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YOYOKA嬢のご家族バンド「かねあいよよか」 全世界に向けてライブ配信!!

Posted by 高見鈴虫 on 27.2020 音楽ねた   0 comments
ちーっす、いやあ、どもども。
はい、観ましたよお。
YOYOKA嬢の家族バンド 「かねあいよよか」
全世界に向けてライブ配信!!






で、驚いたこと。
えええ!? この子にドラム教えたの、お父さんじゃ、なかったの?

いや、俺はてっきり、
お父さんがやり過ぎてしまったテクニック極道のドラマー崩れで、
で、自分のキワめたその極意、
箸の持ち方=箸は左手で持て、やら、
歩き方から=歩調に合わせて八分の六を刻め、まで、
なにからなにまでを徹底的なまでの英才教育、
まるでそれわ星一徹のようにして、
卓袱台転がしながらの大リーグボール養成ギブス、
そんな感じで教え込んでいるのか、
と思っていたのだがだが、

違ったのね・笑

なんだよこの、和気藹々としたカラオケバンド家族は!
まるでまるで、幸せ一杯じゃねえか、と。

あのなあ、オレなんか、一夏バイトして買ったドラムセット、
すべて窓から投げ捨てられては勘当の憂目、
その後の人生のすべてをスタジオの床で寝起きしていた、
そういう壮絶な人生こそがロックの生き様、
なんてことを思っていたのだがだがだが・・

なんだよ、家族揃ってニルヴァーナかよ、と大笑い。

ではではでは、では、いったい誰なんだよ、
このよよっちに、ドラムの奥義を教え込んだのわ、
と、ちょちょっと調べてみたらものの一分で見つかった。

はい、山木秀夫さん、だったのね、と。





ただ、この山木先生、どう見ても、星一徹とは縁遠い、
ともすれば、まったくもって正反対のひと。

口を酸っぱくしてギャンギャンと怒鳴り散らしては、
竹刀片手に、殴りつけて、叩きつけて、蹴りつけて、
なんていうタイプの人には、どうしても見えない。
ぜんぜん見えない、見えなすぎる。

ただ、その教育方針というよりは、
いっしょにプレイしてみない?と体験学習方式、
なんだけど、お気づきになられましたか?

このおふたり、スネアのタイミングが、似てる、ってより、ぴったりとご一緒・・・!!!



という訳で、またまた性懲りもなくのドラムのよもやま談義となるわけですが、

まあそう、俺程度がなにを言っても誰に気取られる訳ではなく、
本当に大切なことはちゃんとお金払って先生に聞いてくださいね、と。

で、はい、先生から教えて貰えないであろうこと、
つまりは、未熟者同士の与太話としてご共有させていただければ・・

あのですね、と、またくどいようですが、
ゴーストの小技をどれだけ敷き詰めるか、やら、
ともすれば、バスドラを何発重ねられるか、なんてことは、
あの、そういう表面的なことって、
実はドラマーにとっては、ごくごくごく、些細なこと。

千手観音だかなんだか知らないけどさ、
そういう、手数系、
あるいは、早さ、やら、強ささや、オトカズやら、
そいう素人でも気づく範囲での数値的なことで、
大切なことって、実はあんまり、多くない。

だって、ほとんど、手癖だもの、と。

では、と改めて。
では、このヨヨカ嬢のご才能の、
その最も特筆するべき点とは、
いつたい、なんなのか?

