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BABYMETAL STAYHOME STAYMETAL 第二弾 ~ LIVE AT WEMBLEY その奇跡の大逆転劇 - 蛇足的真相の再考察

Posted by 高見鈴虫 on 11.2020 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
はいはい観たか、観ましたよ勿論、
ベビーメタル STAYHOME STAYMETAL
その第二弾:2016年ウェンブリー・アリーナ公演!

いやあ、実のところ、このウェンブリー、
俺的にはその音源としては不朽の名作、その日常的愛聴盤の愛聴盤。
つまりは、THE ONEの限定特別版となった、
あの、特別ミックスダウンCD音源。
あれはねえ、と、今更ながら。
あれこそは、音楽史上に輝く神業的音声技術の真骨頂。
全世界の音楽関係者必聴の金字塔!
→ なんじゃこりゃ~っ!!ベビーメタル ~ 前人未到・完全絶句のウェンブリー・ライブ
このウェンブリーの青デロが発表された当時、
これはこれはこれは、まるでまるで、音の3Dじゃないか、
なによりその大蛇のうねるような六弦ベースの音、あの響きの中にこそ
俺はロックの未来、その新次元への進化の様を目の当たりにした想いがしたものだ、と。

なんだけどさ、そういう目新しい革新性って、
一度二度聴き続けているうちに、
いつのまにかすっかりとそれが普通になっちゃって、
つまりはその至福的衝撃度、その出会いの発見の衝撃と言うか、
如いて言えば、その何がそれほどまでに革新的なのか、
その明確な進歩の進化の変化のポイント自体が、
その後の耳慣れによって曖昧になっては忘れ去られてしまう。

つまりは初聴のその瞬間こそが一期一会の至極の時。
その時に感じたファーストインパクトの正直な衝撃こそが、
最も大切なもの、そのピンポイント的進歩の進化の要点なのだよんと。

という訳で、このWEMBLEYの特典であったCD音源。
何が凄いかったかと言えば、
何はなくともこのBOHさんのベース音、
その音色がうねりがそのアタッキングのフィンガリング、
そのMUTEを交えたONからOFFからその変幻自在なマジック。
まるで大蛇がのたうつような、
その息吹から鼓動から躍動からの、その臨場感が半端ではない。

この特別CD音源。
当時は音の3Dと表現したものだが、
改めてこのYOUTUBEでの同時配信映像を辿りながら、
そこにあるのは、なによりも、このリアリズム。
その生々生しいまでのライブ感というか臨場感というか。

このウェンブリーの完全収録映像、
また例によって、公演から実に半年以上の日々を経ては、
後の頂上決戦の東京ドーム公演、その後に、
なんていうなんとも間の抜けた時期での発売となった訳なのだが、
この映像、この珠玉の音源を前にしては、思わず唖然呆然でグウの音もでず。

素晴らしい、あまりにも素晴らしすぎるこの出来栄え。
確かに、その映像美としてもそうなんだけどさ、
このウェンブリー映像において、コバさんが最も重視したもの。

それはまさにライブの臨場感、その明らかなる疑似体験。

それは会場から見上げる銀幕のステージというよりはむしろ、
バックステージから、そしてステージの真上から、実況生中継的なまでのヴァーチャルリアリティ。
あのウェンブリーのステージの上であの時いったいなにが起こっていたのか、
その赤裸々なまでの全記録であろう、と。
だがしかし、そこは稀代の完全主義者のベビーメタル。
どこぞの臭いバラエティなんてのの常套手段であるところの、
ライブ前の直撃インタビューから楽屋落ち映像を織り交ぜての親近感盛り上げ、
なんていう、臭い演出は絶対に許さない。

蛇足的な説明的な枝葉のすべてを極限まで取り去っては、
その想いのすべてはステージの上でのパフォーマンスにおいて物語る、
それでこそのベビーメタルであろう、と。

という訳で、このロンドンはウェンブリー・アリーナ。
このロックの殿堂において日本人初となるワンマンライブ。
観客動員数一万七千人を記録しては、
未だにウェンブリー史上最高のライブのひとつと謳われる、
この歴史的公演のその全貌。

果たしてそこで何が起こっていたのか。

ベビーメタルの奇跡のトライアングル:すぅユイ最愛のベビーメタルの三姫、
そして神バンド:小神様こと藤岡幹大氏、大神様こと大村孝佳氏の二大ギター神。
そしてドラム魔神の青山英樹氏と、
そしてなにより六弦ベースの魔術師:BOHこと、某手大輔氏。
まさに日本音楽界の粋を極めた最高のスタッフたちによる
本気の本気のガチンコ英国殴り込み公演。

この輝ける3+4の銀翼の勇者たちが
英国ロックの総本山であるウェンブリーアリーナにおいて、
いったいなにを見て、そしてなにを感じていたのか。

改めて、日本の音楽史そのものを大きく変革した
このベビーメタル ウェンブリー公演
そこで起こっていた真相、そのドラマ性こそは、
これまでのベビーメタルの奇跡の軌跡、
あのソニスフィア、そして、東京ドームとも匹敵する、
あるいはともすれば、それ以上の価値のある、
本気の本気でのベビーメタルの命運のすべてを賭けた
最大最大の決戦公演であった、と。

という訳で、
このSTAYHOME STAYMETALの大恩赦、
いま蘇るBABYMETAL 2016年 英国ロックの殿堂:ウェンブリー・アリーナにおける、
日本人初のワンマン公演、その全貌を収録した完全再現版。
改めてこの歴史的偉業の軌跡を辿りながら、
そこに秘められた真実、
野暮は承知でのちょっとしたこぼれ話的なエピソードを交えては、
この伝説の映像を改めて楽しみ尽くそうではないか、と。










改めて、このBABYMATEL LIVE AT WEMBLEY、
とっくの昔に購入済み青デロで、あるいは、今回のこの世界同時配信の映像で、
その公演の模様は既に鑑賞済み、ということを念頭においては、
改めて、あのウェンブリー公演、その舞台裏でいったいなにが起こっていたのか、
そして、なにより、このウェンブリー公演の映像が、
何故に伝説として日本、そして世界音楽史上にその名を刻まれることになったのか、
その蛇足的な考察も含め、つらつらとした回想にお付き合い頂ければ幸いにてごじゃる。

