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ベビーメタルとナチズムの美学 ~ メタ太郎たちへの心からのご提言

Posted by 高見鈴虫 on 11.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
各々方、
で、その後のベビーメタルの布教活動、
なのでごじゃるが、
実は実は、ここのところ、
ちょっとご難航、どころか、
いきなり、水をぶっかけられる、
そんな状況が続いていたりもする。

ベビーメタルで水をぶっかけられる?
なにゆえに、なにゆえに・・

そう、実は先日、またまたアップステート、
友人のサマーハウスを訪ねては、
バックヤードのバーベキュー・パーティ。

チャコールの煙の中をビールを片手に、
或いは、木陰のハンモックにまるまりながら、
或いは、緑の芝生のカーペットを夢中になって走り回る犬たち。
この絵に描いた幸せな午後の中で、

ふと、あれ?子どもたちはどこに行った?

と見れば、キッチンの窓の奥。

この晴天下、薄暗いリビング・ルームの壁を占める、
その巨大ディスプレイのこ神々とした光の中、
子どもたちがまるで、魔に憑かれたように、
一心不乱に見入っているその映像。

なにあれ?

あれ?ほら、この間教えてもらったベビーメタル。

ベビーメタル?

そう、うちの子達が大好きで。
事あるごとに、ああして。

そう、その顔つき。
喜ぶ、というのでもない、歌い踊る、というのでもない。
まさに、憑かれたように、恍惚と見入っている、のである。

なんか妙なのよ、うちの子。
部屋にひとりで篭っているからなにをしてるかと思ったら、
ひとりで頭を振っているの。

ヘドバンギャー?

そう、そのヘドバンって言うの?
音はイヤフォンで聴いているからなにも聴こえないんだけど、
なにも聞こえないひとりの部屋のなかで、
ただただ髪の毛を振り乱して振り回して、
あの姿、まるで悪魔に憑かれちゃったみたいで、
ちょっと、ぞっとしちゃったのよ。

うへえ、それ怖いかも。

でしょ?あの姿、傍からそのままメンヘラものよ。
エクソシストでも見ているような気になったわ。

下の子はね、踊り。
そう、あのベビーメタルの子たちに合わせて、
見よう見真似で。

やっぱり、ベビーメタル、女の子たちに人気があるんだよな。

それがね、人気があるって言うより、ちょっと変、なのよ・・

と、そんな時、ふと見れば、車座になっていた少女たちが、
いきなり弾かれたように立ち上がっては、テレビの前で行進を始める。

おーおーおー!

おっと、メタたろうか?

ねえ、ちょっと、とお母さん。

ねえ、言ったでしょ?その曲はやめて。おかあさん嫌いなの。

ただ、そんなことは知ったことじゃないとばかりに、
おーおーおーと腕を掲げて行進を続ける少女たち。

おーおーおー!めーたーたろ、めーたーたろ!

やめなさい!

いきなりつかつかとテレビの前に走り出た母親が、
リモコン、は、すぅめたる役の長女がマイク代わり。
なので、いきなり、テレビのスイッチを、バチン、と切ってしまった。

なにするのよ。

だから、嫌いなのよ、この曲。

メタたろう?

そう、この曲、大っ嫌い。

なぜ?

なぜって、あなたなにも思わないの?
この曲、ナチ、でしょ?

ナチ?

そうよ、このこたちの格好も、この踊りも、なにもかも、
これ、ナチズムよ、そう思わない?
ベビーメタルって、見ればみるほどそのナチズムっぽさが鼻について。
ねえ、あなたはそう思わないの?
ベビーメタル、この子達、これ、ナチズムよ。
わたしにはそう思えてならないのよ。






ポップスの聖人:矢野顕子 ~ 正真正銘の天才の姿に絶句と喝采を繰り返す

Posted by 高見鈴虫 on 11.2017 音楽ねた   0 comments
いやいやいや、そう、そう言えば、
と、後出しジャンケンになって非常に恐縮なのですが、
実は先日、ちょっと凄いアーティストを
ご拝見させて頂いちゃったのでござる。

そのアーティスト、名前は、矢野顕子。

まあそう、矢野顕子、知らない人はいないであろう。

ヤノアキコ?ああ、あの、ラーメン食べたいの?

