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ベビーメタルの魔性の境地 ~ 人智のすべてを突き破り、そしてすぅめたるはどこに向かうのか・・

Posted by 高見鈴虫 on 19.2020 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
なあなあなあ、これ観た?これ。
え?すっぴん素顔流出写真?
ああ観たけど、俺が言ってんのはそんなんじゃねえよ。
これだよこれ。
オランダ・ティルブルフのライブ 完全収録版。
これ日本で観れるのかな?
まあとりあえず貼っとくぜ、と。





という訳で、相変わらずの絶好調だな、
ベビーメタル 2020 真冬の欧州ツアー。
今回のこのオランダ・ティルブルフって街、
俺も聞いたことがなくて、
なんでアムスじゃなくてわざわざこんなところで演んのかな、
とは思ったんだが、
そう言えば前回のオランダ公演も、
ネイメーヘンやらユトレヒトやら、
聞いたこともない街ばかり、だった記憶があるのだが、
まあそう、アムステルダム、
言わずと知れた”飾り窓”と”コーヒーショップ”
まだ身内に未成年者を抱える関係上、
あまりにも刺激が強すぎる、ということなのか・笑

という訳であらためてこのティルブルフ公演。
キャパ三千がギッチギチの超満員。

でさ、これまでの欧州ツアー、
米国ともども、海賊動画の無法地帯。
各都市でのライブが終わるたびに海賊動画が花盛りになる訳だが、
ただなんか最近、ペリスコやらFBやらで、
最初から最後までの実況生中継とかってあんまり見当たらなくて、
ともすれば一曲ずつのぶつ切れ編集。
まあねえ、俺も北米ツアー時には、
なんどか手元のIPHONEで動画撮影をトライはしてみたが、
やっぱそんなことしてるとライブそのものが楽しめないしさ。
いちおうカメラはアンソニーの方を向けといて、
で、そのお目々は三姫の姿に釘付け、
なんてこともやってはみたが
後で見てみたらなんだこれ、
前のおっさんの禿げた後ろ頭しか映ってねえじゃんか、とか。

なのでこの海賊動画、非常に非常にありがたいのではあるが、
そう、なんだけどさ、
ライブってやっぱ流れだし、ストーリーだし、
最初から最後まで、その曲間のざわめきから客の嬌声から、
そのすべてが、余計な雑音もふくめた上での壮大な一幕、
となるわけで、
そう、つまりは臨場感って奴なんだけど、
そういった意味では、このティルブルフの映像、圧巻の圧巻!



という訳でこのティルブルフ公演から、
ここに来てなにげに構成を変えて来たんですな、と。

これまで、ダダンダンからいきなりギミチョコ行って、
そんでシャンティであったところを、

今回は、ダダダンから歪、のダンス系を並べて、
パパヤから、BMC!

いや、俺はこっちの方が良いよ。
断然こっちの方が良いと思う。

ダダダンと歪、
どちらも大大大好きな大名曲なんだけど、
ギターのリフが前に来ない分、
ちょっと鬼っ子扱い、みたいなところもあって、
ギター・リフ系の曲に挟まれると、
せっかくの名曲がちょっと影が薄くなってしまう気がしてさ。

なので、この鬼っ子二曲を最初に持って来ては、
パパヤでかき回して、そして必殺BMC!
これ、まじで、大正解の大当たり!
なにより一曲一曲が際立つしさ。

で今回の構成で特筆するべきは、
シャンティを切って、
そしてその代わりにスターライト!の大英断。

でその結果に起こったことが、
次に控えたOH MAJINAI!
このオマジナイで大興奮の大熱狂パーティ!
足が足が二本の足が宙を舞う天を蹴る!