このウェンブリー公演の前半部において、
果たしてお気づきの方はいらっしゃたであろうか。
このベビーメタルにおける絶対女王であるところのすぅメタル。
その表情が、なんとも、ちょっと固い。
そのステップが、その身のこなしが、そしてなによりその声量が、
どことなくもいつも見慣れたあの絶対女王の姿、
あの突き抜け感にちょっと欠ける印象がある。

まあね一般観衆の方々が初見でこの映像で見る限りでは、
そんなこと、これっぽっちも気づきはしないのであろうが、
こんな糞ブログを訪れる、それこそ筋金入りのメイトの皆さまのことである。

迂闊な常人では計り知ることのできない微妙な機微のすべてに、
ピピピピンと気がついてしまう、そんなツワモノ揃い、と想定する上で、
このウェンブリー、特にその前半部、
すぅが固い、どういう訳だか、その肝心な主役の表情が固いのである。

ちなみにその後付的なインタビューとして、
あのすぅめたる本人の口から漏れたその本音的後日談。

あのウェンブリー公演の前だけはさすがに膝が震えた、と。

これまで、どれほどの大舞台においても、
決して臆することの無かったこのポニーテールの大親分:すぅめたる。

地平線までをも埋め尽くす蛮族どもの大群衆を前に、
おどれら、かかってこいやあ、と啖呵の美声を張り上げる、
その姿はまさに美貌の白虎隊か筋金入りの糞度胸の女親分か。
そんな怖いもの知らず緊張知らずのすぅめたるの、そのお膝が震えた? まさか・・

こてまで無我夢中で脇目も振らず走り抜けてきたベビーメタルの奇跡の軌跡。
それは一種、夢の中に居るかのように、
ともすれば、自覚も、そして自意識さえもないままに、
ただただ、走って走って走って、その無欲無心の為せる技。
その結果として帰着として、いきなりふと我に返った時、
この歴史的殿堂のウェンブリー・アリーナ。
その壁に彫り刻まれた錚々たる伝説的アーティとたちを前にして、
日本人として初めての単独公演。

果たして、こんな私達が、
こんな大それたところに出演して良いものだろうか・・

その一種の気押しを憶えた、というのである。

これはこれはこれは、大変なことになったぞ・・・

実はこのすぅめたるの俄な緊張にはもう一つの訳がある。

その客観的データを噛み合わせて見るに、
この2016年の4月2日の公演、
その前回のライブがいつであったかと言うと、
それは2月18日のNHKにおけるスタジオにおけるミニライブ。

このウェンブリー・アリーナ公演における大成功を見越した上で制作された、
NHK特別番組「M J presents BABYMETAL革命〜少女たちは世界と戦う〜」
その第一回目の放映がこのウェンブリー公演直後の4月4日であった筈。

そして2016年の大規模な世界ツアー。
そのこけら落としのキックオフ、前祝い公演とされたこのウェンブリーアリーナ。

その映像化は勿論のこと、ロンドンと日本を結んでの同時放映からと、
なにからなにまで、仰々しくも大それた、抱合せ企画の山やまヤマ。

本来であれば、これまでのベビーメタルの軌跡のように、
無我夢中で走って走って、その無欲無心の我武者羅のままに、
このウェンブリー公演も、その勢いで突っ走ってしまう、
その筈であったのが、
この世界ツアーの準備期間を踏まえた上での妙な間合い。

ちなみに2月のNHKスタジオでのミニライブの
その前のお目見えは前年末12月28日の幕張メッセにおけるカウントダウン・ジャパン・フェスティバル公演。
実はこのライブにおいてすぅめたるはなんと、
ラストのRORの唄い出しにおいて、
マイクを忘れたままに曲が始まってしまった、
そんなベビーメタル史上に残る未曾有の大ポカをやらかしたばかり・笑

そして大箱フルステージという意味では、
それよりも更に遡っては12月12日13日の横アリ公演となる訳で、
その公演において初披露された新曲の二曲、
THE ONE、そして、KARATE、その出来栄えが、
いや、今だから言えるのここだけの話、
ちょっとわりと微妙であった、なんてお話をお伺いした憶えがある(すまそ

そう、今だから、今だからこそ言えるのであろうが、
この時期、2015年、そして、2016年、
ベビーメタルはまだまだ成長の過程、
なにからなにまでがまだまだ暗中模索の手探りの中にあった筈。

そういった意味では、このWEMBLEY公演こそが、
その暗中模索の中でいきなり転げ落ちた大舞台の中の大舞台。
世界ロック史上における殿堂の中の殿堂、その伝説的なまでの大舞台。
そして本格的な世界ツアー、そしてその時点では既に決定していたであろう9月の東京ドーム公演。
テレビにも出ない、CMとのコラボもない、
つまりは、宣伝をまったくしないアーティストとしては未曾有の、
東京ドーム、二日連続のぶち抜き公演、その暴挙とも言える大博打。

その全ての命運が、実に実に、このウェンブリー・アリーナでの公演に、
託されていたのでありなむ。

改めて、このウェンブリーアリーナ公演。
そのロックの本場であるところのロンドンでの歴史的殿堂、
そこで日本人として初めての単独ワンマン公演。
それは、後の東京ドーム、如いては あのTHE FORUMさえ凌ぐ、
一世一代の大博打であったことは想像に難くない。

これはこれはこれは、大変なことになったぞ・・・
あのウェンブリー公演の前だけは、さすがに膝が震えた、と。

という訳で、そんな蛇足的舞台裏事情を踏まえた上で、
このウェンブリー公演、改めて振り返って見れば・・

どうです、その御印象、何も知らないで観たときとは、
それなりにちょっと、その御印象が違う筈。

つまりは・・つまりは、すぅめたる。
すぅの表情が固い、
その肝心な主役の表情が、動きが、その声量が、なんとも心許ない・・

その一曲目のBMD、
地獄のベビーメタル劇場へのプロローグ
そのウォーミングアップがわりのインスト曲、
ステージ上手に登場したハリボテ的ミイラ三体から、
突如としてのその会場のど真ん中のデベソの上に出現したベビーメタル。
その見事な目眩まし的演出、ではあるものの、
怒涛の大群衆の中に仁王立ちした三姫の姿、ではありながら、
ともすれば、いや、先述した舞台裏事情を知れば知るほどに、
その姿はまさに嵐の大海に取り残されたラフティングの救命ボートそのもの。