そう、そのラーメン食べたいの矢野顕子さん。

また例によって友人の知人の、という関係から、
呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃん、
とイーストビレッジのジャズバー。
仕事帰りのスーツ姿のまま、
また例によって、
実は実は、音楽とは縁も縁りもない、
なんて方々に囲まれながらも、
果たしてこの矢野顕子さん、
まさにミュージシャンの為のミュージシャン、
その思い切りに手加減無しの音楽極道、その権現でありながら、
回りを囲んだ音楽とは縁も所縁もないさままざままな人達も、
押し並べてすっかりと魅了し尽くす、
そんな魔法のようなステージ。

その溢れんばかりの洒落ごころの中で、
思わず、絶句が大爆笑に、
その大爆笑が、ついには大喝采に昇華する、
そんな、珠玉の体験をさせて頂いた。

改めてこの、矢野顕子さん。

凄い。

まじで、この人、噂には聞いていたが、
確かに、そして、そのすべての噂を凌駕して、凄かった。

なにがそれほどまでに凄かったのか、その謎を、
これまでずっとずっと考え続けていた、のではあるが、
答えなど出るわけもない、
ただ、俺は全身全霊を持って断言できる。
矢野顕子こそは、正真正銘の天才である、と。





ニューヨーク 夜の果ての旅 ~ 八月の雨に叩かれて・・

Posted by 高見鈴虫 on 11.2017 日々之戯言(ヒビノタワゴト)   0 comments
夜更けの驟雨に叩かれながら、傘もささず。
出張用の巨大なバッグをゴロゴロと転がしながら、
ヒューゴボスのダークスーツもぐしょぐしょぐしょと濡れそぼり、
夏の雨だ、濡れて行こう、
なんてキザを気取るのもバカバカしく、
とめどなく込み上げてくる、
この憤怒と怨念の津波に揉まれながら、
思わず怒声を上げそうになる呪いの言葉。
見上げる目に雨粒が染みるレンガ色の摩天楼の谷底、
その底の底。
この半年間に渡る不毛な葛藤の末、
身体中から生気という生気がすべて流れ出していく、
そんな無力感打ちひしがれるばかりの夜の雨。

という訳で、まったくのご無沙汰である。
以上の様からご想像頂けるように、
まあそう、ぶっちゃけ、ちょっとまじで、
シャレにならない、ならなすぎる怒涛の日々が続いていたのだが、
ここに来ていきなり、幸か不幸か、
呪いのどら猫屋敷ともおさらばすることとなり果てた。






青年よ大志を抱け! 金狐たちよベビーメタルたれ!

