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浮気の代償・糞味噌一緒の時代を生き抜くための能力 他 深まる秋の由無し事。

Posted by 高見鈴虫 on 30.2019 音楽ねた   0 comments
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、そしてよろめきの秋、
とまあ、秋は何かと忙しい。

なんか最近、日本からのアクセスが少ないな、
また妙なところで地雷でも踏んだのか、と思いきや、
おおお、日本ではラグビー・ワールドカップで大熱狂、
という訳なんですね。

そして我らが姫君:ベビーメタル。
今日も今日とてツアーは続くよどこまでも。
米国中部、その地の果て空の果、
デンバーからソルトレイクシティからと、
怒涛の猛進撃を続いています、と。

ご参加された方々のツイッター履歴なんてものを倩を追いながら、
そこでちょっと目に触れたこの言葉。

「ベビーメタルを名誉市民に!」

こんな小さな街で、
これほどまでに誠心誠意、
思い切りのステージを披露してくれたベビーメタル。
この感動は、この御恩は、一生忘れません!
ベビーメタルを永久名誉市民に!
この後なにがあっても、
この街の人々は一生涯、
ベビーメタルの応援を続けるでしょう。

今回のツアー日程、
セント・ポールからカンサスシティから、
そしてデンバーからソルトレイク・シティなんて言う、
ここアメリカ人でさえ鼻も引っ掛けないような、
そんなバードシット・リトルタウン:道端に落ちた鳥の糞のような小さな街。
まさかこんなところで、本当に客は集まるのか?
わざわざツアーの行程をきつくしているだけなんじゃないのか?
そんな懸念を持ってみたりもしたのですが、

そんなアメリカの小さな街々から、
感謝感謝感謝の綴れ織りの並ぶベビーメタル。

ベビーメタルを我が街の永久名誉市民に!

アメリカの地、こちらでは、ソイル:土、という言い方をしますが、
その大地、その土壌、その土着の、その根底から、
これほどまでに愛されるベビーメタル。
アメリカのバンドにだって、早々と居るものじゃない。

善意こそは、誠意こそは、人種も国境も越えた、
人類、あるいは、森羅万象、生きとし生ける物、
その全ての共通の言葉。

愛とカワイイと世界征服。
ベビーメタル、その真実一路、誠心誠意の、
真のホスピタリティのスピリッツが、
世界中を愛で満たす、その心の奥底にまで、
深く深く浸透を続けているようです。





という訳で、秋たけなわのニューヨーク。

ベビーメタルも怒涛の安定飛行を続けているようだし、
とちょっとしたこの心の余裕、なんてところから、

ほっほっほー、この隙きに、とちょっと浮気の虫が騒いでは、
そこかしこに要らぬ出没を繰り返しているこの長文乙。

その触りぐらいを、ちゃちゃちゃとご報告

「バンドメイドに行ってきました」

ほーい、はいはい、お約束通り、
バンドメイドに行ってきましたよ。
まあ言いたいことは数々あれど・笑

あまり本気で本音の本心ばかりをぶちまけては、
また要らぬ炎上を煽っても俺にとってはビタ一文にもならないので、
そのすべての言いたいことは、一挙に割愛・笑

一応義理は果たしたぞ、と。

確かに、皿ではなかったが、
メイド喫茶のウエイトレスが、
ふとした思いつきでバンドを始めては、
楽器を触ってたかが4、5年でここまで来れた、
という面では、ある意味称賛には値しますが、
ただ、まあ、どうでも良いけど、
音がぜんぜん抜けてなかったぜ、と・笑

因みにこの、音が抜けていない、という表現、
バンドマン用語ではあるのだが、
その意味がぴぴんと判らない方は、
この先を読んでも、徹底的に訳が判らない、その筈。
そういう畑ちがい、お門違いな方々、
つまりはドしろーとさんがたに、
見当違いな逆ギレ起こされるのもゲロ面倒。
なので、やっぱ消しとこ。
一応横棒引いておきますので、この先の文章は、この世には存在しない、ということです。
なのでドしろーとさんは読まないでくださいね、
どうせ何書いてあんのかさつぱり解んねえだろうしさ。
それだけはお願いしますよ、と。





はい、バンドメイド、
まあ予想通りというか、まあガールズバンドはこんなもんだろと。
その小枝のような細腕でいくら焼きそばこねてみても、
コンプレッサーカピカピの会場においては見事に轟いていた筈のその音が、
こと、こんなライブハウスという劣悪な音響環境、
つまりは、ロックの土壇場!という場所においては、
やっぱりどうしても、音が抜けてなかった、

リズムに、グルーヴに、骨が入らず、
そしてなにより、歌が、歌詞が、聞き取れない!
あるいはその逆。
声が抜けないんでリズムに骨を入れられない!
それが真相だろ、と。

結果、バンドの音が籠もったまま外に出ていけないんだよな。
そう、日本のバンド特有の、そう、例の奴、その典型。
そういうバンド、腐るほど見てきたけど、
ここ云十年、その点だけは、まったく進歩してねえんだな、と。
進歩したのはテクノロジーと、
小賢しいジムショのマーケティング力だけ、と。

因みにこのバンド用語であるところの、
音の抜け、なんだけどさ。

おめえの音、手数ばかりで音がぜんぜん抜けてねえじゃん。
とか、
チンチラ揃えて気分ばかりはその気なんだろうが、
なにやってるかさっぱりわかんなかったぜ。
音がよ、抜けてねえんだよ、なにひとつ。
とか、
楽器に負けてんじゃねの。音鳴ってねえよ、抜けてねえよ。
エンジニアさん、さぞかし脂汗だっただろうな、
とか、
まあ、そういう感じで使われる、
そうまあ例の、思い切り耳の痛い奴。

でさ、言いたくはないが、
音の抜け、その程度のことも知らない程度の奴らとか、
俺の言ってることなんて、さっぱり判らないだろう、と・笑

であれば、そういう奴とは、一生、判りあえない・笑
あなたの読んでいるこの糞駄文、
意味が判らないのは当然のこと。
判ったつもりになったとしても、それはただ誤解しているだけ、

なので、悪いことは言わない。
立ち去ってくれ。読まないでくれ。
ましてやそんな見当違いの浅知恵の、
匿名けーじばんのヨタ記事だけでかき集めたえせ知識なんてのだけで、
他人のことを良いの悪いのちくのーのハナをブイブイ鳴らすのだけはやめてちょんまげ、と。

