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コロナの時代の愛 その拾五 ~ もしもバカボンパパがアメリカのだいとうりょうになったら?・・

Posted by 高見鈴虫 on 05.2020 コロナの時代の愛   0 comments
夕刻の犬の散歩から帰ってひと風呂浴びてはテレビをつけると、
普段からつけっぱなしのチャンネル7:ABCニュースに、
なんとあの、寅吉大棟梁が、ご出演されているではないか。

なんか、寅吉、見るの久しぶりだよなあ、と。
こいつ、まだ、ぬけぬけと生きてやがったのかよ。
とつとところなでくたばりくさればよいものを。

このコロナの騒動が始まって以来、大ボケに大ボケをかまし続けては、
いまや全国民全世界からの冷笑と嘲笑の的でしかないこの米国大棟梁閣下。
最近では日々の定例記者会見さえも放送が打ち切られ、
ことこのメディア界においては、既に存在しない者、
完全に抹消されていた木偶人形、つまりは、幽霊的存在に成り下がって久しい。

そんな寅吉が、今更になってこのチャンネル7でなにをやっているのかよ、と。

実はこのコロコロコロナの騒動が始まって以来、
我が家のテレビはほとんど一日中が
7チャンネルであるABCがつけっぱなしになっている。
ちなみにここ米国の4大ネットワークにおける
←から→への傾向を観る限り、
ABC>NBC>CBS>FOX となるってのがごく一般的常識。
ちなみに視聴者の知能指数及び収入額もこれとまったく同じ傾向を示す訳で、
当然のことながら俺的には普段からはABCなど見ない。ほとんど見ない。
ちなみに普段からの俺がどういう人かというと、
テレビは娯楽中心、芸能ネタとバラエティのCBS。
新聞はそのほとんどがエログロとスポーツネタ中心のNYPOSTである。
その理由がなにかと言えば、楽だから つまりは疲れないから、である。
旨い安い早い四角くって食べやすいカップ焼きそばではないが、
とりあえずは軽くて面白くなにより難しい単語を使っていないので読みやすいのである。
つまりは、あまり頭を使わなくてもすむ、
ぶっちゃけ俺のようなバカ向けに発行されるメディアなぁのだ、なのである。

ちなみにそんなバカ向けメディアの筆頭にあげられるのがFOX系列となるのだが、
いや実は俺はFOX系列があまり好きではなくて、
ぶっちゃけ、そこに出ている人たちが、
やたらと目を瞠り歯をむき出した動物霊に憑依されたかのよう下級白人種たちと、
そしてその脇役のほとんどがブラザー:黒人たち。
つまりは低学歴低収入低IQのぶっちゃけ低級低能の純家畜民専用板ということなのね。
その身分制階級意識の区分け構造があまりにも露骨過ぎあからさま過ぎ自虐的過ぎ。
でそう言えばそこにはアジア人がほとんど出演しない、なんて事情もあって、
俺的にはこのFOX系は在って無きも。
あっしには関係ない事でござんす、と勝手に切り捨てさせて頂いている。

果たしていまの日本のメディア界の棲み分けがどうなっているのかは良く知らないのだが、
まあその構図としては、
その対象となるA層B層C層、
その趣向から収入差からそしておつむのレベルからに準じた仕分け区分方法も、
たぶん似たようなものではないのかな、とは思っているのだがどうなんでしょう。

で、普段からはノンポリ無宗教無自覚無人格の、
確信的なバカのミーハーな自虐的お祭り男を自認する筈のこの俺が、
何故にチャンネル7ABC、つまりはこまっしゃくれた知識人サニョク専用板的糞放送局なんてものを観ているかと言えば、
言わずと知れたこのこのコロナ騒動が始まってからと言うもの、この生きるか死ぬかの瀬戸際の中にあっては、
いまさらおちゃらけ芸能ネタやら漫才バラエティやら、
嘘を嘘として嘘を前提としてばら撒かれるフェイク騒動、
そんなものは百害あって一利なし、どころか、
やれインフルと変わらない、マラリアの薬が効くらしい、果てはバイ菌掃除用の消毒液を注射してみたらどうだろう、
そんなフェイクの罠こそがこのコロナの災禍にあっては命取りの死活問題ともなる訳で、
この非常事態の中にあっては、
君子危うきフェイクニュースには近寄らず、
ぶっちゃけ、バカには関わり合うな!
それこそがこのコロナの災禍を生き抜く必然の理。
生き残る為にはなにはなくとも信頼できる情報源、
まずは州知事の見解が、市長の動向が、その現実的な情報を得ることこそが、
死活問題、だからなのでありなむ。