その心持たなさ、その土壇場感、その断崖絶壁感、
その絶体絶命感が、まさに半端ではない。

危ない、この小娘たち、ほんとうの本当に危ない・・
こいつら、本当に、大丈夫なのかよ・・
ああ、やばいやばいやばい、
いまになってもこうしてその記録映像を観るだけでも、
このウェンブリー・アリーナ公演のその冒頭、
思わず、あああ、もう、観てられねええええ
そのヒヤヒヤドキドキに、
思わず、目を顔を、覆ってしまいそうにもなる。

実は、その後に頂いた珠玉のコメント。
実際に遥々とこのウェンブリー公演に御参戦された方からの、
嘘偽りのないその真実の、あまりに切実なるお言葉。

あのウェンブリー公演、その緊張感たるや尋常なものではなく。
正直な話、公演が始まってからというもの、
そのドキドキと鳴り響く鼓動から身体中がガタガタと震えては、
まったくもって生きた心地がせず。
そのスタンド席の片隅に身を固めては、
その絶体絶命の重圧感から、
ろくにステージさえ観ることも出来ずに、
ただ目を閉じては、神様に祈るばかりであった、と。

神様、お願いです、お願いだから、このベビーメタルの三姫をお護りください・・・

そしてふと、我に返ってはその大歓声に煽られてようやく顔をあげた時・・・
あたりを見回せば椅子に座っているのはわたしひとり。
その場内のすべてがすべてひとり残らずが総立ち状態であった、と。

という訳で、そんなご証言にもあるように、
このウェンブリーアリーナ公演、
特にこの前半部の絶体絶命感、まさに半端ではない。
そしてそのお言葉の通り、すぅちゃんの表情が固い。

その必死さ、その懸命さ、その一生懸命さの熱意は伝わるものの、
それが下手をすれば空回りをしてのオーバーヒート、
そこになにより、あのベビーメタルの定番であった、
神がかり的神降ろし的な、異次元的なまでの突き抜け感がない。

すぅは、この一世一代の大舞台であったウェンブリーにおいて、
すぅメタルとしての役に成りきれぬままに、素のまま、気のまま、
丸裸の無防備にも近い状態でそのステージ、
そのまな板の上に放り出されてしまっているのである。
そして観客席の中央の張り出しの特設ステージの上、
嵐の大海に浮かぶ小舟の救命用ボートにしがみついたまま、

これはこれはこれは、大変なことになったぞ・・・

そのふと我に返ってしまった正気の中で、
乗るに乗り切れず、入るに入り切れず。
それは一種、正気という悪夢にも近い、
未曾有の絶体絶命の危機にあったであろうすぅメタル。

そう、このウェンブリーアリーナ公演。
いまになって、なぜ、このウェンブリーなのか。

その理由はと言えば、
これから発売を予定されたLAでのTHE FORUM公演のその全貌、
→ 超長文「BABYMETAL THE FORUM で10回泣いた男の話」 その1~「ベビーメタルのミッション・インポッシブル」
その発売を前にした前祝い、ということなのだろうが、
あのTHE FORUMにおける絶体絶命感ってのも半端ではなかったが、
改めてこのWEMBLEYを前にして思えば、
まるであのTHE FORUMににおけるベビーメタル、あの不動の風格、
あれこそはまさに、正真正銘の女王の姿であった訳で、
そしてこのあのTHE FORUMの姿をいまだ克明に記憶する俺としては、
このWEMBLEY公演、
いやはや、その心持たなさ、その心細さ、その崖っぷち感、まさに半端ではない。

思わず、現地で参戦されていた方の御心持ちをも疑似体験しては、
ああ、もう観てらんねえ、思わず目を顔を覆ってしまいそうにもなる。

そう、あのソニスフィアもそうであった。
 BABYMETAL 2014年ソニスフィア ~ ベビーメタルを知ってから、俺は泣いてばかりいる
そう言ってしまえば、
あの先日の東京ドームもそうであったかもしれない。
そう言ってしまえば、あのTHE FORUMにおいてさえも、
その開演前までの絶体絶命感は半端ではなく。
いまになってもあのFUTUREメタルの旋律を聴く度に、
胃袋がせり上がっては動悸が早打ちを始める、
そんな奇症がいまだに続けているのである。

そう、この絶体絶命こそがベビーメタルの専売特許、
あのプロレスの美学にもあるように、
それは一種予定調和的な「きめごと」でもあった筈。

なのだが、では、改めて、この絶体絶命の危機から、
いったいどうやって奇跡の脱出を遂げるのか、
プロレスと違ってベビーメタルには、
その予めの筋書きがまったく用意されていないのである。

というわけでこのウェンブリー公演。
その開演前から俄な緊張に襲われては、
いやはや、これはこれはこれは、大変なことになったぞ・・・
そんな心境にあったすぅメタル。

その絶体絶命の危機を救ったのがいったいなんであったのか。

改めてこのウェンブリーでの公演、
その断崖絶壁の前半戦を見る限り、
その救いの巫女の切り札という切り札とは、
まさに、ユイメタル!

その俄な重圧の中で、一種精彩を欠いたすぅメタルを前にして、
その代わり、と言ったらなんなのだが、
このすぅちゃんとユイという当時のベビーメタルにおける宿命の対決の構図の中にあって、
すぅとユイ、それはステージの覇者を争う問答無用の綱引き状態。

すぅが落ちればユイが上がり、すぅが上がればユイが下がる、
その鉄壁的な法則にあったシーソー関係。

思い出してみれば、先日のSTAYHOME企画の第一弾として世界同時配信された
あの東京ドーム公演、その一日の赤い夜と、二日目の黒い夜、
あの二日間の公演においても、確かそんな構図、
つまりは、一日目の赤い夜こそがユイメタルの独断場。
そして二日目の黒い夜こそが、すぅめたるの真骨頂。

果たしてあの東京ドームの逆転劇がいかにして起こったのか。
はい、思い起こして頂きたい。

あの東京ドーム公演における、確信的なまでの逆転劇の筋書き。
→ BABYMETAL「STAY HOME STAY METAL - LIVE AT HOME」 その一日目の率直なる心情吐露