あんたと俺たちは生きている世界が違う。
あんたはカタギ。
そして俺らはバンドマン。
しかも俺なんてはここニューヨークの流民だしさ。
なので俺の言ってることが判らなくても、
別に肚を立てる必要もなければ、
俺の言っていることに同調など求めてはいないし、
それと同時に、
そんなあんたに、俺のことを、良いの悪いの、好き勝手に謳って欲しくもない。

なのでドしろーと衆、
頼む。立ち去ってくれ。
俺の存在を頭から打ち消してくれ。

この先の世界はあなたの為に書かれていない。
この先の世界はあなたを必要としていない。
この先の世界はあなたにとって糞の役にも立たない。
それだけは保証するぜ、と。








「ふたつのBM その違いとはなんだったのか」

という訳で、バンドメイド、見てきたよん、と。

ただ、ごめんなさい、なによりそのタイミングがあまりにも悪すぎた。

言うまでもなく、それはあのベビーメタルのターミナル5公演。
いまだに、忘れもしないあの9月15日、
ニューヨーク・アンダーグラウンド・ロックのその殿堂を、
完膚なきまでに無茶苦茶のボロボロになるまで叩きのめした、
あの、正真正銘の怒涛の狂乱ライブ。
いまだにあの神憑り公演の余韻から醒めきらぬここニューヨーク・シティ。
予想通り、このバンドメイドの会場でも、
ベビーメタルのTシャツを着た人々をたくさん見かけましたが、
ただ・・
このバンドメイドとそしてベビーメタル、
そのふたつのBMの間になにか共通点があるのか、と言えば、
日本人であること、女の子であること、あとは頭文字が同じこと、
ただ、それだけ、というぐらいかな、と・笑

まあ、どこぞの田舎大学の軽音サークルの女の子バンド、
という意味では、
そのコンセプト設定からコスチュームデザインからキャラクター分けからと、
そんなマーケティング的なところはしっかりと抑えている分、
まあわりとプロっぽいと言えないこともない、
ながらも・・・
たださ、それってつまりは部活で、ってことだろ、と。

まあそう、リトル・リーグにはリトル・リーグの美学があり、
楽しむための キモ があるとは存じますが、

方や侍ジャパン・ワールドカップ選抜チームの日本代表として、
世界の強豪を相手に本気の本気でガチンコを挑む、
まさにそのレベルの方々を前にして、
それと、比較する、ということからしてお門違い。

その次元というか、レイヤーというか、世界というか、
ぶっちゃけ、狙っているところ、そのものが、
ちょっとあまりにもあまりにも違い過ぎたな、と。

このふたつのBMの、
そこにあるあまりにも歴然とした違い。
それがなんなのか、と考えていたのですが、
端的に言って、「プロフェッショナリズム」、
日本語で言うところの、プロ根性。
ぶっちゃけた話、プライド、なんだろうな、と。

プライドだ?そんなもの、ロックなんて音楽に必要あるのかよ。
あるいは、ロックなんてものが、音楽である必要もない、
ともすれば、俺って音楽とかよく判らないので、
偉そうに音楽云々とか言うやつ、まじムカつく、やらやら。
とってつけたようなスケバン面で、
あるいは、その似合いもしないロックアティテュードを気取っては、
それが、ロックじゃねえのかよ、と。

はい、そういう方は、どうぞどうぞ、
バンドメイドでもAKなんちゃらでもKPOPでも
勝手にご声援されたらよろしい。
俺の知ったことではありません。

ただ、痩せても枯れても、
筋金入りの音楽極道を自称する俺としては、
本物とおちゃらけコミックバンドの区別もつかない方々とは、
あまりお話しても、時間の無駄になるばかりかと。

楽器を初めて4年か5年で、
世界征服ができるものならやってみて頂きたい。
せっかくニューヨークくんだりまでやってきたのに、
こんな小さなハコで、というこのハコは、
嘗て、あのDIR EN GREYが、
独力での海外進出に挑んだ際に、
その足がかりとなった由緒正しきハコ。
そして今となっては世界中から、
特にミュージシャン仲間たちからは、
伝説的なまでの名声を博するこのDIR EN GREYが、
いまだに、そう、いまになっても、
このグラマシー・シアターに対してだけは、
その恩義を、その感謝の気持ちを、忘れてはいない。
いまや恒例となったこのDIR EN GREYのグラマシー・シアター公演。
発売と同時に即時売り切れどころか、
そんな筋金入りの業界さんたちからの要望だけで数年先まで予約は一杯、
とそんな状態の続く、まさに生きる伝説的と化したライブ。
バンドメイドのお嬢ちゃま方が、小さすぎて、と鼻で嗤ったそのハコは、
我らニューヨークのロックフリークスにとっては、
一種の聖地にもあたる、そういう場所でもあるのです。





因みに、今回のこのバンドメイド公演。
発売と同時にSOLDOUT、ってなことで、
その後、ダフ屋が好き放題に買い占めたチケットが、
100ドル200ドルと冗談のような高騰を続けていましたが、
実は、公演直前になってから大量放出となっては大暴落。
お陰様で、公演当日にも拘らず、
券面割れの投げ売り価格でのご鑑賞とあいなったのですが、
そこに集まった観客の方々に、ここニューヨークの音楽関係者が、
ひとりも、たったのひとりも見かけなかった。
結果、完全なるボッチ鑑賞となってしまったのですが、
そういうことって、いままであまりなかったよな、と。

因みに嘗てのベビーメタル、
見渡す限り、業界人の海千山千、
その各界の極道的な修験者が右往左往。
そんな海千山千どもが、
スゲエ凄え、ベビーメタル 、まじ凄え!
両手を挙げて、どころか脳味噌かっ飛ばしての大狂乱。
負けた!完全に負けた、叩きのめされた。
あいつらバケモンだ、キツネだ、神だ、女王だ!

そんなベビーメタルのライブに比べ、

このバンドメイド、そのファン層のあまりの違い。

あり?音楽関係者、誰も来てねえ・・・
俺って、こんなところに、一体なにをしに来たのだろうか、
と、
はい、実はそんなことを思っていましたよ、と。

で、改めて、ベビーメタルをまがい物、と称する、
そんな、ロックアティテュードな方々に聞いてみたい。

あんたら、このバンドメイドを指して、ロックと、
そして、ベビーメタルは、アイドルだから、まがい物と、
そう仰られると。

へええ、そうなんだ、と。
あんたらのロックって、つまりはこういうことなのかよ、と。

俺から言わせればこんなもの、
どこぞのショーパブの余興と変わらないぜ、と。

そういうあんたらに、まがい物、と称されるのであれば、それはそれで結構。
心からの軽蔑を込めて、ありがとよ、まがい物で上等だぜ、と。
思い切り鼻で嗤わせて貰いましょう、と。


という訳で、
このバンドメイドのライブを見ながら涙が滲んで来てしまって。
なぜ?
なぜって、そう、すぅちゃんに会いたかったから。

本物の歌が、
本物の音が、
本物のロックが聴きたい!