改めてこのチャンネル7のABC局、
このコロナの騒動が始まって以来、常時クオモ州知事とデブラシオ市長に密着しては、
その公式会見が始まるやいなやのいの一番に実況中継をしてくれる、
つまりはニューヨーク市民のライフラインとなっている。

改めて今回のコロナ災禍の中で唯一絶対の命綱となるアンドリュー・クオモ州知事。
政治の本懐はなによりも人命の尊重なり!
そう宣言したこの筋金入りの人権主義者。
その目的が人命である以上は
そこにはブレがない揺るぎがない嘘がない。
安っぽい自己陶酔もなければ自己喧伝の欠片もなく、
そしてなによりそこに「金」の匂いがしない。
人種の坩堝たるニューヨーク市民たち、
英語を母国語としないすべての人種のすべての人々に対して、
その誰もが判るように、ゆっくりと、はっきりと、簡潔かつ明瞭な単語を選んでは、
誰の目にも疑いようのない明確なデータ:数字を元に、いまやらなければならないことの1-2-3。
時として辛辣な、時として悲観的な、
時として厳格すぎる英断を次々に繰り出しては、
その情け容赦の一切を許さない渋面を崩すことなく、
だがしかし、これが現実なのだと繰り返すその徹底したリアリストぶり。
辛くはあり悲しくもあるが、これが現実だ。
その現実からは決して目を背けてはいけない。
この過酷な現実を真摯にそして真剣に受け止めることだ。
この人類史上例のない地獄の底を抜け出す為には、
現実と本気で対峙する以外に方法はないのだ、と。

政治家というよりは葬儀屋をも思わせるこの陰気なゴリラ面の、
ただこの実直を絵に描いたようなリアリストからの、腹の底からふり絞るような言葉の数々の、その説得力が半端ではない。
この人ならば、この人であれば信じられる、信用できる。
誰もがそれを感じるであろう、まさにこのコロナの災禍の救世主である。

このクオも知事の日刊定例公聴会。
仕事の手を休めては思わず見入ってしまうその姿を前に、
プレゼンはこう打て!その見事な極意の見本でもあるのだが。
だがしかし、そんな俺の無邪気な感銘に、
世のビジネスマンのすべてが苦笑いを浮かべる筈である。

あのさあ、真実一路の誠心誠意は真に結構なことなんだけど、
オレたちだって本当のことだけを正直に謳えるだけであればなにも苦労はないぜ、と。

オレ達のビジネスの根本とはまずは収益、利益、つまりは銭儲け。
俗に言う千三ではないが、千の言葉の中に真実は三つだけ、
カモをどれだけうまい口車に乗せては騙せるかボレれるか搾り取れるか。
はなから騙しが目的でなければ、
こんな尤もらしくも仰々しいプレゼン資料も、
こんな取ってつけたような作り笑いも、
模範市民を絵に描いたような清潔な装いも必要なし。

そのわざとらしく取り繕った高感度満点のその外面のすべてが、
実はそのビジネスの真の目的の、その魂胆の胸算用の、
ともすればその邪悪な悪意の、その本質を覆い隠すための目眩まし。

あのなあ、悪いやつが悪いやつのツラをする訳がねえだろうが。
厚化粧の女の素顔はえてして点てんテン、と同じくして、
過剰な好感度とはつまりその薄汚れた素性の裏返し。