東京ドームの一日目:赤い夜、
あの公演においてすぅメタルは、
その終奏のクライマックスに控えた、
あの悪魔のような難曲:TALES OF THE DESITINIES
それが足かせになっては、気が気ではなく。

だがしかし、その代わりにの輝いたのがまさにこのユイメタル。

この赤い夜、その全編において、
このユイ、ユイ、ユイ、ユイの独断場。

とそう言えば、と思い起こす先日のあのターミナル5での公演。
コンサートの前半部において、久々のNY里帰りとなったアヴァンジャー:鞘師里保の独断場。
飛ばして飛ばして、飛ばすだけ飛ばしきったその中盤において、
全身に汗の雫を光らせては肩で息をする里保メタルを前にして、
最愛の送った、あの微妙な微妙なさり気ない一瞥のそのサイン。

里保さん、ちょっと交代。
中盤部はわたしが引っ張る。
そして後半部こそはあなたの見せ場の中の見せ場。
そのラストスパートの時のために、
この中盤部はしばらくその力を温存しておいて。

その見事なバトンタッチ。
その見事なチームワーク。

そうベビーメタルの強み、その奇跡の源泉とはまさにこのチームワークなのである。

互いが互いの視線の中にそのコンディションを胸の内のすべてをシンクロさせながら、
すぅが下がればユイが上がり、ユイが下がれば最愛が継ぎ、
そしてブラックベビーメタルとすぅメタル、その絶妙のコンビネーション。

そしてこのウェンブリーこそがベビーメタルの鉄壁のトライアングル、
その絶妙のコンビネーションの真骨頂。

実は、先の東京ドームの例と合わせて、このウェンブリー公演のセトリ事情、
それをちゃちゃっと調べて見れば、とすぐに判ったその確信的シナリオ。

このウェンブリー公演。
英国ロックの歴史的殿堂で日本人初のワンマン公演、の初めてづくしに加えて、
そこで初披露を予定された新曲がなんと三曲!

六曲目のブラック・ベビーメタルの披露する「GJ」を皮切りに、
そして、九曲目の「メタ太郎」、
そしてなにより、このウェンブリーの目玉となったのが、
その11曲目にセットされた、難曲の中の難曲:AMORE 蒼星!!!

多分、と勝手に推測するに、
このウェンブリーでの前半部分、
その滑り出しにおける海外アリーナ初公演のその重圧から、
そしてなにより、この新曲つづれ織りの中盤部まで、
さしものすぅめたるも、生きた心地がしなかったのでは、というのは想像に難くない。

という訳で、その初めてづくしの重圧づくめのこのウェンブリー公演、
そのエース:中元に課せられた足枷の中で、
控えのエース:水野と、そして菊池という双子姉妹による絶妙の連携プレー。

序盤のBMDから、そしてアワダマから、IINEから、
そしてなにより、このYAVAにおける、このユイの笑顔が、
このキレッキレの身体の切れ味が、
そしてなにより、その魔性さえ帯びたその強烈な視線!!!

このユイメタルのカリスマ性が尚更際立っては、その輝き方が半端ではない。

という訳で、いやあ、このユイだよ、ユイ!
まさに、ユイ、あってこそのベビーメタル、その奇跡のトライアングル!

そんなユイに背中を押されては、誘われるように引き込まれるように、
徐々に徐々に緊張の呪縛から開放されていく最愛メタルの笑顔が炸裂に炸裂を繰り返し・・

改めてこのウェンブリー前半部分、このユイと、最愛の表情の変化、
そしてなにより、このユイの視線の凄まじさ。
この一世一代の大舞台における、このユイの放つそのとてつもないカリスマ・パワー。
そんなユイのパワーが、ステージの上を、そして会場のすべてを包み込んでいくその奇跡・・

このウェンブリーの成功の最大の功労者に、
俺はなにより、このユイメタルの名前を挙げたい。

ベビーメタルの「絆」の秘密を知らぬものにとっては、
ひとりのサポートダンサーに過ぎない筈のこのユイメタルの存在が、
まさかまさか、この一世一代の天下分け目の大舞台において、
ここまでのパワーを以て、数万の会場を飲み込んでいくその様・・

今だから言える、いまだからこそ言えるのだが、
このユイなくしては、ベビーメタルの成功は無かった。
このユイがあってこその、ベビーメタルであったのだろう。

そして見ろよ、このユイの姿、YAVA! 
その決めのポーズの見事さ、ブレがない、揺れていない、
まさに不動の安定感。
そしてこのキメ顔の、この視線の鋭さ、入り方、
その魔性の美貌のその真髄!

素晴らし、素晴らし過ぎる、この三人のフォーメーション。

これぞまさにベビーメタルの奇跡のトライアングル、
その三身一体のパワー、そのものじゃねえか、と。

そしてアカツキ。

実は当初、その初見の段階にあっては、
このアカツキ、なんとなく地味だ、弾け方にパワーに欠ける、
なんてことを思った記憶もあるのだが、
後々に聴きに聞き続けたその音源、
このウェンブリーにおけるアカツキ、
その絶対的なまでの安定感、その完成度がまさに半端ではなく、
敢えてその激情的感情移入を抑えては、
バンドとのアンサンブル、
ひとつの楽器としてのヴォーカルパート、
その歌とバンドの完全なる融合の様。
いやはや、見事である。あまりにも見事である。

実はこのウェンブリーのアカツキが、
好きで好きで好きで好きで・・
その音楽的、テクニック的、
バンドとしてのアンサンブルとしての
あまりにも素晴らしきそのお手本として、
このアカツキ、これまで何度聴いたか、聞き返したか判ららい。

まさに、世紀の歌姫:すぅめたるの面目躍如、
その最高傑作の一つに数えられるまさに会心の出来栄え、と。
そしてこの神バンド、このあまりの完成度。
これぞ、ロック、これぞ、ロックの集大成の究極系!