ここでメギツネ、次にギミチョコ!
そして、KARATEから、ヘドバンへ。

完璧の完璧の定番スタイルから、

ついにアンコールのROR。

定番と言ったら定番なんだろうが、
改めてこの終盤の押せ押せぶり、
まさに圧巻の圧巻。

いやあ、このティルブルフ公演、
気づいた?
初っ端からすぅちゃんが完全なオーバーラン!
ぶっ飛ばしにぶっ飛ばしまくってるじゃんか、と。
で後半から神バンドが走りまくってぐしゃぐしゃ状態。
なんだけどさ、そう、ライブだぜ、ロックだぜ、メタルなんだぜ、と。

このドサクサ、この無茶苦茶、この阿鼻叫喚の祝祭感!

これぞ、ベビーメタル!

いやあ、すかっとした。
いやあ、思い切り満喫した。
PCのモニターの前で、思い切り弾けさせて頂いたぜ、と。





で、ちょっと話が変わるのだがのここだけの話、
実は、いい歳をしてまったくもって恥ずかしいばかりながら、
またまたちょっとしたいざこざに巻き込まれちゃって・笑

いやあ、犬の病気が治っては気が軽くなった、その勢いで、
たまにはかみさんに留守番を押し付けては男同士の夜の街、
なんて感じでひょこひょこでかけたのは良いのだが・・

いや、まあ、きっかけとしては、
笑っちゃうぐらいに糞くだらねえことなんだけどさ。
なんだけど、いざ、
てめえ、舐めてやがるのか、このやろう、
と思わず立ち上がった時、
周りの連中、え? 誰も付いてこない・・
まあね、そう、みんな大人だしさ、つまりは常識人。
酔っぱらい相手にケチな喧嘩に巻き込まれて怪我をさせられるのもバカバカしい、
なんていうまあ妥当な判断ではあるわけなんだけど、
一言、つまらねえ奴らだな、と。

あのなあ、普通立つだろ、と。
普通、立つだろ、行くだろ、飛び出しちゃうだろ、
もしも男なら!
連れの女にちょっかいを出されたその瞬間に、
うりゃ、と反射的に戦闘態勢。
ふと気がついたら相手の胸ぐらを掴んでねじ伏せていた、
そのぐらいが当たり前、なんじゃねえのか、と。

なんだけどさ、またいつもの奴で、
いざ胸ぐらつかんで鼻先にまで顔を近づけて、
んだこのやろう、ぶち殺されてえのかよ、こら、
と思い切り脅しぶちこみながら、
なんだけど、ここに来て、ああ、しまったな、と。
これ、始まっちまったらやらざるを得ず。
やるとなったら、突如のチョウパンから、左右の連打から、
そんで後ろ頭押さえつけては膝蹴り膝蹴り膝蹴りの嵐。
なんだけどさ。
そう、この時代、壁に耳あり電柱にカメラあり、
そんなことやって下手に捕まって、
なんてしたら、その請求金額たるやとんでもないものがあって、
そして十中八九、やれ裁判だ慰謝料だ、そして刑務所だ、
なんてことになったら犬の散歩は誰がやるのか、と。

そう、時代は変わったんだよね。
男の子が思い切り男の子らしくしていられた時代は、
もはやすでに遠い昔に過ぎ去っていた、と。

という訳でその帰り道、
なんだよおめえら、
男のくせに加勢にも入らねえで
勝手に火事場の見物決め込みやがって、
情けねえにもほどがある。
ああくそお、時代が時代なら今頃、
あれやってこれやってああやってこうしてくれて、
今頃あいつ、膝から肋から腕から鎖骨からがあっちこっち向いちゃって、
血の涙流しては、日本人には喧嘩は売らねえこと、
それを生涯の教訓としては胸に刻み込んでいる筈なのに、
なんてことをブツブツと続ける俺の姿から、
一歩、二歩と後ずさりを始めては、
その視線に、明らかに、怯えがみえる。
おいおい、お前ら、仲間の俺に怯えてどうするよ。
そんな俺の見るこの常識人たちの視線。
それはまさに、畏敬、というよりは、狂人を見る目つき、そのもの。

俺は、俺は、俺は、狂人なのか、キチガイなのか?