あの、骨を震わせ、胸を掻きむしる、
あの、図太いくもワイルドな、
ともすればそのライブ会場において、
命の危険さえも感じるほどの、あの熱狂的なライブ、
つまりは、ロック、その本物のロックという奴。

つまりはそう、あのベビーメタルのT5でのライブ。
ヤバい、こいつら、まじで、ヤバい、ヤバ過ぎる、
これ、まじで、死人がでるんじゃねえのか?
思わずそう叫びそうになった、あの、正真正銘の怒涛の狂乱ライブ。







あんなものを見てしまった後には、
このバンドメイドに限らず、
果たしてこの世のどんなバンドであろうとも、
なんか、気の抜けたビールみたいで飲んでらんねえ、
はい、そういう感想を持ってしまうのも当然のことかと。

そう、浮気なんてするものじゃない。
そんなことをすればするほど、本物の愛への渇望が募るばかり。

という訳で、申し訳ない、
せっかくのご推薦ではありましたが、
あのT5の公演の直後とあっては、
あまりにもあまりにもタイミングが悪かった。
そしてなにより、そのふたつのBMの間にある越えるに越えられないGAP。
私がベビーメタルに求めて来た、
その美学の方向が、
ぶっちゃけ、その目指すものが、
このバンドメイドさんとはちょっと違い過ぎたような気がします。

ただ、はい、そう、その通り。
最早救いようもないまでに拗らせに拗らせては、
いまとなってはキチガイ地味たすぅメタル原理主義の権化と化してしまった
この偏屈者のパンク上がりの石頭、
そんなキチガイおやじの言うことなど、
半分、どころか、十分の1ぐらいの信憑性もありません。
なのでこんな戯言、お気になさらないでください。
宜しくスルー頂ければ幸いです。

あしからず、と。




「セントラルパークに6万人のフリーコンサート ~ グローバル・シチズン・フェスティバルに行ってきた」


という訳で、ちょっとまた、要らぬ暴言ばかりが続いては、
その口直し、というか、大いなるちゃぶ台返し。

そうそういえば、この土曜日、グローバル・シチズン・フェスティバルに行ってきたよん、と。

ではい、このグローバル・シチズンなんちゃらというのがなにかと言うと、
と説明するのも面倒なのでご興味のある方は勝手に調べてみてください。

まあそう、日頃から犬の散歩で日参しているセントラルパークにおいて、
毎年恒例として行われるフリーコンサート。
その参加数、なんと、6万人余。

でこのフリーコンサート。
はい、米国、あるいは、世界のトップスターの中のトップスターの大御所たちが、
次から次へとの綴れ織り。

で、今回、俺的に特筆すべき方。

H.E.R って方、ご存知でした?
え?知らなかったの俺だけ?ああ、そういうことか、と。

はい、この H.E.R さん、
俺的にはまったくもって完全な未確認生物であったのですが、
いやはや、まじで、ぶっ飛びました。

これ、この22歳、まさに、まさに、あの、プリンスの隠し子?
ならぬ、まさに、再来、と。

はい、この方、その才能、その演奏レベル、
その作曲センス、そのカリスマ性から、
その全てをとっても、まさに、プリンス!プリンスの再生の姿か、と。

因みにこれ、その登場場面。





いやあ、若干22歳、この大群衆を前にちょっと緊張気味か、とは思いながらも、
その後、一曲一曲と重ねるごとに、そのあふれるばかりのソウルとグルーヴの真髄が、
まさに染み渡るように、押し寄せるように。





という訳で、まさに唖然呆然、愕然に次ぐ愕然のこのH.E.Rのステージ。

思わず、アンコール!ずっとこのまま、演っていて、と思っていたのも束の間、
今回のこのマンモス・フェスティバルにおいて、
その美味しいところの全てを総取りした、
まさに正真正銘のニューヨークの女王:アリシア・キーズのステージ。

そこに飛び入り出演しては、
なんとなんとその曲目が、あのエアロスミスのドリーム・オン!





まさに6万人を総呑み!
今回のフェスティバルの、紛れもないクライマックスとなりました、と。

改めて、この、H.E.R、要チェック!
ミスピックだ?いやあ、そんな固いことは言いっこなし!
そんなニットピッキングの細かなことで、この逸材を潰してはいけない。
そんなアリシア・キーズからの熱い熱いご推薦の元、
見てろよ、このH.E.R、レディ・ガガどころか、ビヨンセどころか、テイラー・スウィフトどころか、
この先のアメリカ音楽界の、台風の目、強いてはその屋台骨になること間違い無し。

その才能、まさに、プリンス!その再降臨の姿。

乞うご期待、と。

という訳で、今回のこのフェスティバル、
そのトリとなった、QUEEN+アダム・ランバート。
最初から最後まで、まさに6万人が声を枯らしての大合唱。





いやあ、ニューヨークだなあ、と。
なにはなくとも、ニューヨークだろう、と。

という訳で、アリシア・キーズの歌う、この名曲の中の名曲。
ビリー・ジョエルの、「ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド」

ここニューヨークに囚われ、その飛べない鳥となったニューヨーカーたち。

この摩天楼の大都市の狭間に漂う、そんな流民たちの、
そのやるせなさを、その虚しさを、その辛さを、悲しさを、世知辛さを、
そのすべてを分かちあっては、互いに癒やし合い慰めあい笑いあい。
その愛憎の入り乱れたこの腐れ縁的な、しかしそこに確実に存在する、慈しみ。
ここニューヨークはまさに、そんな人々の吹き溜まりであり、シェルターであり。
それはまさに讃歌であり哀歌でありフォルクローレであり、

NEW YORK、俺は、俺達は、この街が好きだ。
思わずこの六万人の群衆そのひとりひとりを抱きしめたくなる、
そんな超絶こっ恥ずかしい瞬間でもありました、と。





という訳で、いまやニューヨークの晩夏の風物詩ともなった、
このグローバル・シチズン・フェスティバル。

プレゼンターとして登場したメタリカのラースの口より、
来年は、メタリカとして帰ってくるよーん、その確約を信じては、
ってことは、と思わず。
ってことは、もしかして、このグローバル・シチズンに、
あの、ベビーメタルがご出演?