いやあ、俺はベビーメタルが好きだ!
一生でも着いていくぞい!
このアカツキ一曲だけでそう誓わせるに十分な、
このとてつもないばかりの破壊力、その吸引力、その爆発力。

そしてGJ、この日が初披露であったブラック・ベビーメタルの課題曲。
いやはや、このユイ、このユイの姿。
この気合い、この殺気さえ帯びたこのキッレキレの、
この身体の伸びが、その屈折のその角度が、その動作のひとつのキビキビの切れ味、
そのヤバさがあまりにも半端じゃねえ。

これはこれは、と思わず。
このGJ、
これはこれは、まさに、すぅちゃんの独断場:アカツキとの、
ガチンコの大勝負じゃねえか、と。

すぅメタルと、ブラック・ベビーメタル、
その衝突の爆裂のあまりの凄まじさの中から、
その立ち上る硝煙の中に立ち上がった神バンド。

いやあらためて、このウェンブリーにおけるCMIYC、
ここで披露された各メンバーのソロ、
まさに絶品の絶品、各自の自己ベスト、
その一生の思い出の晴れ姿の凝縮系。

いやはや、その各自の完成度があまりにも半端ではなく、
これぞ日本男児!これぞ日本のロック!
これぞ日本のミュージシャンの底力、そのあまりにも見事な面目躍如。

そしてシルエットの中に三姫の姿が浮かんだ時、
神が、神が、音楽の神様が、降り立った!!
遂に来たぞ、ベビーメタルの奇跡の奇跡、
その魔術的なまでの錐揉みビートの、神降ろしの瞬間。

うねるうねる、ビートがうねる。揺れる揺れる、アリーナの大海原が・・

そして必殺のドキモ!

いやあ、もう、ここまでで一種の完了型の打ち止め。
もはや、すぅも、ユイも、最愛も、ない。
ベビーメタルも神バンドもない。
ステージの上が全員が全員で、大きな塊り、そのパワーの溶鉱炉に煮えたぎりる、
赤く灼けた鋼鉄、そのマグマの畝る原子炉そのもの、と。

うわあ、すげええ、すげええ、何度観てもベビーメタルは凄い!
そっか、もうこのドキモで勝負は着いていた、ってことなんだよな、と。

そして、当ウェンブリーにおける、唯一の鬼門となったこのメタ太郎、
その初披露。

いやあ、この曲、改めてこれヤバいよね、と。
まあそう、野球の、サッカーの、その応援歌のパロディってことなんだろうけど、

このベビーメタルのこの神がかり的魔術的な気合いをまえにして、
そしてなにより、この鎧をも思わせる黒装束、
これ、下手すれば、完全にネオナチの応援歌そのものと(笑

日本じゃどうか知らねえけどさ、
こちらで言うネオナチって、無教養、無知性、無収入、無節操、
無い無い尽くしの社会のボロ屑カスそのもの。
つまりはあの、寅吉サポーターとか、そして日本のネカフェねちょうにょとか、
まあつまりは、しょーもない、社会の底のヘドロ的存在。

で、改めて、海外におけるベビーメタルのファン層はと言えば、
そんなねちょうにょ的ネオナチ的な底辺イメージのその真逆。

知的で、高学歴、オシャレでキッチュで、新しもの好きの、知的冒険者。
つまりは、新社会の新たなる牽引者であるヤング・エグゼクティヴのヤッピーたち。

いやあ実は、嘗て旅の途中、安宿のドミトリーの大部屋で、
よりによってイギリスからのフーリガンの奴等と同室になったことがあったんだけどさ、
もう、そのトラッシュぶりが半端ではなくて。
手当り次第に物はかっぱらう、酔っ払ってクダまいて誰彼となく喧嘩をふっかけては、
挙げ句の果てに女の子部屋に乱入してはレイプ騒ぎまで引き起こし・・
つまりはねちょうにょと同じくして人間の屑の中の屑の中の屑、
そのヘドロの上を行く、ただの犯罪者集団。

という訳で、そんなねとうにょ的、ネオナチ的、フーリガン的社会のヘドロに対して、
このベビーメタルの支持層はまさにその対極の方々。

そんな人達にとって、おっと、ネオナチかよと・笑
その一撃でちょっとして、そのおつむの中身の知性さえもを疑われ兼ねない、
はい、このメタ太郎、そういった意味ではかなりかなり、危ない作品。

なんだけどさ、そう、メタルだし、ロックだし、馬鹿でも利口でも、
ヤンエグも居ればトラッシュもいる、そう、それこそがロック。それこそが自由。

という訳で、この寝耳に水のネオナチ讃歌
フーリガン的迷曲の難所を乗り切ったベビーメタル。

次に控えた、ブラックベビーメタルの必殺チューン:4の歌。
本ウェンブリー公演においては、そのドラマ性のすべてであった山場が、
なんとなんと、このブラックベビーメタルの演奏において訪れた、と。

当初の目論見で言えば、本来ならば新曲「メタ太郎」において、
全会場を包み込んでのシンガロング、
そう、あの東京ドームの奇跡の大合唱となった「メタ太郎」
それが、ここウェンブリーでも実現する筈であった、のであろうが、
まあ、様々な事情からはそこまでには至らず、
だがしかし、その代わりの借りのしわ寄せの倍返しが、
なんとなんと・その次に控えた4の歌によって二乗三乗の大爆発。

改めて、このウェンブリーにおける4の歌、
その大化けに大化けの瞬間。
ブラックベビーメタル、そのサポートダンサー二人が、
このウェンブリーの大群衆そのままを丸々に鷲掴みの完全掌握。

いやあ、化けた、まじで化けた、完全に化けた化かされた、ウェンブリー・アリーナ。

でさ、今更なんだが、この4の歌、これ、ユイと最愛、実際の肉声で歌ってるの?
歌ってるよね、ああ、そうだったのか、と。

いやあ、前にも書いたけどさ、このウェンブリー、
その奇跡の大逆転の決定的なトリガーとなった、
そのターニングポイントこそは、まさしくこの「四の歌」。

これですべてがひっくり返った、
これですべてが別次元に完全なるアップグレード。
すげえ、ブラックベビーメタル、ガキンチョパワーの炸裂の暴発。

でさ、この四の歌の大逆転の様、
改めて、このウェンブリーは、ユイだよ、ユイ。
このウェンブリー公演こそは、ユイに捧げられるべきものなんだよ、と。

これこそはまさに一生モノ。
ベビーメタルの一世一代の大勝負、
その立役者であったユイメタル、
このウェンブリー公演こそが、ユイの美学、
その魅力の、そのカリスマ性の、その見事な完成形であった、と。

という訳で、真打ち登場。
本公演の最大の目玉商品となった、AMORE 蒼星。

でさ、改めてこのAMORE、
このウェンブリーが初公開のお披露目会だった訳でしょ?