まあ俺的に言ってしまうと、
ぶっちゃけ、スネアのタイミング(!)ではないのかな、と。

このスネアのタイミング。
これこそが、ドラマーの骨、であり、血であり、肉であり。
ドラマーの顔、そのもの、となる訳で。

この、スネアのタイミングの違いが判らない方、
ドラマーに限らず、どんな楽器においても、
表層舐めて終わり、となると思いますので、
そんな程度のところでグルグルされてるかた、
そういう方はこの先、なにをこしゃくな、と
小技的なところでばかりにムカつくだけだと思うので、
よろしく遠慮ください、と。

で、このドラマーにとって一番大切な「スネアのタイミング」なんですけど。
長らく日本においては、タメ、がどうの、重いの軽いの、やれ裏だ表だ、
侘び寂び的な薀蓄として喧々囂々の七転八倒を繰り返してきた訳なんですけど、
その後、かのグルーヴの権化たるスティーヴ・ガッド御大からの直々のお言葉。
まあ例によって、泥酔こいてはろれつも回らぬベロンベロンの状態ではありましたが、
そんなスティーヴ・ガッド御大から酔っぱらいの与太話的にお伺いしたところ、
なあんだ、そうなのか、と、あまりにもあっけらかんと、と。

グルーヴを出すには?
ああ、スネアを、クリックを聞いてから、落とすんだよ、と。

え?そういうこと?と。
この、え?そういうこと?っていうなんともあっけない答えに至るまで、
俺に関して言えば、ほぼ20年を費やした、のですが・笑
実際に、それを叩いている本人に聞いてしまったら、
あらなんだ、そういうことなの?で済んでしまう、
このあまりのあっけなささささ。

で、このスネアのタイミング、なんですが、
実際のスティーヴ・ガッドのプレイ、
ああ、スネアって、叩くもの、でも、打ち込むもの、でもなくて、
置くもの、あるいは、落とすもの、なのか、と。

ガッド先生は明らかに、DROP というお言葉を使っていられました。

スネアを、落とす=DROP・・・!!!!

ぐげげげ、でしたね、はい、目から鱗とはこのことだ、と。

で、改めて、誰でも判っていながら、
実は、誰もができていなかもしれない(俺だけか?)
とてもとても大切なこと。

こと、8ビートの基本練習においては、
左手のスネアの3拍目と
そして、右手のハイハット、
それは同時にあげて、そして同時におろす。

んだよ、そんなこと当然じゃねえか、と。
はい、そう思われますか、すまそです。

なんですが、この三拍目、
左手のスネアと右手のハイハット、
それと同時に、バスドラも合わせて、
一緒に、おろす、あるいは落とす、そのタイミングこそが、
ドラムのグルーヴのほとんとすべて、と。

いや、あの、と、今更ながら、
この、三拍目の鬼門、これ、実は、出来てないかた、
実はとてもとても多いと思うのですよ、まあ私感ですが。

ともすれば、そのスネアの音を、音としてアジャストしてしまうと、
下手をすれば、実際のライブのステージの上において、
モニターが聞こえない、あるいは、ドンカマを被った時に、
実際に録れた音と、自分の思っている音が、ぜんぜん違う、
なんてことにもなってですね、
はい、手癖で、あるいは、「音」で憶えてしまうと、
あとになって、とてもとても苦労します。
ドラムのアタックのタイミングは、音色よりも、身体の動き、
そのムーブメントそのもので、覚えろ、と。

で、ヨヨカ嬢のこのスネアのタイミングの秘技、なんですが、
はい、どうですか、その三拍目の右手と左手、
その手首が、見事に返っていますよね。

で、この山木先生なんですが、このスローな重めの8ビートの中に、
はい、みっしりと、16から、そして8分の6から、思わず手癖で・笑、
どうしても入れてしまう、そう、このスローなビートを支えるには、
その拍子を、どれだけ細分化しているか、こそが、
実際の手数をへらす(!)ための極意、
と勝手に思っていた訳なのですが、
そこに至るまでにいったいどれほど長い道を歩いただろうか、と。

まあそう、通常のドラマーであれば普通に行っているこのリズムの”割り”という技術。
これを、ヨヨっちは、このご年齢において既にごく普通のこととして体得してしまっている。
だって、先生がそうだから、と。

ちなみに、なんですが、このスローな8ビートの中で、
こちらのコクジン系の方々は、ここで右手で16を、
びっしりと粒を揃えて詰め込みます。
つまりは、無理やりの16ビート。