嘗ての裏通りにおいては誰もが知る常識であった筈のこの安易なパラドックスが、
いつしかお茶の間のすべてから払拭されては、
超絶厚化粧的なとってつけたような好感度、
つまりは羊の皮を被った狼たちの嘘に嘘を固めた耳障りの良い喧伝ばかりが罷り通る、
そんなペテンをペテンとしてペテンだけを前提としたペテン的厚化粧社会。
そう、嘗てのコロナ以前の社会はまさしくそんな感じだった。
誰だって陰気な渋面から糞面白くもない説教を聞かされるよりは、
明るく軽く爽やかでまろやかで口当たりのよい
キラキラと綺羅びやかで華やかなものに目が移るのも当然のこと。
良薬だって苦いよりは甘いに越したことはない。
キレイな花にだって棘が無いに越したことはない。
その安易な打算に自ら率先して騙されていた人々が、
いざ、このコロナの災禍の絶体絶命を前にしては、
その見栄えの表層の口当たりの良さに隠された、
本当の本当の棘、その辛辣な罠に絡め取られることの危険性を、
これでもか、と思い知らされることになったのである。

改めて言うまでもなく、コロナ以前の世界にあっては、
その虚像性の見事な象徴でもあったこの寅吉米国大棟梁閣下。

世界の全てに、嘘だ、ペテンだ、欺瞞だ、と唾を吐きかけ毒舌を奮っては、
その敵という敵のすべてを罵倒と中傷とスキャンダルのでっち上げ
その茶番的な泥仕合に引きずり込んでは、
未曾有の大量粛清と社会的抹殺を続けて来たこの恐怖政治。
自身に都合の良いことばかりをこれでもかと喧伝に喧伝を重ね、
不都合な真実のすべてを徹底的に隠蔽してきたこの虚像的虚業的虚言的寅吉世界。

前任のオバマ大統領はこのパンデミック災害を遥か以前に予測しては、
既に作成していた非常事態対応向けの極秘資料とCDCの対策チーム。
だがしかし、この偉大なる寅吉米国大棟梁閣下にあられましては、
その前任者の労苦のすべてに手鼻をかんでゴミ箱に叩き込み、
パンデミックだ?バカバカしい、
そしてその方針のその視点のその予算のすべてを、
メキシコとの国境に壁を作る、
そんな馬鹿げた妄想にすげ替えては
猿のような狂騒を繰り返していたこの裸の王様のあまりの愚行の数々。

大棟梁閣下、そんなお調子で、
もしもなにかがあったとき、
いったいどうするおつもりなのですか?

そんな善意の助言を告げるすべての者に、
うるさい、だまれ、おまえはクビだ!
いいか、見ろよ、なにがどうあったって、
現実問題として株価があがっているだろう?
株価さえ上がればだれにも文句はない筈だ。
文句があるなら株を買えば良いのだ。
であればもっともっと株を買い続けろ。
オレの政策はそれだけだ。
オレはそのためだけに大棟梁になったのだから。

いつしか正気の助言者がたったひとりも居なくなった伽藍の宮殿。
その真ん中にただひとりで鎮座ましました裸の王様。

あのなあ、政治の原則、そのからくりとはなあ、
いけすかない知恵者たちから絞り上げた銭を、
自らの唯一の信奉者である赤首のブルーカラーたちにばら撒いては、
騙してなだめて透かしての薬漬け。
自助努力のすべてを諦めてはここ数十年を生活保護だけで生きてきた、
そんなゾンビーたちに宗教という薬入の餌をこれでもかとばら撒いては
雁字搦めの保証金漬け。
それはまるで居留地に幽閉された難民たち、あるいは家畜そのものを、
飼い殺しに飼い殺しを続けては、その代償は自身への投票とのバーター取引。

世界が貧乏になればなるほどオレが儲かる。
人々が不幸になればなるほどオレに縋る以外に生きる方法がなくなる。
どうだ、まいったか、これが最強のマッチポンプ。
唯一絶対の最強政治のからくりなのであああある。

国費のすべてを自身の保身にだけ費やしてきたこの裸の王様が、
荒稼ぎしたあぶく銭のすべてをあっちの人こっちの人の仲間内で山分けしては高笑い。
さああ再選の御墨付をがめたその後には、
徹底的に徹底的なまでに、がめてがめてガメまくるぜ。
さあ、そんなオレに賭けない手はないぜ。
嘗てのカジノ王であったその博打癖を再燃させては、
嘗てのカジノですっかりすっからかんにされて露頭に迷った倍返し、
このアメリカという巨大な賭場を舞台にしては、
一世一代のいかさま博打のその正念場であった筈のこの再選選挙。