Posted by 高見鈴虫 on 21.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
そっか、初日の黒狐から一転、赤いキツネではまさに、
会場中を美味しそうな香りがむんむん蒸れ蒸れであったさうな。
ってことは、その会場において、コバメタルはいつたい、どこでなにをしていたのか。
もしやもしやまさかまさかこの老若男女の隔離策は、
もしかしてあのそのこの赤いきつねさんたちをモッシュピットで独り占め?
それがそれがそれが目的であつたのでごじゃるかコバメタル殿、
とは穿った見方であることも百も承知でござるのではあるが、
いやはやはや、羨ましい、羨ましいのは神バンドの面々でごじゃる。
そう言えば、吾輩はどういう訳か昔から、
ことに女性ファンに人気のあるバンドというものには妙に縁が無かった、
のではごじゃるが、
実は実は実は嘗ての遠い昔、当時人気絶頂の頃のオエイシス、
日本語で言うところのオアシスをヌーヨークはローズランドという小箱に観に行った際、
またまた訳もわからずステージの目の前までしゃしゃり出た途端、
遥か英国からの遠征組、そのブリブリブリティッシュなうら若き女性ファンの親衛隊たちに囲まれては、
いきなり壮絶なモッシュの渦に巻き込まれては青色ならぬ桃色吐息。
その耳をつんざく黄色い歓声に両の鼓膜を破られながら、
それがもう右も左も前も後ろも上から下から肉肉肉、肉の横波縦波大嵐。
そのたわわたわわなこれ以上なく柔らかいお肉お肉お肉の圧縮の中で、
揉み揉み揉みしだかれては掻きむしられるだけ掻きむしられ、
いやはや、肉布団とは良く言ったものだわい、と妙なところで関心しながら、
そのバターやらチーズやらジェロやら訳の判らないフルーツ風味のコロンから錠剤から、
つまりはその若きフェロモンの濡れそぼつ汗の中で全身上から下までぐっしゅぐしゅ。
とまあそんなこんなで肝心なるオエイシスがなにをやっていたのか、
さつぱりとなにひとつとしてなにも記憶がなかったのだが、
もしやもしやコバメタル殿、あの赤いキツネの夜には、
まさかまさかそんな地獄ならぬ超極楽的なご経験をされておられたのかどうなのか。
とまあそんなしょうもない妄想に打ちひしがれながら、
いやあ羨ましくも恨めしいのは神バンド殿方。
がしかし、その真相はと言えば、
思わず頭から観客席に飛び込んで、どころか、
もしかしてそれってまさに赤面に赤面を重ねる苦行のような照れくささ、
ではなかったろうかというのは想像に難くなく、
まさに、幾千の若いお嬢様がたの熱い視線に晒されながら、
ともすればまるでステージの上で丸裸にされてしまったような透明感覚。
そんなご経験をされていたとすれば、
それってもしかして、ベビーメタルの三姫方も、
実は実は、あの黒狐の夜においてまつたく似たような状況にあつた筈なので、
うーん、考えれば考えるほどにこの企画、なんともなんとも、
いやはや妙な具合に、その本来のまーけってぃんぐ的な目的から、
ともすれば社会学はおろか生態学生理学的な領域にまで足を踏み入れる、
画期的な企画であつたのではと思うわけなのだが各方はどうお考えになられるのかと。

で、そう、言いたかったのはそういうことではない。



ベビーメタル 歴史の生き証人たちへ ~ いたたん・いたたんいまこの瞬間を! 

Posted by 高見鈴虫 on 18.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
えええ?
BLACK FOX FESTIVALに参戦してきました?
なんだそれ・・

ええ、あ、そうだ、そうそう、もうそういう日付であつたか。

いやあ、前のコーンとのツアーの終わった時のあの虚脱感。
ああ、これでまたしばらくベビメタちゃんたちともお別れか、
あの悲しみに打ちひしがれたまま、で、この次は、と思った7月18日が、
なんとももう、一万光年の彼方のように遠く遠く感じたものであったのだが。

そっか、そうだそうだよ、ベビメタ、遂にツアー再開か。

あのさあ、言っちゃ何だけど、ってまたしょーもない愚痴なんだが、

コーンのツアーが終わってからこの方、まじで、ろっくなことが無くてよ。

仲良しだった犬は死んじゃうし、毎日毎日糞暑いし、
仕事先では悶着続きで崩落寸前。
そろそろ年貢の納め時かと、
毎夜毎夜寝静まった頃になっては人知れずレジメの改竄作業、
まさにこれ、溜息に次ぐ溜息ばかりの日々。
ああ、俺の人生、こんなことが一生続くのかよ、
と踏んだり蹴ったりなところを持ってきて、
挙句の果てに友人の一人が死にかけては救急病院で緊急手術、
なんてことまで起こって・・

いや、ただ、それが、ベビメタとなんの関係があるのか、
と言えば、ぜんぜん関係ない筈なのだが、

改めて言わせて貰えば、ベビーメタルのON時とOFF時、
そのエナジーレベルの差と言ったらなくてさ。

ベビメタがライブやってる時にはもう連日連夜、
寝ても覚めても超絶ハイパー状態で、
うるせえどら猫も腐った黒人も跳ね飛ばしては、
セイヤ・ソイヤのおはようウエイカップ。
いたたん・いたたん、今この瞬間を、
と、調子の良いことこの上ないのだが、
それが、そう、シーユー、とされてしまった途端に、
どおおおおおおん、とばかりの穴の底。

これはもう、立派な躁鬱というよりは、
まさにバイポラ・ディスオーダー:双極性障害。

で、その特効薬は、と言えば・・・

という訳で、おおお、やって来たか、救いの神!