完璧じゃんって。
そのデビューの初公開から、まさに完璧の完璧、これ以上ないってぐらいの完成度。
いったいどうしちゃったんだ、なにがどうあったらこんなことができるんだよと。

ぶっちゃけ、このアモーレ、アカツキと並んで、
いまとなってはお蔵入りとなってしまったようだが、
いやあ、改めて、アカツキと、そしてこのアモーレ、名曲の名曲。

でさ、このAMOREって曲の悲劇と言えば悲劇なんだが、
このウェンブリーにおける初公演が、
あまりにも良すぎて、凄すぎて、ぶっちぎり過ぎていて、
この神憑りを再現し続けること、ちょっと無理ってか、
敢えてこれ以上のものを演り続けるその必要もなくなっちゃったんだよね。
つまりは、初回公演にして完全な完成品の打ち止めであった、と。

ただ、このアカツキと、そしてアオボシ、
このまま眠らせてしまうには惜しい、あまりにも惜しすぎる。
いつの日にか、アカツキの赤マントに対して、AMOREの蒼マント、
その復活を望むばかり、と。

という訳で、
煽りのブラック・ベビーメタルと、聴かせのすぅめたる、
ダンスと歌、そのパフォーマンスの粋を競い合い、ぶつかり合い、
その対象を対象として引き立たせ合いながら、
そしてその見事な融合の時。

来たぞ、メギツネ、まさに、確信犯的なキラーチューン。
なんか、音が違う。
そのボリュームが、その密度が、その圧力が、スケール自体が、
どんどんどん増幅されては大きくなって行く。

これそ神憑り、これぞ神降ろし。
もう完全なアンストッパブル・ベビーメタル。

そしてKARATE
ぐわああ、音が’、ビートがうねってる、
この音圧、この圧縮度、この破壊力。

これ、いまさら、ベビーメタルも神バンドもねえけどさ、
そんな次元じゃ全然ないけどさ、
もう、涙がでるよ、完全な完全なカタルシスだよ。
このベース、このドラム、このギターのリフと、そしてこのボーカル、
唖然呆然、頭真っ白だろ、と。

そして必殺のIDZ。
げええ、もう完全に殺しに来てますなあ。
いやあ、このギリギリギッチョンチョンの、
何かにつけてやりすぎのベビーメタル。

うわあ、すぅが飛んでる、飛び跳ねてるよ。
あの前半のコッチコチが嘘のようだな。

でさ、改めて、
俺的にはこのウェンブリーこそが、神バンドの最高傑作。
手元のIPHONEの中には、最新こそが最高傑作とは重々承知しながらも、
俺的に言わせるところの、
唯一絶対のアイドルである前田神の唯一の公式版であるBRIXTONと、
そしてこのBOH+青神様、そして小神大神、
そのベストメンバーの最高傑作であるWEMBLEY公演。
バンド極道としては、この神バンドの奇跡の軌跡、
そのフェイバリットはと言えば定番的に、BRIXTONとWEMBLEY。
それはいまでも代わりはなく。

実はこのウェンブリー、
後半になると神バンドも無茶苦茶になってくんだけどさ・笑
もう感極まって、力入りすぎて、走りまくって、ぶっ飛ばし過ぎて、
ただ、その荒れが、その飛ばしが、まさにロック、
まさに、怒涛のロックそのもの、と。

そう、BRIXTONとそしてWEMBLYこそが、
ベビーメタル+神バンドのその融合的総合的、、
バンドアンサンブル的な不朽の最高傑作。
これだけはこれだけは、なにがあっても不動のスタンダード。

すげえええええええ、すげえええ、このギミチョコ。
その看板曲の必殺チューンにおける水も漏らさぬメガトンパンチ。
うわああ、すげええ、格好いい、
そしてこのバンド、上手い、本当に上手い、
そのシンクロ度が、その密着度が、そのまとまりが、
なにもかもが桁違いに上手い上手い、巧すぎる。

このバンド、ベビーメタル+神バンド、
この小娘たち、そしてこの白塗りのおさんたち、
格好良い、格好良すぎる!格好良いにもほどがある!!

そして、壮大なるフィナーレ組曲。

海外初披露となる、いまでは定番となったベビーメタルを象徴する大名曲。

THE ONE。
いやあ、すぅちゃん、凄いなあ。
この美声、この歌唱力、なによりもこの声の伸び方の素晴らしさ。

これ、2016年だろ、
そうそう、俺この直後にライブハウスなんてところの、
その手を伸ばせば届くようなところで、
この人達観ちゃったんだよねええ。

こりゃぶっ飛ぶはずだよ、ぶっ飛ばされるはずだよ、と。

改めてこのSTAYHOMEーSTAYMETALの第二弾、
YOUTUBEでの全世界同時配信の中にあって、

オレさ、オレさ、オレさ、この人達、
ナマで、ライブで、実際に観たんだぜ、
この目で、この目で、この目で、実際に観たんだぜ、と。

このベビメタルを前に唖然呆然でただただ狂乱雷踊する人々を前に、

オレは、オレは、オレは、このベビーメタルを実体験した
その歴史の目撃者なんだぜ!!!

そんな声が世界中で響き渡っている、
ベビーメタルこそは生きる伝説そのもの。

あのジミ・ヘンドリックスが、あのレッド・ゼッペリンが、
あのマイルス・デヴィスが、あのジョン・コルトレーンが、
あのパコ・デ・ルシアが、あのカマロン・デ・ラ・イスラが、
あのアントニオ・カルロス・ジョピンが、あのジョアン・ジルベルトが、
あのヘルベルト・フォン・カラヤンが、あのレナード・バーンスタインが・・
そんな音楽の偉人たちの伝説が、
時を越え、国を越え、世代を越え、人種を越え、
いまも尚、その伝説の様が、脈々と語り継がれて行くように、
このベビーメタルの神話、それはまさに、音楽界に、
如いてはこの人類の歴史上に燦然と輝く金字塔!

