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もうそろそろ不良しないと後がねえぞ

Posted by 高見鈴虫 on 23.2008 嘗て知った結末
あのさ、
かみさんが里帰りしている週の週末、
ひさしぶりに虎の子のモーターなんか持ち出して、
でふと眠くなったな、と思ったところで、
ケイからCHATのメッセージ。
元気?と。
ああ、元気。そっちはなにしてた?
なんて書きながら、
別れた男と新しい男のことをウンザリするほど書き巻くって、
で、話したいことがなくなった途端、じゃね、おやすみ、
とサインアウト。
あのなあ、と苦笑い。
で、これまでの会話の流れを最初から読み直して。
時間差でずれてゆく会話の倒錯に笑いながら、
なんだ、それでも割と会話になってるな、と逆に感心しながら、
しかしこいつ、あらためてどうしようもねえ奴だな、
とか思いながら、
なんかつくづく女って沼だな、と思った。
こすい計算ばかりしているくせに、
根本的なところで元データの情報が狂っているために、
どこまで言っても空まわり。
その元データの狂いっていのは、
すなわちは自意識過剰。
そう、自意識過剰すぎなんだよね、と。
まあそれは女に限ったことじゃないだろうけどさ。

という訳で、相変わらず騙されまくっているケイ、
これでまた、6ヵ月後、3ヵ月後、あるいは来月、来週かもしれないけど、
ああ、やっぱり駄目だった、
で、やらせたの?
え?もちろんしたよ。つきあってたんだもん。
あれまあ、となる訳で。
おもわず、
お前、やらせ損ばっかりだな、と。
でもさすがに
でも、そう言えば、おまえやらせると、すぐにお別れってケース多いよな、とは言わないけど。
つまり、こいつ、セックスにちょっと問題があるのだるうな、と。
なにか、とすれば実は俺はすぐに判る。
声が煩いのだろうな。ほぼ確信。
たぶん、物凄い声を出すのだろう。で、勝手に何度も行って、行く度に、イクイク・イッタイッタと喚き続けるのに違いない。
いかにもそういうタイプなのだ。
で、
なんとなく音楽があわねえな、とさっきから思っていて、
で、その選曲に嵌って、しばらく弄繰り回しているうちに、
そう、全ての音楽がはまらなかった、という訳で。
なぜか、つまり、そう、なんでかな、不良っぽくなかった、ってことだろうな、と。
これはとても悲しいことだ。
俺の好きな音楽が不良っぽくなくなってしまった、
というのもそうなのだが、
俺がそういう不良っぽくない音楽を聴き続けていたことに対してである。
つまりそれ、俺が音楽への興味を失っていた、ってことでさ。

で、そう、割と必死になって不良っぽい音楽を探して、
で、ふと、そう、むかしあいつにもらったCDを聴いてみようか、って気になって。
で、聴いてみたんだよ。
すごかった。本当に、物凄かった。
ああ、そうか、と思わず。
あいつ、それを知っていたんだな、と。
くそったれ、と思わず。
あいつのほうが不良ってことか、と。
つくづく格好いい奴なんだな、なんて、思わず。

俺は不良か?と改めて。
俺は、不良か?
答えは否、だな。不良じゃない。
もうちょっと不良しないか、と改めて。
そう、もうそろそろちゃんと不良しないと後がねえぞ、と。

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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