いやあ、もうねえ、このベビーメタルの新たなニュース、

これが飛び込んで来た途端に、元気百万倍!

つまりはそういうことか。
俺はもう、ベビーメタル無しでは駄目なんだな、ということなのだが、
いや、そう、だったら、尚更、
ベビーメタル、ずっとずっと、演っていて欲しい。
そうすれば一生に渡って元気億万倍、
棺桶入るまで思い切りぶっ飛ばせるじゃねえか、と。

という訳で、この長き洞窟の底から、
一挙に土砂崩れが起こっては頭上にぽっかり空いた眩い閃光に包まれ、
これぞまさに、ベビーメタル DIVINE! 

思わず、帰ってきたぜ!と。









ベビーメタルのフラストレーション ~ ニューヨークの残念な人々

Posted by 高見鈴虫 on 09.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
一足お先に夏本番のニューヨーク。
先の独立記念日の祝日を挟んで、
連日繰り返される大小の野外バーベキュー。
普段から犬の散歩にかまけてばかりいる不義理の落とし前に、
犬の参加が許されることを条件に、
そこかしこへとお礼参りの出没を繰り返しているのであるが、
で改めて、そこで出くわすバンドマン崩れたち。

いまとなっては、見る影もないほどまでに、
その脂ぎった赤ら顔から、
弛んだ腹にどう見ても似合わないその休日仕様のスポーツウエアからと、
押しも押されもせぬうだつの上がらないおっさん風情。
そんな、一見して見るからに温和そうな好々爺、
そのおさんたちの口から、酔いが回るほどに次から次へと飛び出してくる
その、あまりにも凄まじいばかりの武勇伝の数々。

いまとなってはすっかり殿堂入りを果たしたあの歴史的な大御所の、
サポートメンバーとして全米をツアーした、なんて話から、
全人類の文化遺産のような偉人たちと共演した、その稀有な経験談から、
そして、聞いてみれば、今もなお、人知れずにステージに立ち続けている、
そう、そんな輩、ばかり、なのである。

そう、ここはニューヨーク。
たかがバンドマン崩れ、とは言うものの、
日本においてはそれなりに大御所であったり、
あるいはそう、ここニューヨークという、
まさにバケモノ的なまでに、世界中からの才能の密集する、
まさに、パフォーマーたちにとっての聖地。
そんな世界の最高峰に対して、本気の本気でガチンコの勝負を挑んだ、
その気概だけは、歳老いたとは言っても、やはり並々ならぬものがある。
そんな曲者ぞろいのニューヨーカーたち。

いやはや、またまた色々と、面白い話を聞かせて頂いた。





哀愁のラヴァーボーイ ~ アッパーウエストサイドのちょっと洒落にならない朝の光景

Posted by 高見鈴虫 on 01.2017 犬の事情   0 comments
起き抜けのシャワーに濡れた髪をタオルで乾かしながら、

なんか、サリーが逝ってしまったこと、
実感が沸かなくてさ、と呟いた途端、
かみさんの顔つきが豹変していた。

なにを言ってるの?
あなたも自分でブッチの散歩させて見れば、
実感どころか、嫌というほど思い知らされるわよ。

そんな謎の言葉を叫びながら、バタンとドアを閉めたきり、
ベッドルームに閉じこもってしまったかみさん。

閉じられたドアの前で、ねえねえ、開けて開けて、とノックを繰り返すブッチが、

やれやれ、とへらへら笑いをしながら俺を振り返る。

あの、どうでも良いけど、俺、会社に行く時間なんだけど・・

だがしかし、かみさんは頑としてドアを開けてくれない。

まったくもう、この強情者が・・

ただそう、昨日も深夜までの残業明け、
このところ、またまた仕事を理由にすっかり犬の散歩を押しつけてしまっている今日このごろ、
連休前のこの間の抜けた金曜日ぐらい、たまには遅出をしても罰は当たるまい。

