Loading…

益子 悲しすぎる青空

Posted by 高見鈴虫 on 07.2012 旅の言葉
日本出張中の合間、
益子という村を訪れた。

そこには完璧な青空があり、
完璧な山々と、川と静寂があった。

風のそよぎも子供たちの歓声も犬の吠え声さえも、どこか遠くから聞こえてくるようだ。

こんな街で、
テレビを消してインターネットもメールも電話さえも捨て去ってしまって、
テニスとドラムと陶芸と読書と犬の散歩ばかりして暮らしてしまうってのも手なのかな、
とも思って見たのだが。

今となってはそれも絵空事

忘れてしまうのは勝手だが、
今こうしいるその時にも
目に見えず匂いもしない放射能の粒子が
さらさらと風に舞い陽光にまざり
降り注いでいるわけだ。

悲し過ぎるな。
帰る所などもうどこにもない、
という気にさせられた。

2012-10-07-XIMG_7993.jpg

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

月別アーカイブ

検索フォーム