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ブルーヒーラー・オーストラリアン・キャトルドッグという犬 まずはその名前の由来から

Posted by 高見鈴虫 on 05.2012 犬の事情
オーストラリアの牧場には、ブルーヒーラーと呼ばれる牛追いの犬が居るらしい。

ブルーは青のブルー。ヒーラーは癒し系のヒーラー。
つまり、ブルーな気分を癒してくれる牧牛犬か、
というとそんなことはなく、
ただのスペル違い。

ヒーラーは、HEAL=癒す、ではなく、ハイヒールのHEEL。つまり足の踵。
青い踵野郎、という意味らしい。

このブールーヒーラーという犬種。

白、というよりは、銀色に近い光沢のある白の中に、
滲んだような黒い毛が混じっているため、
ぼやけた灰色、それが太陽の下だと、
青い空を反射してまさに青色に輝いて見える訳だ。

オーストラリアの広大な牧場において、
この青色に輝く犬が、牛達を追って走り回っている訳だが、
このブルーヒーラー、
牛を追うぐらいだからさぞかし巨大なのかというとそうでもなく、
サイズから言うと中型犬。柴犬と秋田犬の中間ぐらいの、
まあ、紀州犬と同じぐらい、であろうか。

姿形はちょうどシェパードをコンパクトにしたようで、
長く立てた耳にちょっと上を向いて尖った鼻、
ずんぐりむっくりに見える身体に長い尻尾。
ベントレーマークと言われる額に滲んだ十字の印と、
どこか驚いたようにも見えるどんぐり型の大きな目が
トレードマークになるようだ。

で、このブルーヒーラー、
身体は小さいながらその敏捷性とタフさが売り物で、
言うことをきかない牛どもをこれでもか、と追い回しながら
その鼻先に、そして後ろ足の踵に向けて、
目にも留まらぬ痛烈な一撃を加えては
猛牛たちの群れを自由自在に操る、という。

という訳で
このブルーヒーラー、別名をオーストラリアン・キャトルドッグ、
その運動神経とタフさ、そして牧牛犬を勤めるその頭脳は、
行動派のアウトドア野郎のバディには、
まさにうってつけの名犬である、
ってな話。

うーん、こう書いてみると、いかにもいかにも、
犬の中の犬、という感じで非常によろしいのではあるが、

が、しかし、
そう、問題は、
ここがオーストラリアの緑の大草原ではなく、
ニューヨーク・マンハッタンである、と言う点なのだ・・・・

コンクリートジャングルのそのど真ん中、
白い箱型の密室の中で、
そんな牛追いの犬と暮らす、なんて・・・
ちょっと考えてみただけでも、
その顛末がどうなるかぐらい、簡単に判りそうなものではないか。

という訳で、はい。
ご期待通り、予想通りの顛末、と相成ったわけで・・・・

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾歳月
世界放浪の果てにいまは紐育在住
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

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