いや、そう、実は、俺自身、
そんな俺の中に、秘められた一面があることには気がついていた。
火事と喧嘩は江戸の華、ではないが、
そう、俺は火事と喧嘩にたまらなく胸が踊る妙な性分があって、
で、それに巻き込まれたが最後、
拳で肘で膝で爪先で踵で、
或いは、下手をすれば、ナイフがあったらナイフで、
ガンがあったらガンで、徹底的なまでに弄んでしまいたくなる、
それを、その衝動を、抑えきれない、どころか、
心底それを楽しんでしまう、そんなサディスティックな一面を、
どうにもこうにも持ち合わせてしまっているらしい、のである。

俺の中には悪魔が棲んでいる、
その戦慄に思わず愕然としては、
そしてそんな自らの魔性に気が付かされるたびに、
心底、悲しくなってきたりもするもの、なのだが。

なのだが、改めてお伺いしたい。
俺は狂人なのか?俺はキチガイなのか?俺は病気なのか?

いや、違うだろ、と改めて申し上げたい。
いや違う、俺なんかまだまだまだマシな方だ、カワイイもんだ。
俺が嘗てツルンでいた連中なんて、
その見るからにしてその存在からしてが暴力の塊り。
歩く凶器のス=パー・バイオレンス・マシーン。
そんな血の気の沸騰したような輩たちが、
肩で風切っては罷り通っては、
ガラスの街の至るところで一触即発を繰り返していた、
そんな時代もあった、確かにあった、あった筈なのだ。

そんな益荒男振りの美学そのものが、
いまや、狂人のキチガイの病気扱いをうけるこのご時世、
どこに男の夢がある・・

そう、この男の夢。
この時代、そんな大時代的な男のロマンが、
いったいどこに残されているのか・・

という訳で、いやはや、不穏な前フリで失礼失礼。

そう、この男の魔性、
セックスと、そして、バイオレンスに象徴される、
血湧き肉躍るピカレスク・パラダイス。

そんな世界がもしもこの世に残っているとしたら、
したら?
そう、そんな世界がまだ生き延びているその場所は、

改めて言おう、それこそが、メタル、なんだお、馬鹿野郎、と。

という訳で、メタルであろうがアイドルであろうが、
当会場においては、タバコは、ビールは、危険な行為は、
いっさいご遠慮くださいませ、
なんていうちーちーぱっぱのメダカの学校じゃあるめえし、
あのなあ、これはロックなんだよ、メタルなんだよ、パンクなんだよ、
つまりは、男の中の男たちが、血湧き肉躍らせることのできる、
この世で最後の男たちの牙城、その桃源郷なんだぜ、と。

という訳で、疾った気持ちが宙ぶらりんのままに帰り着いた深夜の部屋。
くそったれ、煮え切らない、割り切れない、すっきりしねえ、するはずもねえ。

くそったれあの野郎、くそったれ、そしてあいつら・・

とそんな中、なんだこれ、と目についた借りたばかりのDVD。

3 FROM HELL 地獄の三人!! 





言わずと知れた、あのホワイト・ゾンビのロブ・ゾンビ、
映画界に参入してからも、
HOUSE OF1000 CORPSE から、デヴィルス・リジェクトから、
タランティーノ顔負けの、
惚れ惚れするようなB級映画を作り続けている訳だが、
そしてこの新作。
まあ前作の続編、という奴なのだが、
相変わらず、というか、懲りねえ野郎、というか、
その最初から最後まで、
徹底的なまでの狂気とバイオレンスに次ぐバイオレンス、
その炸裂の暴発の大狂騒。
ひとをぶち殺すのが楽しくて堪らない、
米国版あばしり一家のスプラッター版、ということなのだが、
面白かった、心の底から楽しめた、
このうじうじの煮え切らない気分が、一瞬で吹っ切れたぜ、
この異次元的なまでの痛快バイオレンス。