いやあもしもそんなことになった日には・・・

思わず背筋が震えるほどの、興奮が押し寄せてくるのであつた、と。



「糞味噌一緒の時代を生き抜くための能力」

という訳で、最後の最後に、改めて先祖返りの憎まれ口。

実はこのグローバル・シチズンに、KPOP代表として、
NCT127 ってな人たちがご参加されたのだが、
思わず、なんじゃこりゃ、と。

まあダンスグループという奴なのだが、
そんでまあ、アイドル、ってことなんだろ?と。

なんだけどさ、なんか、意外な程に人気があるなあ、と。

実は今年のグローバル・シチズン・フェス、
その観客の中に、どう見えても、音楽ファンとは思えない、
そんな一種、異様なほどに浮き上がったアジア人の姿が目立つな、
とは思っていたんだけど、
そう、つまりはこの、NCT127 の親衛隊の方々、だったのかと。

で手にしたそのメンバーの顔の刷り込んだ団扇なんてものを片手に、
このコンサートの最中、ステージの上に誰が立とうが、なにが行われようが、
知らぬ存ぜぬを決め込んでは見捨てられた地蔵と化していたそのアジア人たちが、
この、NCT127 の登場と共に、豹変こいての大熱狂。
金切り声を上げては、踊りに踊り、騒ぎに騒ぎ、のまさに癲癇発作って感じ。

でさ、その人々が、韓国人の方々ばかりなのか、と思いきや、
いや、居るんだよ、若い白人の女の子から、
そして樽のような尻をした黒人のおばさんに至るまで。
へえ、KPOPってここ米国においても真面目に人気があるんだな、
とは思いながらも、
これ、この音楽って、皿だろ、と。
で、これこの人たちって、どれもこれもが綺麗さっぱりの整形顔。
なにからなにまでが作り物、まがい物、それを前提とした上でのKPOP。
なんだけどさ、
居るんだよ、そのファン、というか、親衛隊というか、そういう人々がこのニューヨークにも。

で、この方々、この NCTの出演が終わった途端、
まるで、潮が引くように、ぞろぞろと帰り初めてさ。

えええ、お前ら、アリシア・キーズも、
ファレル・ウィリアムスも、クィーンも、H.E.Rも、知らんこっちゃない。
ともすれば、音楽なんて、これっぽちも知識も興味もねえんじゃねえか、と。

たださ、あんたらのそのNCT、
その音楽から、ダンスから、その見た目から、なにからなにまで、完全なまがい物。
安っぽい作り物の、ただのフェイク:模造品に過ぎないんだぜ、と。

こいつら、ひとりとして、その違いが判らない、
本物と偽物の違いが判からない、どころか、
そんなもの、ハナから、知ったことじゃない、
つまりはそんな人々だから、こんな妙ちくりんなKPOPなんてのを追いかけているのだろうが、
そのあまりの、思考の違い、趣向の違い、次元の違い、生きている世界の違い。

ただそんな人々にだって、フェスティバルに参加する権利はある。
人権だって、そして、下手をすれば、選挙権だってあるのかも知れない。

そう、世の中いろいろである。つまりはダイバーシティなのである。
それは判る、それは判ってはいるのだが・・・

改めて、先のバンドメイドとベビーメタル、そのふたつのBM。
見る人が見ればそのあまりにも歴然としたその次元の違い、というのが、
果たして、この世にはそれが判らない人がいる。
あるいは、おせちも良いけどカレーもね。
そのフェイクをフェイクとして楽しめる、そんな心の余裕の有りすぎる方々。

つまりは、糞味噌一緒、ってことだろが、と。

ぶっちゃけ、この時代が創作したそのあまりにも巧妙な罠。

例えばヤフじゃ。
東大出身者しかいない朝目新聞なんて言う大新聞と、
そして、サンケー、なんていう、山師が山師の為に山師然として書きなぐるそのでっちあげのフェイクニュースが、
あるいは、政治経済、その国際情勢欄と、
そして、ゲイノー人の炎上ネタ、なんてものが、
その画面上においては、同列として相対として、まったくの等価価値として並列されてしまうその不思議。

その威厳が信憑性が、その深みが、裏とりに費やした時間が経費が資本投下が、
糞味噌一緒にぶち巻かれてはすっかりと踏みにじられては蹴散らされるばかりのこの世界。

そこにもしも、本物か、偽物か、それを見分ける基本的能力というものがなければ、
水が低いところに向けて流れ落ちるように、
より下世話で、より判りやすく、より安易で、より表層的な、
そんなMSGだらけのまがい物に、ただただ騙されていってしまうだけの話だろ、と。

今更それが良いの悪いの言うつもりもないし、
本物か偽物か、他人に聞くまで判らない、
そんなレベルの方々の言うことに、いちいち耳を傾ける必要など皆無。

まさにそう、このNTCに熱狂する人々を前に、
そして、ベビーメタルとバンドメイドを同列に語る人々を前に、
思わず、やってられねえなあ、と。

まあ、そう、そういう時代なんだろ?
なにもかもが糞味噌一緒の時代ってやつなんだろ、と。

で改めて言わせて頂きたい。
そんな時代だからこそ、俺は本当のことしか言わねえぞ、と。

誰に金を貰っている訳でもねえし、
誰に喜んで欲しいと思っている訳でもねえし、
嘘か真かも判断がつかない、
そんなレベルの奴らがどうなろうと、知ったことじゃねえ。
俺は、センコーでもセージカでも、
ましてやキョーソさまでも、オピニオンリーダーでもなんでもねえ。
糞と味噌の区別のつかない奴らのことまで、
面倒を見なくちゃいけねえ義理もへったくれもねえし、
そんな奴らの虚ろなご機嫌を気にしては、
炎上にビビっていちいち眠たくなる御題目を並べては煙に巻かねばならない必然もない。
なによりめんどくせえ。時間の無駄なだけだろ、と。
馬鹿は放っておけ。あるいは、この世に存在しないものと割り切るべき、
あるいはそう、勝手に切り捨てさせて頂いて然るべきなんだろう、と。

少なくとも、ベビーメタルとバンドメイド、
あるいは、NTCとアリシア・キーズの違いも判らない、
そんな奴らを、人間として扱わねばならない必要性などまったく感じない、と。

改めて言わせて頂く。
そういう方々は、一切こんな糞ブログを読んで欲しくはない。
そう、この糞ブログは、そういう方々向けには書かれていない。
そんな人々にも判ってもらうための、
そんな眠たくなるような説明的記述は、
この先一切、CUTOUT、切り捨てさせて貰うつもりだ。