という訳で、今朝の散歩は急遽、俺が代行仕ることになったのだが、

喜び勇んだ我がブッチ君、アパートを出た途端、意気揚々と、
いつものセントラルパーク、とは逆の方向に勝手に歩き始める。

あれ?パークに行くんじゃなかったのか?芝生の丘でみんな待ってるぜ。

だがしかし、ブーくんは既に、全身から断固たる確信を込めたその足取り。

ああ多分、今日はまたドッグランに向かおうというのか。
だったらそう、そのまま川沿いのカフェで優雅にご朝食、なんていうのも悪くない、
と思いきや、リバーサイドへと向かう角のデリカテッセンに来たところで、
そんな俺の胸算用を嘲笑うかのように、くるりと右に折れては、
振り返りざまに、ニカっといつもの大笑いである。

むむむ、この笑い、絶対になにかあるぞ、と過ぎった嫌な予感。









さらばムスタング・サリー ~ これ以上ない初夏の青空の下

Posted by 高見鈴虫 on 30.2017 犬の事情   0 comments
やあ、取り急ぎ、ご報告だけ。

6月26日サリー永眠。
これ以上ない初夏の晴天の中、サリーが逝った。

新療法に訪れた専門医において、改めて精密な検査をした結果、
脊髄への転移が認められた、という。
痛みのない膀胱癌と違い、脊髄腫瘍は始終信じられないほどの激痛を伴う。
これ以上の治療を続けては、麻酔薬と激痛の狭間で生きさらばえるよりは、
この幸せな笑顔のあるうちに、安らかに眠らせたほうが、との判断であったと聞いた。

十年あまりに渡ってこの近辺を震え上がらせて来たムスタング・サリー。
その悪名の高さからすれば、あまりにも呆気ない幕引きであった。

心の準備ができたら必ず挨拶に伺う、と結ばれたメッセージを呆然として目で追いながら、
まるで身体中の力という力が、へなへなと消え失せてしまうような、
やるせない脱力感が身を包んだ。

そうか、と深い溜息をついた。
サリーのやつ、なにも言わずに行っちまったんだな。

その事実を知ってか知らずか、
普段であれば、9時を過ぎる前からいそいそと散歩の準備を始める筈のブッチが、
今日に限ってベッドに寝そべった切りで、起き上がる素振りも見せない。
9時半を過ぎて、猛犬仲間の面々から連絡が入り始めた。
ドッグランで待っている、という。

散歩と聞いてようやく身を起こしたブッチが、
それでも意気揚々と公園の坂道を下る姿を見ながら、
木立の向こうのドッグランから響いてくる犬たちのはしゃいだ吠え声が、
罰当たりな気もしながら、サリーを除くいつもの面々は、
今日も相変わらず元気いっぱいでドッグラン狭しと走り回っている。

言い出し憎い言葉につまりながら、サリーがね、と言いかけては、
ああ、判っている、とその続きを遮った。

そしてサリーのいないドッグラン。
いつの間にか、我らが猛犬パーティの連中は、すっかりと奥のベンチの一角、
そして既に、ドッグランの主役は、若さと無邪気さを身体中に漲らせた、
若々しい子犬たちに変わっていた。

普段の猛犬仲間であった犬たちも、そしてその飼い主たちも、
一様にどこか気の抜けた風に、お互いに顔を見合わせてはため息ばかりついている。

呆気なかったね。
ああ、まあ、そういうものなんだけどね。

所詮は犬、という言葉が出かかった。
そう、所詮は、犬、なのだ。
犬死に、とは良く言ったものだ。
そう、犬は、まさしく、犬のように死ぬ。
なにも成し得ず、なにも求めず、なにも残さず。
今日一日を思い切り走り回っては、食べて、寝て、そして目が覚めた時、
再び、ご飯か、あるいは散歩をせがむ。
そう、所詮は犬。犬の一生なんてそんなもの。
それ以上でも以下でもなく、
そこになんらかの意味などをでっちあげる必要などなにもない。

そう、所詮は犬、犬なのだから。

言葉を失ったまま、ベンチにへたり込んだ飼い主たちの前で、
何も知らない風の犬たちは、またいつもと同じように、ボールを追い、
そしてオヤツをせがみ、そして好き放題に走り回っては、
フェンスの向こうを行くスケボーのガキ共にはしゃいだ吠え声を響かせている。

サリーの死を知った時から、俺の頭の中には、
妙なことに、古いゴスペルのメロディが流れ続けている。
それは例えばこんな歌。







ベビーメタルの鳥肌ライブ映像! ~ BABYMETALこそは史上最強最凶のライブバンド也!