改めて、と言わせて貰う。
メタルの美学とは突き詰めて言うとなにか。

そう、セックスとバイオレンスとドラッグス、
ハーレーとスプラッターとゾンビーと12ゲージショットガン。

女には女の美学や世界観が、
おかま公家のとっちゃん小僧にはおかま公家のとちゃん小僧的な美学や常識があるのなら、
男には男の、それも、自分でも手がつけられないほどの益荒男を併せ持った現代の野獣たちにも、
世界がある、美学がある、夢がある、歓びがある。

という訳で、スリップノットではないが、
スプラッター・ホラー映画とヘヴィーメタル、
そしてなにより、あのメタリカはアメリカ軍御用達の筋金入り軍国讃歌。

死なずに済めば戦争ほど面白いものはねえ。

そう、メタルとはまさにそんな命知らずの暴力野郎たちの独断場なんだぜ、と。

では改めて、と、お伺いしたい。

そんな古き良き男の子性の究極であるところのメタルの美学。
暴力、セックス、血糊のスプラッターに悪魔信仰、
人間の邪悪さのすべてを抱え込むこのメタルという美学の中に、
果たして何故に、ベビーメタル、
この、明るく可愛く、清廉で清純で、
そんな天使たちが、いったいこのメタルの中に何を見ているのか。

そして改めてお伺いしたい。

よりによって、そんな邪悪な塊り、
自身の中に悪魔の棲まう、
その魔性を自覚する男たち、
メタリカが、ガンズが、レッチリが、
そして、このロブ・ゾンビが、
なにを思って、このベビーメタルにこれほどまでに心酔するのか。

彼らは、そして、俺たちは、
そんなベビーメタルに、いったいなにを見ているというのか・・

ギターとツーバス・ドラムと倍速ビート、
そんな形式的なものだけとは限らない。

或いは、そのスタイルから楽曲から、
見るからにして、メタルの女王を気取った、
その他諸々のガールズ・バンドに、
しかし、まったく食指が動かない、
その理由がどこにあるのか。

そして改めて見返すこの届いたばかりのティルブルフ公演。
そこに明らかに存在する、魔の刻。
その錯乱の、錐揉みの、ドサクサの、熱狂の、狂乱の、
だがしかし、このベビーメタルには、
明らかに明らかに、陶酔:カタルシス、が存在するのである。

それはまるで夜明けの新宿のあの透明感。
或いは真っ紅な夕日の中に輝くグリーンフラッシュ。
或いは嵐の到来の前に訪れるあの無風状態の静けさ。
或いは、セックスの、バイオレンスの、その極限の野獣性の中に、
しんと張りつめたまま静まり返る、その不思議な安息の定点。
それはまるで肉体を離れた魂が自身の姿を見下すかのような、
あの霊的なまでに澄み切った透明な瞬間・・

ベビーメタルには、極限の暴力、極限のセックス、極限の緊迫の中でしか味わえない、
あの、不思議な不思議なカタルシスが、その聖なる魔性が、確かに確かに、存在するのである。

そして今回の欧州公演における、必殺のBMC。

このBMCこそはこれまでの聖なる仮面に封印されてきたベビーメタルの魔性、
その突如として、突然変異的なまでの転がり落ちた、
その秘めたる狂気の当然の発露。





これこそがメタルだ! これこそがロックだ!
静と動、聖と魔、エンジェルとデヴィル、
その極限の交錯する錯乱的陶酔。
これこそが世界のメタル馬鹿たちが見出していた、
ベビーメタルの魔性の真髄なのだ。

結成から十年。
これまで、やれ、アイドルだ、偽物だ、まがい物だ、
そんな中傷にさらされてきたベビーメタルが、
そんなグランピー・オールド・ファックの戯言には耳さえ貸さず、
ただひたすらに技の美を鍛えに鍛え上げ続けて到達し得た、
まさに、狂気をも秘めた美学の結晶。