改めて言うまでもなく、
俺はドルヲタではない。
アイドルなんて知ったことではないし、
ロリコンのケなど微塵もないし、
ましてやドルヲタだ、ネチョウニョだ、なんていう奴らが、
なにを言おうが、なにを考えようが、
まったく、なにも、これっぽっちの興味もない。

この糞味噌一緒の時代において、
全ての人達を幸せに、なんていう博愛主義こそが間違いの元なのだ。
馬鹿は馬鹿、豚にいくら念仏を説いても、
変に誤解されては、見当違いな逆恨みを買うだけの話だろ、と。

なので、そう、俺はわりともう、あっさりと割り切ったつもり。

少なくとも、本物と偽物の区別もつかない明き盲やら、
音が抜けてない、その次元のことさえも判らない、
つまりは、音楽のことなど、これっぽっちもなにも判っていない、判る気もない、
そんな人々が、そんな人々向けに、そんな人々向けのレベルの安物のまがい物を撒き散らす、
そんなものに、いちいち関わり合っては、時間を無駄にしたくないのでありなむ。

あんたらはあんたらで勝手に好きなところで好きなことをやって暮せばよい。
俺は、ここニューヨークに居る。
そして俺は、この街が好きだ、大好きだ。
日本などどうなっても知ったことじゃないとは言わないが、
日本人の心を見失ったエセ日本人など、居なくなっても一向に構わない。
だって俺は、ニューヨーカー。
東京よりも、香港よりも、なによりここ、ニューヨークの人なんだから、と。

という訳で、ラッキー、もう説明的な駄文など綴る必要もないのなら、
この聞きしに勝る長文の、そのほとんどをばっさりと省略できるはず。

悪い、ちょっと言い過ぎか。
でも、ちょっと、すっきりした。

改めて、これだけは言わせて貰う。

頼む、俺のすぅを穢すな。
この人は、この人だけは、軽々しく語らないでくれ。

この人と、比較できる人間なんてのが、この世にいるとは思えない。

そう、唯一絶対のTHE ONE!

俺はもう、浮気なんて一生しねえぞ。

すぅめたる、中元すず香命! 一生貫いてやろうじゃねえか、と。











「美人はつらいよ 〜 テイラー・スウィフトの悲劇」

という訳で、グローバル・シチズンから一夜明けた日曜日。

先日、ベビーメタルのT5の会場でばったりと顔を会わせた、
古き良き知人の音楽ひょーろんか、なんてのから誘われては、
妙なことから、犬を連れてのドライブ旅行、なんてのに付き合わされることになって、

で、その長い長い道すがら、
で?最近、どんな感じよ、なんていう話から、
で、あの言いたくはないが、さっきからかかっている、この脳味噌の腐りそうなBGM、
これなんなの?と。

その脳味噌の腐りそうなBGM、
テイラー・スウィフト?
なんだそりゃ、と、車内一同が大爆笑。

いやあ、参っちゃってさ、と。
実は、某誌からたっての希望とやらで、
このテイラー・スウィフトの音楽的総括的レビュー、
なんてものを書かされることになっちゃって、と。

え?これ?のテイラー・スウィフトの音楽性?
そんなものについて、いったい、なにを書くのか?書けるのか。

とそれを聞いた途端、車内一同が氷ついてはただただ絶句。
ヒョー論かってのも、かなり大変なお仕事なのね、と。

でだ、とその友人。
でだ、助けが必要だ、と。
これから長い長いドライブの道中、
一緒にテイラー・スウィフトを聴きながら、
皆さん、その思ったところを、思った通りに、
その率直なご感想を、お伺いしたい、と。

つまりは、テイラー・スウィフトをテーマに、
秋の午後のブレインストーミング?
おいおいおい、と。

でまあ、そう、その初っ端から、

テイラー・スウィフトとかけて、
テイラー・スウィフトとかけて?

美人は損だな、と説く。
その心は、ってなところで。

はい、テイラー・スウィフト、美人です。
まさに、絶世とまでは言えないまでも、
整形だ、入れパイだ、口パクだ、
その全てが判っていながらも、
はい、おきれいです、それはまず間違いなく、
現在の米国エンタメ界における、美人のその代名詞。
なんですが、
そう、なのですが、
テイラー・スウィフトは美人だ、
それ以外に、いったい、なんの、評価がありえようか、と。

ただ、こうしてカーステを前にして音だけで聞いてみると、
まあ、そう、歌、下手な訳ではない。
その声質、悪いわけではない。
ただ、ただ、なんだけど、限りなく凡庸なんだよね。
なにも、なにひとつとして、とっかるものがない。引っかかるものがない。
つまりは?
そう、つまりは、音が抜けていない、という奴。

なんかつい最近も、どこぞのメタルバンドで、
そんなことを思っていたような気もするが・・

で?と改めて質問。
で、もしも、テイラー・スウィフトがこれほどの美人ではなかったら、
果たして彼女は、この音楽性だけで、世にでることができただろうか?

うーん、それ、確かに微妙、微妙過ぎる、と。

あのさ、と後部席から外野が口をはさむ。
テイラー・スウィフト、歌は上手いかどうかは判らないが、
ただ、歌詞が、これっぽっちも、頭に入らない、耳に届かない。
たしかにね、と。
確かに、歌詞に力がないフォークシンガー、これは使い物にならない。
で?で、ロック調に変貌。
なんだけど、
この声質では、ロックは無理だよね、と。
ああ、確かにその通り。
綺麗過ぎる?クリア過ぎる?
いや違うだろ、と。
声量というか、圧力というか、訴えるものがなにもない、では、
ロックなんて歌う意味ない、価値などない。
で?で、テクノ調に変貌。
なんだけど、
悪いが、この人、ONだけだね。
つまりは、16分が、シンコペが、つまりは8・6が身体に入っていない。
ぶっちゃけ、それでダンス系ってのはちょっと話にならない。

つまりは?
つまりは使えねえってこと。

なんだけどさ、
なんだけど。

で、言いたくはないけどこのバックの音。
これ、いったいどこに、こんなエレベーター音楽をわざわざ聞かされなくっちゃいけないのかと。
そう、確かにエレベーターミュージックだよな。
こういういまだって、このおしゃべりのなかで、ぜんぜん邪魔にならねえものな、と。

つまりは端からBGM。
つまりは、音であるだけで、歌でも、音楽でもねえ、と。
ぶっちゃけこの伴奏のアレンジャー、経費削減しか考えてねえよ、と。

だったらなんでここまで人気があるんだ?
だから、と、一同。
だから、綺麗だからじゃない?
それだけ?
そう、それだけ。
音楽的には無意味と。
だから、と、一同。
音楽的に意味のあるものを作ろうなんて、
誰一人としてハナから考えてねえんじゃね?と。

あのさ、と思わず。
昨日もグローバル・シチズンのフェスで、
NTCとかっていうKPOPの人たちを見たんだけどさ、

KPOP?OMG!YACK!GROSS!DISGUSTING!