Posted by 高見鈴虫 on 24.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
ちーっす、ちょっと急いでるので、珍しくあっさり短文。
今夜のギグまでの済ませておかねばならない野暮用がある。

という訳で、いきなし本題。

お送り頂いたこちらの動画、
先の ハリウッド・パラディアムでの映像。





この、熱気、この圧縮、このこのこの、人の海!

これ、凄いぜ、本当にまじで、凄い!鳥肌びしばしもの。

ありがとうございます、感謝感激DEATH!

消されぬうちに、全メイト間、共有きぼんぬDETAH!




四人目のベビーメタル降臨!~ 老若男女がラブラブ・パワーで大狂騒!全世界ブレイク直前DEATH!

Posted by 高見鈴虫 on 22.2017 BABYMETAL☆ベビーメタル   0 comments
ちーっす、来る日も来る日も、未曾有の快進撃の続く我らがベビーメタル!
本日はこれから、三連戦の最終日ですね。
三日連続でライブ?しかも移動続きでしょ?
そんなに頑張って大丈夫だろうか、とは思いますが・・

ただ、そう、俺も19歳20歳の頃って、
週三日から四日はなんだかんだでギグが入っていて、
で、その他の日には必ず練習スタジオ、
ってか、スタジオに住んでいた・笑

そう、バンドマン、つまりは楽器を演奏するのが生きる糧の人々。
ライブがあろうが無かろうが、なんらかの形で演奏、あるいは練習は続けている訳で、
ドラマーに関して言えば、
盆暮れ正月、たまの休みで練習をサボったりすると、
逆に手が足が腕が肩が、身体中の筋肉がパンパンに張ってしまったりして、
そう、一日たりとも練習を休む訳にはいかないのはミュージシャンの宿命。
ただ、ライブの日にはリハと本番だけでそれなりに達成感とかあるわけなので、
普段の練習日に比べてはむしろそのほうが楽、というか、
そう、どこかの体育会じゃないですけど、
いやあ、今日は試合日なので休める休める、みたいな・笑

そう、普段の練習をそれぐらいみっちりとこなしていなくては、
本番のステージであの実力は出せない、と信じる訳で、
ライブはまさに、普段からの練習のご褒美。
鎖から解き放たれたステージの上で、
思い切り楽しませて貰います、という感覚の方が強かったです。

ただ、本番で下手なギグをやってしまったりすると、
その後、すっかりと自己嫌悪。
で、夜更けのスタジオに戻っては、悔し涙で自己練やりなおし、
なんてこともやっていた覚えがあって。

そう、そうなんですよ、楽器が手元にないと、どうにも落ち着かない。
始終音楽を奏でては、音の中に、ビートの中に、
浸りに浸りきっていないと、逆に不安になってくる、
そう、バンドマンって実にそんなもの。

なので、はい、
この見るからに楽しそうなチーム・ベビーメタルの面々も、
もしかしたら多分、そんな感じ。
普段からの厳しい修行から開放されて、
カリフォルニアの青い空の下で思い切り羽を伸ばしては、
で、いざ本番は、と言えば、そのパワー全開で超ウルトラ大爆発!
そんな楽しい楽しいベビーメタルのツアーがまだまだ続きますね。

で、そう、そう言えば、昨日のイングルウッドのTHE FORUMの演奏、
ご覧になられましたか?

2017/6/21 コーンUSツアー・イングルウッド公演 BY まるぅさん






  

プロフィール

Author:高見鈴虫
日本を出でること幾年月。
世界放浪の果てにいまは紐育在住。
人種の坩堝で鬩ぎ合う
紐育流民たちの日常を徒然なく綴る
戯言満載のキレギレ散文集

*お断り 
このブログ記事はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません藁

©終末を疾うに過ぎて...
無断丸々転載・そのまま転写はご勘弁ちょんまげ

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