その邪悪なからくりを知る人々からは、
ダメ、絶対に、だめ、この人の好きにさせておくと、
アメリカはあの廃墟の町、アトランティック・シティの二の舞になってしまう・・

その警告の警笛のその魂の声のすべてのすべてに、
嘘だ、FAKEだ、デマだ、まやかしだ、でっちあげだ。
デマをデマだと言うデマにデマだデマだと騒ぎ立て、
その虚言に虚言を重ねては虚像ばかりが跋扈する虚業的虚構
つまりは、イケイケ株屋のインチキセールスマンの論法そのものに、
儲かりませっせ、儲かりまっせ、あなたが買えば、誰もが儲かる、
誰もが買えば、あなたも儲かるのその国家規模のねずみ講。

その再選が確実視されては、虚構的株価が最高値を記録した、
その時・・

いきなり海の向こうから届いたこの不吉なニュース。

コロナ?なんじゃそりゃ、と。
このあまりにも予想外の晴天の霹靂を前に、
ええい、黙れ黙れ黙れ、俺達はいまボロい銭儲けで無我夢中。
つまりは、金に目が眩んでは眩みきっての盲目状態。

コロナだ?新型ウイルスだ?パンデミックだ?
そんなものは、どうせインフルと同じだろうが。
だから黙ってろ、そこで黙っておとなしくしてろ。
俺たちのこの金儲けの邪魔をするんじゃねえ、と。

世界を席巻する殺人ウイルスの脅威がこれだけ騒がれても、
だしかし、銭に、銭だけに目の眩んだこの暴言王。
そのあまりに不都合な真実を前にして、
デマだ、HOAXだ、なんちゃらの陰謀だ、
見るな見せるな、オレの選挙に、オレたちのボロ儲けに、
不都合なものはなにも見せるな、知らせるな!
その一点張りの中で、感染者数が死者数が、
そんなことよりも、株価が上がったの下がったの、
支持率が、再選率が、上がったの下がったの、
頭の中はそればかりそればかり。

このご都合主義が、その妄想が、その油断が、その慢心が、その弱点が、
このコロナ災禍という未曾有の脅威を前にしてこれでもかと露呈しては、
たかだか一ヶ月、どころか、一週間にも満たぬ間に、
その伽藍の宮殿の虚飾のすべてが、
ガラガラガラガラと音を立てては崩れるに任せるばかり。

そしていま、誰をも目をそらすことのできない現実。
全米感染者110万人。死者7万人。
世界各国の中でも著しき突出したこの未曾有の被害を前にして、

これまで装い続けてきた偽りの獅子の毛皮、
その尻尾についた火が全身に燃え広がっては火だるま状態。

果たして、と世界全人類の誰もが思っている筈だ。

果たして、この男はこの大惨事を前にどうするつもりなのか。
果たして、この男はこの未曾有の大失策の責任をどう取るつもりなのか。
果たして、この男はいったい、なにを、考えているのか?

それを一番知りたいのは、他ならぬこの寅吉自身の筈なのだが・・





冒頭にも述べたように、
このコロナ騒動が始まって以来、
そしてその被害が深刻化すればするほどに、
この暴言王のトリックスター、大棟梁閣下の影が薄い。

まるでその存在そのものがかき消されてしまったかのように。
少なくとも米国の巨大ネットワークのメディア網の中からは、
まるで掻き消えてしまったかのように、
その存在自体があまりにも希薄、希薄過ぎる。

この国家的な危機の中にあっては、
本来であれば、国民への情報のライフラインは合衆国政府が担って当然のこと、
であるはずが、
その被害が拡大すればするほどに、
そしてここニューヨークを地獄の底に叩き込んだその被害が、
いまや全米の津々浦々に拡大を続けるいまとなっても、
その最高責任者である筈の合衆国大棟梁閣下、
そのリーダーシップの、その存在感の、その重要度の、
その指数であるところのメディアへの露出度が、
極端に減っている、消し去られている、
あるいは、誰からもすっかりと無視されている。