何だけど、好きな奴居るんだよ。コリアン以外でも、
若いねーちゃんとか、まあそう、ガキなんだろうけどさ。

つまりは、ティーンポップ、つまりは、アイドルという奴か。

そういう人、居るんだよ。
音楽とか、まったく、なんにも判らない。
ベートーベンと、セックス・ピストルズの違いが判らない、
そういう人って、確かに居るんだよん。

なにを食っても、味がしないって奴、確かに多いしな。

あのさ、人間の感性って、
音楽とか、味覚とか、美学とかって、実は5歳までで確定しちゃうんだってさ。
その間に、音楽をなにも聴いてなかったり、
毎食毎食、フードスタンプのマクドナルドばかりだったり、
あるいは、親から、なにひとつとしてなにも教えられていないと、
世にある美学、そのなにも、なにひとつも、さっぱりと判らない、
そういうロボトミーが出来上がっちゃうらしい、と。

ただ、そういう人も人間であってさ、
なにも判らないまでも、それなりに人間らしい暮らしをする権利もある。
で、そう、そういう人たち向けの音楽、あるいはマーケットが、
あったとしても不思議はない、と。

つまりは、本物と偽物の区別のつかない人々。
その安上がりな偽物であっても充足できるというか、
そこに、違いやらクオリティを必要としない人たち。
そういう人が、実は、人類のほとんどじゃねえか、と。

つまりは、音楽があまりにも普遍的になりすぎた。
音楽なんて、なにを聴いても一緒。
ただ、音楽を聴いてるふりをしたい、そんな人達向けの音楽。

そういうマーケットが確実に存在して、
そういう人たち向けの商品というのも確実に必要とされる。

つまりはそういうことだろ、と。

ただ、と一同。
ただ、だからと言って、俺達がそんなものに、
関わり合う必要も、義理もない、と。

だから、と、その音楽ひょ〜ろんか。
だから、困ってるんだろ、と。

この中の誰一人として、いままでテイラー・スウィフトなんて聴いたことなかった。
聴いたって、なにひとつとしてなにも覚えてはいない。
だって、なによりそれを目的とした音楽なんだから、と。

そういった意味では、このあまりの主張の無さ、コダワリのなさ、ひっかかりの無さ、
まさに、お見事。異様なぐらいになにも残らない、残さない。

で?
で、お前、このテイラー・スウィフトになにを書くつもりな訳?

だから、と、音楽ヒョー論か。だから、困ってるんじゃねえか、と。

という訳で、そんな糞くだらない話につきあわされながら、
果たして、と思っていた。
もしも、ベビーメタルが、サモアの母ではないが、
つまりは、スーザン・ボイルやら、
あるいはアデルやら、
つまりはその見た目がぜんぜんイケていない醜女であったとしても、
俺はベビーメタルをこれほどまでに愛せたか、と。

その答え?
決まってるだろ、YESだよ。

ドルヲタ諸氏には信じられない話であろうが、
俺にとって、すぅめたるが、綺麗か汚いか、なんてことは実は二の次三の次。

そう、俺だって、ベビーメタルはその映像よりも、
その音源を聴いている時のほうがずっとずっと多い訳で。
つまりは、純粋に音楽的なものとしてしか、ベビーメタルを見ていない考えていない。

それで?それでも、はい、ベビーメタルが好き。大好き。超絶に好き。

とそんなことを思っていた時に・・

えっ?と。

もしかして、あのベビーメタルのダークサイド。

ベビーメタルの見た目の美学、ポニテから三人体制から、
ともすれば、その定番のスタイルのすべてを破壊し尽くした、
あの謎のダークサイドのコスチューム。
ともすれば、あの翠の艶髪をクリンクリンのいがぐり頭に、
あの、息を呑むような美貌にわざわざ白塗りしてはインベーダー化粧。
あの謎のイメチェン、あの全てが、実は、見た目力の封印。
つまりは、綺麗汚い、そんな次元で私を見ないで。
つまりは、つまりは、純粋に音楽的なもの、それだけを評価して欲しい。
ぶっちゃけ、音楽的なところに意識を注目させるために、
この歌、この歌を聴いて!
その為に敢えて、その美的な部分を封印した、
その目眩ましだったのではないか?

純粋に音楽的な意味から言えば、
あのダークサイドのベビーメタル。
悪くなかった、どころか、
正直申し上げて、最高の最高。
はい、いまでも愛聴しています、
あの、オースティンの、ダラスの、ヒューストンの、
そして、いまや不動のスタンダードとなっている、ROCK AM その神憑りステージ!!!

テイラー・スウィフトがもしもブスであったら。
ベビーメタルが、もしも、サモアの母であったら。

少なくともベビーメタルにおいては、
俺はぜんぜん構わない、とまでは言わないが・笑
いやそうであっても、俺はベビーメタルを愛してただろう。聴き続けていただろう、と。

それがなにより、ドルヲタとバンド馬鹿の、
あるいは、バンドメイドとベビーメタルの、
ともすれば、KPOPとJPOPの、その根本的な違いなんじゃねえか、と。

なんてことを倩と考えながら、

なあ、と後ろから、心底うんざりしたという溜息。

なあ、ちょっともう、そのテイラー・スウィフト、やめてくれねか、と。
そうか? 俺、ぜんぜん、気にならねえけど、と言っては一同大笑い。

辛くならねえか?
生きているのが凄く辛くならねえか?
そういう、意味のないことを目的とした意味のない音楽を聴いてるとさ。
音楽なんだぜ、俺達にとって、世界で一番大切なものの筈だろ?

俺は聴かない、そんなあってもなくても誰も気にしないような音楽。
反吐がでるぜ。
聴きたい奴は勝手にすればよい。
そんな人間が、居ることは知って入るが、
俺たちがわざわざそんな奴らのことを気に止める必要などない訳で。
誓っても良い。
俺は一生、絶対に、テイラー・スウィフトなんか聴かねえぞ、と。

判った判った、と一同。
で、そんなお前が?
そう、ベビーメタル。
ベビーメタルこそが、唯一絶対のTHEONE。

つまりはそういうことか、と。

という訳で、雲ひとつない青空の下、
いつしか車は、早くも色づき始めた見渡す限りの樹海の底。

ふと、やつのIPHONEに手を伸ばして、
えいやあ、と、シャフルをかけたそのプレイリスト。
その中から、いきなりに転げ落ちた、このプリミティブな音。

なんだこれ、と一同大爆笑。
誰これ、これ、これって、ニール・ヤング?

