、その結果がどうなったのか?

はい、ごめんなさい、とまずは謝る。

アンソニー・バローン氏、判っていた。
そう、そのぐらい、百も承知之助、という具合に、
このフィリー公演、
いや、たぶん、前回のボストンから、
手数を減らし、ゴーストを排除し、
そしてその分、リズムの要であるその神経線を、
なんとこともあろうに、ツーバスの下半身に移行する、
そんな離れ業をやってみせたのか、と。

という訳で、上半身の手数がシンプルになればなるほど、
いやそれを実現するために、
その怒涛のツーバスの、
その音数が、そのシャープさが、そのボリュームが、
寄せては返す地鳴りのような勢いで鳴って鳴って鳴りまくる、
そう、この人、まさに、両手によるゴースト、
それと同じ、精密さで、シャープさで、そのスピードで、ナイーブさで、
そのツーバスの両足において、パラディドルを、フラムを、
そしてシングル、そしてダブルストロークを、
まさにサーカスのように魔術のように操れる人。
つまりこのひと、手で演るはずのゴーストを、下手すれば下半身、
そのペダルの上で、膝で踵で、擬似的にやっているんじゃない?
えええええ!?まさかあ!
そんなことが可能なの?
だとすれば・・
この人はまさに猿。
足で箸が茶碗が持てる人、
なのではないのかかかかか!?

ツーバスを鍛えに鍛え上げた末に、
両足の完全なる両手化・・・
そっか、そういう手があったのか・・

そのツーバス的世界のツーバス的極意。
その真相は未だに謎ばかりではあるものの、
少なくともこのフィリー公演、
あのDCとはまさに別人。

シンプルでタイトでソリッドでシャープで、
出しゃばらず外さず滑らず遅れず、
それはまさにあの青神様のお株を奪うプロ根性の極意。
それに加えて、このパワー、このウエイト。
これだけはやはり、日本人には真似ができない、
アメリカンロックの本領たる、あの大海の大波のよような、
凄まじいばかりのスケール、そのリズムの伸び・・

思わずそのキメが決まる度に、YES!
と大声を上げてガッツポーズを上げているうちに、
おっと、おっさん、あんた気づいてくれるのか、俺のこの珠玉のトリプルプレイ。
思わず、あたぼうよ、兄弟、
俺はあんたの胸の内、そのすべてを勝手にまるで筒抜けにお見通しの妄想大暴走。

あんたの、ドラム愛、そのプライドのすべてを、しかと、この目に耳に胸に、焼き付けたぞ、と。

という訳で、日曜日に控えたここニューヨーク・シティのT5公演。
彼の地元のお膝元とあって、そのお友達たちも大挙として繰り出すであろう、
その里帰り凱旋公演において、いったいどんなプレイをして見せてくれるのか。

これまで5回の公演を以て、そのリハーサルはすべて完了。
いまや、準備万端そのすべてが整っては、完全にREADYのロックオン状態。

改めて、和洋を問わず、プロってやっぱ凄いよな、と。
その実力が、力量が、その引き出しが、
そしてなにより、そのガッツが、プライドが!

その感慨に思わず打ち震えてしまう長文乙であった、と。

という訳でベビーメタル、
この怒涛の暴走機関車軍団。

オルランド、アトランタ、そしてDCと、
不穏な上昇を続けていたその地獄のジェットコースターが、
ボストン、そして、フィラデルフィアを経て、
まさに超絶な加速状態の、大暴走状態。

このバンド、いったいどこまで化けるのか!
その可能性はまさに無限大だろ、と。

という訳で、明日のニューヨーク公演、
なにからなにまでが楽しみな、この初秋の眠れない夜。

もしできることなら、前回前々回のモッシュピットを離れて、
階上、あるいは、サウンドスポットの近辺、なんていうプロっぽい場所で、
大人な鑑賞、なんていうのも決め込んでみたい、
そんな欲をかく、長文乙、なのでありました。

というわけで、いやあ、私信のつもりがまたまたの大脱線。
毎度毎度度重なる失礼ばかりで申し訳ない。

ではその御言葉に甘えて、
日本の皆様の分まで、
この2019年ベビーメタル・ニューヨーク凱旋公演、
力いっぱい、楽しんで参ります、と。


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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
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