その理由はと言えば、と今更言うまでもなく、
嘗ては日々の定例となっていた大棟梁会見が、
やれ、マラリアの特効薬を試してみよう、
やれ、消毒液を注射してみろ、
その科学的な根拠、ともすればその危険なリスクを配慮する、
その最低限の責任意識もないままに撒き散らされる暴言妄言の数々。
挙げ句の果てに、やれ、チャイナ・ウイルスだ、
ロックダウン解除だ、解放だ、と無様な狂乱をこいては、
そしてその貴重な会見の殆どの時間が、
責任逃れの自己弁護と、選挙向けの喧伝ばかりに費やされ。

当然のことながらそんなものは誰がクソ程度の興味をも持つわけもなく、
結果、全世界のほとんどのメディアから放送打ち切り、どころか放送禁止のバイ菌扱い。
そのお膝元のFOX系列からさえも、いやはやさすがにこれは、と三行半を食らっては、
そしてついに、合衆国大棟梁は全米のメディアというメディアから、
その存在が掻き消えていたのである。

このあまりにも無様な自滅の様を前に、
その支持率は、つまりは再選確率は奈落の底への急降下。
その絶体絶命の断末魔の窮地の中にあって、
ついにぶち上げたまさに自爆テロ的なまでの大暴言。

ロックダウンを解除しろ!
コロナの脅威になど負けるな。
その生命を張ってでも、アメリカ経済を死守するのだあああ。

その狂気のプロパガンダのスローガンを旗印にしては、
いきなりその宿敵たるサニョク系メディアのその筆頭、
高学歴高収入の知識人たちと、
そして子どもたちの健全な育成こそが最重要課題である主婦たち。
寅吉に言わせるところの、そんなその邪魔くさい偽善者どもの、
その御用達である筈のABCチャンネル7、
その全米向けニュース番組:ABCワールドニュースに降臨しては、
その看板キャスターであるイケメン痩身のカミソリ頭脳、
ミスター反骨と異名を取るデヴィッド・ミュアーを相手にしては、
ONE ON ONE のガチンコ対決。

つまりは右左を問わず急降下する支持率に焦燥を募らせては、
起死回生の大逆転を狙っての大博打。

ロックダウンを解除する!

全米で燃え盛る反ロックダウン支持者の訴えを前に、
その正真正銘の狂気の沙汰である大英断の筵旗を掲げては、
憎き反寅吉陣営のその牙城の天守閣に乗り込んでの大一番、
となるはずであったのだが・・

その一問一答を前にした歯に衣を着せぬ心情吐露を前に、
全米は愚か、全世界の人類が、唖然呆然の痴呆状態。

大棟梁閣下。
貴殿の今回のロックダウンの解除宣言を前にして、
世界的な権威でもあるジョンズ・ホプキンス大学の研究所から、
今後の全米の被害予想が二倍に跳ね上がることになるとの修正が成されましたが、
それについてはどうお考えですか?

まあ確かに、何人かの人は死ぬことになるだろうが、
経済の復興を最優先にしなければならない現状を前にしてはいたしかたない。

SOME 数人の、とおっしゃいましたが、
現在の死者数6万余は、嘗てのベトナム戦争の死者を上回っています。
そして今回のロックダウンの解除によって、
それに倍するところの12万人の死者が予想されています。
この12万人の死者を、数人、とお考えになられている訳なのですか?

そんな数字はなんの根拠もないまやかしだ、デマだ。でっち上げだ。
本当にそれだけの被害が出ると、誰が判るというのだ。

貴殿の組織された対策本部からも、
このままの状態では死者は少なく見積もっても10万人に上るだろうとの予想が出されていますが。

対策本部にも数字の解析には万全を期すようにと申し伝えている。

つまりは?

つまりはそんなまやかしのデータしか出せない役立たずの対策本部にもう予算は割かない、ということだ。

ファウチ団長を中心とした対策本部を解散されるご意向と?

その通りだ。

ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事を初め、
地方行政において実際の現場対応にあたる人々からは、
今回のロックダウン解除のご見解には反対意見が多いようですが。

この間はクオモからは、政府のよくやっていると、私の政策を支持していたようだが?

この間とはいつのことになりますか?

それは、先週か、2週間前か、その前か・・

今回のロックダウン解除について、好意的な意見を述べた人を私は知りませんが。

とりあえず、いま合衆国にとって最重要課題となるのは経済の再建だ。
コロナによって停滞するビジネスの、その失業者への保証金を、
いったい誰がどうやって捻出するというのだ。
この現実を見てくれ。この現実を前にして意見を言ってくれ。

つまりは、人命よりも経済を優先されると?