俺的にはそれを、モータウン形式、
如いて言えば、ファンク・ブラザーズ形式、と勝手に名付けているのですが(嘘ばっか・笑)
そう、こちらの黒人系の方々、ゴスペルバンドご出身の方々とか、
わりとむきになるように、この片手で刻む16の細かいハイハットを、
がっつりとみっしりと、刻み込む方が多い、
あるいは、それが超絶的に、綺麗に決まっているんですよね
そこれこそがポイント、なのでしょうが。

でそう、もしもこのスネアのタイミングに四苦八苦されてる方、
ともすれば、適当にハイハットを端折ってしまったり、
8で左手で叩くスネアと、16で右手で叩くスネアの、
タイミングが違うぞ、なんていう方、
この無理矢理の片手16、それだけでビートがかなり変わります。
つまりは力を込めなくてもスネアが抜けます、たまります。
ので、このファンク・ブラザーズ形式、どうぞお試しになってみてください。
俺はわりとこれで、矯正した憶えがありまする。

で、はい、そこで、レガート系でシャッフルを入れると、
この、ヨヨカ嬢、及び、その恩師たる山木さんのビート、
如いては、ハーフノーツを交えた8分の6割りになるのですが、
これ、つまりはジャズの応用ともなるわけで、
はい、賭けてもよいです、よよっちはいずれ、その関心はジャズに向います。
つまりは、身体のビートがそっちに行っています。行くべきです、と。

という訳で、ここらあたりからまた例によって、
個人的ルサンチマン的な独断世界の暴走となりますが、
はい、ジャズ、このジャズという音楽、
こと、ドラマーにとっては、見逃すに見逃せないまさに鬼門ともなるわけで。
で、ぶっちゃけ、ジャズ・ドラマーと言えば、
バディ・リッチから、マックス・ローチから、
という歴史的な大御所たちがあげられますが、
で、各いうあの、ジョン・ボーナムも、
当初はバディとマックス・ローチをアイドルとしてあげられていますが、
ただ、実は、現在のジャズ界において、
このバディ・リッチとマックス・ローチの残した遺産ってあまり多くない。
つまりは、バディのドラムはバディにしかできず、
マックス・ローチのマネをいくらしても、
それはマックスもどきにしか成りえない。

で、実は、このジャスのテクニックを、
実に解りやすく体系化してくれたヒトってのが、
実は、ジャズドラマーたちの中では、え?なんで?
と首をかしげられることの多い、
実は実は、あのめがねのおじさん:ジョー・モレロ大先生、そのひと。





はい、ドラマーの方でジョー・モレロ、知らない人は居ないですよね。
あの、猿でも知っているテイク・ファイブで有名な、
デイヴ・ブルーベックカルテットの人。

ジャズ界においては、なぜか、あまり評価の高くなかった筈の、
このメガネのおじさん:ジョー・モレロのやっていたドラムスクール、
実は実は、かの、スティーヴ・ガッドも、
そしてその後継であったデイヴ・ウェックルも、
実はこの、ジョー・モレロのドラムスクールの門下生であった、と。

で、このジョー・モレロの門下生、
その基本となるところは、ぶっちゃけ、鼓笛隊。
つまりは、ルーディメントを基本とした、スティックコントロールですよね。

でまあ、ジャズ系ドラマーとしては知る人ぞ知るのアンタッチャブル巨人としては、
トニー・ウィリアムス、という方、
これもう、こちらでは、トニーと言えばトニー・ウィリアムス、
と言うぐらいに、まあ、そう、教則本の教則本的な方なのですが、
このトニー・ウィリアムスという人、
実は実は、ものすごく生真面目な方で、つまりは教えて妖怪の人だったらしく、
ドラマーというドラマーのすべてを尋ね回っては、
ねえねえ、それ、どうやってるの、教えて教えて、と。
誰もが認めるジャズ・ドラマーのナンバーワンの巨人でありながら、
実に実に、腰の低い人であった、とのこと(ジョン・ライリー氏談)