そこにはなにより、感動の本質、
愛と、美と、その可愛さと、優しさと、麗しさと、
そしてこの激しさ、この爆発的なまでの破壊力、
そのあまりにも見事なる融合、その眩いまでの光の結晶。

うわあ、このウェンブリー、
改めて観たら、またまた涙出てきちゃったよ。

そして、ロード・オブ・レジスタンス。

これまで何度観たか知れないのにさ、これまで何度聴き込んだか知れないのに、
こうして改めて見返せば見返すほどに、
それはまさにライブそのもの。
この臨場感が、緊張感が、その同時性が半端じゃねえな、と。
見れば見るほどに新たな感動に発見に打ち震えては、
涙が涙が止まらなくなる。

つまりは、そう、つまりは、とここであらためて冒頭に戻る。

このウェンブリーアリーナ公演、その映像化において貫かれているもの。

つまりは、徹底的なまでのリアリズム、その再現。
何一つとしてなにも欠けることもなく、飾ることのない、
その素顔のままの、素肌のままの、そのありのままの姿。
つまりはそれを、生音:なまおと、という。

改めて、ミュージシャンの至上の喜びとはなにか。
それはまさに、ミュージシャンがミュージシャンにしか聞こえない、
その脳内の、体内の、その音の中核をそのまま音として再現すること。

その演奏を、その音色を、その鳴りから、残響から、反響から、
その息吹から、その指使いから、その鼓動から、体温から、
自分自身と分身として浮き上がったたその像としての音そのものを、
そっくりそのまま、生きたままに、忠実に、そして永遠に、蘇らせてくれること。

できることならば、その生音のまま、ありのままに、あるがままに、
なんの演出も、なんの効果も、なんの修正も加えることなく、
そのホログラムとしての音のすべてを、
丸々と、克明に、そっくりそのままに永遠に刻み込んで欲しい。

そんなミュージシャンの果てることなき願望。
それはつまりはミュージシャンの脳内に響きわたるイメージ、
それを理解しては汲み取り、そのもののイメージを、
そっくりそのままに再現し、再構築すること。
だがしかし、そこまで信頼できる音響技術者に出会えることは、
あるいは例えその幸運な出会いがあったとしても、
まさか一バンドマンのそんな見果てぬ夢の実現を見る、
そんなワガママの許されるバックバンドなんて、
果たしてこの世に何人もいるとも思えない。

だがしかし、そのすべての条件がみたされた時、
それはつまりは、クリエイターが、そして音響技術者たちが、
そのミュージシャンに、絶対的な信頼と、そして心からの尊敬、
ミュージシャンの技術が、熱意が、その才能が、そのイメージが、
クリエーターと意思と完全に融合しては、同じ目標を共有することができた時。

このウェンブリーにおける音の3D。
各自の音が、ここまでも明瞭に明確に、
まるで浮き立つ様にまるで浮き上がるように、生々しいまでに、
それはまさに、音が体温を持ち、呼吸し、汗ばんでは、躍動を繰り返すように。

そう、つまりは、神バンドの各自の音、そのものが、
ベビーメタル:すぅ、ユイ、最愛、その存在と、
完全なるシンクロ、完全なる融合をみたその瞬間。

このドラムの音の中に、すぅめたるのそのステップがある。
このベースのうねりの中に、最愛メタルの躍動がある。
このギターのカッティングの中に、ユイメタルの、
そのキレッキレの極意が余すところなく刻まれては息づいているのである。

バンドの各自が、歌心を知りつくし、それを敬い、そして讃え、それに溶け込み、
そして、ダンサーたちのその鼓動と躍動とが一体化した時、
シンガーと、ダンサーと、そしてバンドのメンバーたちが、
完全な一致、その脳波のシンクロ、その混然一体な完璧な融合を実現し得た瞬間。

嘗てのBRIXTONにおける錐揉み状態の神降ろしとは、
ベビーメタルと神バンドとの壮絶なる戦い、
その衝突の火花による赤と黒のハレーションであるとすれば、
BABYMETAL 2014 LONDON ~  ベビーメタルのライブは格闘技か!?
このウェンブリーの奇跡とは、まさに、
ベビーメタル+神バンドが、完全なる融合をみた、
三身一体どころか、七身一体の真理。
シンガーが、ダンサーたちが、ギターが、ベースが、ドラムが、
各自のパートを完璧なまでにこなしながら、ついにはその個が消滅し、
あなたがわたし、わたしがあなた、その脳波がオーラが身体そのものが、
ひとつの大きな塊として巨大なひとつの火の玉と化したその姿。

このウェンブリーの公演において、そこに、フェニックス:火の鳥をみた、
そんなご証言を頂いた。
BRIXTONにおけるヤマタノオロチのキングギドラが、
このウェンブリーにおいては、燃え上がる火の鳥として、天井高く舞い上がったのだ、と。

それはまさに、ベビーメタルと神バンド、
その七身が完全な一体と化して昇華した奇跡の様。

そして技術者たちは、その至極の瞬間を、
全身全霊の感謝と尊敬を込めて、
まるまると、そっくりそのままに、永遠の中に刻み込んだのである。



そして少女たちは海を越えた。
国を越え、人種を越え、世代を越え、
大陸を越え、大海を跨ぎ、、
その七転八倒の満身創痍の旅の行き着いたところ。

ロンドン:ウェンブリー・アリーナ

英国ロックの歴史的殿堂における日本人初のワンマン公演。
その未曾有の重圧からの絶体絶命の窮地あって、
伝家の宝刀の三身一体のトライアングル、
その絆の力を持ってして、見事にそのすべてを覆しては、
奇跡の大逆転へと昇華させる、その神憑り的な底力。

いまも尚、ウェンブリー・アリーナ、
その英国ロックの殿堂の長き変遷の中にあって、
2016年4月2日のベビーメタル、
この公演こそが、歴史上最高のパフォーマンスであった、
当時を知る関係者たちが口を揃えてそう証言する
このベビーメタルの神話、その奇跡の証明。

例えこの先、どれだけの月日が流れようとも、
歴史に刻み込まれたその金字塔、
すぅ、ユイ、最愛、
そして某手大輔、そして大村孝佳、そして青山英樹、
そしてなにより、いまは亡き故・藤岡幹大さんの勇士、