確かに人命も大切だろうが、経済も同じ様に大切なのだ。

改めて、嘗ての貴殿のご発言、
ここに記録がありますが、2月25日の見解において、
全米の州知事たちからのロックダウンの嘆願を前に、
貴殿は、現在の被害者は15人だ。
これ以上の被害が及ぶとは考え難い、とのご意見でしたが、
その後、15人どころか、感染者は110万人。死者6万人の未曾有の大災害となっています。
それについてはどうお考えでしょうか。

我々政府に間違いはない。
私達はやるべきことを可能な限り実行してきた。
だれそれが、だれそれが、だれそれが、
なんちゃらをなんちゃらをなんちゃらを、
精一杯の努力を重ねて対応に追われている。
私達はやるべきことはすべてやっているのだ。

つまりは?

つまりは私達政府に間違いがあるとは思えない。

それでその中心的な役割であった対策本部を解散されるのですね?

そうだ。彼らの役目はもう終わった。

と言いますと?

つまりはこれからの最重要課題は経済の再建なのだ。
全国民がそれに集中するべきなのだ。

・・・・・!!!!!・・・・・

誠に申し訳ないのであるが、ここに上げたインタビューの内容は、
その大幅な意訳の要約である。

実際のこのインタビューを御覧になられた方々は既にご存知だとは思うが、
この一世一代の大博打であった筈のガチンコの大勝負において、
我らが寅吉大棟梁は、訴える、というよりは、飄々としてのらりくらり、
すべての質問に対して、直接的な回答をこれでもかと避け続けては、
回りくどいあっちこっち、時としてその殆どが意味不明な迷言を繰り返しては、
そのモゴモゴとした口調から、的を得ない回答から、その真実味のまるでない態度から、
そのすべてにおいて、この人には、いま現実に全米で起こっていること、
その深刻さがまるで理解できていない、そのあまりのすれ違いを目の当たりにしたのである。

そしてこの世紀のインタビューの直後、
このコロナ被害の中においては唯一の安全圏にあった筈の子どもたち、
その中に、謎の感染症、あの「川崎病」に似た奇病が蔓延を初めたとのニュースに、
全米中がパニック状態。

それに加えて、コロナ患者、その生還者たちの間で、
どういう訳か、脳溢血が多発しているという。

コロナの終息、その勝利を高らかに歌い上げた都市から届く、
まさかまさかの二次感染、三次感染の報告を前にして、
この戦いが、尋常には行かない、
ともすれば、その戦いに終わりはない、
そのあまりの悲観に打ちのめされる中にあって、

ロックダウン解除! そのあまりにも的外れの大号令、
そこに明らかに浮かぶ、米国の衰退、あるいは、滅亡の影。

こんなキチガイをのさばらせておくと、世界はまったくもって、とんでもないことになる。

世界中がその現実を目の当たりにすることになったのでありなむ。



そしていま、既に終わったものとして捉えざるを得ない、
ああ我が愛しの寅吉大親分。その姿こそはまさに「心のボス」

→ ドナルド・トランプ ロックンロール・スター! その一

嘗ての選挙戦において、全米各都市を自前のプライベートジェットで飛び回っては、
ローリング・ストーンズの「ブラウンシュガー」に乗って登場したこの稀代のトリックスター。

これまでの世界のすべては嘘だまやかしだでっち上げだ陰謀だ。

我こそはその虚像の欺瞞の悪の悪巧みのすべてをぶち壊す正義の味方なのだ!

予備選のディベートにおいてライバルであった共和党候補者のそのすべてを、
徹底的なまでに罵倒しつくしては足腰立たないまでに叩きのめし、
そして民主党候補の糞婆:ヒラリーを前にしては、
そのあまりにも鋭敏な実務本位の生真面目さをこれでもかとせせら笑っては、
デマと中傷と揚げ足取りで政治そのものをコミックネタにすり替えては大人気。

つまりこの寅吉親分は、嘗てのあのローリング・ストーンズの悪ガキの魔術、
世界から鼻つまみにされればされるほどに反社会的陣営からの不動の人気を確保できる、
あれをそっくりそのまま周到しているってことじゃねえか。