このBMCを前にしては、
例えどんなメタルの鉄人も、ロックの残骸も、音楽の亡者たちも、
あんぐりと口を開けては、唖然愕然を繰り返すばかりだろう。

突き抜けたな、ベビーメタル、
ついについに、突き破ってしまったな、その人智の限界を・・

このすぅめたるの聖なる絶叫を前にしては、
どんなこぶしも、シャウトも、デスボイスも、
スカスカにわざとらしい嘘臭い猿芝居にしか思えないであろう。

このすぅめたるの声こそがメタルなのだ、
この透明な少女性の中にこそ魔性があるのだ。
この純潔な清廉さの中にこそ狂気があるのだ。
このすぅめたるの存在の中にこそメタルの真髄があるのだ。

すぅめたるはついにそこに到達した。
ドラッグにもセックスにもバイオレンスにも、
そんなロックの付随要素に存在を穢すことなく、
ただひたすらに技の美を極めに極め続けた末に、
世界のすべてを凌駕する魔性の真髄に到達したのである。

そして改めて言わせて頂ければ、
すぅめたるの達したこの魔性の境地は、
突然変異でも、偶発的産物でも、
ましてや、まがい物でも作り物でも、
そんな嘘まやかしの付け入る余地は微塵もない。

この魔性の境地こそは、
彼女は、日々の鍛錬の、
その飽くなき探究心、
一歩一歩、着実に確実に己の技を磨き続けた、
その成果として到達し得た確かなる獲得物。

つまりは、彼女には、
その境地に至るための道筋が、
その必然が、そしてその方法が、
見えている、把握している、確実に理解している、のである。

つまりは?
つまりはすぅめたるは、
このBMCによって獲得した魔性を完全に掌握したままに、
更なる進歩を、進化を、その階段を、
昇り続けることができるのである。

つまりは?
つまりはそう、ベビーメタルの可能性は、無限大、ということなのだ。

この先、すぅめたるは、いったいどこまで上り詰めるのか。
そしてその過程において、いったいどんな世界の扉を開いていくのか。
それはすでに、人智の限界を遥かに超えた世界。
その宇宙的なまでのスケールの中で、
いったい、俺たちは、なにを見ることになるのだろうか。

その行方を知るものは、世界にすぅめたる、ただ一人・・

コバさん、改めてあんたは、
とんでもない化け物を世に放ってしまったようだ。
この小娘は、事によったら、本当の本当に、
世界の歴史、そのものを、地球の基軸そのものを捻じ曲げる、
そんな存在になってしまうかもしれない。

この生命果てるまで、
その今際の際の三途の川の、
涅槃の境地へのその瞬間まで、
このすぅめたるの姿、その進歩の進化の成長の過程を、
この目で見つめ続ける、そのつもりである。

そんなすぅめたるの姿を前にして、
心から、この時代に生きる喜びを噛みしめるばかり。
皆様、長生きしましょう。
チンケなトラブルに巻き込まれず、
そしてお身体にだけは重々ご留意くださいませ。







という訳で、最後の最後にまた最低最悪の糞蛇足。

冒頭に触れた、あのお誕生日祝いの流出写真。
みなさま、もちろん、ご覧になってますよね?