で、このトニー・ウィリアムス御大が、
最も影響を受けたドラマーは?ってな質問に、
テクニック的に最も多くを学んだのは、ジョー・モレロであった、
と聞いてみんなぶっ飛んで椅子から転げ落ちて・・

えええ?なんで?なんであなたが、
ここで敢えてジョー・モレロの名前を上げるのか、と。

つまりは?
つまりはそう、基本の基本は絶対に変わらない、と。

このジョー・モレロ、及び、その門下生たちのレッスン動画、
YOUTUBEに山とあげられているので、ご参考ください、と。

で、そのドラムの基本の基本たるジョー・モレロの鼓笛隊的テクニック、
それを、ジャズならぬ、ファンク、としてそっくりそのまま応用したのが、
かの、スティーヴ・ガッド御大。





で、スティーヴ・ガッドと言えば、
あのハイハットとスネアの間をちこまかと動く、
摩訶不思議な連携ビートとなるわけなのですが、
ご本人も言っているように、
テクニック的には、このスティーヴ・ガッドさん、
別にそれほどまでに、大したことをやっている訳ではぜんぜんない。
はい、ただの、ルーディメントの応用、それだけ、と。
なんだけどさ、
ただ、実は実は、このスティーヴ・ガッドの本当の凄さってのは、
そんな小手先だけのことじゃなくて、はい、グルーヴ。
スティーヴ・ガッドは、その鼓笛隊的なフィンガリングテクニックをグルーヴに乗っけた、
ってのが、なによりの功績なんですよ、と。

でその、ガッド御大からその極意の極意、
グルーヴの真理とはなんぞや、そんなキワモノてきな質問に対して、
ああ、スネアは、クリックを聞いてから、置く、あるいは、落とすんだよ、と。
スネアは、クリックを聞いてから、落とす?
そうそう、クリックに合わせちゃうと、ちょっと忙しないからさ。
聞いてから落とす、この、ん、と顎を引く、その感覚、
それぐらいがちょうどよい、と。

えええ、まじでえ、と。俺、そこまで至るのに、実に20年。
その奥義が、なんとこんなにも呆気なくも解明されてしまった、
この目から鱗の大驚愕、というのもまさにここニューヨークシティの魔力そのもの。

そう、実はさ、ニューヨークって凄いところってのが、
ライブの終わった後に、伝説のミュージシャンが、
自分で機材を自分で片付けに出てきてさ。
で、その時、シンバルのネジ外したり、スタンド畳んだりなんかしてる時に、
ねえねえ、あれってどうやるの?と聞くと、
え?あれ、ああ、あれは、こうやって、と。
そう、小手先のテクニック、ぐらいなことは、その場で、
片付け途中の楽器を使って、ほら、と簡単にご披露いただける。

ジョシュア・レッドマンとのライブの後に、かのブライアン・ブレイドから、
直々に、あの24インチのライドのスティックの転がし方を、
実際にやってみせてもらったりとか、
ブラッド・メルドーとのライブの後に、ジェフ・バラードを楽屋に訪ねては、
ねえ、なんであんなに自然なドラムが叩けるの?と聞けば、
横からブラッド・メルドー御大のその口から、
まずは、酔っ払うことだな、ぎゃははは、みたいな。





そう、ニューヨーク・シティってのはそれが起こる。
ってか、そんなことが普通に行われていて、
つまりは、ミュージシャンにとってはまさにおもちゃ箱、玉手箱。

で、そんな中で、ステージの袖から、ともすれば、ステージのその上から、
実際にこの目で見て、会話をして、ともすれば直接教えを乞いて、
で、ああ、やっぱり、この人は凄い!と思った人びとのこぼれ話。

まずは、故・エルヴィン・ジョーンズ。
この人のなにが凄いか?
でかかった、まじで、凄まじく大きなヒトだった、ってのはさておいて、
このエルヴィン・ジョーンズ、
なによりもそのタイムが長い!そう、この人、小節のとり方、というか、
その曲の捉え方、というか、リズムの、拍子の、その捉え方、
そのタームが、長い長い、凄まじく長い。
ともすれば、一曲まるまる、完全にリズムからビートから逸脱したまま、
え?ってなところで、ビジャっと合わせて、あとはまたのらりくらり、
なんてことを、普通に、本当に何食わぬ顔で演り続けていた、まさに魔神。ドラムの魔神。