ハーヴェストか・・

とたんに、目の前のこの樹海の風景が、
その風が、匂いが、空気そのものが、
一瞬のうちに音に溶け、歌に溶け、混じり合っては溶け合って。

凄いな、ニール・ヤング。
ハーヴェスト、つまりは、この世界を、そのまま歌にしたんだろうな、と。

いつしか、一同が声を揃えて歌い出したその昔なつかしのフォークソング。
OLDMANつまりは、俺達のことか、と・笑
いつに間にか立場が逆になっちまったんだな。
だからこそ、ニール・ヤングはいまでも歌い続けてるんだろ、と。






そう言えばさ、昨日のQUEEN。

実は、ドンカマ、使って無かったんだよな。
当然、コンプレッサーもボイコレもなしだったろう、と。
で、トチるは、ずれるは、テンポは遅くなって早くなってもうよれよれ。
ロジャー・テイラーなんて一曲目からリムは叩いて、
で、ブライアン・メイなんかそのクライマックスのギーソロでピックを落として、
で、ここぞというところで、狙いすましたようにテクニカル・ディフィカルティの連発。

なんだけど・・

なんだけど、それで良いんだよって。
だって、ロックなんだもの、と。
だから、ロックなんじゃね?って。

で、観客一同、6万人が大合唱。

そう、ステージの頼りない奴ら、それを支える為に、
観客が一丸となって、それを助ける、それを支える、それを守る。
そう、俺達の音楽なんだから。
俺たちの世界、俺たちの時代、俺達のバンドなんだから、と。

そう、ロックってさ、そんなだったよな。
上手い下手とか、クオリティが、演出の見事さが、そのバジェットが、とか、
そんなことより、なにはなくとも、俺達の音楽。
そう、つまりは、それこそが全てだったよな、と。

だってロックなんだぜ、って。
俺たちの、音楽、なんだぜ、って。

ロックの真髄って、まさに、それだっただろって。

QUEENのライブで、それを、本当に久々に、久しぶりに思い出したよって。

そう言えば、先週ビリー・ジョエルのライブに行ったんだけど、
もう最初から最後まで、観客一同の大合唱。
まるで、カラオケに行ったようだったよと。
でさ、一曲終わるごとに、
みんながみんな、サンキュー!って言うんだよ。
誰もお前の歌なんて聴いちゃいねえって、
とか笑いあってるんだけどさ。
つまりは、唄わせてくれてありがとう。
この素晴らしい曲をありがとう。
この場所を共有させてもらってありがとうって。

そう言えば、俺もベビーメタルのライブ、
最初から最後まで、ずっと一緒に謳ってたよな、と。
で言ったよ、俺も言った。
サンキューって。
ありがとうベビーメタル!
ありがとうメイトの諸君。
ありがとう裏方さんって。
コバメタルに会った時、
話しかけるよりも
俺頭下げちゃってさ。
ありがとう、コバさん、
本当にありがとうって。

好きだから、だろ、と音楽ヒョー論か氏。

つまりは、好きだから、つまりは、愛されているから。

本物か、偽物か、なんてことより、
クオリティやら、稼ぐ金、なんてことでもなく、
まずは、観衆に愛されること、
そして、一緒に謳ってくれること、
それこそが、ミュージシャンにとって、一番のバロメーター。

愛されれば良いんだよ。
それがなにより大切なことなんだよ、と。

だって、ロックなんだぜ。
だって、俺達の、音楽なんだぜ、と。

つまりはそのシンパシーこそが、
この時代、この糞味噌一緒のフェイクとヘイトの時代に、
もっとも求められているものなのだから、と。

という訳で、たかがロック、されどロック。
この糞味噌一緒のフェイクとヘイトの時代において、
果たして、人々は、なにに、その共感を求めているのか、
あるいは、飢えているのか。

その答えが、といきなりだが冒頭に戻る。

ベビーメタルを名誉市民に!
感極まっては思わず叫んだその言葉。

こんな小さな街で、
これほどまでに誠心誠意、
思い切りのステージを披露してくれたベビーメタル。
この感動は、この御恩は、一生忘れません!
ベビーメタルを名誉市民に!
ベビーメタルを、俺達の、旗印に。

そう、俺達のロックに対する気持ちって、
まさに、それだったんじゃねえのか、と。

そこにあるものは、まさに、感謝の気持ち、であった筈だ。

そう言えば、
嘗て、あのQUEENが、本国の英国においては、
あの、気持ち悪いオカマ野郎、と、
完全にそっぽを向かれては鼻も引っ掛けられなかったその時代、
どういう訳だかどんな理由でか、
そんなおかまちゃんたち:QUEENを、
熱狂的に支持し続けたこの東洋のガラパゴス・ジパングという国。

QUEENの歴史において、そのもっとも多難だった時期、
あの時代を、QUEENはまさに、この日本のファンに支えられては、
その力を原動力にして、ついには世界音楽史上燦然と輝く金字塔を打ち立てた、
その影の立役者が、なにを隠そう我らが日本のロックファンたち。つまりは洋楽界のドルヲタの人々。

ただ、いまのドルヲタとのその根本的な違いとは、

あの時、QUEENを支えた俺たち日本のロックファンたちが、
そんなQUEENになにを感じていたか。
今だから言える。
俺は、俺達は、そんなQUEENに対して、
憧れよりも、羨望よりも、畏敬よりも、
まずはなにより、感謝の気持ちを持っていた、その筈だろと。

こんな日本なんていうど田舎の島国で、
よくもここまで、誠心誠意、思い切りのステージを披露してくれました。
この御恩は、一生忘れません。

そう、QUEENを支えた日本のファンたちの心にあったものは、
なによりもその紛れもない感謝の気持ちだったのだ。

そしてあのDEEP PURPLEが、
そしてあの、CHEAP TRICKが、
そしてあの、ストーン・ローゼズが、そしてあのレディオ・ヘッドが、
なにより、我らが日本のファンたちの熱い熱い支持を土台にして、
世界の頂点へと成り上がっていったのです、と。

そしてその根底にあったものとは?

感謝だろ、と。

そう、感謝の気持ち、まずはそれが一番だろう、と。

そしていま、全米を席巻するこのベビーメタルに、
人々が、そしてなによりベビーメタルが、人々と交換するその熱い熱い心。

感謝。

今の時代、もっとも蔑ろにされ、もっとも必要とされ、もっとも人々が飢えているのが、
なによりこの、感謝の気持ち、なんじゃないのか?