相変わらずというかなんというか、
思わずおいおいおい、と。

おい、すず香、
嫁入り前の年頃の娘が、
ろくに化粧もせずにすっぴんに洗い髪を束ねたそのままの、
よりによってジム帰り丸出しのスエットにパーカー姿。
飾り気がないというか、気取りがなさすぎると言うか・・
こんな姿、ファンの前には見せられない、どころか、
こんな姿を前にして、これがあのすぅめたる?
そんなことに気づく人はひとりもいないに違いない。

改めてこの、私生活とステージのあまりの落差。

なのだが、

ただ、そう、ただ、それだからこその中元すず香。

つまりはそれこそが、パフォーミング・アーツを極めに極めた、
技の真髄、その証明なんだろう、と。

ステージはステージ、私生活は私生活、
すぅめたると中元すず香とはまったくの別物。
その割り切りがあってこそ、
ステージの上では100%、その役柄に成り切り成り切り尽くし、
そしてシャワーを浴びたと同時に、
すっぱりと気持ちどころか人格さえも入れ替える。
その多重人格の隔離をつなぎ留めているものとはなんなのか?
つまりは歌、つまりは踊り、つまりは、技、なんだよ、と。

あの東の神バンド、
それまで現場廻りの楽器職人に過ぎなかった面々を、
世界の檜舞台に押し上げては日本バンドマン根性の真髄を世に知らしめた偉業。
あの神バンドの連中を目覚めさせ、
そして支え、高め、鍛え上げ、磨き上げて来た
その精神的支柱がどこにあったのか。

つまりこの中元すず香、
その技に対する真剣さ、実直さ、
揺るぎのなさ、迷いのなさ。

中元すず香のこの鋼鉄の意思こそが、
神バンドの面々をあそこまでに引き上げ、駆り立て、
そして昇華させたその原動力そのものであった筈だ。

そしてこの西の神バンド。
東洋と西洋、日本とアメリカ、英語と日本語、の違いはあれど、
果たして、この中元すず香、
化粧けもなく、スェット一つでどこへでも罷り通って、
少女そのものの笑顔で屈託なくケラケラと笑ってばかりいる、
そんなねんねえ、じゃなかった、そう、スポ根少女そのものの姿を前に、
いったい、なにを見出すのだろうか、と。

この筋金入りの傭兵軍団が、
あの武道館の、あのソニスフィアの、
あのブリクストンの、ウェンブリーの、東京ドームの、
あの奇跡の瞬間の中に身も心も洗い流された時、
いったい彼らが、どんな境地に達するのか、

そう、この西の神バンドの可能性も、
やはり無限大、ということなのだ。

改めて、ベビーメタルのステージの魅力、その真髄とは、
その成長の、その進歩の、その進化の過程を目撃すること。

そして今も刻々と変わり続けるベビーメタル。
その行く末は、狐の神のみぞ知る、という訳か・・

改めて、この流出写真、
今更ながら、毎度毎度のことながら、
このポンコツ娘丸出しのその姿、
いやはや、まったく、すぅめたる、
ならぬ、中元すず香、そのもの。

そして俺は、そんな中元すず香が、
好きで好きで好きで、たまらない。

すぅちゃん、改めて、惚れ直したぜ、と。

で、そう言えば、あの盟友のポンコツコンビ、
あの鞘師嬢はいったいどこに消えたのか。
もしかしてすでにご帰国済み?
ということは、多分無い。

つまりは前半戦のご褒美のひと足お先の英国入り。
ロンドンのブロードウエイ、ならぬ、ウエストエンド。
その世界中のダンサー達の最高峰の珠玉の珠玉の聖地。
くっそう、私もいつか、このステージで主役を張ってやる、
その意気込みも新たにベビーメタルのツアーに舞い戻ってくる’
俺はそう見ている。

ってことはもしかして、あのレニングラードの、モスクワの、
あの巨大会場において、もしや、あのTHE FORUMの再現、
鞘師と百々の二大アヴェンジャーが舞い踊る、
そんな夢の競演が待ち構えている、ということか。

いや、俺としてはその前に、
なにはなくともイギリス・ツアー。
その集大成であるところのハマースミス・オデオン!
現在名:イベンティム・アポロ。
その歴史的ロックの殿堂において、
ベビーメタル史上最高の最上の記録破り公演、
その新たな伝説の生まれる瞬間を待ち望むばかりである。








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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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