日本人特有のあの、すべてがすべてをかっちりとメトロノーム通りに合わせてしまう、
あの、ぶつ切りのビートのまさに真逆の人というか。
いやあ、あのスケールの大きさ、あの広さ、というか、その長さというか、深さというか・・
エルヴィンのプレイを聴いた後、その余韻で身体中のリズムというか、
バイオリズムそのものが間延びしてしまった、
ともすれば、歩調から、呼吸から、心臓の鼓動までが、凄く大きな流れの中に揺蕩って、
そんなぐらいなまでに、強烈なグルーヴを持った人であったな、と。

で、例えば、キース・カーロック:KEITH CARLOCK。
この人、またいつものようにひまつぶしてそぞろ歩きしていたグリニッジビレッジ。
で、どこ行く?なんて話しながらトコトコ歩いていたら、
その開かれたドアから、ん?なんじゃこれ、と聞こえてきたそのビート。
思わず駆け込んで、ドアマンにだれこれ?と聴いてみたら、と。
でさっそく話しかけてみたら、へえ、ニューオリンズのヒト。
ってか、そのあまりにも露骨な南部訛り。







でさ、このひと、その鮮やか過ぎる手数ばっかりが注目されてるんだけど、
俺が言ったのは、バスドラの音。
このバスドラ、すっごくよい音がしてる、と言えば、凄く嬉しそうな顔して、
そうそう、それだよ、それ、と。
オレがオレのドラムで一番大切にしてるのは、
なによりこのバスドラの音、なんだよ。
このバスドラを、どこまで聴かせられるか、
スネアの手数はその序奏の伴奏に過ぎない、と。
ただ、このスネアの手数をたららららららっと敷き詰めながら、
そのさざなみの中に、ズドンと一発落とすバスドラ、これがねえ、
まさに、ジャズ界のカールトン・バレット
このコンビネーションこそが、はい、奥義ですね、と。

で、そう、この小技とバスドラのコンビネーションで言えば、
アントニオ・サンチェス:Antonio Sánchez
この方も、実際にお会いしたのはかなり前。
友人から、そう言えば、パット・メセニーのライブで、
いいドラマーが叩くから行ってみないか?と誘われて。
で、このヒト、なんかもう、大学教授のようにストイックなヒトでさ。
いまさらパット・メセニーなんか聴きに来るのは、
音大の生徒ばかり、なんてかんじで、
それを知ってか知らずか、ライブが終わった後に、
水飲みながらアライグマのようにのそのそ歩いているところを捕まえて、
ねえねえ、あれ、どうやってやったの?ときいてみれば、
ああ、あれか、だったら、と、
実際に、ライブが引けたあとのステージで、このソロをそっくりそのままご披露頂いた、と。





まあ、こんなこと並べてるとまじで、切りがなくて、
そう言えば、デニス・チェンバーズを前にして
完全に頭ぶっ飛んでステージの上駆け上がったな、とか、
そう言えば、一時期どこに言ってもシンディ・ブラックマンに顔を合わせたよな、とか、
で、それを言ったら、ライブで一番興奮したのってやっぱCUBA系の魔神たちで、
LOS VANVANから、KLIMAXから、PUPYから、NG LA BANDAから、
まじで、目が点々どころか、顎が落ちて、頭ぶっ飛んで、
ステージ終わった途端に、スペイン語もしゃべれないのに、
襲いかかっては抱きしめては羽交い締め、
なんてことを、しでかしてしまった憶えもある。