そしていま、世界を手中に収めたこの暴言王の姿を前に、
俺は改めて、ローリング・ストーンズと並んで、
嘗て敬愛した不滅のアイドルの姿を重ね合わせていたのである。

この寅吉親分。我らが「心のボス」

ああ言えばこう言うのはぐらかしの虚言症ぶり。
言ったこともやったことも、昨日のことさえもすべて忘れて薄らとボケるその健忘症ぶり。
やることなすこと、徹底的に的を外しては、正気の沙汰とも思えないその錯乱ぶり。

そのパラノイヤ的な言動のすべてが、

これ、これ、これこれ、あの、天才バカボンのパパ、そのものじゃねえか。

そうか、そういうことか、遂に判ったぞ、この寅吉親分の胸の内。

つまりはこの人は、バカボン・パパ であったのか・・

改めてこのコロナの災禍の中にあって、
ステイ・ホーム、ステイ・メタル、
各界著名人からのその魂の叫び。

止まない雨はない、いまこの辛い時期を乗り越えて、
そして皆さん、また逢える日を信じて。
ステイ・ホーム、ステイ・メタル、
一緒に、がんばりましょう!

その一環ということか、その便乗ということか、
なんとなんと、日本が世界に誇るジャパニーズ・コミック、
その不朽の名作であり、金字塔であり、
そして、タモリからたけしからそしていまや伝説の偉人となってしまった志村けん、
その日本の笑いのすべてにとって魂のバイブルであったところの
「天才バカボン」 その全37巻が読み放題!
このあまりの青天の霹靂の大盤振る舞いを前に、
夜も寝ずに読み耽るその珠玉の名作のその迷言名言のつづれ織り。

そして、俄に迷い込んでは没頭を続けるこの天才バカボン的世界を前にして、
この世の全ては天才バカボン。

そしてなによりこの米国政府の執行員たち、
米国大棟梁が、副大棟梁が、国務鳥瞰が、広報感が、対策本部長が、
そのすべてのキャラクターがまったくもってこの天才バカボンの登場人物たち、
そっくりそのまま、丸写し、じゃねえか、と。

そうか、そうかそうかそうか、そういうことなのか。

現代社会を覆い尽くした意味不明、
そのすべての謎が一挙に解明しては膝を打っては椅子から転げ落ちては大爆笑。

志村けんの「もしもの世界」ではないが、

もしも、天才バカボンパパが、アメリカ大棟梁になったら、

そのあまりにも荒唐無稽な大爆笑世界こそが、まさにこれ、この21世紀の現実なあのだ。

そう、つまりはそういうこと、つまりは、その程度のことなのだ。

そう言えば、天才バカボンの中で、パパが大棟梁になったら、
そんな話、あったような気もするのだが・・

改めて、この暴言王の魔術にやられては陰謀論に雁字搦め、
あの「チエノワ病」に犯されたタリラリランの群衆を前にして、
「わしは、野口英世、なぁのだ」 そのトキの声を心待ちしながら、
ああ、あの赤塚不二夫がこの時代を生きていたら
この天才バカボン的世界を前にして、いったいなにを思ったのだろうか。

世界がどうあろうが知ったことか、俺には天才バカボンがいる。
これ、このサービス期間、5月の7日で終わりなんだよね。
その俄な焦燥に駆り立てられながら、
寅吉の戯言なんかに付き合っている暇はねえんだよ。
或いは、このコロナの災禍のスラップスティックこそが、
すべてのコメディを上回る正真正銘の悪魔的な喜劇であるのかもしれないが・・

改めて、この天才バカボン的な視点をもって、
世の執政者のすべてを見回してほしい。

寅吉がバカボンパパだとすれば、
そのお取り巻きのアヴェちゃんに寸足らずの浴衣を着せたら?
ねねね、大爆笑のうってつけでしょ?
そのおとりまきからいじめっ子からいじめられっこから
その登場人物のすべてがすべて驚くほどにマンガ的ギャグ的コミック的。

21世紀の世界あ、天才バカボン、なあのだ、そう思っていて間違いはない。

だめだこりゃ、雲の上から、いかりや長介のあの名言が響き渡る、
コロナの春なぁのだ、であった。




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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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