ベビーメタルはその琴線に触れたってことなんだよ、と。

そしてそんなドルヲタ達のその呪怨の根源とは
まさにこの感謝の気持ちを逆手に取られて踏みにじられた秋豚商法、
その失望のその喪失のその哀しみ
だったんじゃねえのか?

そしていま
そんなドルヲタの呪怨と嫉妬と羨望を霧の中から、
しかしこのベビーメタルが、
まったくもって他のアイドル達、
まがい物のロッカー達からの
追従を許さないもの。

感謝の気持ち、なんだよ。

そうあのベビーメタルの姿を前に
俺たちの誰もが感じていただろう。

すぅに、そして、最愛に、
助っ人アヴェンジャーズに
神バンドに、そして何よりコバさんに対する、
その心からの感謝の気持ち。

そして、世を包むこのヘイトとフェイクの元凶の方々、
その人達に最も欠けているものが、
或いは怨んでいるのが、
まさにこの感謝の概念。
或いは、このヘイトの時代の呪怨の霧を切り裂くのは、
まさにこの、感謝の気持ち、なんじゃねえのか!?

俺は今回の三連戦で、実はそのことを、思い知っていた、そんな気がするのだ。

そして改めて言える。

もしも、テイラー・スウィフトが、そして、バンドメイドが、そして、NTCが、
もしも、そのパフォーマンスの中に、音の中に、唄の中に、
この感謝の気持ちを込めることができれば、
その時、この人達だって、本気で本気の、筋金入りのアーティスト。

そう、プロフェッショナリズムの根本とは、この感謝の気持ち、なのではないのか。

いまになって、それこそが、成功の鍵だったんだな、
そんなことに気づいては、いまや遅し、と秋風が吹きすさぶ色づく樹海の底の底。
さあ、そろそろ車を止めて、この青空の下に、犬たちを解き放とう。

秋が深まっていく・・




追記:

「音楽への感謝とは」

犬も人々も寝静まった帰り道。
漆黒のフリーウエイをひた走りながら。
そして俺たちは、ニール・ヤングを聴いていた。

お前まだニール・ヤングなんて聴いてるんだな。
聴いてるさ、とその音楽ひょーろん家。
俺がいま生きてるのはニール・ヤングのお陰だからな。
お前、母子家庭だったよな?
ああ。ニール・ヤングを知るまで、世界が敵だった。みんな死んじまえと思ってた。
辛かったんだな。
お互い様だろ。
ロックが無かったら、音楽がなかったら、死んでただろうな、俺たち。
俺たちにとって音楽って、ロックって、つまりはそれなんだよ。
つまりはそう、命綱。
音楽が無くても生きていける奴ってのは、それはそれで幸せなのさ。
ただ俺は、俺たちは違う。
ロックが、音楽が、無かったら生きていけなかった。
そして俺は、そんな奴らに向けて文章を書いてるんだ。
死ぬな、音楽を聴けってさ。

テイラー・スウィフトじゃねえが、
この何もかもがエレベーターミュージックと変わらなくなってしまった、そんな時代にあって、
俺がやっているのは、
音楽に意味を取り戻そうとする不毛な作業なんだよ。
そう、ひと昔前まで俺達はそれを率先して嘲笑って来たよな。
つまりは音楽に被せられたその偽りの仮面。
虚仮威しの権威を、明け透けの商業主義を、
余計な注釈をお子様むけのお伽話を、
剥ぎ取っては削り落として踏みにじる
俺たちパンカーは、
それが天命とでも思っていた筈なのだが。

そしてこの時代、
音楽はすでに
権威どころか虚仮威しどころか
雑音よけの雑音、或いは
くだらない現実に耳を塞ぐシールドがわり。
音楽はそれ以上の意味を失ってしまった。

俺はそんな時代の中で、
本当の本当に必要とされる音楽。
死ぬな、まだ音楽がある。
そのシェルターになりうる音楽を探し求めては、
嘗ての俺たちのような、
音楽以外に生きる場所を見つけられない、
そんな奴らへの命綱。
俺はそれを取り戻そうとしてるのさ。
或いはもしかすると、
本当に取り戻そうとしていたのは
いまやすっかりとそのゴールを見失ってしまった
人生そのもの、であったにかもしれないがな。

なあベビーメタルを聴かないか?
そんな俺たちの救世主。
そんな時代の命綱。

ベビーメタルを聴いて自殺を思い止まった奴を知ってるよ。
そんな俺たちだって、ベビーメタルによって墓場から掘り起こされたようなものだろ。
そんな奴らがベビーメタルに感じているもの。
感謝だろうな。
ニール・ヤングに対する感謝。
ボブ・ディランに、
ジョンレノンに、
キース・リチャーズに、
ボブ・マーリィに、
フレディ・マーキュリーに。
そして
ベビーメタルに。

そう、感謝なんだよ。

そんな人々の全ての想いを担って、
音楽に対する心からの感謝
それを音に刻み込む事こそが、
アーティストの天命なんじゃねえのか?

そこに初めて、音楽の意味が、価値が、生まれるんだよ。

エレベーターミュージックと、
そしてソウル:魂の音楽、
その違いとは、感謝の心、なのさ。

お前まだ音楽に、それに救われた人生に、感謝しているか?
愛憎入り混じりながらもね。
だからいまでもニール・ヤングを聴いてるんじゃねえか。
だからこそ、ベビーメタルを、聴いてるんじゃねえか。
そう言う事だろ?

そしてスターライトだった。
OMG
この闇に沈んだフリーウエイ
その風景が、風が、匂いが、空気そのものが、
一瞬のうちに音に溶け、歌に溶け、混じり合っては溶け合って。

ベビーメタルは一人で聴く音楽と思っていたけどな。
音を絞って聴くベビーメタルも良いものだな。
すぅの声がこの方がクリアに聴こえるな。

ひとりなんだよ、と評論家氏が呟いた。
人間はひとりなんだよ。
誰と居ても、どこに在っても、何をやっても。
そう、人間はひとりなんだ。
ただ、だからこそ、
音楽が必要なんじゃねえのか。

見ろよ、星が見えるぜ。
あの地平線のその向こうまで。

スターライト。

ベビーメタル、音楽の意味を取り戻してくれ。
音楽が無ければ生きていけない、
そんな迷える魂をひとつでも多く
救い出してくれ。

俺たちがベビーメタルに託すのは
その想いなのだ。



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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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