で、そんな俺が、実は実は、
メト相手の個人練習の、その秘そかな師匠として崇めていたのが・・

はい、実は、デイヴ・ウェックル:DAVE WECKLE なんだよね。

えええ、なんで?と、思わずずっこけた?そう?やっぱり?
そう、俺も実は、実際に観るまではそうだった。
そうだったんだけど、やっぱりね、はい、この方、別格、というか、
このオールマイティさ、まじで、半端ない。
ジャズから、ファンクから、ラテンから、ロックから、なんでもござれ。
で、その何でもの屋さん中でも、しっかりと、本人の持ち味、それを、さりげなくも完璧に、
ああ、これは、デイブ・ウェックルとすぐに判る。





いやあ、このヒト、いろいろと言われてはいるけどさ、
なんだけど、このヒトを、好き嫌いではなく、良いの悪いの言えるひとって、
早々と居るものじゃない、あるいはそう、それって食わず嫌い、あるいは嫉妬だろ、と。
ぶっちゃけ、いまのジャズ界でおいしいところはすべてこのデイヴ・ウェックルの総取り状態。
でさ、では、このデイヴ・ウェックルの何がすれほど凄いのか、と。

で、それを素直にチック・コリア御大に聞いてみれば、
だって、やりやすいから、と。
いや、デイブは本当にやりやすい。
素直だし、頭が良いし、憶えも良いし、なにより生真面目だし。
ただ、デイブ・ウェックルとライブをやると、
客の目をみんな持っていかれてしまう、と・笑
まあ、そのあたりのところで、チック・コリア御大から、ピシリと、ピリリと、
そのデイブ・ウェックルの、良いところ悪いところを、言い当ててるんだけどさ・笑

なにはなくとも、いまジャズ界で、ダントツのナンバーワンはこのデイブ・ウェックル。
このヒトを避けては、いつまでたっても、プロの本気の凄みは判らない。
或いは、デイヴ・ウェックルぐらいなら、余裕でこなせる、ぐらいじゃないと、
ニューヨークでは勝ち抜けないのかな、とさえも思う。
つまりははい、この方こそが、登竜門、と。



という訳で、山木先生もお気づきの筈。
ヨヨカ嬢もそろそろ、本気の本気でジャズ、
あるいは、そう、この、デイヴ・ウェックルを筆頭とした、
正真正銘の世界第一線の魔神たち、
そんな人達に、そろそろ本気で師事しても、良い頃なのではないのかな、と。

いや、でもさ、
たぶん、チック・コリアは、このヨヨカ嬢の動画、観てると思うよ。
俺も送っておいたし・笑

チック・コリアはまあああいうヒトなので・笑
でも、そう、上原ひろみの例にもあるように、
国籍を問わず人種を問わず、
若い才能を見つけ出し育て上げることに関しては、
まさに、ジャズ界の大御所の大御所。
つまりは、かなり太めの脚長おじさん。

或いは、チック・コリアから声がかからないうちは、
ヨヨカ嬢、まだまだだぞ、と考えても良いのでは、と。

という訳で、え?ヨヨカがジャズ?なんで?と言う方々。
そこで一生頭でも振っていなさい。

実はさ、これまで実際に見たドラマーで、
俺が一番ぶっ飛んでは、思わず、弟子にしてくれ、と足元ひれ伏したのが、
昔、NG LA BANDA というキューバのバンドにいた、
ジミー・ブランリー、と言うヒト。





サルサというか、そこから派生した、ティンバ、という音楽スタイル
ドラム入りのハードコアなファンク・サルサみたいなジャンルなんだけど、
その育ての親、となったヒトで、あの、LOS VANVANとも並び称される、
キューバでは伝説的なバンドのドラマーだったヒトなんだけどさ。

そのジミー・ブランリーからの一言。

オレがドラムを初めた理由?
ああ、それは、レッド・ゼッペリンだよ、と。

えええ、キューバ音楽の第一人者が、レッド・ゼッペリン?

そうそう、ジョン・ボーナムが大好きで・

ええええ~!?