日本のロックが、ついについについに、世界をぶっ飛ばした、
その伝説の神話は、永遠に永遠に永遠に、不滅なのだ。

そして少女たちは海を越えた。
そしてこのウェンブリーアリーナの成功を以て、
日本からのベビーメタルが、
世界のBABYMETALとして認識されるに至った、
その見事なる昇華の瞬間・・
このウェンブリー公演の記録こそは、歴史の変わる瞬間、その輝ける勲章。
そしてこの七人の勇士たちの名は、
永遠に英国ロックの殿堂に刻まれ続けるだろう。

そして少女は海を越えた BABYMETAL LIVE AT WEMBLEY
 ~ ベビーメタルが世界のBABYMETALになった時





改めて、このSTAY HOME STAY MEATL
この世界同時配信によって、
ベビーメタルの名前だけで噂ばかりで何も知れない人が、
このウェンブリーの映像を観たら・・
いやはや、ぶっ飛んだだろうなあ、と。
空いた口が塞がらず、

これ?これなの、これが、ベビーメタル?
で、で、で、これが、本当に、日本の人たちなの・・・!?

まさか、そんなこと、こんなに凄いこと、
テレビでも新聞にも、これっぽっちもやっていなかったのに・・

そう、改めて言わせて頂く。

これが、これこそが、ベビーメタルなのだよ。
これが、これこそが、日本のアイドルが世界そのものを完全にぶっ飛ばした、
その奇跡パワーの、その真髄なんだぜ、と。

俺達はこれを観たんだよ、みちゃったんだよ。
しかも、生で、しかもLIVEで、しかも、いまにも手の届くような至近距離で。

それ以来、雷に打たれたように、そればっかり、そればっかり、そればっかり、なんだけどさ。

判って貰えたかな、そう、これ、これこそが、ベビーメタル。

なんだけどね、と、ふふふと笑う。

なんだけどね、実はこのベビーメタルの伝説、
その一番物凄いことってのが、

最新こそが最高! 

つまりは、このウェンブリー・アリーナ公演、

いやあ、これはこれで、最高傑作、これはこれで、見事なる完成品、なんだけどさ、

なんだけどなんだけど、

そう、ベビーメタルは、最新こそが最高、

そう誰もが口を揃える理由がなんであるのか。

そう、東京ドームは、そして、あの広島公演は、
そしてなにより、本日発売された、2019年LA:THE FORUM における、
全米初のアリーナ ワンマン公演、その正真正銘のSOLDOUT公演。
それがそれが、まさにもう、神憑りの神憑り、
この地球上で、これほど素晴らしいものはあり得ない!

それはもう、神憑りとか、神降ろしとかそんな次元のものじゃなくて、
天上界、銀河の彼方の、その神々の楽園での饗宴、
まさに正真正銘の女神様、そのもの。

そして来る5月の17日、
今年1月に行われた幕張メッセ公演、
その二日目の公演が、WOWOWで特別大公開!

そう、つまりは、このベビーメタル、
最新こそが最高、その伝説の神話を、いまだに継続中、
いまだに現在進行系の、まさに生きる女神、生き女神さま、そのもの。

なんだけどさ、なんだけどなんだけど、

なんだよこの、糞コロナのバカヤロウ、と。

せっかくのベビーメタルの世界ツアーが、
この糞コロナのたまに丸つぶれじゃねえか、

改めて、てめえ、このコロナのクソ野郎のバカヤロウ。

あっちいけ! 消えてなくなれ! 

頼むから頼むから、ベビーメタルの邪魔をしないでくれ!

いやあなんだけどさ、
今回の、BABYMETALのSTAYHOME STAYMETAL、
この自粛によって、命拾いをした人たち、実に多いと思うよ。

だってさ、もしももしも、ベビーメタルの執行部が、あの寅吉やらアヴェやらみたいな
てめえの損得以外には何も知恵が回らねえアフォ、
てめえさえ良ければ誰がどれだけ死のうが知った事じゃねえ
なんていう糞エゴイストであったとしたら、
まさかまさか、このコロナの渦中において、
反ロックダウンのワンマン・コンサート、
なんてやられちゃった日には・・

ベビーメタルには、この命預けます!
そんな筋金入りの命知らずなメイトばかりなんだよ。
ひとたびベビーメタルが参上とあれば、
コロナがなんだ、ベビーメタルのために死ねれば本望!
そんな筋金入りのアフォでもが、わんさかわんさの数万人、数十万に、
世界中を轟かせる大ニュース。
ともすればそれがクラスター化しては、
ベビーメタルのLIVEで数万人規模の一大クラスターが発生!
そんな世界の大惨事カタストロフィな状況に陥っていた筈なんだから。

改めて、STAYHOME STAYMETAL。
いやはや、命拾いしたぜ、と。

という訳で、待ち遠しいのはTHE FORUMその完全映像番と、
そして、幕張メッセのあの怒涛のジャングル・ロック、
あの人智未踏の魔境へと続く暗黒の桃源郷。

コロナがなんだ、ベビーメタルは永遠に不滅だぜ。

改めて、その感動の再会を実現するためにも、

STAYHOME STAYMETAL

生き延びましょう、なにがあっても、なにをしてでも!

それがなにより、我らが姫君からの、御心なのだから・・





という訳で、また例によって最後の最後に最後っ屁なのだがだが、

実は実は、今回のSTAYHOME第二弾、
その世界同時配信の中において、
実は実は、人知れず死ぬほど楽しみにしていた、
STAYHOME STAYMETAL
あの手書きメッセージ入りの黒塗りマスク。

あれ、あれ、あれさあ、あれだけ待ち望んでいたのに、
ここ米国では販売してねえでやんの、と。

思わず思い切りずっこけちゃって、
なんでなんでなんで、そんなエコ贔屓するんだよ、と。

あれあれ、あのすぅちゃん最愛ちゃんの手書きマスク、
あれあれあれ、死ぬほど欲しかったのになんでなんでなんで、と。

そのうち、またEBAYやらに模造品コピーが売り出されるのであろうか・・

コバさん’、あれ売ってぇ!
ここアメリカでも売り出してくれえええ!
欲しい、死ぬほど欲しかったんだお、あのマスク!!!

どなたか、ここ米国でも購入する方法ご存知でしたらお伝えくださいませ。

ではでは。







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プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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