でも、お前だってそうだろ?と。
サルサだろうが、ジャズだろうが、ロックだろうが、メタルだろうが、
ジョン・ボーナムが好きじゃないドラマーなんて、会ったことないぜ、と・笑

なんだよ、やっぱり、とどのつまりは、レッド・ゼッペリンなのかよ、と。

或いは、と、思わず。
或いは俺が、誰よりもジョン・ボーナムが好きであったから、
或いは、俺がドラムという楽器がこれほどまでに好きになったのは、
まさしく、ジョン・ボーナムがあったから、
それが理由なのだろうが、
だから、俺が好きになるドラムって、みんなこの、ジョン・ボーナム、
その共通点を持ったひとなんだろうな、と。

で、そう言えば、ジミ・ヘンドリックスが、
自身のバンド:エクスペリエンスのドラマー:ミッチ・ミッチェルを紹介するとき、
オレの、エルヴィン・ジョーンズ、と、そう言っていたよな、と。
つまりは、ジミ・ヘンドリックスって、
エレキギターで、ジョン・コルトレーンをやっていた、
本人はそのつもりだったんだよな、と。







よよっち、先は長いぜ、じゃないけどさ。
ジャズは早めにやっておいたほうが良いよ。
ジャズばっかり、になるとそれはそれでつまらないけどさ、
でも、改めて、ドラマーにとっては、ジャズってやっぱり、基本の基本。
それをしっかりと演っていたヒトと、演らずにステージに上っちゃったひと、
その後ろめたさの、演り残し感の、そのコンプレックスの度合いにおいて、
やっぱり長くトラウマ的なものを残しちゃうことになるとつまらないからね、と。

いずれにしろ、ドラムという楽器にこだわる限り、
いずれはこのジャズという音楽と対峙せざるを得ない。
そこから、やっぱり、ロックに行くか、
その秘術を悪用して笑 手数王の道を爆進するか、
あるいは、ジョン・ボーナムのようなジャズやらサルサやらをやるか、
まあ、その振り幅ってのも、ジャズの素養があって初めて。

少なくとも、十歳においてハーフタイム・シャッフルの魔力に気づいている、
その時点で、血の中に、確実に、土人ビートの真髄:ジャズへと至る、
その素養は十分に見受けられる訳でさ。

で、最後の最後に、かの、ジョン・ライリー御大からの言葉。

ドラマーなんてさ、いくらやったって、
お金持ちになれるわけでも、ヒトから尊敬されるわけでもないしさ。
なので、まあ、好きにやろうぜ、と。

そう、ここニューヨークにおいて、
そんな伝説的な偉人的ドラマーたちと、
こうも簡単にお話ができる、その理由ってのも、
ドラマーなんてさ、どれだけ上手くたって、
世間一般から見れば、たかが知れてるってかさ。
それを言ったら、ミュージシャンなんて、つまりはその程度のもの。

ほとんど大抵のミュージシャンたちが、
ライブの後に、車も頼めず地下鉄で帰る、
その程度のものなんだから・笑

なので、ライブが終わった後、ねえねえねえ、
と普通に話しかけては荷物運びを手伝いながら、
ああ、だったら、こんどまた会わない?
ともすれば、
そうやってお知り合いになった伝説の大御所から、
だったらこんど、オレのスタジオで一緒にジャムらないか、
あるいは、一時間、一緒にプレイして、10ドル20ドル、
そんな個人レッスンが実は花盛り。
まあそう、なにを教えてくれる訳でもなく、
草吸いながら世間話しながら、
ただ一緒にドラム叩いているだけ、なんだけどさ・笑

まあそう、伝説であろうが大御所であろうが所詮ミュージシャン。
つまりはまあ普通のひとたち。
その程度のもの、である訳なんだけど、
その程度のものだからこそ、そう、だからこそ、尊いんだよ、と。
だからこそ、その本当の偉業を知っている人たちが、
心からの尊敬を持って、敬うべきなんだよ、と。

という訳で、ここニューヨークというのは、まさにそんな街。

このコロナのロックダウンの最中、
犬の散歩で日参しているセントラルパークで、
げげげ、なんだこのトランペット!と思わず驚愕したその音色。
思わず、やあやあやあ、と話しかけては、お名前を聴いてみれば・・

げげげげげ! なんか、ジャケ写に比べて随分と太りましたね、
と言ってしまって大笑い!!

そういう出会いが、この街ではいくらでもある。
ごく普通に、転がっている。
あんまり普通すぎて、ともすれば犬の散歩で毎日顔を合わせたり、
なんていう事情から、
日本における、あの伝説の巨人の、やら、大御所のやら、
そんなことに、いちいち驚かなくなっちっち、と。

という訳で、早く日本出ろ、というその理由って、
つまりはその、特別扱いが、あまりにも露骨すぎる、うざすぎるってか、
つまりは、ぶっちゃけこれで、また妙なCMのスポンサーなんてのがついて、
で、たいして実力もつかないうちから猿芝居の客寄せパンダ。
そんな状態でお金でじゃぶじゃぶにされちゃうと、
またまた、熟しもしないうちから腐らされては一向に芽が出ない、
そういう、飼い殺し状態が目に見えているんだよね、はいはい。

まあ、世界のまつろわぬ極道たちにとってみれば、
その程度でお金が稼げるってのはとてもとても羨ましいことなんだろうけどさ。
なんだけど、正直、そういう人たち、あまり観たくない。
ってか、そう、もうげんなりって感じでさ。

ベビーメタルがこれほどまでに凄くなったその理由。
テレビにもでずに、CMにもでずに、
ただひたすらにこれほどまでに、
本当に本当のパフォーマンスにこだわり続けては、
そして正真正銘に世界規模で、これだけの人気と尊敬を集めている、
その理由ってのも、
実は、そのあたりにあるんじゃねえのかな、とは思っていて、
つまりは、本物に対する尊敬、という奴でさ。

あの、メタリカのライブを舞台袖から観ていた三人のお嬢ちゃまたち、
あれにこそが、いまのベビーメタルを作った、
その真のきっかけではなかったのか、と。

そしてそんなベビーメタルを囲んだ大人たち。
この逸材を、日本なんてところで飼い殺しにされてなるものか、と、
つまりはそう、周りの大人たちが、そう固く誓っていたんだよね、
つまりは、世界に対する本物たちへの尊敬という意味でさ。

嘗て、日本というガラパゴスの孤島に幽閉されては、
その実際に観ることのできない伝説の大御所たちを、
想像の中で膨らまして膨らましては、つまりは、頭でっかちに成りすぎて、
まあその、ルサンチマンこそが、
ここまで音楽なんてものに拘った、その理由でもあるのだが、
なんだけどね、俺は敢えて、言いたい。

もっと早いうちに本物を見ていれば、
もっともっと、違う展開があったんじゃねえのかな、と。
ここまでこじらせる前にもっと早めに見切りをつける、とかさ・笑

まあ、たしかに、色々と異論もあるかとは思うんだけど、
で、この先、世界がどうなるかなんて誰にも判らないして、
なので、なにが正解か、ってことも無いわけでさ。

なんだけど・・
俺的なルサンチマンのその怨念にも似た無いものねだり。
ああ、十歳十五歳ぐらいまでに、
まだまだ頭が身体が、柔らかいうちに、
あのエルヴィン・ジョーンズを、ストーンズを、ロス・ヴァンヴァンを、
実際にこの目で観ていたら、絶対にその後の人生が変わっていただろうな、と。

で、今の時代ってさ、それがもう、すぐにでも実現できる。
ともすれば、ねえねえねえ、と直接コンタクトができる、
そういうことが、普通に許される時代じゃないのかな、と。
それを活用しない手はないぜ、と。

さあ、このヨヨカ嬢、この世紀の逸材が、
この先、いったいどんな運命を辿るのか、
はい、楽しみですね。

人類まだまだ捨てたものじゃねえぜ、と。

コロナなんかでくたばっている場合じゃねえんだお、と。

という訳で、また相変わらずの下らない話ですまそでした。

ではでは。








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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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